赤城山ヒルクライムの本ブログを執筆する前に今シーズンの振り返りを簡単に。
【2017ハルヒル-本番】冠を戴く蒼き翼 - 最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記
目標:48分→本番:50分22秒
【目標達成ならず】
6/10 富士ヒルクライム
【2017富士ヒル本番】雄弁は銀、沈黙は金 - 最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記
目標:1時間15分→本番:1時間13分35秒
【目標達成】シルバーリングGET!!
8/6 たかはらやまトライアスロン※オマケ
【2017たかはらやまトライアスロン本番】涙の数だけ強くなれるよ - 最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記
目標:3時間→本番:2時間48分54秒
【目標達成】オマケなのに今シーズン1番キツかった・・・
8/27 マウンテンサイクリングin乗鞍
【乗鞍HC2017】日本最高峰 - 最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記
目標:1時間20分→本番:1時間16分14秒
【目標達成?】チャンピオンクラス出場権GET!!!→いや、出ないけどね!!
ということで、さあどうなる2017年第7回赤城山ヒルクライムのはじまりはじまり〜
あ、スマホなんていう文鎮は家に置いてきたんで(当たり前だよね)、写真は1枚もないけど、そこは豊富な語彙力でカバーしていきたいと思います。ハイ。
シーズンが始まる前に立てた2017年の最終目標が私が愛する赤城山で行われる赤城山ヒルクライムでの1時間10分切り。いわゆる60分台。
昨年1時間11分59秒とわずかに?及ばなかったこの記録。
(まあ、去年は諸事情により最終グループからの全区間単独走だったけどね!!)
【赤城HC-2016本番】決戦 - 最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記
これまでの試走での最高タイムは1時間14分56秒。一応、本格参戦した去年を含めても一番良いタイムである。
「先生〜!!本番で5分も早くなるものなんですか〜??」
あーいい質問だねー
本番は信号もノンストップだし、比較的勾配が緩やかな区間は集団での風避け効果もあったりするんで普通にやったら3〜4分は縮まるかね〜
そう・・・〝普通に〟やったらね・・・
9月24日(日)
午前6時50分
〜 第二グループレース開始15分前〜
あ〜やっと着いた〜
いや、おせーよ!!
家が近いから大丈夫だろという舐めプレイ。社長出勤ならぬマイヨジョーヌ出勤ですね。
そして既に第二グループの選手待機場所には長蛇の列が。
良いタイムには良いポジション。
わかってはいるのだけれども、こればっかりはどうしても。
だって何時間も待つのヒマなんだもん!!
と、無理やり自己肯定しながら待機列の最後尾の方にしれっと自転車を置きました。
そして(当たり前ですが)すぐにスタートのアナウンス
特に緊張とかはありません(嘘)
緊張するとか練習不足の証ですよね(大嘘)
あ〜
やっべ〜
オラ緊張してきただ〜
午前7時05分
〜第二グループレーススタート〜
300人超?が一斉にスタート。
自分のスタートポジションは
前
■■
■■
■■
■■
■□←自分
後
こんな感じ。
ただヒルクライムレースは前にどうしても行きたい人が必ずいるので、その人の後ろにピッタリとつき、計測開始地点までに一緒にポジションをあげます。
ハイ、いわゆるこれが無賃乗車(キセル)ですね。
お代は感謝の気持ちです(鼻くそホジホジ
午前7時10分
〜上細井交差点:計測開始地点〜
乗鞍ではガーミンのスタートボタンを押し忘れるという初歩的なミスを犯したので、ここはしっかりと押下。
ちなみにヒルクライムにおいてレース序盤はテンション上がって飛ばしすぎてしまうんで抑えて走るっていうのが鉄則である。
そんなの頭ではわかってる。
でも
このはやる気持ちは誰にも止められない!!
頂きは俺のものだぁあああ!!!
この感覚、好きですね。ハイ。
微妙に無理しつつ、ゆるりとポジションをあげます。
午前7時17分
〜富士見大鳥居(3.3km地点):計測開始後7分経過〜
ちょくちょく加速する人の後ろにつきながら集団でのポジションは(たぶん)全体の中ほどに。
集団の真後ろあたりに位置して走ると、本当に楽に進めます。しかも単独走より全然早い。
よく、ヒルクライムって大会に参加しなくても本番と同じコース走ればいいだけじゃん!とか言う人もいる気がしますが、この集団の一体感とか味わえないなんてもったいないですよね。
しかもアドレナリン出まくりますからね。
ただ、集団で進む(もしくはレースだから?)と勾配の変化に多少鈍くなる気がするので、試走の感覚を大事にこまめにギアチェンするよう心がけました。
赤城山は地元なので、ギアチェンをどうするかはもう完全に体が覚えてますね。
例えるならスーパーマリオの1ー1のステージを画面見なくてもクリアできるくらいやりこんでる感じですね。
ハイ。
ちなみに自分はこの鳥居過ぎた次の坂あたりでもうインナーに入れてしまってます。
結構好み分かれますよね。
午前7時22分
〜畜産試験場(5.6km地点):計測開始後12分経過〜
ここら辺でポジションは全体の中でいうと中ほどよりだいぶ前の方へ。
いや数えてないから感覚的にだけど。
充分に試走できてない人も多く参加してるのか、ギアチェンは自分の方が周りよりワンテンポ早く切り替えられるため、出だしの早さでどんどんポジションをあげていきました。
レース開始直後は団子になって進んでた他の参加者も旧料金所前くらいまでには前にスペースがあるように感じられたので、だいぶ好位置にいられたと思います。
いや、そりゃトップ集団はもうこの時点で遥か彼方だと思いますけどね!!
午前7時32分
〜旧料金所(8.9km地点):計測開始後22分経過〜
時間的に3分の1の目安となる旧料金所を22分通過。
自分史上最速の記録である。
しかもほぼ人の後ろについていたので疲労も少ない。
試走で出した1時間14分56秒の記録はこの旧料金所まで27分であった。
ここまで5分短縮。
1時間10分切りは固いか・・・?
いや〝念には念を〟や。
〝アレ〟発動しとこか・・・
おっと・・・
もう発動しとるんやったっけ・・・
ヒッヒッヒッ・・・
《冒頭シーン;回想》
「先生〜!!本番で5分も早くなるものなんですか〜??」
あーいい質問だねー
本番は信号もノンストップだし、比較的勾配が緩やかな区間は集団での風避け効果もあったりするんで普通にやったら3〜4分は縮まるかね〜
そう・・・〝普通に〟やったらね・・・
レースには機材の『重さ』も重要になってくるんだ。
赤城だとだいたい1kgで1分くらいは違うんじゃないかな〜
「へぇ〜先生って物知りなんですね〜」
(いや、Yahoo!知恵袋に書いてあっただけだけどね・・・)
《回想あらため茶番終わり》
そう!!
ヒルクライムレースにおける重要な要因(ファクター)が『機材の重さ』!!!
自分はこれまでの試走全てに2kgの『おもり』をつけて走っておりました。
(クソ重い鎖の鍵ですね。盗難防止にもバッチリです☆
しかもこれまで〝一度も〟外したことがないんやで・・・
ヒャッホーウ!!!
加速するでぇ〜!!!!!
重力に逆らうヒルクライムレースにおいて、重さは速さに直結する。
それは単に重さだけの概念ではなく、精神面にも効果を及ぼす。
2kgの重さを外し、物理的に軽くなっただけではなく、本番当日フルパワーで走れるという〝意識〟におけるおもりまでも外せるのである。
※もちろん全て自論であり、全ての方の効果を保証するものではございません※
脳内ギャラリーA「あの328番、ここまで足をためておいて斜度のあがるこの森林区間に入ってから加速したのか!?」
脳内ギャラリーB「ああ。ふつう勾配がキツくなると気持ち的にもスピードが緩みがちになるがあの328番・・・なんて登坂力だ・・・」
とっておきは本番当日までとっておくもんなんやで、石垣くぅ〜ん
午前7時55分
〜姫百合駐車場(15.1km地点):計測開始後45分経過〜
ここまで45分
順調だ。
姫百合駐車場を過ぎれば九十九折り区間に突入し、アウトコース側の斜度は緩やかになる。
ただ、赤城山の場合、斜度が〝緩くなり過ぎる〟傾向がある。
つまり自分の中に〝甘え〟が発生し、スピードが落ちてしまう。
赤城の九十九折りはインアウト関係なく、最短直線コースで攻める。
これが私の自論だ。
(速いかどうかは知らん‼︎)
そして15kmを漕ぎ続け、筋肉は疲労している。
前述の最短コース直進もあり、パワーが必要になるこの九十九折り区間はダンシングを多用する。
通称『九十九折りの舞い』
※今つけました
九十九折りとは〝ダンス〟なのである。
逆をいえば、この区間充分にダンシングできるようここまではシッティングで我慢しなければならない。
九十九折りの始まりと終わりには下ハン持って、バイク揺らして、ダンシング。
フレッシュな筋肉を意識して、失速を阻止するのである。
ちなみに、この九十九折り区間は55番カーブが空が近づいてる感じがして一番テンションあがるよね!!
午前8時10分
〜一杯清水バス停(18.7km地点):計測開始後1時間経過〜
残り2km
微妙に座る位置やシューズの角度を変えて、全ての筋肉のうち、使える筋肉を探し、総動員する。
赤城山は距離が長いので、同じ乗り方だとすぐに筋肉がへばってしまう。
私はダンシング含め5通り(全て微妙な変化ですが、意識して使い分けてます)の乗り方を自ら編み出し、それぞれの区間を攻略している。
でも、残り2kmとなるとあとは〝気持ち〟だよね。
残り3kmからスパートかけられる人は尊敬しますよ。自分は精神力が持ちません。
そして、自分のお気に入りの55番カーブを
そぉ〜れぇ!!!
と弱ペダの真波くんばりにギアをツークリックし、残り1.5kmのロングスパート。
飲み物を一口含み、残りを全て捨てる。
マラソンの高橋尚子選手がサングラス捨てるみたいな(古い?)、自分なりのスパートの合図(ジンクス?)ですね。
タイムを見る余裕など無い。
あとは全身全霊をもってペダルを漕ぐのみである。
午前8時過ぎ
〜ゴール地点(20.8km)〜
残り1キロという声とともに、悲鳴をあげる体にムチ打ってもう一度加速し直し。
レース中は前しか見ておらず『残り1キロ』の看板がデカデカとあったのに気づいたのは帰りだったので、こういう声かけは有難いですね。
頑張れる気がしますし!!※頑張るとは言っていない
最後の九十九折カーブを過ぎて、あとはゴールまで一直線の300m
あ、そうや・・・
さっき〝5通り〟の乗り方使い分けて赤城登る言うたが間違いやったわ・・・
ゴールスプリントあるから正確には6通りやわ!!!!!
敬愛する御堂筋先生をモデルに、体を前のめりにしたダンシングで、これまで使ってこなかった筋肉を意識し、ゴールゲートへ自らを叩き込む気合いでペダルを踏み込む!!!
練習では100mくらいしか踏み込めなかった。
むしろ疲れて失速した。
でも今日レース本番でしょ?
自分史上最速タイムでしょ?
行けるって!!
俺の体がそう言ってるんだ!!!
出ろぉおおアドレナリン!!!!!
グッ!!!
ハイ、ゴールですね。
全力出し過ぎたので、倒れるとヤバいと思い、とっさにギアを一番軽く。
手元のガーミンを見ると
1時間07分02秒!!!
押し忘れがあると怖いと思い、早めにスタート押したので1時間7分切りは確実でしょう。
自分は前述の通り、預け荷物はない(所持品家のカギのみ※裸持ち)ので、そのまま下山誘導列へ。
下山は実業団の選手の人と同時くらいで、早めに降りてくることができました。
というか途中ゴール地点までの登り
下山先導カーよ・・・
登り早すぎぃ!!!
実業団選手がついていけてないぞ!!!
などと運営のお茶目さにほっこりしながら、スタート地点まで降りてきて、早速完走証の受付へ。
そして公式記録・・・
1時間06分53秒!!!!!
試走より8分短縮とは、やりますなお主。
勝利の余韻に浸っても良かったのですが、タイムが想像より良かったため、参加賞をもらい、逆にすぐに帰りました。
家に帰ってから記録速報を見ると
自分は年代別で16位という好成績でした。
(赤城は実業団も走るから必然的に順位が良くなる、とかいうのは禁句だからな!!)
まとめとして、
今シーズン途中初トライアスロンに浮気などしつつも、自分なりに一生懸命頑張ってきました。
練習量(というか赤城山試走回数)は昨年より減りましたが、いろいろなことがわかってきて効率的に練習出来たのかなと思います。
そして、何より自分を支えてくれた家族・・・ではなく、
明治のザバス
にこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。←えw
いや〜これ牛乳で割るとマジ美味いんですわ〜
とりあえず私の人生の目標であった赤城山ヒルクライムの60分台はクリアしたので、来年はクリテリウムとかもいいかなとか思ってます!!(飽き性
反省が全くないわけじゃないですが(遅刻してスタート後方になるとか)、良くやったと思います。
とりあえず
お疲れ様でしたー