4/14(日)【ツールド八ヶ岳】モズの早贄(はやにえ)
皆さんは『モズ』という鳥をご存知だろうか。
知らない人はwikipediaででも調べてほしいが、
親切な私が解説してあげると、
小型鳥類の仲間で、昆虫・カエル等を捕食し、体は小さいながら性格は荒いといわれている。卵は暖めて2週間ほどで雛が孵り、また卵から生まれた雛は同じく2週間ほどで巣立つという。
また『もずのはやにえ』という珍しい習性が有名で、捕獲した獲物を(時には生きたまま)木の枝にぶっ刺し、保存しておくという。
某漫画のラモットの元ネタの動物というとピンとくる人もいるのではないだろうか。
NHK ダーウィンが来た!をやるつもりはないのでモズの紹介はこれくらいにしておくとして、
つまり何が言いたいか。
私はモズのようになりたいと常々思っていたのだ。
前述の通りモズは『はやにえ』が有名だが、それ以外にも我々がお手本にすべき生きていくうえでの知恵を持っている。
それは他の鳥類に比べて、まだ寒い時期(2月くらい)から繁殖・子育てを始めることである。
寒い時期だとモズの外敵となりうる蛇はまだ冬眠していたり、大型の鳥類の繁殖時期(=活動時期)ともズレる。
そう、私のような冬は寒いから自転車に一切乗らない弱小ロードバイカーはまだ他の強豪ロードバイカーが外で活動を始めないうちに身体をある程度仕上げておき、春先には並のヒルクライマーと遜色ない程度...いやそれ以上には山を登れるようにしておかなければならない。
例年私は5月中旬のハルヒルをシーズンのスタートの目安としているのだが、
今年は富士ヒルクライム1時間5分切り(ゴールドリング獲得)という前半戦最大の目標があるので、例年より早く仕上げる必要があるのだ。
これは今までの経験からだいたい3ヶ月あれば前年の90%くらいの力は取り戻せる計算である。
しかし、ただ早めに仕上げるといっても人間目標がないと頑張れないもの。
そこで4月半ばに開催されるツール・ド・八ヶ岳に今回初参加する運びとなったわけである。
FTPは直前にzwiftで計測した230w/体重66kgほど。
昨年最後ら辺は260w超/体重58kgくらいあったのかな?
また大会2日後にはなるが、赤城山を登ってみたら1時間19分(姫百合まで54分半)ほどであった。
仕上がりはそんな感じ。
正直秋冬全く自転車に乗っていない割には上々の立ち上がりだろう。
4月のこれまでの自分と比較すると異次元の速さである。
ちなみに今回ツールド八ヶ岳は直前に降った雪の影響で全カテゴリがハーフコースでの開催となった。
せっかく参加するのでフルコース走ってみたい気持ちもあったが、まだ長距離にも慣れていなかったのでちょうど良かったのだろうか。
ということで本番当日。
数日前に降った季節外れの雪の影響で、コース上は完璧に除雪されているものの、道路の脇には残雪がかなりあった。
そして寒い。
私暑いのは大丈夫なのだが、寒いの嫌いである。
天気自体は晴れだったので、トップ勢は半袖ジャージやアームカバーをつけた装いが多かった。
自分は空気抵抗バリバリの上下冬用裏起毛ジャージでの参加である。
そして、アップもなし・サプリもなし・前日からの食事も適当・決戦装備は何一つ投入しないという、なんか今まで参加したヒルクライムの中で1番気楽に参加できた気がする。
なんかレース志向を引退したらこういう気持ちで大会参加もいいのかもね。。。
ダメだね!
歳とると涙もろくなってきて!
名物の?よくしゃべるオジサンの挨拶が終わり、ウェーブごとにスタート。
計測開始地点のマットとかなかったからスタート時間=計測開始時間なのかなとか思ってみたり。
先頭集団がスタート直後に一斉に加速したのを
あ、これ無理なやつだ。
と2秒で見送り、ひとり旅へ。
ひとり旅とは書いたが、ハーフコース15kmの間、14.5kmくらい誰かの後ろにつき続けたのは内緒である。
やはり今シーズン初大会ということで、体がなまっているのか15kmでも距離が長く感じる。
ハーフコースは最後斜度が緩やかになるので形だけのラストスパートをかけ、無事ゴール。
ハーフコース記録 48分59秒
50秒台ギリギリに定評のある自分としては上々のタイムであろう。
ただこんな寒い中この大会に参加するやつはそれなりに乗ってる人が多いのか、自分としては悪くないタイムだったはずだが、
23位/出走36人中と上位50%にも入れない結果だった。
みんな速すぎ。
リザルトを見てみるとハーフコースではトップは40分切り、6位入賞でも42分切り程度が必要らしい。
また風の噂によると富士ヒルゴールドリングのラインはハーフコース42分程度が必要とのこと。
あと2ヶ月でそこまで上げられるかどうかというと微妙なところ。
というかかなり怪しい気がする。
有名な各ヒルクライム別タイム比較の画像では
富士ヒル 1:05:00
‖
ハルヒル 0:42:00
‖
赤城山 1:00:00
という大雑把なタイム比較がある。
個人的には、富士ヒルと赤城山ヒルクライムは3ヶ月以上開催期間が離れているので、赤城山は若干タイム盛り盛りな気がする。
私の認識だと
直前に赤城山を1時間5分切れれば富士ヒルも1時間5分切れる気がしてならない。
大会は集団走の効果や決戦仕様によりレース距離が長く比較的なだらかな富士ヒルや赤城山はその恩恵を受けやすく、練習では単独で直前赤城山を1時間10分切れるような感じで富士ヒルまでに詰めていければ良いと思われ。
またキツい減量と質の高い練習が求められるってばよ...
ただ、今年は減量はそんなにしなくてもいいんじゃないかと考えてみたり。
昨年は減量を最大限楽しもうと色々なものを食してみたけど、やっぱり長期間はもたないし、精神的にも良くない気がするので。
富士ヒルまで残り2ヶ月で
体重60kg (現在66kg)
パワー260w (現在230w)
目指してがんばんべ〜
、、、これゴールド厳しいかも><