最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記

赤城ヒルクライムを舞台に行われる最強のブログです

2024アイアンマンジャパンみなみ北海道【I wanna be the IRONMAN】

 

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↑こっちじゃないやつ

 

 

アイアンマンが〜

 

 

 

9年ぶりに〜

 

 

 

日本にぃ〜

 

 

 

やってぇ〜

 

 

 

 

 

くるぅ〜

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はい、ということでトライアスリート憧れの大会堂々第1位アイアンマンですが、これまでは出場するためには台湾とかケアンズetc...に行くしかなく、英語が喋れない僕ら日本人にとって中々ハードルが高かったわけですが、今回我らが道産子、北海道(北斗市木古内町)がやってくれました。

同じく北海道の洞爺湖でやってたのが9年前らしいですからね。本当に久しぶりです(といいつつ僕はトライアスロン新参者なのでよく知らんけど

 

 

そんな久しぶりのアイアンマンですが、僕はというとオーストラリアのトライアスロン・ロングディスタンス世界選手権から3週間と難しい調整を強いられました、はい〜

 

 

ただ憧れのアイアンマン、

出るからには目標はでっかくサブ10(10時間切り)と、

走り終わった今ならわかる、壮大すぎる目標を掲げて参加することを決意。

※ちなみに今回の大会でいえば全出場者(完走者?)1324人中、10時間切りは16人(日本人10人)で達成率1%以下という狭き門だったようです。

 

いやーなんかサブ10いける気がしてたんや...

 

でもこういう根拠のない自信って大事なんや...

 

 

でもね、10時間切り難しそうっていうけど

 

スイム3.8km

1時間10分(1:50/100m)

トランジット(スイム→バイク)

5分

バイク180km

5時間10分(Ave.約35km/h)

トランジット(バイク→ラン)

3分

ラン42km

3時間30分(約4:58/km)

※バイクとランに比べてスイムが明らかに達成難易度が低いwスイム60分ゴールにしてバイクとランに5分ずつ振る方がバランスはいい気がする

 

これで9時間58分ですよ?

なんかいけそうじゃない?

 

という感じで、この目標を胸に刻み込み、参加した僕がどのように落ちぶれていったのかを今回も臨場感あふれる実況形式で懲りずに語っていこうと思います。

 

■スイム3.8km

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上磯と呼ばれる漁港周辺を1.9km×2周回

 

ちなみに舞台となる北斗市の位置は下の画像のとおりなので、僕らは津軽海峡を泳いだといっても過言ではないのかもしれない(大げさ

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自己申告?により色分けされたキャップごとに、5人組が5秒ウェーブで砂浜からローリングスタート

 

スタート前並んだ感じ、組み分けの比率は感覚的に、50分切りが数十名、51-60分が1割、61-70分(自分はココ)が4割、71分以降が4割5分という感じだったんだけど、

 

みんな

3.8kmのオープンウォーターだぞ?

強がってないか?w

 

と思えるくらい皆強気の申告に感じたw

 

僕は勝手にトライアスリートの皆さんは泳ぐの遅いと思ってます(直球悪口

 

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ハイ、そんな感じで?

スタートして皆さん海に飛び込みます。

 

ただ飛び込むといっても300mくらいまでは遠浅(とおあさ?)なので水深が70cmくらいしかない。

なので、どちらかというとゴジラが海に帰るみたいに波をかき分けてノソノソ歩いていくという方が正しいのかもしれない。

ということは、3.8kmマイナス300m×2回(行き帰り)×2周で実質2.6km泳げれば問題ないな!!

 

そして300m行くとそこは大海原...

広がる水平線...

なんか朝見たときより高くなってる波...

体に巻きつく謎の昆布...

頭上のすぐ近くには海鳥...

 

前回のオーストラリア世界選手権で身をもって学んだ僕は脇にワセリンを塗りたくり、海水の侵入しないゴーグルを使い、ちゃんと泳いでるっぽい人の近くを泳ぐことで、これまでのトライアスロン大会の中で信じられないくらい快適にスイムを終了。

 

スイムの記録は半分の1周目で34分、2周目終了時点で1時間11分で終了。

※M35-39の年代別で14位/119人

 

61-70分で申告してた僕も自惚れていたわけで、そんなに長くなかったというわけだな...

 

ただオーストラリアのときと違って、60-71分申告の先頭スタートを切った割にそんなに人に抜かされずむしろ結構人を抜かした気がするので、楽しかったは楽しかった。

 

問題があったといえば、北海道ということで気温が最低14度、最高でも24度(朝の水温は22度くらい?)とバグり散らかしており(前夜は雨)、めちゃくちゃ寒くて尿意がヤバかったくらいだろうか。

 

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↑朝は波が穏やかだったのよねぇ...この後スタート時間には信じられんくらいうねり始めてたw

 

■バイク180km

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180kmのうち175kmくらいは自動車専用道路を走る。

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↑道路はこんな感じ。

 

コースの細かい説明は他の人に任せるとして()、北斗中央というところと木古内というインター間をだいたい3周する。だいたいというのは距離調整のためか途中で寄り道したり、最後は途中で折り返したりするせい。

 

冒頭にあげたとおり、スイムをほぼ予定時間通りに上がり、トランジットもスイムの1分遅れを取り戻すように4分で華麗にこなし(寒いせいか若干ふらついてはいたw)、バイクスタート。

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目標は5時間10分、つまり平均35km/hを出すこと。

 

今回はド平坦で苦しんだオーストラリア世界選手権の反省を活かし、相棒のDOGMADHバー(Short)を取り付け、

ベルセルク"狂戦士(バーサーカー)モード"

として北海道に殴り込み。

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↑ちなみにDHバー付けたの5日前...

練習はしていない...w

 

 

実際に走ってみると、自動車専用道路ということで平坦基調と思わせつつ、意外と道路のアップダウンがある(いやコースマップに獲得標高1400mって書いてあったやんけ!!

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ただそのアップダウン自体も、途中立ち寄る茂辺地インターの6%ちょいの急坂の登り降りを除けば勾配3%程度なので、DHバーを握ればなんとか平均35km/hを出せるといった感じ。

...俺は出せなかったけど(ネタバレ

 

早そうなエアロヘルメットしたトライアスロンバイクには抜かれるんだけど、ちょっとした登りで追いつくみたいなことを序盤はやっていた記憶。

 

 

登りでトライアスロンバイクぶち抜くのぎもぢぃいいいい

(なお、その後平坦で普通に置いていかれる

 

まあ今回はトライアスロンバイクに勝つのが目標ではなく、アベレージで速度を出すのが大事なので。

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サブ10達成にとって神がかった速さなど必要ない。大切なのはアベレージだ。

by川田組長

 

ただ1時間経過時点、第1回アベレージ速度発表会ではサイコンにはAve.34km/hの表示が。

 

あれ?とか一瞬思ったけど、まだ1周もしてないのでここではとりあえずスルー

 

まあでも、抜かれる一方だった世界選手権とは違って、手足の短い平たい顔族(←失礼)相手にはバンバン抜かしながら走れるのでバイクはすごい楽しかった...です...

 

この時点で明確に問題があったとすれば、1時間経過時点で既にDHバーを握ってTTポジションをとると腰がめちゃくちゃ痛かったこと。

 

DHバーを取り付ければ速くなる...

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あと4時間超どうするんや...

 

 

とりあえずもう本番なのでどうしようもないのでw登りはダンシングしてみたり、下ハンドルとかもったりして色々ポジション変えてみたり、立ち漕ぎしてみたりして足掻いてみる。

 

その後、目の前に大海原が広がる木古内インターを折り返し、45km(180kmの4分の1)走った時点で、1時間50分強が経過。

4倍するとバイクの予想時間は単純計算で5時間22分となり、後半の失速(いつものやつ)を考えると非常にマズイ。

 

ほれはやまいかもひれない...

※訳:これはやばいかもしれない

エネ餅食いながら(30km毎に食ってた)

 

 

しかも北海道、天気も絶好の曇り模様でということで気温もたぶん22度前後。

暑いと水分は汗で抜けていくが、涼しい分、尿意がやばい。

自分はこれまでロングで途中トイレに行ったことなかった(たぶん)が、70km過ぎくらいで身体からのSOSを受信。

このままでは...ヤバい笑

 

しかしトイレ地点の直前、ちょうど半分となる90km地点の時間結果発表があり、サイコンを見ると2時間48分の表示が。

 

ん?

2時間48分?

倍にすると...

 

5時間36分?

 

 

???

 

えw

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頭が混乱し、正常な判断能力を失うw

 

表示された時間がショック過ぎて、91km地点の木古内インター折り返し地点のトイレを逃す

(気づいたら数十メートル過ぎてたw

戻るのもアレだしそのまま進むことに。

 

 

ちなみに俺はここでサブ10の不達成を確信した。

 

 

仮に後半巻けたとして5時間20分でもランの要求タイムは3時間20分(4:45/km)となる。

これは今の自分(調整し切った状態のフルでようやく2時間58分)には現実的ではないからね

※ロングのトライアスロンではフルベストから30分ほど落ちると言われている

 

 

まあ本当は途中の速度表示でだいたい分かってはいたけど

アイシールドのヒル魔が最序盤の王城戦で言った

 

「あと適当に流していいぞ。ついさっきまでは1億分の1くらいは勝機があったが、たった今それが0になった」

 

ってやつだな。

 

しかしトイレに行きたい事実は変わらず、木古内インターのトイレを逃したので27km先の北斗中央インターを目指すしかない。

 

サブ10のためではなく、己の尊厳、人間としての尊厳を守るため加速。

 

ただ途中100km地点で3時間数分が経過しており、平均33km/hも出てないじゃん...と気分はただ下がり。

 

北斗中央インターに近づくとガタガタ道

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(このコース唯一の荒れてるところ...って言ってもそれほどでもないんだけど。路面の粒が荒いって感じか?)

が現れ、振動で膀胱が刺激されまくり、尿意は100%中120%ほど。

 

しかし、ようやく辿り着いたトイレポイントだったが、そこには長蛇の列が

(20人くらい並んでたかな?

 

そうかこの北斗中央インターはバイクのスペシャルニーズバッグを受け取るところ(ミニマリストの最強ヒルクライマーはもちろん預けないよ!!)で...受け取るためにはバイク降りなくちゃいけないから丁度トイレに立ち寄りやすいのか...

 

視界にトイレの待機列が見えてからそこを通り過ぎるまで十数秒くらいだと思うが、並ぶのが嫌なのとこれでもタイムロスが気になったので、漢・最強ヒルクライマー、また先ほどの木古内インター(27km先)に戻るまで尿意の我慢を決意。

 

尿意がもはや腰の痛みと同じくらいの"痛み"になったので、双方の痛みで互いを打ち消し合うことを試みながら涙の全力ペダリング

 

 

ただ、もうちょっと漏れてたかもしれない(オイ

 

 

ガタガタのところはもう全部立ち漕ぎで路面からの振動を最小限に。

 

しかし往復コースの途中で茂辺地インターがあったのを視界にとらえ、幸運にも空いていたトイレを発見。

 

 

んん゛〜

 

気持ぢぃいいい〜

 

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GTOに出てくる内山田教頭の血尿ばりに大放出。

こんなに体内に水分があるのかと思うくらい、無限発車編に突入していた。

 

 

 

 

 

スイム終了からここまで3時間半...

限界を超えた先の排尿がこれほど快感とは...

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その後、直後の6%の急坂を、ここまで120km走ってきたとは思えない羽の生えた真波くんのごとく絶好調の登りを見せつける。

 

ただ145km地点で、オフィシャルバイクに先導してもらうおそらく総合1位の選手(外人ぽい)に抜かされ、35km差かぁ...世界の壁はやはり高いなぁ...としみじみ実感。

 

まあ既に完走目標に切り替えた俺には関係ない話で...ん?

 

 

ここで最強ヒルクライマーに電流走る。

 

 

手元のサイコンでは146km表示だが

コース上の看板には160kmの文字が。

 

 

あれれ〜?

 

 

手首をひねり、Garminwatchを見ると157kmの表示が。

 

サイコンの距離表示...

ズレとるやん...

厳密にはGarminwatchですらズレてるやん

 

コース上には片道2.5kmのトンネルがあり、そこを往復で何度も通るのでそれでズレたのか?

でも途中まで看板と一致してた気がするけど...

 

 

まっ⭐︎いっか!

 

 

なんか距離縮まってラッキー⭐︎

 

 

※このブログを冷静になって見返すと45km通過(手元)が1時間50分で90km通過(看板)が2時間48分って45kmを1時間で進んでることになってて今考えると確かにおかしいんだよなぁ...

 

 

 

ということで、残り20kmを爆走。

看板見るまではゴールは5時間40分(当初目標より30分遅いw)くらいかかると思ってたので、思いがけず僥倖。

サブ10は無理だけどサブ10.5(そんな単位があるかは知らん)ならいけるんじゃね、と思いランのトランジットへ。

 

それでもバイクは結局5時間26分(Ave.32km/hくらい?)かかったw

※M35/39の年代別で10位/119人

 

今回初めてパワー見ながら走ったんだけど大体200wちょうど届かないくらいでずーっと漕いでたと思う。

というかトライアスロンのバイクはFTPとかパワーとかより風の抵抗の少ないフォーム(もっといえばそれを可能にする機材)が大事ということがわかった。

DHバーを持ってハイハンズで楽に巡行するのが大切なのであって、自分みたいにガチャガチャ立ち漕ぎしたりするのは良くないんだな、と思いました。まる。

 

 

■ラン42km

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予定通り3分で準備を完了し、そのまま走り出す。

コースは人口3000人ほどの木古内町の田舎道...ではなく、のどかな田園風景コースを3周(14km×3)

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途中新幹線の線路を越えるため2箇所ほど登りがある(獲得標高は3周で合計300mくらい?

 

5:05/kmくらいで走れば3時間35分ほどで終えられるのでとりあえずそれを目標に。

 

はじめのペース表示が4:50/kmだったので少し落とす。

 

自惚れるな、俺はそんなペースで最後まで走り切れる練習してきていない(キリッ

 

ラソントライアスロンもはじめ飛ばし過ぎないのは大切よね。

 

しかし走ってみて思うのは、やはり北海道、涼しくて走りやすい。

群馬にいたときの連日の猛暑を忘れるくらい。

 

ランのトランジットエリアでもかかってるバイクはほとんど無かったので、はじめの1周はコースがほぼ貸し切り状態。

地元住民と思われる応援してくれる人も結構いて、腰の痛みから解放され、サブ10という目標が無くなりそんなに慌てる必要のなくなった自分は気分良く全ての声援に応える。

 

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ちな駅前のターミナル付近にいた陽気にハシャぐ女性外国人へは投げキッスサービス付き。

 

うん、これがアイアンマンハイだね!

 

 

というか今回はイキってJAPAN代表ユニフォームも着ていったので、SEKOとか名前も呼んでもらえたりしてテンションは上がった。

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↑オーストラリア世界選手権で着てたコレ

 

 

走り出しは本当に余裕を感じていて、走っててフォームに余裕があると何人かに褒められた。

なお、その1周目は5人くらいに抜かされ、1人も抜けず。

うん、この時間帯にコースいる人はそりゃみんな速いよね!

 

エイドが2kmおきにあったので、はじめのエイドで優雅にトイレに寄り、以降毎エイドでコーラを嗜む。

 

久しぶりのロングランが本当に楽しくて(世界の実力を見せつけられたオーストラリア除く)、気づいたらいつの間にか10kmくらい進んでたw

 

14km過ぎると2周目に入り、コース上に人も増えてくるが、抜かせる人が増えてくるので自分は楽しかった(疲れてる他人を見ると頑張れるタイプ←えw

 

そして、1周目は応援に応えすぎたと思ったので、2周目からは声援に応えるのは子どもとかだけにしようと心に決める(最低

 

2周目も半分くらい終わり、運命の21kmハーフ時点で1時間48分(Ave.5:05/km)ほど。

手元の時計のここまでの合計時間も8時間20分ちょいとかだった気がするので、下方修正した目標10時間30分まで、残り時間も充分。

 

正直ここで"勝ち"を確信した。

(何のだ)

 

ただなんとな〜くみんな10時間切りは難しいとして、10時間半は次の目標として狙う人が多いと思ったので(僕みたいに)、10時間半は切るにしても、年代別の表彰(5位まで年代表彰有)狙うなら、早めにゴールしとくに越したことはないなと思う。

 

ハーフまではほぼコーラの摂取のみで乗り切れたので、この21km地点でメダリスト5000を投入。

 

元気に走ってるとはいえ、一応、右足の底が擦れて痛かったので(ワンチャン足裏の皮むけてるなとは思ってた)、その誤魔化しも兼ねる。

 

ここら辺から痛む足底の設置ポイントは変えるために、足の端で走ったりし始めたのでペースはちょっと落ちたかも。

 

ただ2周を終えた32km地点で残り10kmを58分くらいで走れば10時間30分切りだったので、本当になんとなく

 

あ、残り10kmを5:30/kmに落としてもサブ10.5に間に合うんだなと思ってたら、本当にペースが5:20/km近くまで下落。

(年代別表彰を狙うとはなんだったのか

 

まあこれはロングの練習不足もあるとは思う。

(6月からの8月までの3ヶ月間で月平均80kmしか走ってないのにここまで根性で走れる自分、只者ではないな!!

 

直前に脚を怪我してたり(まあしてなくてもそんな練習距離は変わらんけど)、バイクでなぜかパワーが出ないみたいな不調もあった中での10時間半切りということもあり、ラスト10kmは頭の中ではゆずの『栄光の架橋がかかりまくり。

 

 

誰にも〜

 

見せない〜

 

涙があった〜♪

 

※当初のサブ10の意気込みは何処へ...

 

 

ちなみにバイクの不調は今年6月の富士ヒルに超短期間で仕上げ過ぎたツケが回ってきたせいだと思ってる。

『止めよう!無理な減量と直前の追い込み!』

 

 

まあ人間与えられた手札で勝負するしかないのよな

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途中2,3人に抜かされることもあったけど、大多数の人は抜いてたし、アイアンマンってのは他人と競うのではなく、自分との勝負と都合よく自分に言い聞かせ、気持ちよくマイペースラン。

 

 

持ってきたサプリが余るともったいないかなーと思ったので、30kmにもう一包メダリスト5000を流し込み、35kmでカフェイン200を摂取。

 

ただ5:20/kmほどのペースは変わらず。

(維持できたともいう

 

最後はそんなに頑張るでもなく、頑張りレベル65%くらいで大声援の待つゴールゲートへ。

 

 

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↑前日コースの下見のときに適当に撮ったやつだけどw

 

 

そしてゴールと同時にお決まり?の

 

You are IRONMAN!!!

 

がアナウンスされる。

 

 

ランの記録は42kmを3時間38分(Ave.5:12/km)

※M35-39の年代別で6位/119人

 

フルのタイムから30分落ちると言われてるロング3種目のランにしては上出来ではなかろうか。

 

 

つーか、サブ3した人間がいつでもサブ3できる実力があると思うなよ?

富士ヒルのゴールドもそうだけど

 

 

そして3種目通しての総合記録はというと10時間23分35秒サブ10.5は達成。

 

しかし、同時にリザルトを見るとM35-39の年代別で6位ということが発覚

(5位までが表彰対象

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しかも4位から6位の3人がほぼ2分差で、5位の人とは1分半差。

 

 

終わった後いつも思う、

なぜあともうちょっと頑張れないのか。

 

完走の喜び(まあ自分は実力からして完走自体はできて当たり前と思ってたけど)はどこへやら、ゴールしてリザルト見た瞬間からめちゃくちゃ萎えていた。

 

 

これだから順位厨は...

 

 

実をいうと、今までのロング大会の感じからしてサブ10はまだしも年代別5位くらいなら全然狙えるなーと鼻ほじりながら考えていたのだ。

 

 

ト、トライアスロン舐めてた...

 

 

まあ今回は(年代別で)

 

スイム14位

バイク10位

ラン6位

 

と、得意(大爆笑)のバイクが脚を引っ張っていたので仕方ないな。

 

 

最強ヒルクライマーとは。。。

 

 

という感じで僕の初アイアンマンは終わりました。

 

アイアンマン自体はスイム3.8km、バイク180km、ラン42kmと、全ての大会で距離が決まっているおかげ(多少アップダウンの差はあれ)10時間切りを目指すみたいな目標が立てやすく、ワクワク感をもって参加できて良かったです。

 

最後に総括として

このアイアンマンジャパンみなみ北海道第1回大会僕の独断と偏見で総括すると

 

■大会の盛り上がり

★★★★⭐︎

→1500人規模と国内最大級。函館の街の至るところでアイアンマン参加者らしき者が見つかる。

 

■コースプロフィール

★★★⭐︎⭐︎

→バイクもランもド平坦コースというわけではなかったが、気候条件も加味すると文句はない。海の波がやや高かったのと暑さに強い自分にはやや涼し過ぎた(寒がり

 

■会場までのアクセス

★★★★★

→函館までという意味なら東京から新幹線でドアtoドアで4時間という便利さ、函館空港もあり、本州から車ごとフェリーで渡るのも可能ということで、素晴らしいのではないでしょうか。行きの新幹線は輪行袋が渋滞してた気がするけどw

大会の会場はスタート地点とゴール地点が30kmくらい離れてるので、泊まる場所やレース当日含む前後の日程の導線は考えておいた方がいい(何も考えてなかった人🙋‍♂️←

 

■スタッフの対応

★★★★★

→特に不満はなかった。大会後に水色シャツのボランティアの人と何人かあって話もしたけど、地元函館民だけでなく東京、横浜の方からも来てくれてた人がいたみたい。こういう大会はボランティア無しでは開催できないのでそこは素直に感謝

 

■観光・交通

★★★⭐︎⭐︎

函館に、百万ドルの夜景と称される函館山(レース2日前に走って登った←えw)と五稜郭(跡地)がある。駅そばには海鮮丼が食べられる朝市もあり、街中には路面電車も夜遅くまで通っている。思ったより都会だなと思いましたby群馬県民より

ただ五稜郭駅とか市電が五稜郭公園とかいうわりに普通に数km離れてたり、函館じゃないのに新幹線の駅が『新"函館"北斗』となっていたりと、名前詐欺あるなと思いました(某ネズミーランドと一緒だから仕方ないね!!

 

 

ということで、この大会に僕が点数をつけるなら、僅差で年代別表彰を逃した悔しさを考慮してマイナス100億万点といったところでしょうかね。

 

 

はい、ただの個人的な恨みですぅ〜

 

 

まあ冗談はこれくらいにして

これで晴れて憧れ?のアイアンマンになったわけですが、

 

僕の狙いはあくまでアイアンマンでハワイのKONAに行くことなので、男子がハワイコナになるシーズンになったらまた別の機会にどこかのアイアンマンで、KONAスロットを狙っていきたいと思います。

 

人気のKONAといえど、さすがに10時間切ればスロット獲れるっしょwww

 

ということでまずはバイク機材の見直しから行いたいと思います。

 

 

※参考

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最強ボク、

週間練習量は水泳3km、自転車200km、ランニング20kmくらい

こう見るとランの練習が足りないのかもと思ったり...

 

 

 

はぁ〜

レースでもっと限界まで追い込めたら良かったのかな〜

全体的に気持ちよく走ってしまったな〜

 

 

 

ということでこれで反省会は終わり。

 

それではまた皆さん、

どこかのアイアンマンでお会いしましょう!!

 

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↑ランのトランジット解放直後

なんかエモい...

 

 

終わり。

日本代表としてトライアスロンの世界選手権に出てきた話2024

 

井の中の蛙、大海を知らず。

 

されど高き空と

オーストラリアの広大な大地を知る。

 

 

 

↓↓↓4コマでわかるトライアスロン・ロングディスタンス世界選手権の様子↓↓↓

 

 

①スイムパートのスタート直後で既に最後尾。

開始30秒で世界の壁の高さを感じる。

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②来たるバイクパート。圧倒的な体格差による外人のパワー巡行に全くついていけず。

そもそも自分ロードバイク(DHバーも無し←えw)に対して周りは99%トライアスロンバイク。

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③果てはイギリス・ドイツのエイジ40代でTTバイクを乗りこなすオバ...お姉様方にも華麗に抜かれまくる。

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④ランでは人種の差としか思えない圧倒的なストライド(歩幅)を見せつけられ、トドメを刺される。

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⑤戦意喪失(敗走)

...3週間ブログを書く気にすらならないw

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はい、お後がよろしいようで(?)

 

ということで

どうも最強ヒルクライマーです。

 

このたび、2024年のWorld Triathlon Multisport ChampionshipsのLong Distance部門(スイム3km,バイク114km,ラン30km)、いわゆるトライアスロンの世界選手権に🇯🇵日本代表として出場するため🇦🇺オーストラリアまで行ってまいりした!!

 

 

...3週間前に。笑

 

 

いやまあホントやる気失ってましたよ、はい。

 

今年の世界選手権はオーストラリアのタウンズビルというところで開催されていて、日本からは飛行機で約6000kmを6時間、到着した常夏の楽園ケアンズという都市からレンタカーで陸路を約400kmを4時間くらいかかりました。

(たぶんまあ日本でいう宮崎県みたいな感覚です。宮崎行ったことないから知らんけど)

 

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※現地は最高気温28度、最低気温18度。南半球のため季節は逆なハズだけど赤道ちかいから沖縄みたいな感じで比較的一年中暖かいぽい。ちなみに日本みたいな陰湿なジメジメした湿度は全くない。

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私は公式ツアーには参加せず家族5人で個人手配で参加したため、前乗りしてコアラを抱っこするためにケアンズに4泊、その後タウンズビルに移動して4泊という日程をチョイス。

(↑完全に観光目的のやつ〜)

 

 

私が英検4級レベル(中2相当)で1週間のオーストラリア生活に苦戦しまくった話はここでは割愛するとして、3週間という時が経ち、ようやくレースの傷も癒えてきたので、ざっと当日の様子と自分が感じた世界の壁を紹介しておきたいと思う。

 

 

うわぁああああ

思い出すとトラウマがぁあああ

 

 

まずは第1パートのスイム。

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国内のトライアスロン大会ではまず見られない超オープンスイム。

何が超オープンかと言われると、普通トライアスロンの大会って、安全面とかの影響で海といっても、波の少ない内海とか湾みたいなところを泳ぐんだけど、今回のタウンズビル大会は太平洋の大海原へ向けてよーいどんで始まった。

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普通に波が沖から押し寄せてくるので波をかき分けて泳がなければならない。

気分は波乗りジョニー

 

しかも冒頭にあげたとおりみんなスイムクソ速い。

これがあのイアンソープを生み出した国...オーストラリアの力なのかとか感じた(オーストラリア以外もみんな速かった🤗

 

私の1500mの持ちタイムはプールで泳ぐとだいたい26分くらいなのだが、国内大会だとまあ上位30%くらいには入ると思う。

それがスタートして300m進まないうちに集団から取り残されるw

ふと周り見たらマジで誰もいなかったw

 

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弱ペダインハイ1年目で小野田くんが集団落車して再スタート切るとき、

審判『君、リタイアする、どうする!?』

小野田さん『なんで、そんなこと聞くんですか?』

審判『...だって君いま最下位だよ』

みたいなやりとりあるんだけど、

 

この時点(スイム開始 5分)で僕はもうリタイアが頭によぎりましたね。。。

この時点で既に俺のメンタルはボロボロだったのだ!!

 

でもまあせっかくオーストラリアまできたし、もう海も深いところまで入っちゃってるし、折り返しの緑のブイを目指してとりあえず泳ぐ。

 

呼吸するたび、横目に映る海から眺めるキャッスルヒルが意外と綺麗。

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(↑キャッスルヒルの写真これしか無かった...ちなみに前に出てる公式メカニックの人が持ってるのが僕のDOGMAで、飛行機輪行で一度バラした自転車の組み立てがメチャクチャ過ぎるって言われて直してもらったよ🤭テヘペロ)

 

途中、幾度と襲いかかるゴーグル内部への海水侵入と新調したウエットスーツの締め付けがキツ過ぎてチ●コに酸素供給できないチ●ポジ問題などをクリアしながら、なんとか一周(1.5km)を終えて2周目へ。

タイムは手元の時計見たら27分で、

俺が遅いんじゃなくてやっぱり周りが速いんだと再実感。

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(↑周り人がほとんどいないwなお帽子の色が違う次のグループに追いつかれている)

 

2周目は、人間ゆらゆら揺れる海にもそれなりには慣れてくるもんで、周りに離されすぎてスペースがあるので、逆に自分のペースで快適に進めた。

 

大海を泳ぐコツは3kmを泳ぎ切ろうとするのではなく、一つ前のブイだけを目指して泳ぎ、少しずつ前にすすめば必ずゴールできるの精神が大事な気がする。

 

あと、そうだ、

今回3種目通して着るトライスーツを半袖タイプにしたんだけど、

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↑コレ※世界選手権出場には日本代表公式ウェアが必要

 

これまで国内大会で着てたタンクトップ形式と違って最後の方、脇の下が擦れすぎて肩回すのが凄い痛かった記憶がある

(だからみんなスイム前ワセリン塗るのか〜ほぇ〜勉強なる〜

 

 

スイムの結果はというと

1周目27分

2周目30分

合計3kmを57分ほどで泳ぎ切り、バイクトランジットへと進む。

 

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↑2周目終わり。完全にバテてた。


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↑スイムでやる気を失い過ぎて、トランジットまでの途中でウエットスーツ洗ってたのは内緒🤫(翌日帰国だったし...

 

 

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トランジションエリアの公園に飛び込み、3分で準備、発射。

 

バイクコースは114kmで、街の南側のくねくねした市街地を走るパートと北側の海岸線沿いの一直線パートを3周する。

登りは全コースで100mくらいのド⭐︎平坦コースである。

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コースプロフィールも平坦基調で、そもそも世界選手権に出れるような人は富豪だけ、ということでこれも先に述べたとおり90%以上がトライアスロンバイクであった。

3時間漕ぎ続けて、DHバー付けてないロードバイクは自分の他に1人しか見なかったw

まあこれはコレでいける!と俺が選んだ道だからしょうがないんだけども。

 

これも開始5分くらいで、外国人特有の圧倒的恵体から繰り出されるパワー巡行に追い抜かれ、やる気を失う。

というかTTバイクがシンプルに欲しくなる。

 

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↑DOGMAも良いバイクなんだけどね。

オーストラリアの広大な大地と相性が悪すぎた。

 

 

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↑市街地の狭いコースは得意のピナレロハンドリングでそれでもそれなりに人を抜かす。

 

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その後、海岸線沿いの直線コースで抜かれまくるの巻。

 

まあ抜きつ抜かれつということで、割合的には50人超には抜かれたが100人くらいは抜いたんじゃない?

知らんけど。

 

約37kmの周回コースに毎回1箇所だけある登りは俺が速かったと思う。(なお登りは距離にして100mほど

 

タイムは結果からいうと3時間19分(Ave.33km/h)かかり、

1周目1時間

2周目1時間7分

3周目1時間12分

と綺麗に失速した。

 

ちなみにトライアスロンバイク勢はこれを3時間を余裕で切っている。

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(マシンポテンシャルが違い過ぎるッ・・・!!)

※なお人間としてのスペックも負けてる模様

 

 

ま、まあ俺もここんとこ調子悪かったし、ししし!!

 

 

一応プロ?(エリートカテゴリ)も同じコースを走るんだけど、俺が圧倒的に力の差を見せつけられて抜かれたのが、印象的だったイギリス・ドイツ・オーストラリアの女性3選手は自分と同じカテゴリ(エイジいわゆる年代別)だった、、、

 

 

出場選手は脚の裏のふくらはぎにカテゴリを表すボディシール貼るんだけど、年代40って書いてあって3人ともマジで2度見した。

(こういう言い方あれだけど、国内大会のバイクで女性選手に抜かれたことないぞ...たぶん。

 

 

あと給水はボトルを手渡ししてくれるんだけど、センター試験の英語182点リスニング40点の僕でも何言ってるかよくわからなかったので、ボトルの中身はガチャということで適当にもらって恐る恐る適当に飲んでいた。

(hydroなんとかとか書いてあった気がする。水に何かの粉を混ぜた味がした覚え

 

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↑俺の高校時代の青春の味、ゲータレードが飲みたかった...(はじめのボトルには現地で買ったゲータレードつめた

 

補給食は50km、80km地点くらいで日本から持っていったエネ餅を一個ずつ食べた。

(余談だが自分と同じ35-39カテゴリの日本選手4人ともエネ餅愛用者だった模様

 

本当はもっと食べた方がいいと思うけど、この日は最高気温が28度で食べるのにも体力が必要に感じたので、

 

食べる=体力使う

食べない=体力使わなくて済む

 

あれ?食べても食べなくても同じじゃね?と脳内で数学的に証明されたので、2個に留める。

マルトデキストリンで水分からも摂取できると本当は良かったと思う(今さらうち

 

得意(笑)のバイクで女性選手にも抜かれ完全に戦意喪失した状態でバイクを終了。

これが富士ヒルシルバーリング(笑)様

 

 

さあ、そして最後のラン30kmへ。

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自分はフルマラソンのベストが2時間58分(2023那覇ラソン)なので、ミドルのペースはフルベストから30秒ほど落とした4:45/kmほどで刻めるとまあ頑張っている方になる。

 

走りだし4:45/kmを刻み、

 

あれ?俺イケるやん!

バイクはマシンの差だったんや!

 

と思ったのも束の間、走り出し数kmでめちゃくちゃ抜かれまくる。

 

並んだから分かるんだけど、もうねストライド(1歩の歩幅)が違うのよ...

 

なんか前に長崎五島トライアスロンかなんかで会った人に『ITUの世界選手権は"選手権"っていうより"運動会"って感じっすよ笑』とか言われた気がするけど、

この運動会マジでレベル高いぞ...

 

12km+12km+6kmって感じで3周するんだけど、始めの1周目で俺の戦意は喪失していた(本日n回目

 

6kmくらいにあったエイドではトイレ寄ったし...

 

 

そして普段ロング走の練習をしていない(←えw)こともあいまって10km過ぎほどで完全にバテ切り、メンタルもやられ、マジで立ち止まろうかと思ったw

(10km過ぎの海沿いの木の通路みたいな登りが地獄だったけど、みんはそうだよな!?)

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ただ、このとき折り返しの12kmの地点に偶然にもMy Familyが沿道から応援してくれて、さすがに子らの前でリタイアするのは教育的に良くないと謎の使命感により、なんとか持ち直し2周回目へ。

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するとなんと

2周目に入ると

バイクが遅かった選手がランコースに入ってくるので、抜かすことも多くなりメンタルが復活してきたのだった!

(他人の失速をみて速くなるタイプ←最低

 

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あとここまで省略したけど、世界選手権ということで沿道からの一般ピーポーからの声援が結構凄い。

バイクでももちろんあったのだが、ランは選手との距離感が近い分、応援の圧を感じる。

 

外人だからなのか南国気質なのか

JAPAN!!JAPAN!!GO!!!

みたいな感じで憧れのジャパンコールを受けることができる。

 

僕は声援には最大限応える生粋のパフォーマーなので、弱ペダの手嶋さんばりには盛り上げていたと思う。

応援の力も相まって徐々に力を取り戻す。

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ただ半分の15km地点で、暑さに身体がやられ始めたのか両足のふくらはぎが攣りそうになる。

 

うーん、バイクでもトライアスロンバイクに食らいつこうと立ち漕ぎしまくってたからなぁ...

(なんか立ち漕ぎしてるの俺くらいだった気がするし...

 

足が地面を蹴るたび、ポンプするたびにふくらはぎが攣りそうになり、メンタル復活してるもののそんなには飛ばせず。

 

しかもトライアスロンは足首にタイミングチップを巻くんだけど、この大会のチップはベルト部分が細すぎて足首に食い込み、痛みを感じる。

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↑走り終わった後に見たら、傷跡がゾロの足の傷みたいになってたw

 

そして午前7時のスタートから5時間ほど経過してお昼を回り、暑さも最高峰へ。

 

ランはエイドとエイドの間が2kmほどとやや短めなのだが、このときはもう2km走ってエイドに着いたら水浴びてコーラ飲むけど、次のエイドに着く頃にはもう浴びたはずの水が乾き切ってるみたいな感じだった。

 

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↑ランの参考ラップ

 

でも半分以降は日本選手(全部で50人くらいいた?)ともすれ違いとか追い越すたびに

『(俺はこんなに頑張ってるからお前も)頑張れ👍』

と声かけを行う元気もあったので、積極的に話しかけていた。(足は攣りそうでキツいが口は余裕という)

 

やはり人が失速していると頑張れるタイプ(ry

 

そして3周目入って残り6kmになっても、最後まで攣るのが怖くてペースアップできず、そのままゴールゲートへ。

 

 

でも日本選手の他の年代に抜かれそうになるときは全力で頑張った(これが同族嫌悪ってやつか...

 


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最後のブルーカーペットで自分の名前がアナウンスされて、最後強者の余裕を見せようと無理やりラストスパートかけたところで盛大に脚を攣り、ビクンビクン脚を引きずりながらフィニッシュ。

 

 

 

これがニッポンの恥晒しよ...

 

 

 

記録は総合6時間55分09秒

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35-39の年代別では30人中17位という何とも言えない...というか惨敗という結果に終わった。

 

※ちなみに自分の年代の1位(年別世界チャンピオン!!)は

総合5時間26分で

(スイム:39分、T1:3分、バイク:2時間40分、T2:1分、ラン2時間01分)

 

Cf.最強(笑)ヒルクライマー

(スイム:57分、T1:3分、バイク:3時間19分、T2:1分、ラン2時間33分)

 

 

総合順位は発表されてないから知らんけど500人参加してれば半分くらいだったと思う。感覚的に。女性含めて(小声)。

 

 

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↑ゴール後、足攣ってる人

(ロングは2022佐渡は総合33位、2023長崎五島は総合10位だったのにどうして...)

 

 

ここまでいつも通り長くなってしまったが、

今となっては、昨日のことを考えすぎない性格の自分にとってはトラウマも風化され始め、良い思い出になりつつある。

 

 

人は忘れることで生きていくものなんやで。。。

 

 

 

皆さんもトライアスロンのロングディスタンス世界選手権は国内大会(佐渡or五島?)で年代別の上位3位くらいまでに入れば、日本代表の選考基準を満たすようなので、日本人相手に満足できなくなってきた人は是非参加されてみてはいかがでしょうか。(日本代表として出場するだけならそんなに難しくない...と思う。年代にもよるけど。

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↑次はスペインらしい!!俺はもう出んぞ!!!笑

 

 

※俺ははじめてトライアスロンやろうと思ったとき(2017年くらい)から、国内のロング大会で入賞して、日本代表として世界選手権に出て、それを孫に自慢するのが人生のやりたいことリストにあったので、ここを目標にしてきたので、そういう意味では今回やり切った感はある(まだロングは宮古島と皆生に出てないのでそこまではトライアスロンやると思うが)

 

ヒルクライムもそうなんだけど、俺は速くなりたいとか思うタイプの人間ではなくて、もし願うが叶うならこの記憶を消去してもう一度ここまでの道のりを楽しみたいと思うタイプの人間だ。

なのでこれからトライアスロンのロングディスタンスの大会に出て、世界選手権を目指そうという人間がどれくらいいるかは知らないが、その立ち位置にいる人が素直に羨ましい。

 

B'zのLOVE PHANTOMにのせて歌うなら、

夢に向かい〜交差点を渡る〜

「途中の人」はいいね〜♪

ってやつだな!

 

 

 

 

そして最後に世界選手権にかかった旅費(大人2人+子ども6歳,4歳,1歳)を参考程度に紹介しておくと、

 

豪ドルはレートが98円くらいで

 

飛行機代25万

ホテル8泊16万

レンタカー9日10万

他滞在費10万(自炊メインだった)くらい?

 

の全部で60万円くらいかかった計算になる。

 

うん、やっぱりトライアスロンは金持ちのスポーツやね!

(世界選手権といえど参加国は10か国くらいだった気もするするし

 

 

ただ旅の思い出と世界との壁を感じた経験は

 

Priceless!!!

 

って感じなのでこの経験をもとに

2日後に迫っている初のアイアンマンディスタンス(スイム3.8km,バイク180km,ラン42km)であるアイアンマンジャパンみなみ北海道では、手足の短い日本人相手に暴れていきたいと思う。

 

※ちなみに世界選手権の終了直後はアイアンマンに出たくないと思えるほどメンタルやられていたのでだいぶ回復してきてくれたw

 

 

 

それでは皆さま、また会う日まで

See you again!!!


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2024榛名湖リゾートトライアスロンを楽しんだ話

 

 

ピキッ...!!

 

 

 

足首から下が"抜ける"嫌な感じがした。

 

6月下旬、ランニングのインターバル練習

設定は300mを3:20/kmほどだっただろうか。

 

その一本目だった。

 

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"怪我をするヤツはバカだ"

 

俺は常々そう思っている。

 

正しいフォームを身につけていないから。

距離にとらわれ練習量を見誤るから。

己の力量を測りきれていないから。。。

 

 

前々から兆候はあった。

普段天才を騙る私はジョグを含めて月間100kmほどしかランの練習はしない。

昨年冬から後学のためにと入会したランニングスクールでの週2回のポイント練習に加え、変わらず自転車でも平日のローラー練習、いきなり練習量を増やしすぎといわれればそこまでだろう。

 

 

練習は高強度が好きだ。

なぜなら練習してる感があるから。

 

 

4月末のMt.Fuji100マイルのトレランレース前も右足首が痛かった。まあこのときは痛みというよりは違和感程度だったか。

私は整体に行くのを"甘え"と思うタイプの人間だが、さすがにこのときは大事なレース前ということもあり、嫁ちゃんも強く奨めるので診てもらった。

そのときは

『そんなに心配するほどのことでもないですよ』

 

やっぱり。

大したことなかった。

その一言で100マイルは走れた。

というか、右足首が気にならなくなるくらい他の箇所が痛かった、うん。

 

 

5月それからも練習を続ける。

僕は遅刻すらするが、与えられた練習は真面目にこなすタイプだ。弱ペダでいうと真波くんタイプといってもいい。

 

足首の違和感は大きくなる。

 

だが、ここで6月初旬の富士ヒルに向けて、いったんランの練習を全ストップ。バイクに全てを注力する。

 

そして富士ヒル終了後、

65kgから58kgになった身体はまるでどこまでだって走っていけると思えるくらい軽く感じた。

 

足首の違和感もその3週間で消えており、いわゆる富士ヒル後のありったけの"ボーナスタイム"をランニングでも享受していた。

 

3:30/kmだって余裕ででるし、普段の練習が息も乱れずこなすことができる、この全能感。

 

その恩恵が、時と共に次第に薄れゆくことに気づくことができず、6月の終わりを迎えたころ、

 

俺は冒頭の通り足首を痛めた。

 

 

周りにはいきなり練習強度を上げすぎだ、とか言われた。

 

"だって気持ちよく走れたんだもん!!仕方ないやん""

 

そう思ったが、怪我をした自分が悪いのも事実。その言葉は声にはならなかった。

 

 

 

榛名湖トライアスロンまでは3週間。

 

ランニング練習は全て中止。

 

人は故障してからはじめて自分と向き合い始める。

 

愚かな生き物だ。

 

 

 

はるトラ自体は天気にも恵まれ、榛名湖畔という標高1100mの恩恵も受け、暑すぎず、湖の水も冷たすぎず開催された。

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(もっと暑ければ俺にワンチャンあったな...)

 

 

スイム自体は過去最速だったらしい。

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榛名湖特設コースを2周するのだが、例年27分はかかるスイムを25分ほどで上がっている。

セントラルウェルネスというプールジムに通ったことが良かったのだろうか。

月会費8000円の元をとるために通うのを頑張れる。そして、スポーツウォッチと水中イヤホン使用可能。極めつけは隣りの超人レーンで優雅にバタフライを舞うお姉さんスイマー・・・

 

モチベーションが違うのだよ、

モチベーションが。

 

やはり練習は嘘をつかないな。

 

ウエットスーツも今までレンタルだったのだが、新品を購入したのでめちゃくちゃ浮く(気がした)し。

 

そしてバイク。

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榛名湖畔をアップダウン含めて5周する周回コースで、伊香保方面に向かう直線の登りが特徴的。

数年前に種目2位もとった1時間8分が自己ベストだが、

 

今回は5分落ちの1時間13分。

 

久しぶりのトランジットでわちゃわちゃしてたのと1周目のくだりのチェーン落ちでロスしたのを考慮しても遅い。

 

というか周回ペースを14分くらいで回ればいいのかな、なんてボーっとしてたら12分半で回らないと自己ベストは出ないらしい。

誰にも抜かされないので油断してしまった(←周回なんだから相当な実力差が無ければバイクではそりゃ抜かされないよね

心拍計エラーぽかったのと、パワー計を面倒くさがって繋げなかったので、己の心と向き合って走った結果、自分に甘えすぎたのだろう。

 

最後ラン。

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途中キツめのつづら坂の登りのある榛名湖畔コースを2周。

正直流していた感は否めない。

足首は前日のジョグで痛くないことは確認していたのだが、なんか踏み込むことができず4:10/kmほどのペースに満足しながらの湖畔ジョグ。当たり前だがあまりゼエハアできず。

 

怪我の恐ろしいところは、『あっまた怪我するかも』って思いながら走らなければならないことなのかもしれない。

今まで怪我したことないからこその馬鹿みたいに突っ込んだ走りができたのは凄いラッキーだったのかも。

 

なんか走ってても

トライアスロンってこんな優雅な感じだったっけ?みたいなフワ〜っとした気持ちで気持ちよく走り切った。

最後の数百メートルだけ3:46/kmとちょっと全力出してみた()

 

自己ベストは43分らしいが今回45分。

まあ怪我なく終えられたことはプラスに考えるべきか。

 

そして総合タイムが2時間24分。

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540人ほど出走して総合では8位。

 

子どもらには(トライアスロンは謎ルールにより総合入賞者(はるトラは6位まで)は年代別の表彰から外れるので、総合8位ながら年代別では)1位と自慢しておいたら、順位でしか人を判断できない順位厨の子どもらは『パパ超すげぇ〜』と言っていた。

これが大人の汚い世界なんやで、子らよ。

 

 

あと余談だけど、完走後ブラブラしてたら佐渡トライアスロンのフィニッシャーTシャツで周りを威嚇する総合優勝者含む成績上位陣と談笑をする機会があった。

 

実は今回、速報のミス?で50代後半の男性がラン25分という強強すぎるタイムで総合2位に表示されていた(おそらくラン1周分しかカウントされなかったのかな?)というハプニング?があったのだが、

総合優勝者の人は、『いや〜この(上り下りある)コースでラン25分はヤバいですよね〜世界新記録ですよ〜ハハハ〜』なんて言ってたが、

 

いや、ヤバいのは、そのバグったタイムを出してなお総合で勝ってるお前だぞ?

 

と内心思ったが、初対面と思いグッと我慢した。

 

(でも後から聞いたら2019の栃木のたかはらやまトライアスロンで僕が3位だったときの1位の人だったらしいので、顔見知りなら言えば良かった...

 

という感じで今年の榛名湖トライアスロンはおしまい。

 

ここまで書いて思ったのは

これまでトライアスロンをいつも面白おかしくブログが書けていたのは、自分なりにその時々に自分の出せる全力を出していたからなのだろう。

 

今回だって、はじめから記録(タイム)にこだわれば総合(入賞)いけたな。。。

↑カッコ悪い

 

何楽しくトライアスロンしてんねん、自分。

 

今回はそのメンタル、というかバイタリティがなかったなと思った。

 

まあ怪我明けだっし、しゃーないか!

 

ランについては

これからは(これからも)

 

3日連続で練習しない。

3日連続で練習をサボらない。

 

こんな感じでこれまで通り、練習量少なくても本番頑張れるという自分の才能を信じて、怪我なくゆるく練習していこうと思う。

 

 

そして次回は8月のオーストラリア・タウンズビルで開催されるITU世界選手権という世界デビューなので、そこでは存分にハシャぎ切れるように気持ちを高めていきたいと思う。

 

 

 

 

 

え?w

 

オーストラリアって季節逆だから冬なの?w

 

知らねーwww

BIORACERドリームチーム2024の応募裏話

今回"も"かなり長いです。すまん。

 

皆さん2024富士ヒルお疲れ様でした。

 

最強ヒルクライマーを何年もやっていると有難いことに(たぶん)最強シール目当てで会場とかで声をかけてくれる人が何人もいて、その度僕は『結果どうだった』とか聞くんだけど、今年はなんか悔しい報告が返ってくることが多かったような気がしました。

 

さて、結果は結果。

天地が変わってもひっくり返らないわけですが、僕は今年の富士ヒル出場にあたって1つ目指したものがありました。

 

 

それは

 

〝主催者選抜での出走〟

 

 

昨年悲願のゴールドリングを獲得し、じゃあ次は...となれば誰しも一度は考える富士ヒル選抜。

 

 

よっしゃ!

ゴールドリングも獲ったし、次は選抜でどこまで自分がやれるか脚試しや!!!

 

 

というのが普通の?(向上心のある)クライマーの思考かと思う。

 

 

では僕の場合はどうか。

 

 

選抜で最強を見せつける?

 

プラチナリングを狙う?

 

超一流クライマーたちに己のツキイチがどこまで通用するか確かめる?

 

 

違う。

 

そんな熱い想いなど無い。

 

 

 

そう

 

 

僕はもう燃え尽きていたのだ

 

 

 

 

初出場から7年、ゴールドを狙い始めてからコロナ禍を挟み、獲得するまで5年...

 

 

あまりに長すぎた。

 

 

子どもの面倒も見ていかなきゃいけない、もうこれで最後と思い、大好きなおしゃべりYouTube動画投稿も減らし(ただ単に面倒臭くなったともいう)、(これでも)大型イベントも直前に入れないようにし、本気で減量し、本気で集中して臨んだ昨年の2023富士ヒル

 

 

〝アレ〟をこの先毎年はできない。

 

 

幾つもの幸運も重なり、何とか獲得したゴールドリング。

 

しかし、あれだけ待ち焦がれた、欲しいと願い続けたはずなのに、実際手にしたゴールドリングは驚くほど軽かった。

 

 

達成感などない

(まあ無いは言い過ぎかも

 

 

虚無感

 

空虚感

 

 

『葬送のフリーレン』という魔王を倒した後の勇者一行のその後の物語を描いたアニメがあるが、その心境に近いのかもしれない。

 

 

もう(魔王を倒して)クリアしてしまったのだ

 

 

ゴールドリングを獲りたくても獲れない人がおそらく大勢いる中で、こんなこと書くのは少し憚れるが、リング自体もテキトーにその辺に放り投げてある。

 

ああ...

俺が求めていたのはゴールドリングを追い続けたあの苦しくも楽しい夢の日々だったのだ...

 

そしてゴールドリングを手にしてしまったらそれはもう2度と味わえないんだ...

 

 

俺にはもう何も残っていない。

 

 

自分は年代別表彰とかに興味がない(実力がないともいう

誰々より強いとか俺は速いんだとか力を誇示することにあまり興味がない

自分が楽しい、面白いと感じることが好き

みんなで協力して最後ゴールでお互いを称え合う富士ヒルが好き

(ツキイチ野郎とかいう野暮なツッコミは無しな!

 

 

俺が出した答えは一つ

『富士ヒル選抜に記念に出て、適当に走って、そこで富士ヒルは引退しよう』

 

ヒルクライムの情熱を失い、これからどんどん弱くなる前に、少しでも走れる今のうちに選抜に出ておきたい

 

 

ただ選ばれるかな...

 

 

ゴールドを獲ったとはいえ、2023年は150人以上が同条件を得ている"ゴールド豊作"の年でもあった。

 

 

今出ておきたい。

 

絶対に今年出たい。

 

 

そこで僕が考えた〝手段〟がBIORACER社が募集するドリームチームだった

(ここまできてようやく本題...!!

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ドリームチームの存在は知っていた。

昨年もそれを真似してゴールドリングを目指す最強チーム"ゴールドロック"を自分で作ったくらいだ。

直接知ったのはにんにんサイクルとかbeautiful cyclistesでお馴染みのISSEYさんとかの影響だったかな?

まあなんかみんなワイワイ楽しそうにしてるなという印象。

 

応募要項はどれどれ...

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・・・!!

 

【チーム特典】

 

なるほど。

 

書いてはいないが、もう一つあるはずだ。

 

 

昨年のドリームチーム、にんにんサイクルの本番直前に発表されていた"年代別"でプラチナを狙うというサプライズ出走。

 

 

 

ということは逆に"選抜"も選べるのではーーー

 

 

※ここで1つ誤解のないように注記すると、選抜の参加にあたってはドリームチーム関係ないよと富士ヒル参加後、担当の人に言われた。YouTubeコメンタリーでは自虐的に言ってしまった部分があるのでそこは訂正させていただきたい。まあ本当のところはどうかはわからないけど(オイ

 

 

応募フォームは埋められる。

 

作文は得意な方だ。

 

・自己紹介

自らを〝最強ヒルクライマー〟と名乗り、ヒルクライムをはじめ、あらゆるスポーツイベントに明るく元気に取り組む様子をYouTube等を通じて発信活動しています。昨年の富士ヒルでは大集団のお尻にしがみつき、初出場から6年越しの夢であったゴールドリングをなんとか獲得することができました。そして大会後の2023年夏には3人目の子どもも生まれ、自転車にのめり込みすぎないように家庭内の平和とFTPのバランスをうまく取りながら、今も育児と自転車に汗を流す日々を送っているそんなどこにでもいる普通のパパライダーです!


・応募動機

最近物心がつくようになってきた長男6歳とまだまだ甘えん坊の次男3歳、そして昨年生まれたばかりの0歳長女。どこまで伝わるかは分かりませんが、富士ヒルクライムでの大きな目標に向けて、いい歳した大人が頑張る姿を子どもらにそばで見て何か感じてほしい(できれば応援してほしい笑)、それが今年の応募動機です。

また、富士ヒルは日本一のヒルクライムのお祭りイベントとも思っていますので、そんな挑戦の様子をSNS等を通じて発信することで、家庭内で肩身の狭いであろう同じパパライダーの方たちと励まし合えるとなお有意義なものになるかなと考えています!


・目標

『3児の父としてゴールドリング獲得』

昨年は(昨年も?)どちらかといえば家族に迷惑をかけながら目指した富士ヒルゴールド。自分勝手に好き放題するのは父としてカッコ悪いと猛反省。今年こそはパパ業を疎かにすることなく、ゴールドリングの獲得を妻と子に喜んでもらうことを目標に、大会に挑む過程も大切にしたいと思います。

 

 

嘘は書いていない。

 

世のお父さんライダーを応援したい気持ちは元々持ってるし、3人の子育てしながらヒルクライマーしてるのも事実だ。

 

ドリームチームに求められるものと自分の強み・大切にしているものとのすり合わせをする。

 

選出はこれから初めてゴールドリングやシルバーリング等を狙う人がやはり有利になるか?

既に獲得してる自分は少し理由づけが弱く感じるな。

 

ただプラチナリングまでは書かなくていいはずだ。それは昨年の雪辱に燃えるにんにんサイクルの求められる役割。そこを被せてはいけない。

 

SNS(主にX)は普段あまり自分からは発信しないけど、情報発信してますよアピールはしておいた方がいいかな。

 

 

 

ーーーさあ、あとは祈るだけ。

 

 

数日後

 

 

 

送られてくる

 

 

 

1通のメール

 

 

 

2月1日※うる覚え

【選抜通知】

 

 

 

よし。

通った。

 

 

選出の内訳は?

 

 

プラチナ狙い4人

ゴールド狙い4人...自分を入れると5人か

 

 

 

 

レベル高っ...笑

 

 

 

まあいい。

 

今年自分のメインターゲットレースは

4月終わりの"Mt.FUJI 100"のトレイルランレース

(もう既に参加費10万かけちゃってるし...)

 

100マイルを走り切るためにはそれなりにランに練習をさかなければならない。

 

富士ヒル選抜はどうせ記念受験だ。

 

ヒルクライムは100マイルレースの後に仕上がるところまででいい。

 

 

それにしてもドリーム"チーム"か。

 

ここまで独りを貫いてきた自分がチームか。

 

自分はあまりワイワイやることに興味はない。

 

競技に臨むのは1人だろ?

 

練習でもレースでも頑張るのは結局自分だろ?

 

それに1人の方がいろいろラクだ。

 

社会人になってまで友達ごっこなんかできるかよ。

 

 

...いやよくないな笑

御堂筋くんに影響を受けすぎている笑

 

 

せっかく選ばれたんだからやれる範囲では交流はしてみようかな。

 

 

 

月日は流れ、

 

 

 

 

4月26-27日

Mt.FUJI 100

100マイルレース完走。

 

 

 

 

ーーーの2日後、

 

 

ゴールデンウィーク

 

ドリームチーム初顔合わせ、富士ヒル試走会

 

 

100マイル直後のボロボロの身体でもシルバーリングくらいかの実力はありそうだ。

 

意外と登れる。

 

残り1カ月でもゴールドリングくらいまでなら仕上がるかもしれないな。

 

 

 

2週間後

 

榛名山ヒルクライム

通称"ハルヒル"

 

 

ギリギリ44分切り。

まずい。

参加したドリームチームのゴールド組の中で俺がダントツで仕上がっていない。

しかも俺は富士ヒルを年代別ではなく、選抜で走らなければならない。

一定ペースを刻む年代別と違って、ゴールドとはいえ選抜では序盤の高負荷を耐えた後のペース走が予想されるため、年代別の時より力が求められる(気がする

 

 

やばい。

富士ヒルまであと3週間。。

間に合わないかもしれない。。。

 

 

応募にゴールドリングとか書かずに楽しみます程度とかにしておいた方がよかったか?

 

いやそんなの最強ヒルクライマーには求められていない

 

ゴールドリングは最低条件だったはずだ

 

 

そのあとはYouTubeのコメンタリー動画でも話した通り、何が必要か考え、限られた時間で何ができるか精一杯やるだけ。

 

100マイルレースがメインとか言っておきながら富士ヒルを目の前にすると結局目標に向けて頑張っちゃうという。笑

 

 

そして臨んだ富士ヒル主催者選抜ー

 

 

走った感想

 

めちゃくちゃ楽しかった

 

ゴールドリングが獲れなかったことがどうでもいいと思えるくらいに。

 

今までの自分ならゴールドリングも獲れなくて恥だ、なんだとのたまうところだろう。

 

 

だが今回は違ったのだ。

 

そう、見つけたのだ。

 

まだあったのだ。

 

富士ヒルには。

 

白金に輝くプラチナリングが。

 

 

開始3分で集団から千切れた自分がプラチナというとまあお笑いに思われるだろう。

 

ただ今回1カ月で仕上げた中で、自分だけがわかる僅かだがそれでも感じる微かな手応え。

 

今回はゴールドリングを獲るため、戦略的撤退というプランニングをしてしまったが、もし力尽きるまで選抜集団に残ったらいったいどこまでいけただろうか。

 

1カ月でこれならもしかしたらイケるのでは。

 

 

5年前に感じた地元赤城山ヒルクライムで年代別優勝を目指そうと思い、その後やり遂げた時(まあ正確には0秒差で負けたけど)と同じ感覚。

 

 

...やれるかも。

 

 

想像するだけでワクワクした。

 

 

最強ヒルクライマーはもともとポテンシャルは高い方なのだ。

 

 

突然名前を出して悪いけど

 

僕が生涯で唯一弟子入りを申し込んだ(断られたケド‼︎)プラチナリング獲得者の火狐ちゃんこと篠崎くんにだって5年前の嬬恋では1回だけど勝ってるし、

(ザッキーはあのときは舐めプレイしてたって言うと思うし、実際そうだったとも思うけど!)

 

今回選抜で走った布留川くんだって5年前の赤城の状態ならワンチャンいけると思いますよとも言ってくれた(ゴールド獲った去年聞いたときは「プラチナ舐めないでください笑」とか言われた気もするけど!)。

 

 

はじめの方に挙げたけど、最近はサブスリーだー100マイルだートライアスロンだーとかいろんなイベントをクリアしちゃってて、ちょうど退屈してたところなんだ。

 

 

ここで原点に帰ってもいいのかもしれない。

 

子育てとか仕事とか環境とか色々なことを言い訳にして、もうあそこまでは2度と出来ないと過去の栄光に自分で蓋をしてることには自分自身気づいている。

 

ずっと気にはなっている。

 

過去の自分を超えられないことが怖いか?

 

それともそれを跳ね除け、また"最強"を見せることができるのか?

 

退屈が裏返る予感がした。

 

 

ということで、本当にプラチナを目指すかどうかはわからないけど

(わからないんかーいw→だって飽き性なところとか逃げ出すところとかもあるしw)、

その一つキッカケをくれたBIORACERのドリームチームには今凄い感謝しています。

 

 

こんな打算的な僕を選んでくれてありがとう。

 

そしてごめんなさい。

 

 

あたらしいおもちゃを見つけることができて僕はいま凄いワクワクしています。

 

 

3児の父というプライベートを切り売りしてでも選ばれた甲斐があったぜぇ...(目的の為には手段を選ばないタイプ

 

 

最後にドリームチームのメンバーにはもう2度と会うことがないと思うので(えw

1人1人に僕からの正直なメッセージを伝えておこうと思う。

 

※ドリームチームのHP掲載順

■なすぴー

理論派のなすぴーと根性論派の僕はやっぱりなんか正直相性は悪い気はするw

でも目標を上回る70分という記録を出してはしゃぐなすぴーをみると、富士ヒルに対する想いは同じなのかもしれない。

でも目標が中途半端だと僕は思う!

次はゴールド狙え。

 

■大賀さん

関西のノリ苦手なんだよな〜笑

扱い方が全然わからん笑

でも面白い人。僕とはまた違う面白さ。そして熱い想いも持っている人ということが分かりました。実力も相当なもの。こんな面白い人なら遠いけど試走会のときから会いたかったですね。

 

■リョウさん

あくまで僕の考えだけど、ドリームチームに本来求められるのはリョウさんのような普通(失礼)の人が努力してゴールドを獲る姿だと思う。なのでこれからも頑張ってください。

ただ十数年後、自分の子どもがある程度大きくなっているときに50近くになって自分がゴールドリング並みの挑戦が続けられてるだろうかは分からないので、腑抜けた自分になっていたらそのときは土下座しようと思います。

 

■たっくみん

ゴールド獲れなかったくらいで泣くな!笑

みんな困ってるぞ!笑

俺はもう去年ゴールド獲ってたからと思って今回主役は譲ったつもりだけど、YouTubeも、減量も、ストイックさも、ヒルクライムも、ビジュアルも、しゃべりも負けはしない。

現段階では総合的に見てゴールドリングの有無の差で今のところ俺の勝ちだ。

また来年チャレンジしてほしい。

ドリームチームももう一回応募しろ。やり直しだ。

 

■はるかさん

僕も本当は楽しく走る方が好きです。

でもたまーにチャレンジするのも楽しいんですよねーはいー

 

 

■ひろむん

妻と子が謎のベールに包まれすぎている。子育て事情が俺以上に謎すぎるw

ヒルクライムについては俺のこと今はまだ"下"に見てると思うけど、油断するなよ?

富士ヒルは俺の最も得意とするステージなんやで。

 

■星狐さん

えー、ドリームチームのZwift合同練習会一度も参加できなくてごめんなさい。なんかアプリ開いたら招待通知が結構きてたことに最近気づいた。

自分は今回余裕が無くて、自分で決めた練習メニューをやりとげないといけないという気持ちが強く、そちらを優先してしまった。申し訳ない。

次はゴールド狙え。

 

■コンドルさん

乗鞍優勝のコンドルではなく、富士プラチナのコンドル。いい言葉ですね。昔強かったコンドルさんが時を経てプラチナを獲ったというストーリーは少なからず僕に影響を与えてしまっています。

プラチナは取り逃げ成功かもしれませんが、サブ3と富士登山競争と100マイルレースが残ってますよ!頑張ってください。

 

■ひっしー

もっと胸を張れぇ!!

絶対シルバーというのはどういうことかわかってるよな?獲るまでやるってことだぞ?

来年以降も結果チェックし続けるからな。

 

■イナさん

10kmラン、サブ3のタイムからして今回は怠慢です。たっくみんとともにやり直してください。

 

■おだえりさん

富士ヒル前日にレースってどういうことですか!?笑

ゆっくり話す機会が無くて残念です!

 

■ぱおみ

なんか苦手なタイプなんだけど、強いて言うならカッコつけてるところより富士ヒル後に爆食してるところとかの方が好き。

 

■はなまるさん

えー、すごい話しかけやすかったです笑

女性のシルバーは男子ゴールド相当といいますし、獲得者も男子に比べて異様に少ない。男子に混ざって獲る走り方なども僕には想像できませんが頑張ってください!

 

■まさトゥー

こいつだけは規格外だ...

めちゃくちゃすぎる...

お前が最強ヒルクライマーでいいよ、もう...

ただ、なんでそんな最強のお前が前挽いてたっくみーがゴールド獲れてねーんだよ!!

バカヤロウ!!!

 

■にんにんにんちゃん

オフィシャルパートナーが目立ちすぎですよ!

嘘です笑

プラチナ獲得理由の熱い想い語ってくれて僕はすごい好きです。僕にはそんな崇高な考えは持てそうにありません!獲れたら自慢するだけです!

お弁当のシャケ食べるのめちゃくちゃ綺麗だから凄い育ちがいいんだろうなーって思ったら、レース後の集まりで想像通りの人が隣りにいた。笑

 

■えーぞう兄さん

自転車貸してくれたことありがとうございました。これは本当に感謝しています。そして巨大チームをまとめるリーダー役なの凄い納得できました。だからこそ外野の僕が無責任に言います。

次はゴールド狙え。

 

 

以上になります。

個別の事情も知らないで好き勝手言ってすいません。

 

 

 

富士ヒル終了時点で今回のドリームチームの契約任期を終えたと僕は思っているので、これからはSNS(X)の発信については以前と同じように最低限に戻して、なんか自分が楽しかったときだけにしようかなと思ってます。

やはりこまめに自分のどうでもいい情報を世界に公開していくスタイルは性に合わないもんな。

 

 

ということで本当にプラチナやるかはわかりませんが、BIORACERドリームチームで得たものは確かにありました。

 

理由はなんでもいいと思うので、なんかドリームチーム楽しそうだなーとか思った人は、また来年がどうなるかは誰にも分からないと思いますが、BIORACERさんをフォローしておいてドリームチームの募集が出るのを見逃さないようにしておくことをオススメいたします。

 

 

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2024Mt.FUJI100雑感【100マイル初参加34時間ゴール】

レースボリュームがマジで多すぎるので自分の頭の整理用に一時メモを残します(真面目か

 

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●受付〜スタート前

富士北麓公園で11:00〜13:00で受付

車で行って富士吉田到着は11時くらい。丸亀製麺よってから北麓公園へ。

仮眠するために寝巻きでいいだろとジャージで運転していったらスタートするとき着ようと思っていた服・装備を全て忘れたことに会場到着後に気づく

ドロップバックはさすがにもってきていたので、着替え予定のものから一部をスタート装備に回し、会場で最低限の範囲でギアを揃える。

会場のニッケでタダで貰えた靴下がめちゃくちゃ良かった。いつも適当な靴下で後悔するのだがこのおかげで前半足トラブルなし。捨てる神あれば拾う神あり。事前購入し忘れていたスタート会場の富士山こどもの国へのアクセスバスも当日購入。その後指定の富士急駐車場へ。

本当はドロップバック預けと受付だけささっとすまし、アクセスバスが出発する20時まで、7時間くらいたっぷり寝ようと思っていた(今年からレーススタートが0時になったらしい)が、ギアのやりくりに思ったより手こずり結局15時くらいになり4時間しか仮眠時間が確保できず。しかも自分はどこでも眠れるタイプだと思っていたのに全く眠れなかった。仮眠で眠れるようにその日は午前3時から起きていたのにこれは予想外。たぶん初100マイルレースのスタート前のあのワクワク感で寝れる人いないのかも。とりあえず目をつむりひたすら羊を数える。あとアイマスクを持ってきていたが耳栓・イヤホンを忘れた。

19時になったらスーパーで買っといた炭水化物オールスターズを食し、装備を整えてアクセスバスへ。最初隣りの人とほんの少し喋っていたが、バスの中の「俺たちは少しでも仮眠したいんだよ」圧を感じ、僕も黙って目を閉じる。ちなみにここでも入眠には至らず。バスの内部照明まぶしすぎうち。

スタート会場のこどもの国には21時半には到着したが、0時までやることがないので、その辺の草むらで寝る。気温14度・風速1m。横になってじっとしているとフル装備でもめちゃ寒い。スタート30分前に起き上がりはちみつパン等を食す。補給食は事前に胃袋に入れておくスタイル。

 

START富士山こどもの国〜F1富士宮エイド

0km〜25.3km

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第1ウェーブ(0時00分)スタート。

スタートまでは震えながら横になっていたが走り始めると思ったより暑く半袖でok。100マイルの序盤のペースが分からなすぎるため、「みんな飛ばしすぎだよねー」などと周りと談笑しながらもベテランの風格を漂わせる歴戦の猛者っぽい人の後ろをキロ7分くらいで勝手にツキイチ。しばらく林道を進み、それからいわゆる送電線エリアと呼ばれるなんちゃってトレイルをだらだら走る感じ。途中チラホラ現れる月明かりの夜の富士山がとても綺麗。登りでちょこちょこ詰まる場面があったがエネ餅を食しておく。日中暑い時や深夜の寒くなった時にそんなにご飯は食べられないと思ったので。特に山場はなく、本当にウォーミングアップ区間であった。ちなみにめちゃくちゃ人には抜かされている。

 

ここまで3時間18分

(26日午前3時18分)

 

F1富士宮エイド〜天子ヶ岳〜長者が岳〜熊森山〜F2麓エイド

25.3km〜52.5km

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100マイルはエイドは5分以内に出よ、という偉人の言葉通り、簡単に食べ物をいただき、水分を詰め替え、トイレに寄って再スタート。

トレラン大会自体が前回のFTR100(100km)から2年ぶりであり、自分が何時間ペースで完走できるか不明だったため、あらかじめいくつかパターンを用意しておき、この富士宮エイドまでかかった時間で考えようと思っていた。ただ意図的にゆっくりきたとはいえ、3時間以上かかったので下手したら40時間くらいかかるかもと頭をよぎる。

それなりに走るとUTMFあらためMt.FUJI100で前半のボスなどと言われる天子ヶ岳に到着。ボスといわれるだけあって急斜面が多く感じたが、パワーウォークのコツを久しぶりに思い出し、ガンガン登る。天子の山頂につくちょっと前に夜明け。登ってる途中に振り返ると富士山の冠から陽光が溢れ出してきて、夜中0時スタートもこれはこれでええやんと思った(なお初参加)。

天子ヶ岳の山頂で完全にご来光を拝む。ここまでかなり余裕がある。自分はレース自体を存分に楽しむためにあまりネタバレは見ない・調べない主義(自分からは見せていく側だがw)なので勘違いしていたのだが、天子山頂に着いたところで、この程度でボスとかいっちゃうなんてトレイル界はみんなちょっと大げさだな〜なんて思っていたら、天子ヶ岳から長者ヶ岳、途中天狗岳、最後に熊森山までの山々が長かった。天子がボスなのではなく、この山々を総称して前半のボスならまあ納得といった感じ。陽が登ればくだりも走りやすくなり、そういう意味でも富士宮エイドまで暗闇を抑えて走ったのは良かったかも。あと途中すでにもう山の中のコースで寝ている人もいてw(たぶん寝れなかった勢?)、28時間くらい眠れていない自分もやや震えた覚え。笑

 

麓エイド到着で8時間13分

(26日午前8時13分)

 

F2麓エイド〜端足峠〜竜ヶ岳〜F3精進湖エイド

52.5km〜70.7km

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麓エイド滞在が15分ほど。気持ち的にはすぐ出たのだが、なんやかんや時間がたつ。エイド名物?富士宮焼きそばとか食べたかったし。こういうのはえーんや!最強ファンを名乗る青年が声をかけてきてこのペースだと30時間切りが無理そうだとのこと。さっきまで40時間とか思ってた自分は天子etcのトレイルでだいぶ巻いたのだと心の中で小さくガッツポーズ。予想を32時間ゴールに変更。

エイド出発後は少しでも登り基調だとみんな歩く人が多い印象だったが、自分は仮眠できていないのが逆によかったのか、朝帰りの大学生のテンションとマイラーズハイで良いペースで走る青Tシャツの人の後ろをツキイチ。人を抜かすのは力がいるので、凄いありがたい。ずっと後ろにつくのはクズな自覚はあったのだが、この前を走る人がさっきエイドで声をかけてきた人と勘違いしており、人違いに気づくのに1時間くらいはかかった。なんか途中途中で反応薄いなとは思っていたのだが(というか今でも正解がわからん笑)しかも途中で抜いてきてしまった。

端足峠のトレイルを適当にこなし(よく覚えてない)、竜ヶ岳へ。峠の分岐には人がたっていて、今からあの山登りますよーと目の前にそびえる竜ヶ岳を指差してそれはそれは親切に教えてくれる。竜ヶ岳の登りはこれまでのトレイルの登りと違って太陽がすごい当たって暑かった。登り終えると山頂から見る富士山はやはり綺麗、そして風が気持ちよい。くだりでも富士山を真正面に見ながらくだっていく感じ。山を下ると本栖湖エリア。ここら辺で500mlのソフトフラスク×2が枯れる始める。自分が走ってた周りの人も同じようで、BBQ場のトイレの水を飲めるか聞いてきた人をやんわり止める。本栖湖湖畔のお店の自動販売機もあったが、軒並み釣り切れだったため500円硬貨しか持ってきていない自分はスルー。エイドまで5kmくらいなのでまあいいやという感じ。しかしトレイル大会ってすぐ林道とかに入らせるから、ロードの感覚とかと違って5kmとかでも意外と時間かかるのよね〜(誰

 

ここまで11時間34分

(26日午前11時34分)

 

F3精進湖エイド〜青木ヶ原樹海〜足和田山(紅葉台?)〜F4北麓公園エイド

70.7km〜97.4km

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精進湖エイドに滞在10分。ここまでエイドのアミノバイタルクエン酸ウォーターばっかり注いで飲んでいたので、排出するものも同じ黄色ばかりのが少し怖く感じる笑。豆スープも出たが、オレンジが特に美味かった。

次は青木ヶ原樹海。このメモはコースマップ見ながら書いてるのだが、マジでここ思い出せん。青木、お前いた?笑

2年前に100kmの部で初サブ10した富士五湖ウルトラマラソンのロード区間を走り、あのときはキロ6分切って走って帰ったんだよなーなどと感慨にふけりながら歩く笑。ただ登りは歩く、それ以外は走るとかしないと活動時間がいたずらに伸びるだけなので少しは頑張る。トレイル大会特有かもしれないけどロードの方が苦痛なの絶対あるあるだろ。

鳴沢氷穴のところでロードが終わり、トレイル区間の紅葉台へ。俺の中で、『山』とか『岳』とかの名前がつかないトレイルは大したことないという勝手な認識があったが、紅葉台一つだけだと大したことないものの、意外と〇〇台という呼び名のトレイル区間がいくつも出てきて少し参る(マイル)。ただ距離的には100マイルの半分の80kmをきているのと、次がドロップバック預けのある大型エイドの富士北麓公園なのでなんとか頑張れる。ちなみに俺はこの紅葉台付近からGarminwatchを充電しながら走ってたのだが、謎の仕様により強制的にGarminが落ちてログが途絶える。ただ充電しながら走るのめんどくさかったので、これはこれでいいかと開き直る。時間は夜0時スタートなので計算しやすいのだが距離の管理が難しかった。ただ近くの人に話しかけるとみんなだいたい教えてくれるし、会話のきっかけになるので(おしゃべり勢)、こういうトラブルを楽しむ方針でいいんじゃないでしょうか〜

富士河口湖町に戻ってきて富士北麓公園への登り。ここにきてのロードの登りがめちゃんこキツい。一応この登りでみんな大好きウルトラランナーみやこお姉さんを抜かしたが自分もほぼ歩き。というか話は逸れるがこのMt.FUJI100に出場して(まして完走してる)女の人は本当凄いよなと心の底から思います。また、これまでは下の富士急がエイドだったらしく、今回から5km200mUP?の北麓公園まで登らなきゃいけないとリピーターの方と数多く会った気がします笑

そして気になるのが、ここでも自分は水分は最後ギリギリだった。俺より遅い人たちマジでどうしてるんだ。。

 

富士北麓公園到着で16時間03分

(26日午後4時03分)

 

F4北麓公園エイド〜小倉山?〜鳥居峠?〜F5忍野エイド

97.4km〜113.0km

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ゴール地点でもある北麓公園に1回目の到着。

トータル滞在は1時間5分。これでも自分としては急いだつもりではある。偉い人がいっていた普通のエイドは5分、着替えなどのある大エイドは30分まで(うる覚え)の言葉の重みを知る。

というかドロップバック受け取って、フル〇ンになって全身拭いて着替えて(更衣室でね)、トイレいって、カップラーメン(箸忘れた)にお湯入れてもらって、持ってきたお菓子食べたりしてるとマジであっという間に時は流れる。ちなみに最後尾スタートされた我らが鏑木会長?にこのエイドで追いつかれる。そして鏑木さんエイド滞在短すぎw(15分くらいか)

北麓公園エイドは体育館ということもあり、周りは寝てる(顔にタオルかけて仰向けになってる)人も多かった印象。自分は自分でもビックリするくらいここまで眠くならなかった。眠れなくても目を閉じていた時間的には、受付後の駐車場で4時間、スタートまでのバスで1時間、スタートするまでの会場で2時間の計7時間くらいは事前にとれていたのでそれが良かったのかも。

 

よくFUJI100(UTMF)は97kmの北麓公園まできて半分という。これはボリューム的な意味であろう。

今自宅に帰ってきてお布団のうえで思えばまあそだとも思うが、当時は足は痛くて(ここら辺は右足の付け根が痛かったんだっけかな?)、ここで半分はヤバいかもと思ったり思わなかったり。

 

北麓公園の体育館からスタートを切るときはスタッフが拍手で送ってくれる。これは本当にいい演出であると思う。ありがとう。

再スタート後は北麓公園から無駄に()トレイルを通って市街地にまた下りる。しかしここで思ったより走れる自分に驚く。やはり全身着替えたのと、幸いにもエイドで靴を1時間以上脱いでリラックスできたのが逆に良かったのかも。もたついてもいいこともある。あと人の後ろとか集団で進むといいと思う。俺たちは独りではないんだ()

 

冒頭でいった通り、装備忘れにより、途中通り過ぎるmont-bellで半袖Tシャツを買うかめちゃくちゃ悩んだが次の日雨予報もあったので着替え後は夜に備えて長袖で走る。

 

名もなき小さな山というのが印象的の小倉山あたりで午後6時を知らせる鐘の放送が鳴り、暗くなったためライト点灯。明るいうちは元気に走って、暗い夜は安全に歩く()のがマイルール笑

なんかこの区間て俺的には有名な山とかがないイメージだったけど、腐っても?トレイルの100マイルレースということで心の準備がなかった分、ちょっとしたトレイルでも逆にキツく感じる不思議。

次は忍野エイド。ずっと『しのびの』って呼んでた(今気づいた)。

 

ここまで19時間36分

(26日午後7時36分)

 

F5忍野エイド〜大平山?〜F6山中湖きららエイド

113.0km〜122.5km

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忍野エイドは滞在7分。後半でも偉人の教えを守る俺カッケー状態。

ただ運動量・活動時間に対して摂取したカロリーが合わなすぎる気がしたので、エイドでは無理矢理あんぱんをコーラで流し込む。これが(たぶん)原因で少し気持ち悪くなってしまった。ただ補給はしないといけないのでこれは難しいところ。

 

コースマップで通ったところを見たら近くに大平山とあったので書いたが、違うかも。あとで動画見返せば何か思い出すだろう。なんか鹿の食害防止ゲートの山があった区間だったと思う(適当

それなりの登りは会った気がするのだが。階段とかもあったっけ?(すっとぼけ

こうやって人は忘れてまた100マイルとかに挑戦してしまうのだろうね...

 

ここまで21時間24分

(26日午後9時24分)

 

F6山中湖きららエイド〜明神山パノラマ台〜切通峠〜高指山〜山伏峠〜石割山〜F7二十曲峠エイド

122.5km〜136.0km

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区間

夜の本格トレイルにもなり、俺はここが1番つらいと思う。

 

山中湖きららエイド到着後、前のしのびの(なぜか変換できない)エイドから何となくあった内臓の気持ち悪さをここで確信。

食べるの大好きな僕が何か食べようと思えなかったから。

お湯で整腸剤を飲んで、仮眠を決断。眠さはなかったけど(マジなのよ〜)が、これより先のエイドは公式には仮眠所はないことと、何か物を食べるコンディションに体の調子を戻すため、そして100マイルレースで一回仮眠してみたかった、ということを諸々考慮し、仮眠テントへ。

眠れはしなかったが30分ほど横になったら食べられるようになったのでエイドで食べ物を補給。おにぎりと豚汁うますぎだろ。

きららのエイド滞在は結局1時間5分。仮眠したことで身体は冷え、脚がガチガチに固まってしまった。もっとストーブの近くで脚を温めるべきだったか。

ただエイドを出て走り出すと、暑く感じるようになったので羽織っていたウェアを脱ぎ、脚もなんとか温まってきて次第に動くようになってきたようで良かった。

 

コースマップを大雑把にみるとこの区間は13kmくらいで山が2つくらいかな?って勝手なイメージだったけど、ほとんどが本格トレイルでなかなか距離が進まない。逆に他の区間はロードなり林道なりで走って距離を稼げるところがある。それがない。

区間の杓子山やラストの霜山が何かと話題な気がするけど、充分に手応えがある。中ボスとの連戦がずっと続く感じ。

よし、これで5つの山々を登ったぞ...!!ハァハァ...と思ってたら「お前が登ったのはまだ1つ目の山だ」と言われるくらいの絶望感。

ちなみにどこかの山の頂上付近で鏑木名誉会長にここで追いつく。自分も人のこと言えないけど、途中見間違えたかと思うほど登りでヘロヘロのように感じt...うわ...何をする...やめっ...(ry

というのは冗談で、自分も石割山の手前くらいから右の腰の後ろが痛みだし、お得意のパワーウォークが困難になっていた。まだ杓子と霜山あるのにマジかよ...と思ったが、痛みの出ない歩き方・走り方・登り方を開発し、痛み出したらまた変える...といった変幻自在戦法でなんとか乗り切る。くだりでは足の指の爪がとなりの指に突き刺さるような痛みが出てきたたため(実際は小さな足マメ?)、絆創膏で補強。前半使っていたニッケの靴下がマジ恋しかった。

二十曲といわず二十万回くらい曲がったところでようやくエイド到着。エイドの直前までほぼ山だった。

 

F7二十曲峠エイド〜杓子山〜F8富士吉田エイド

136.0km〜147.8km

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二十曲峠はINの計測がなかったと思う(え?ないよな?)ので正確な時間はわからないが午前3時ちょい前くらいに到着。

 

二十曲峠のOUTが27時間04分

(27日午前3時04分)

 

固形物がだいぶキツくなってきてるため、エネ餅を味噌汁で流し込む(結局エネ餅は好き)。ただ脳内計算してみると慢性的にカロリーが不足しているのではないかという一抹の不安が頭をよぎる。そんな中、景気づけ?に金色のメダリスト5000を投入。ククク...気づいたか?俺はここまでカフェインを摂らなかったんだぜ(※コーラ除く)的な漫画の登場人物が手足の重りを外すがごとく立ち振る舞い。

おそらくこの杓子山の登りで日が昇る。夜が嫌いな自分は、少しでも夜の活動時間が短くなるよう前エイドのきららで仮眠という名の時間調整もしたつもりだったのでメンタルは結構前向きに。

足元も悪く暗くて難しかった足指マメの絆創膏処理をしっかりとテーピングに補強し直す。

 

杓子山はゴロゴロとした岩場があるところ。ここでは周りに人が全然おらず単独気味な記憶。SNSの杓子山の渋滞が信じられない。。

コースで寝てる人に途中で会って、自分の足音で起こしてしまい、その人が登り始めるも、腰痛を抱える自分が置いていかれ、また独り。。みたいな繰り返し。ただ直前エイドで飲んだメダリストが効き始めたのか腰痛は少しはマシになっていたが。そういえば、自分があくびしたのは全体通してこの杓子山の1回だけだったな。

もうここまでくると完走時間はどうでもよく、完走できればいいので、少しでも快適に走るため、ちょっとでも靴に小石が入ると靴を脱いでいた、たぶん全区間合わせたら20回くらいしてると思う。1回3分でも1時間のロスではあるんだよね...

そして登ってる途中はひたすら「夜明けろ、夜明けろ」と心の中で叫んでいた笑

山頂に近づくくらいでパラパラと小雨が降ってきたが同時に夜明けがきたので、ギリ嬉しさが勝つ。

ただ二十曲峠エイドで杓子山の山頂詐欺には気をつけて、と隣に座った人に言われていて、「ハハ〜ン、これがあの人が言っていた山頂詐欺ってやつだな。じゃあ今度こそ山頂だろ」と思ったらまだ山頂ではなくて、山頂詐欺が続くみたいなことが何度かあった。山頂詐欺がくると分かっていて山頂詐欺に引っかかるの強すぎる。当たり前だけど山頂にはスタッフがいます笑。でも本当に長時間活動してるからそんな当たり前のことも分からなくなるんだよな、という感想。

 

杓子山は急なくだりがはじめにきて、その後に普通のくだりだと思うんだけど、その急なくだり始めくらいでKAI(70kmの部)の先頭らしき人たちに抜かされる。トップ選手の急くだりを生で見れて少し感動、、、というか驚きがやや勝る。

僕はというと狙い通り山頂で日の出(といっても小雨か曇りだけど)で明るくなったので、割と安全に下れた。いのちをだいじに。

 

雨も山頂付近以外ではほとんど降られず最後の富士吉田エイドへ。

 

ここまで30時間18分

(27日午前6時18分)

 

F8富士吉田エイド〜霜山〜FINISH富士北麓公園

147.8km〜166.6km

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富士吉田エイド滞在18分。

途中で着替えたとはいえここまでずっと下はタイツを履いていたのだが、杓子で雨に降られて濡れたせいか太ももの内側がかゆくなってきたのでテントでタイツを脱ぎ脱ぎ。全世界へ生足初披露。溢れ出る解放感。ちなみにこのときテントの隙間から鏑木会長とウルトラお姉さんみやこ姐が通り過ぎたのをたまたま確認。

有名ランナーの出場はこういうとき、よし、俺もいくぞ!となるからいいね。ただ名物吉田うどんは外せなかったので、エネ餅をおかずに、固めのうどんを食してリスタート。

 

霜山登山口までのロードをなんとかヘロヘロになりながらも走り、ラスボス戦へ。

ただここにきて体がマジで動かない。足の痛みとかではなく(いや足はどこかしら痛いけど)、体力ゲージが残ってない感じ。本当にフラフラになりながら登る。ただ周りのみんなもフラフラなので、励まし合って登るの最高に100マイルレース感ある。今思えば、だけど笑。

そして、あんまりこういうこと書かない方がいいんだろうけどここの霜山の登り補給食が尽きる。メントスとハイチュウで誤魔化しながら登る。後半は内臓に優しそうな水やらお湯やら飲んでたのだがゼロカロリーなので、できるか分からないけど直前のエイドでコーラをフラスクに詰めてもらうべきだった。

霜山の山頂は記憶がない笑。なんか富士山が最後意外と見えないんだーた思った覚えはする。

山頂すぎて、くだりは走れるトレイルコースになったが走れない。いや体は走れるんだけど、脳がうまく動かない。足が痛んで走れない人もいるんだけど、自分の場合は頭が働かない(三半規管かな?)、下手したら山の斜面に落ちそうになる笑

というか幻覚という大げさだけど、木が人に見えるときがある。石が鳥に見えたり。一瞬だけどね。あとこれは夜中の石割山くらいから既にあったけど、ただの木が立て看板に見える(たぶん無意識に残りの距離を気にしてるのかも。

 

他の参加者は最後の力を振り絞ってか走る走る。このくだりだけで100人くらいは抜かされたか。

ここでも足が痛むおっさん(失礼)とお互いによくやってると慰めながら走る(ネタバレになるけどゴール後会ったときに完走できたみたいで良かった)。あ、あとくだりで最強さん富士ヒルゴールド獲得おめでとうございます、と握手した笑

いや今さら感www

あれ...それももしかして幻覚か...(本当にあった怖い話感)

 

トレイルが終わり、道を踏み外す危険がなくなったので最後5kmくらいのロードを走り出す。いや限りなく歩きに近い走り。心の中では全力疾走。

 

富士急ハイランドにつくと、この不調はもしかしてハンガーノックなのではと2時間くらい前から思っていた疑問を解消するために階段下の自販機でコーラ購入&摂取。ついでにカフェイン200mgのジェルもここぞとばかりに投入。

そしてここからが本当に最後のゴールまでの登り返し。しかも今度は無駄に()トレイル風ロード道を登らさせられる(いや希望して参加してるのは僕なんですけどね...

 

もう制限時間内ゴールは確実で、無理をする必要ないので林道の登りをトボトボ歩いてると、(たぶん)KAIの若い女性参加者にひと言「ファイト」と何気なく声をかけられた。

 

その瞬間、過去イチ頭がフル回転

 

「女に抜かされる男ってどうなんだ(本当に女性は大変だと思ってるからこそ)」

「距離の短いKAIの人たちになんか負けたくない(よくわからないプライド)」

若い女の子の前でカッコつけたい(男子全ての原動力)」

「動画のネタ的に頑張った方がいいのか(動機が不純)」

 

でも1番は

『憧れのMt.FUJI100で登りとはいえ最後歩いてゴールってどうなんだ?自分の中で胸を張ってマイラーを名乗れるのか?』

という想いに溢れて全力ヒルクライム

 

きっかけは何でもよかったのかもしれない。

たぶんコーラかカフェインが効いたのだと思う。

 

残り3kmを走り抜けてやりましたわぁ...

最高に気持ちの良いゴールだった。本当に。

 

最後34時間30分を切りたくて粘ったんだけど惜しくも届かず、記録は34時間30分33秒。

記録なんてどうでもいいとか言ってたのにw

でもこの長いレースを完走したことに意味があると思うのは本当。34時間半と45時間フルに使ってのゴールだと後者の方が難易度絶対高いだろ...

 

ということで、もっと簡単に書こうと思ったんだけど、思い出しながら書いてたらなんか熱がこもってしまったw

 

あ、次はもうないです。

本当に。

少なくとも翌日の今日時点では。

いいとか悪いとかではなく。

 

 

このメモ?は

あとで間違ってたところは修正するかもしれないししないかもしれない。

 

動画も作る。。。か

なんか書いたら結構満足した感はあるのだが笑

でもたぶん作ります。たぶん。

 

最後はお決まりのスタッフの方、励まし合った参加者の方、その他関係者の方全てに感謝申し上げます。本当に。

 

最高に楽しかったです。ありがとう。

 

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2023.6.18五島長崎国際トライアスロン【バラモンって結局何だろう】

 

Mt.富士ヒルクライム

 

歓喜の...そして待望のゴールドリング獲得から2週間...

 

 

富士山から西におよそ1200km

 

この最強の男が長崎は五島列島、最大の島"福江島"に到着。

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旅の所要時間はというと、自宅からは電車で羽田空港まで2時間かかり、さらに羽田から長崎空港まで2時間のフライトの後、長崎空港からバスで長崎港まで約1時間、さらにジェットフォイルへと乗り換え1時間半かけて、海を渡ると到着するので乗り物乗ってる時間だけで単純計算で合計6時間半...

 

 

いや遠いて。

 

 

そして今回参加するは、そんなここ福江島が決戦の地となる日本国内に4つしかないトライアスロンロングディスタンス大会のうちの一角、

五島長崎国際トライアスロン、通称"バラモンキング"である。

(「アイアンマン」的なあれだな!!

 

これを完走できれば

佐渡に続き、4大会中2大会ということで4皇を半分制することになり、ロングトライアスリートとしてはもう中堅どころではないだろうか(ロング自体は2回目だけど

 

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俺も随分高みへときたものだ...

 

 

2023年4年ぶりの開催となる本大会はコースが一部短縮されスイム3km、バイク154.8km、ラン42.2kmの総距離200.0kmで行われる。

(これまではスイム3.8km、バイク180km、ラン42.2km)

 

 

最強ボク:

ハァ〜

(得意の)バイクの距離が減るのかぁ〜

萎えぽよ〜

 

 

 

 

そして本大会、ウルトラロングディスタンス・ナショナルチャンピオンシップ(長い)というものも兼ねているらしく、成績上位者は海外のトライアスロン世界選手権への参加権がもらえる"ご褒美"つきの大会でもある(らしい。

 

富士ヒルまではバイクに全振りした。

その後、2週間でスイムとランを最低限のレベルまで引き上げる。

なーに。トライアスロンは不得意種目がなくて、得意種目が一つあれば年代別の表彰台はワケなく狙える。

 

俺が属してるM30-34歳のカテゴリ出走者10人くらいだったし!←えw

10人中3位まで世界選手権いけるんかな?w

 

そんな感じでスイムとランの練習不足に臆することなく、むしろ1年ぶりのロングトライアスロンに純粋に心ウキウキさせながら当日の朝へ。

 

トライアスロンのロングっていくつになっても好きなことやってる大きい子どもの修学旅行感あるよね!

 

レース当日は、前日の晴天から打って変わって小雨模様。

 

『天気はあいにくの雨で冷んやりしてますけど、トライアスリートの熱い想いは伝わってきます!』

というお決まりのアナウンスが流れ、気温24度、水温24度という暑過ぎず寒過ぎず絶好の条件のなか、フローティングスタートとなる海の中へ。

 

世界への切符をかけた長い1日が始まる...

 

 

★スイム★(3.0km)

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いつものトライアスロン特有のぷわ〜んという気のないホーンでレーススタート。

 

Aタイプ(200kmの部)に参加してる約550人(公式リザルトより)が公園の餌に集まる鯉のごとく、バチャバチャと泳ぎ出す。

 

私はというと、速くもないのに姑息にも先頭付近からスタート。

すぐ前にいた若い兄ちゃんたちのスイム40分くらいかな発言を聞き、少しチビる。

 

 

というか、トライアスロンってウエットスーツ着たらトイレいけない(いきにくい)からスタート前絶対海の中で...うわ、何をするやめ(ry

 

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コースはというと、富江港という波の起こりにくい内海を1500mを2周回。一度折り返しで上がる必要がある。

 

ブイは全部で5つあり、1つ目のブイに行く途中ボク

 

 

うはw

海泳ぐの楽しいw

 

 

群馬という内陸県在住の地の利を活かし、有視界1mほどの少し濁った海の中を他の人を頼りに(オイ)海中ドラフティング

 

ブイ周りは最短を攻め、"この世から争いがなくなることなんてありえない"というやや達観したスタイルでポジション取りのバトル覚悟で激戦区のコーナーイン側に突っ込む。

 

 

ほら、ぼく元々水球部やし...

水中において素人に当たり負けはしないかなぁって...

 

 

2番目のブイを回ると、方向が変わり、外洋へ向けて進む。

 

真正面からうねりが来たような気もするが、所詮はおおなみ、こなみ、にゃんこの目。

この日スイム会場は風速も0mだったようで、割と快適な船旅でした。

 

そして3番、4番ブイを周り、最終の5番ブイへ。

 

4番から5番へ行く際、なぜか皆大外から回り込む(下図の緑矢印)人が多かったが、過去大会参加者様から頂いた有難いアドバイスにより最短経路(下図の青矢印)を単独で進む。

 

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ありがとう社長。。。

 

 

ただ単独で泳ぐとたまにヘッドアップしなきゃならなくて疲れるので別にどっちでもいいと思います、ハイ。

 

そして最後の5番ブイを回り、後は陸地に上がって折り返すだけという完全に油断していたところで、前の人のキックが顔面を直撃。

 

 

ぐはっw

 

 

一瞬思考が停止。

 

 

レフェリーがカウントを始める。

 

 

5!

 

 

4!

 

 

3!

 

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僕(幸いにもゴーグルはズレていない...

最小限のダメージだ)

 

 

僕、起き上がる。

 

 

審判『まだやれる!?』

 

 

僕『...イケまぁす!!!』

 

 

 

そんな感じ(どんな感じw)で1周目を終え、水で口をゆすぎながら折り返しコーンを回りつつ、会場のお姉さんのアナウンスで自分が50〜60番目くらいにいることを知る。

 

確か手元の時計で1周目27分だったかな?

 

2周目に突入し、スイムにそこまで思い入れのない私(どうした水球部)は、早く終わんないかな〜と完全に流し状態。

 

そうです。僕にとってトライアスロンのスイムはウォーミングアップなんですわぁ。

 

しかし、折り返しで少し周りと間隔が詰まったのか、私の呼吸のタイミングに、隣の人のバタ足の水しぶきがちょうど重なり、意図せず海のミネラルをガン補給。

 

しかもベストタイミングだったらしく、喉をスルーして直接胃袋に入った感じがして逆に咳き込まずに済んだ模様。

 

これ以上のトラブルは御免だと思ったのか、1周目の戦闘体制から一変、周りと距離をとり、周回ペースを落として無事に泳ぎ切る"いのちをだいじに"に作戦を変更。

 

それまで500mおきに手元のGarminWatchが10分を切るラップを途中知らせてくれていたが、終盤は10分超のラップがしばしば。

 

以降は何事もなく、スイムを終えたもののスイムアップは手元の時計で57分(リザルトで57分4秒)。

種目順位は68位だったらしい。

 

 

帽子・ゴーグル・ウエットスーツを脱ぎながらゲートを越え、シャワーゾーンを抜けて、バイクバッグをピックアップして、男子更衣室テント内へ。

 

 

というか、1つ言わせてほしいんだが、

この五島トライアスロンスイム→バイクとバイク→ランのトランジション場所が異なり(15kmほど離れてる)、バイク預け含め、事前の用品の預けが初参加者には分かりにくいと思った(まあこれはしょうがないんだけども。

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↑ギア等の預けの仕方

これで完璧にわかるやつおる!?

(僕はわかったけどね!)

 

 

リハやってくれ、リハ。

 

 

いや準備も含めてトライアスロン

闘いはレース前より始まっているのだ。。。

 

 

話はレースに戻り、第一トランジット男子更衣室内。

 

締め切ったテントからはオッさん(いやお前もな?)特有のムワッとした臭いがして、ややテンションが下がったが、ヘルメットをかぶった後、雨予報ということもあったので靴擦れ防止に足という足にワセリンを塗りたくり、ついでにトイレに寄り、自分のバイクラックへダッシュ

 

小雨が降っており、路面は完全にウエットのなか、練習してないバイク飛び乗りに失敗しつつ(いつものやつ)、バイクスタートゲートをくぐり、得意のバイクへ。

 

トランジットはたぶん5分くらい。

 

ワセリンで手がベトベトでハンドルが持ちにくかったのが少し気になった。

 

★バイク★(154.2km)

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※写真は前日の試走時(本番は雨のち曇り

 

総距離を200kmにしたかったのか、完全に端数の煽りを受けていると思われるバイク154.8km。

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コースとすると、富江エリアをスタートし、海岸線を少し走った後、山間の内陸部へ進み、アップダウンの続く山岳地帯を2周回し、また海沿いに出て福江エリアに進むという獲得標高1800mの国内4大ロングの中では、屈指の難コース(らしい!!

 

はじめのトンネルに続く坂までにシューズを履き終え、呼吸を整え、塩分タブレットを適当に溶かしまくったポカリをグビリ。

 

背面ポッケにはエネ餅3つアミノバイタル3つ。

 

エネ餅が1個150kcal、アミノバイタルが1袋100kcalとすると合計750kcalってとこか。

 

これ以上はおそらく必要ない。

 

え?

 

200kmのトライアスロン、10時間近くかかる持久系スポーツにしてはカロリーが足りないんじゃあないかだって?

 

残念だったな鷲巣...

 

俺は事前に朝メシで大量に胃袋に詰めてきたのさ...!!

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(いや、競技中に内臓の消化にも力使うのってなんか体に優しくなさそうやん?)

 

 

コースははじめ、離島らしい海を横目に海岸線を駆け抜ける島の外周道路を走る。

 

つまりは、ど平坦道!!

 

 

ゴォオオオオオ!!!!!

 

 

やはり、くるか。。。

 

 

 

トライアスロンバイク。

 

 

空力に特化したエアロフォルムの車体に、空気抵抗を極限まで減らす姿勢が可能なダウンヒルバー、極めつけは空気を切り裂き轟音響くディスクホイール。

 

己の力のみで長時間走り続ける必要のあるトライアスロンという競技においてこれほど最適化された機材はないだろう。

 

 

対して、ワイは...

 

 

今回はエアロロードバイクを用意した。

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(というかこれしか持ってないし!!)

 

富士の山で最強のヒルクライマーの証を共に勝ち取った戦友でもある。

 

 

さあ、やろうか。

 

見せてやるよ。。

 

 

結局は己の脚力(エンジン)だってことをよ!!

 

 

 

 

ぬりゃぁあああああああ

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

いや、

あれやっぱズルだわ。

 

 

下ハンドル握って、鍛えた体幹でエアロフォーム取りつつ、目いっぱい回しても、、、少しずつではあるが差が開いていく、、、

 

 

うるさい!

 

ワイはアレについていくんや!!

 

 

もっと低く、もっと細く...

こっちも極限までエアロ特化や!!

 

 

でも追いつかん!

 

新幹線かワレェ!!!

 

 

って、ワイが何の作戦もなく、エアロロード持ってくるわけないやろ。

 

 

次のくだりのぼり...通称"ジェットコースター坂"で見せたるわぁ!!

 

 

直前の下り坂にフルスピードで突っ込んでからの、急勾配の登り返し!

 

これを"3連続"や!!

 

 

こちとら"軽量"エアロロードバイク

 

 

重力に堕ちろ!

 

 

重力に沈め!!

 

 

 

・・・!!!

 

 

ついてきよる。

あの重たいバイクで。

 

 

さすがはトライアスリート、ヒョロガリのクライマー共とはそもそも発揮できる最大パワーが違うっちゅーことかいな。

 

 

 

ただ、残念やったな。

 

 

次の山間のトンネルを抜ければ、そこからは本格的な山の登り。。。

歌って登れるオールラウンダーとは俺のこと。

君らとは"サヨナラ"や。

 

 

後続のトライアスロンバイク集団を完全に引き離す...!!

 

 

 

たださっき登りの途中で抜いたトライアスロンバイクの人...

 

抜いたときに俺の名前を"本名"で呼んだような...

 

珍しいな...

 

誰だろう...

 

 

まあ、いいか。

 

 

さて、そんな感じで実際引き離したかどうかは分からないが、周回コースに入り、少し走った先の対面となる(たぶん)1kmちょっとの直線道路へ。

 

すれ違うことで、前との距離、後ろとの差、自分の大まかな位置を把握する。

 

やはり前を走るのはTTバイクにエアロヘルメットを被った宇宙人スタイルの猛者ばかり。

 

対面コースが始まる分岐ポイントですれ違った目立つ緑ジャージの外国人ぽい人を参考に、タイムを計測。

 

 

7分差か。

 

まずは第一目標だな。

 

 

 

ここからは荒川温泉へと向かう8〜9%の急勾配も現れる入り組んだ湾に沿ったテクニカルなアップダウンコース。

 

小雨が降った後のウェッティな路面なのがやや気にはなるが、こちらはディスクブレーキ仕様。

 

 

悪いな、俺は荒れてるコンディションの方がテンション上がるタイプだ

 

 

腕ぐるぐる、指パキパキ、首ボキボキッ!!

 

 

 

まあ、やってやりますか(笑)

 

 

 

 

そぉーれ!!

 

 

 

ひとこぎで前のバイクをとらえる

(ひとこぎではない

 

 

 

ハハ...!!

 

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俺だけ羽が生えてるみたいだ!!!

 

 

軽い!

 

きっと今なら空まで飛べる!

 

 

今回は"ケイリョウカ"ってやつのためにDHバーですら置いてきた!

 

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(いや、サドルはついてるよ?さすがに)

 

 

だって重りって思っちゃったから!!

 

 

これが俺の魂の解放だ!!!

 

 

(不慣れなDHバーに2週間で慣れるより、そもそもTTポジションスタイルを練習しなければいいってのが逆転の発想だよね!←おい)

 

 

 

そして、すぐにダウンヒル

 

 

こっちもトライアスロンバイクのブルホーンハンドルより断然エアロロードの方がコーナーの小回りがきく!!

 

 

楽しい!!

 

楽しいよ!

トライアスロン!!

 

 

 

エイド補給も要らない。

 

雨降る曇り空ならボトルも一本で充分。

 

もう誰も俺を止められない!

 

 

山の登りとコーナリングでかなり後ろとの差をたいぶ広げた(気がする

 

この直線基調の平坦道路を過ぎれば、もう2周回目だ

 

 

ん?

 

 

直線?

 

 

平坦?

 

 

 

やあ(とは言われていない)

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ああ゛!?

 

 

お前は20kmは手前の山で置き去りにしてきたやろ!!?

 

 

いや

 

つーか

 

速..

 

こ、これは...

 

 

向かい風!!!

 

 

トライアスロンバイクって乗り物は向かい風の中こんな速く走れる乗り物なんか...!!

 

 

先行される!!

 

 

そして離される!!

 

 

後方にいてなお置いていかれる..!!!

(トライアスロンはドラフティング規定があるよ⭐︎先行車の先端からバイク6台分12mはあけようね⭐︎ミ)

 

 

 

リニアモーターか!!!!!

 

 

 

そのとき、ちょうど2周回目の始まりとなる分岐を通過。

ここまで73km/154.8kmを通過。

 

 

あと1周。

(本当は周回ループ後も30kmくらいあるけども!!)

 

 

6月1週目の富士ヒルまではひたすら3ヶ月間バイク練習、その後わずか2週間でスイムとランを突貫工事で仕上げた付け焼き刃侍の自分にとって、"上"へ行くためにはバイクでマージン確保が絶対条件。

 

 

やるか。

 

アレを。

 

 

 

トライアスロンバイクくん(失礼)

 

一つ言い忘れてたわ。

 

まだ"とっておき"あるんやったわ。

 

 

 

次の荒川の登りで見せたる

 

ここまで封印していた

 

"ダンシング"を。

 

 

Shall we dance ??

 

踊ろうぜ?

 

 

この楽しい楽しいトライアスロンロングディスタンス、いっちばんキツいところでよ!!

 

 

 

そぉぅうううれぇえええ!!!

 

 

ここで引き離さんでどこで踏むぅ!!!!!

 

 

(天使の声)

待って!

最強ヒルクライマー!

そんなことしたら3種目のランに使うはずの力をここで使っちゃうわ!

 

ヒルクライマーとして山で飛ばしたい気持ちはわかるけど、あまりにも危険よ!!

 

2週間前の富士ヒルゴールドで満足しちゃったの!?

トライアスロンは上位入賞は諦めたっていうの!?

 

 

 

へへ...

 

諦めてねぇよ。

 

 

富士ヒルの2週間後となるこの五島トライアスロンに申し込んだそのときから

 

 

オレは富士ヒルゴールドとーーー

 

 

富士ヒルゴールドと五島入賞

どちらもまだあきらめていないよ!

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と、そんな熱いやり取りがあったわけでもなく、バイク自体も事前にロング走を充分に行っていなかったせいか腰がめちゃくちゃに痛い。

 

平坦や下りで満足なエアロフォームも取れないくらいに。

 

ただ幸運だったのは、ダンシングを織り交ぜ始めたことにより、登りのタイムも維持することができ、身体もほぐれたのかエアロフォームも取れるように戻ってきた。

 

 

ただ...

 

キミは...

 

やっぱりついてくるんやねぇ...

 

 

トラ(イアスロンバイク)くん。

 

 

そしてさっきより追いつかれるポイントが早い。

 

 

つまりは疲れとるいうことか、このボクゥが。

 

 

確かにもう100kmを超えてる。

1時間のヒルクライムに特化してきた"ツケ"か...

バイクのロング練習なしに誤魔化しがきくのもこの辺りまでなんやろうねぇ...

 

 

ただ、この"下り"のコース局面、

 

離されへんでぇ...

 

 

100mほど前、カーブが現れる度に見え隠れするかしないかの距離で後ろを追う。

 

腰が痛いとか言ってる場合じゃない。

 

下ハンのさらに下(もちろんそんなところはない)を持って、極限のエアロフォームへ。

 

先行するバイクの進入角度・向きをヒントにコーナリング未来予知することで1秒、1mを削る。

 

 

 

ヒルクライマーとして"登ってきた"ということは、それだけ"くだってきた"ということだろ。

 

 

もう地元・赤城山200回以上登ってる。

 

 

とくと味わえ!

これが上州名物からっ風

赤城颪-あかぎおろし-で育てられた

"レッドキャッスルダウンヒル"や!!

 

 

下りでは何とか喰らいつくが、コースは2回目の直線平坦道。

 

 

さっきはここで置いてかれたが、今回はさっきのようには行かないぜ。

 

 

ここからはエアロもクソもない、平坦でもダンシングの踏みまくり気合いのスプリントスタイルじゃ、ボケェ!!!

 

 

ハエはハエでも

平坦も飛ばせるハエとは俺のこと!

 

 

機材で劣るなら、単純明快、

 

その分、踏めばいいじゃなぁい!!

 

 

(うわぁ...)

 

 

ただ、それでもなお、追いつくことはなく、むしろ無情にもジリジリと差が開いていく。

 

 

 

アイツ(失礼)

絶対、電磁石で浮いてるわ。

 

 

 

そして、昭和のド根性(平成生まれだけど)がそう長く続くはずもなく、周回コースが終わる分岐(123km/154.2km)で完全にマサラタウンにさよならバイバイ。

 

 

この置いていかれた状況下でバイク最終盤に単独走はペースが保てんかもしれん。。。

 

 

というかバイク始まってから、心拍計はいきなり220超えたと思ったら数十秒後には70下回ったりと全然当てにならん(本当は160くらいを目安に走りたい)。

雨降って身体が濡れてる影響で光学式だとうまく反応しないのか?

パワーメーターもパワーメーターでこのいわくつきの4iiii製だと参考にならんしな。。。

 

 

 

とりあえず脳内でバーチャルパートナーを前に作り出して、それにツキイチするイメージでいこう、うん。

 

 

 

トライアスロン

 

それは柔軟さが求められるスポーツである。

 

 

 

行きで通った3連続ジェットコースター坂を再び通過。

帰りの方が登り返しがキツかったのはここまで頑張った証拠だろう。

 

 

参加案内に同封されていた地元の小学生オススメの観光スポット鬼岳を横目にランへのトランジットへと海岸線の道路へ戻る。

 

途中少しの坂でも失速しそうになるが、途切れることなく島民が沿道から声援をくれるので余裕あるフリで笑顔で対応。

 

特に子どもの応援には、

 

トライアスリートはこんなにもカッコいいんだぞ...

 

(子ども見えなくなってから)

 

...ぐはぁ...疲れた

 

 

といった感じで元気をもらう。

 

そして福江の市街地に入り、ランのトランジットに向けてシューズのバリバリを取り外し、着陸体制へ。

 

ライン前で降車し、ゲートをくぐり、バイクをスタッフに預け、トランジションエリアの外堀公園内へ。

 

スタッフからランバッグを受け取るが、足が思うように動かない。

 

 

脚が重い。笑

 

この公園だけ異常な重力が発生してるみたいだ。笑

 

 

もし、あと30km...

 

本来の180kmコースだったら最後まで持たなかったかもしれんな...苦笑

 

 

サングラスを手に取り、テント内で靴だけ履き替え、バイク用品を詰め込んだのち、最小限のトランジット。手元では2分くらい。

 

 

バイクの記録はというと、公式(たぶんトランジット1・2両方含んでる)記録は4時間36分00秒種目7位

 

スイムから50位以上のジャンプアップ。

 

※しかもなぜか途中競ってたトライアスロンバイクの人に数十秒差で勝ってるやん!

なぜだ?

やはりトライアスロンは早着替え対決なのか!?

 

 

なあ、俺たち、

 

エアロロードバイクにしてはよくやったよな?

 

 

ベヒーモス(愛車の名前クセ強すぎ問題

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あとはゆっくり休んでくれ。

 

 

実況席から名前を呼ばれ、ランゲートをくぐり、勝負のランパートへ。

 

★ラン★(42.2km)

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※これも前日の写真

 

 

ハァハァ...

 

ここから約42km、フルマラソン

 

通常、他のトライアスロン大会では、ランパートの前に"ラックにかかっているバイクの数"でだいたいの順位がわかるが、このバラモンキングはスタッフにバイクを手渡す形式のため、それが不明。

 

 

前後にランナーもいないため、自分のペースで走り出す。

 

 

天気はスイムスタート時に小雨が降ったものの、その後はアスリート的には過ごしやすい絶好の曇り空。

バイクの後半からは路面も乾き始めてる箇所が多くなり、ランでは完全に乾いていたと思う。

 

 

しかし、バイクが速い(バイクだけが取り柄のような自分のような)人種にとって、このバイク→ランの繋ぎは鬼門になる。

 

バイクでAve.40km/h以上、ダウンヒルでは70km近く出した感覚でそのままランに突っ込むとどうしてもオーバーペースになりやすい。

 

フリーメーターアスリート(感覚派と言いたい)であるはずの自分も、走り始めのこのときだけは手元の時計と睨めっこ。

 

 

ピピ...

 

 

4:20/km

 

 

速すぎる。

 

 

抑えよう。

 

 

ピピ...

 

 

4:40/km

 

 

これでもこんなに速いのか。

 

 

慌てるな。

 

 

俺の実力はもっと"下"だ。

 

 

ピピ...

 

 

5:00/km

 

 

よし!

 

 

このペース感覚!

 

 

ロングのトライアスロンでは自分のフルマラソンのベストペースからキロ30秒ほど落としたペースがいいとされている(ベストがサブ4の5:40/kmなら、トライアスロンでは30秒遅れの6:10/kmといった感じ)。

 

 

俺の場合は、富士ヒルからのこの2週間で一度しかロング走を出来なかったが、その時の20kmを4:30/km前後で刻めた感じから5:00/kmでいってみる!

 

 

数km走ってみた感じ、別にキツいという感じはない。

 

 

いけそう!

 

 

そして市街地から幹線道路へ、その先を曲がった住宅地の細道に差し掛かったあたりでマーシャルぽい人から

 

 

えー・・・

 

 

キミ

 

きゅうり、ね。

 

 

は?

 

 

きゅうり???

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なんだそりゃ。

 

 

いや、

 

待てよ・・・?

 

 

 

 

 

"9位"じゃねーか、どあほう!!

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まさかのシングルリザルトだと!?

(競技中ボクここではじめて自分の順位を確認)

 

 

このままいけば...

総合表彰台も夢じゃない!?

 

 

最低限世界選手権への参加権がもらえる年代別入賞ができれば御の字だと思っていたが、これは嬉しい誤算ってやつか!!

 

 

熱い鼓動...高鳴る胸...

 

 

しかし、住宅地を抜け、沼らしきところを曲がったところでこのコースの最初の坂が現れる。

 

まあ確かにややキツい。

 

ちなみに、この五島、バイクのアップダウンが有名らしいが、実はランも中々にタフなコース設定。

 

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その内容はというと、島南部の市街地から北の教会まで片道10kmの道のりを2往復で40km、あとは折り返しやゴールでの細かい距離調整といった感じだが、感覚的には片道10kmの間に大小4箇所ほど、坂...というか丘?がある感じ。

 

 

この地味なアップダウンが、地味に脚を削る(らしい!!

 

 

うーし、俺の筋肉たちー

一つ目の坂の前に点呼とるぞー

 

へばらないためにシフト制でいこうと思うから返事してなー

 

 

大腿筋〜

 

 

→『あー自分もうダメっすー』

 

 

ふくらはぎ〜

 

 

→『自分シフト入るの無理っすねー』

 

 

ハムストリング〜

 

 

→『ダンシングあとのローテーションはブラック労働ですわ笑』

 

 

お前ら...

 

 

残り40km近くどうするんや...

 

 

 

あれ?

ちなみに胃袋のやつは?

 

大腿筋・ふくらはぎ・ハム

『あ、アイツならこの後アフターあるからって固形物もう無理って。なんか飲み物くらいなら勝手に入れといていいっすよ、とかなんとか・・・』

 

 

そんな満身創痍?といえる状況下で、それでも残ってる筋肉を探し出し、総動員し、身体を前に倒し、その真下に脚を着地するというランニングの原点の動作を思い出しながら、5:00/kmペースで着々と距離を刻む。

 

 

坂は意外と気にならなかった。

 

 

総合入賞をチラつかされたことも良い意味で影響があったのかもしれない。

 

 

というかレース中も走ってるとき思ったんだけど

 

 

これってトライアスリートハイじゃね?

 

ただハイはいいけど、ランの5km過ぎでもう来るって早すぎじゃね?

 

 

最後までもたないんじゃね?

 

思いのほか軽やかに動く脚とは裏腹に、一抹の不安が頭をよぎる。

 

 

というのも補給がもつかちょっと気になりだしていた。

 

途中だいたい1.5kmおきにエイドがあるものの、

固形物は取れない(取る気にならない。たぶん胃が受け付けない

しかし飲み物を摂り過ぎるとお腹がポチャり出してしまう。

ただ3種目目のフルマラソンを補給なしでいけるほどの、そこまでの"事前輸血"はしてきていない。

 

そのジレンマと闘いながら、水分摂取の最適解を導き出す。

 

一応バイク中に、ランが始まる1時間前にはすでに全ての補給を終えることが出来ている。

 

 

残り数kmでガス欠なってもそれくらいならたぶん気合いでいけるっしょ!

 

 

...的な楽観思考で

はじめの教会までのエイドでは水で口をすすぐ程度。最低限のスポドリ摂取。コーラはまだ封印。

 

 

順調、順調。

ペーシングに関しては出来過ぎなくらい。

 

 

途中7kmの看板あたりで先頭とすれ違う。

 

 

乱暴にキロ5分だとして、6km差...

 

だいたい30分差か...

 

 

意外と近いな。

というのが素直な感想。

 

 

そして、

10kmの教会までの湾の側道で、バイクのはじめの対面コースですれ違った緑ジャージの外国人をとらえる。

 

競ると嫌なので、教会のエイドはスキップし、折り返しの間隔をできるだけ狭める姑息な作戦。

 

 

そんなに余裕はないが、折り返しの坂でちょいスパートかけて一気に抜く。

 

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折れろ...

折れろ...!!

 

 

というよりはついてこないでくれ、という願いに近い。

 

 

追ってくる気配は...ない。

 

 

これで総合8位。

 

 

総合8位?

 

あの4大国内ロング大会の五島長崎国際トライアスロンのAタイプ(長い方)で8位だぞ!?

 

 

ふふふ。

 

あの憧れの

 

国内の!

 

ロングで!

 

総合入賞!

 

しかも8位!

 

 

なんか妄想が膨らむぜぇ...

 

 

ということで

 

そこからは嬉しさのあまりか正直よく覚えていない(←オイ

 

13km看板くらいのところで、

俺の8位入賞のパレードランにしては残り30kmは長すぎないかぁ(笑)

 

とか

 

13km過ぎくらいでビデオカメラを積んだトラックにちょっと並走で撮影されて、

あ〜俺のたくましい走りが映像におさめられてるわ〜

 

なんてことは思ったような気がする(恥ずかしいやつ

 

ただそんな浮ついた感情の中でも5:00/kmペースは維持できており、変化が現れたのは20km目前の市街地にかかる橋の手前。

 

 

ほっほっほっ

 

 

なんだこのバンダナの人。

 

追い上げてきたのか。

 

 

...てか、ラン速っ!!

 

 

俺の声が聞こえたのか

まだまだあと20km近くありますよ〜

と余裕の返答。

 

こっちは安定の5:00/kmを刻めているはずなのに、みるみる差が開く。

 

 

あれたぶん4:30/km以上出てる。。

 

追いかける気にすらならん。。。

 

レベルが違うとはこのことだな(白目)

 

 

総合の順位を一つ落とす。

 

 

しかしだ、最強ヒルクライマー。

 

抜かれはしたが、お前は元々練習不足の身、さっきの人と張り合おうなんて気の良すぎる話だ。

 

 

幸い、折り返すたびに後ろとの距離はわかる。

 

まだまだ後ろは来ていない。

 

無理に追ってバテてペースダウンするんじゃなくて、このまま自分のペースを刻んで、あとは後ろが追い上げないように神にでも祈れ。

 

それがお前にできる唯一のことだ。

 

 

ハイ、マスター。

 

そうですよね。

 

 

自分みたいにバイクが得意なやつもいれば、さっきの人みたいにランが速い人がいる。

 

ただバイクでは相当な差をつけたはずだ。

 

さっきの人は安定した走り方から見て元々実力者。

 

もう、そんなにランが"速過ぎる"人が後ろに残っている可能性は低いはずだ。

 

 

20km(21km?)の折り返しのゲート地点で手元の時計を見ると1時間43分

やっぱり、自分の今の状態にしては悪くない。むしろ上出来だ。

直後のエイドでメダリスト9000を胃にぶち込み、気を取り直し、身を引き締めてこれまで通り正確なランニング動作を一歩一歩繰り返す作業に戻る。

 

しかし、メダリストをキメたはずにもかかわらず市街地から幹線道路の何でもない坂道がやけに苦しい。

 

ペースは5:30/km付近にまで落ちる。

 

 

やはり練習不足が現れ始めたか(言うの何回目だ...

 

 

エイドではコーラを積極的に摂取し始める。

 

このコップ1杯に含まれる50kcalほどの積み重ねでガス欠にならないようなんとかやり過ごす。

 

要所の坂では上がらない脚を精一杯上に持っていく。

 

 

佐渡のときのように絶対に歩きたくない。

 

佐渡年代別1位だなんて浮かれてたけど、ランは歩いたり止まったりと内容は散々だ。とても1位を誇れるような走りではなかった。

 

そんな不甲斐ない走りが自分でも許せなくて表彰式でもらった木の表彰盾は今も箱に閉まったままだ。

 

この五島では、やり切って、悔いの残らない走りをして、今度こそ飾りたい。

 

25kmくらいで予報には無かった日差しが差し込み始める。

 

カンカン照りではないが、マラソンするにはちと暑い。

 

 

しまった。。

 

雨予報で日焼け止めを塗ってきていない。

 

 

ただ、それはみんなも一緒のはずだ。

条件が同じなら闘える。

 

トライアスロンはよく『忘れ物しない王選手権』なんて言われるけど(言われない?)、俺からすればどちらかというと『忘れ物してもなんとかなるだろ王選手権』だと個人的に思う。

 

 

だから日が出てきても大丈夫。

 

ただ、

暑さのせいか、水分不足か、手が痺れる。

 

 

とりあえずエイドごとに首筋に水を垂らしてなんとか誤魔化す。

 

あとあらいぐまラスカルばりに手洗いを徹底。

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痺れが少しは改善される。

 

 

折り返し地点のメダリストが効いていると自分に言い聞かせながら、メンタル的にキツい今日2度目の景色の道のりを消化していく。

 

1周(1往復)目では20kmもの間、5:00/kmを刻めていたラップが、2周目に入り、このときすでに5:40/km近く。

下手したら下回っていたかもしれない。

わかりやすくバテている。

 

ただ佐渡の悔しさを胸に、"歩かずの精神"("殺さずの精神"みたいに言うなぁ...)で、フォームを崩しながらもなんとか走る。

 

30kmの二度目の教会折り返しも1周目同様に の理由・立ち振る舞いからエイドスキップ。

 

案の定、折り返して1kmないくらいの間に、折り返しをしてきた証である反射板を手首につけたランナーが後方に数人見受けられる。

 

 

そしてすぐ後ろにも1人。

 

これは逃げ切り厳しいか...!?

 

 

たださっきも言ったように、俺にできるのは俺が今できるペースを刻むだけ...

 

俺もペースは落ちている。

 

ただ相手も30kmも走れば大なり小なりみんなペースは落ちるはず...!!

 

 

というかそうであってくれ(願望

 

 

折り返し過ぎたら

もう後ろは見ない。

 

 

 

ゴールは前にあるものなのだから。

 

(決まったァ...

 

 

32km地点、残り10kmのエイドで最後のメダリスト9000をキメ込み、力なくラストスパート。

 

気持ちはラストスパートだけど、ペースは上がらない。

 

肩で息してるし、顎は上がってるし、走り方たぶんめちゃくちゃだ。

 

 

さっきの折り返しで後ろにバテてるのバレたかな。笑

 

 

残り5km

 

いや残り3kmを過ぎても

 

いつものスパートがかからない。

 

 

というのも、本番当日から遡ること4日前の水曜日、練習してきていない焦りからかランの5kmタイムトライアル走をしようとして、無理矢理筋肉を動かそうとした結果、走り始めて300mほどで腰の筋を痛めた経緯がある。

 

レース当日までに何とか痛みは引いたが、もし無理にスパートかけたとして、アレが再発したら、、、

 

 

 

怖かった。

 

 

 

そして、勝利の女神というものがいるのであれば、そんな臆病者の味方はしないのだろうな。

 

 

41.2kmの看板を過ぎて、最終エイド。

 

 

 

振り向くと、追いつかれていた。

 

 

そしてすぐさま抜かれる。

 

 

ただ全行程200kmのうちここは199km地点、9時間近くかけてここまで走ってきたワケだ。

 

 

俺だって少しは粘る。

 

 

ただ、身体がついていかない。

 

 

言い方はあれだけど、

1周目の終わりで抜かれたときよりはスピード差は感じない。

 

 

でもついていけない。

 

 

ああ...

 

 

これは...

 

 

俺が遅いってことなんだ...

 

 

 

 

総合10位

 

 

 

10位でも入賞になることは知っていた。

 

 

ただ憧れのシングルリザルトを逃した感は強い。

 

 

 

でも!

 

離されてるけどここはついていく!

 

 

残りたった600m!!

 

 

これ以上、追い上げるヤツがいて、ソイツに抜かされて、それこそ総合を逃すわけにはいかない。

 

そこからはへなちょこダッシュでスパートをかけ、福江港のターミナルを回り、赤いカーペットが敷かれたゴールゲートへの直線へ。

 

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公園の入り口を曲がった赤い直線コースの先に

さっき俺を追い抜いた人がゴールテープを頭上に掲げているのが見える。

 

 

 

ああ、ゴールまでの

この時間・・・

 

長いなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

前走者のゴールから

20秒後...

 

 

 

俺、ゴール。

 

 

ランの記録は3時間36分40秒種目18位。

 

総合記録は9時間9分44秒

そして、総合10位。

 

ランで1人抜かして、2人に抜かれたわけだ。

 

 

俺ってやっぱラン遅いなぁ...

 

悔しいなぁ...

 

シングルリザルトって周りに自慢したかったなぁ...

↑それかい!!

 

 

ランもせめて5:00/kmのラップを最後まで刻めていれば、9時間切って8時間台もあったなぁ...とも思う(総合8位までの人はちゃんと?9時間を切る走りをしていた)

 

 

↓ゴール後の写真撮影

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(この笑みの下には深い悲しみがあるに違いない...)

 

 

 

 

 

 

こうして俺のバラモンキングは終わった。

 

 

こう言っちゃなんだが、結果には満足している。

 

 

バイクは年明けからヒルクライム特化の短時間高強度練習しかしてきてないし、スイムにいたっては2週間前から公営プールでちょこっと泳ぎ始めたばっかりだし、ランだって通勤で往復3km走るくらいで平均したら月間50kmくらいしかたぶん走ってない(ここまで早口

 

 

ただそんな練習してない自慢はどうでもよくて、やっぱりレースになると、スイムで、バイクで、ランで人との差をそれぞれみせつけられると、もっと練習しておけば良かったとなる。

 

 

翌日、トライアスリート界のアカデミー賞と呼ばれるような呼ばれないような表彰式に出席。

 

総合入賞者が待機する席で

俺を最後華麗に抜き去った人のランのタイムを確認すると俺より20分くらい早かった。

 

 

まあそりゃ抜かれるし、ついていけないわな!笑

 

 

サブスリーもしてるみたいだし!

 

 

俺はいつになったらサブスリーできるんだ(怒

 

 

そして、もう一つ意外だったのが、バイクパートで俺のエアロロードバイクトライアスロンバイクで死闘(と勝手に呼んでいる)を繰り広げた、俺を本名呼びした人が、実は2021年に、彩湖道満トライアスロンという埼玉の大会で、俺を最後数百メートルで抜き去り、屈辱の3位となったときの2位の人だった。(今回ももちろん総合入賞している)

 

↓2021年の彩湖道満トライアスロンの記事

8/14(土)彩湖道満トライアスロン【裏彩湖】 - 最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記

 

 

先に言えよ...

(いやレース中は無理か笑)

 

 

 

今回もまた数十秒差で捲られて、このままじゃどんどんライバルが増えてしまうな!

 

 

そして、

ランを少し本格的に頑張ろうかな!!

 

うむっ!

 

 

そう何回もラスト差し込まれてゴールするのはあんまり気分良くないしな!笑

 

 

まあ全体的に楽しめたからいいや。

 

元々年代別の入賞狙いだったわけだし。笑

 

 

というか、今回9時間9分だったわけだが、

俺のランがあと20分早ければ、それだけで総合6位だろ?

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余裕じゃん!笑←よく言う

 

 

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↑表彰式では記念の盾も貰えた!

これは飾ってみようかな。笑

 

 

 

 

最後になったけど、この大会、沿道からの声援が凄かった。スタッフとか(だけ)ではなく、住民からの応援が。特にバイクパート。

もちろんランの住宅地近辺でもチビっ子の応援で元気もらったけど!笑

 

これは佐渡でも感じたのだが、ロングディスタンス特有のものなのかな?

 

応えられる応援には俺がそのとき出せる全力で応えたつもりだけど、全員にありがとうとは言えなかったから、この場でありがとうと言うことにする(えw)

 

もちろんコロナ禍明けで大会運営を支えてくれた方や泊まった宿を1人で切り盛りしていた民宿のおばあ...女将さんにもお礼を言いたい。

(女将さんの方はさっき完走記念シャツの忘れ物してないかって確認の電話かかってきてまたお礼言ったけど!

俺は手元にあるからそれ俺のじゃないよ!

 

 

 

そして、ここまでの駄文長文を読んでいただいた方もお疲れ様でした。笑

 

 

 

じゃあ最後はこのセリフで締めるぜ!

 

 

 

せーっの!

 

 

バラモンキ〜ング!!

 

 

 

バラモンって結局なんなんだ〜!!!!

 

 

 

国内ロング4大トライアスロン大会攻略

五島長崎国際トライアスロン

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ー完ー

2022.9.4佐渡トライアスロン【夢の舞台へ駆け上がれ!】

 

いきなりですが、

ここで緊急俺的ニュース速報!

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過日開催された佐渡トライアスロン・ロングディスタンス部門にて俺氏総合33位なのに棚ぼたぼたぼたで年代別1位の模様!!

 

5年前、トライアスロン始めた頃からいつかは出たいと思っていた国内最長のロングディスタンス大会(SWIM:4km,BIKE190km,RUN42.2km)である佐渡トライアスロン

 

その夢の舞台でこのような結果が待っていようとは...

 

 

さあ!

それではさっそくロングディスタンス初参加ながら見事年代別1位を勝ち取ったそれはそれは素晴らしいレース展開を振り返っていこうではないか!

 

 

⬛︎SWIM 4.0km

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(なんか公式のコースマップ若干形がおかしい?)

 

佐和田海水浴場から沖合に900m進み、200m横移動してまた900m帰ってくるコースを2周回で合計4km。

 

正直海で泳いだことないし(セントレアはあれ河だよね?)、ましてや4kmという距離も未知の領域だ。

 

ちなみに練習では長水路(50mプール)を3.8km泳いでみたら1時間12分ほどだった。

 

なぜ3.8kmかというと、俺は直前までスイム3.8kmだと思っていたのだ!

※だって今まで出たミドルはスイム1.9kmとかだったし、普通倍だと思うやん!3.8+190+42.2すると236.0で小数点以下ちょうどキリいいし!

 

 

そんな感じで(どんな感じ?)

1000人越える参加があったらしいAタイプ(236.2kmの長い方)が一斉に海に向かってダイブ。

 

 

あ〜

たぶん離岸流とかあるんだろうな〜

めんどくさいな〜

 

 

などと知ってる言葉を口に出してみたりしながら、自分もワンテンポ遅れて飛び込む。

 

まあ85分以上かかる人は最後尾スタートのプラカードもあったし。。。

 

そしてスイムが始まると1000人が横いっぱいに広がって一斉に泳ぎ始めるので、ワチャワチャ状態。

 

水中では決闘(デュエル)だらけだった

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『バトル』な!

 

なるべくバトルを避けながら外側中心にしばらく泳ぐとあまりスイムに乗り気でなかった最強ヒルクライマー氏に異変が...!!!

 

 

 

楽しい。

 

 

海泳ぐの楽しい。

 

 

最強ヒルクライマー氏の普段の練習メニューは近くの公営のプール(立地的に25mプールが中心)に行って、3レーンしかない狭い25mプールを行ったり来たりしながら、横で優雅に泳ぐおばあちゃ...高齢のマダムから

 

 

あら凄いわね〜

オバチャン速くてびっくりしちゃうわ〜

 

という、たわいの無い会話を嗜むのが日常の練習風景である。

 

 

そんな彼にとって

 

晴天の下、佐渡が島の大海原を参加者一丸となって泳ぐスイムは楽しかった。

 

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楽しいものというのは案外時間が経つのが速く感じるもので1周はあっという間に終わった。

 

ロング初参加でもある佐渡トライアスロンに浮かれ過ぎてGarminWatchのスタートボタンを押すのが15分ほど遅れたが(←オイ)

 

時計から判断して(スタート6時)、37分くらいで1周を終えた計算。

 

一度陸に上がり、口の周りをナメナメしながら塩分を補給し、2周回目に。

 

2周回目となると、泳力が同じくらいの人が揃ってきてる感じがして、泳ぎやすく感じた。

 

自分は人が混んでるときは無理には抜かさず、後ろに甘んじる時間も多かったように感じる。

 

 

だって人抜くの疲れるし!

 

 

バシャバシャ波しぶきもあるので前の方もよく見えず、とりあえず前の人に着いていく。

 

一つの集団のように進む一体感は泳いでいて、まるで渡り鳥のように仲間意識を感じた。

 

 

佐渡だけに。

(意味はよく分からない)

 

 

スイムを終えると小学校によくある上から冷水が出るシャワー

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をくぐり、トランジットへ。

 

イクラックにはまだ多くの自転車がかかってるように感じ、

初めてのオープンウォータースイムにしてはそこそこなタイムで仕上がったと思った。

 

記録は1時間11分(37分、34分?)で、2周回目の方が速かったみたいw

 

今までスイムはバイクとランのアップくらいにしか思ってなくて(←オイ)、自分の中で種目から外していたけど、新しい自分に気がつけて良かった。

 

やっぱ海水浴って楽しいわ〜www

(観光気分)

 

 

⬛︎BIKE 190km

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帽子とゴーグルを外し、ウエットスーツを脱ぎながら、自分のバイクラックへと走り、足をタオルで拭き、濡れて履きにくい靴下を装着し、ゼッケンベルトを装着し、補給食を背中に入れ、Garminのサイコンをつけ、バイクスタート地点へと自転車を転がしながら走る。

 

 

なんでトライアスロンってこんなやること多いんかね...

 

 

あ、GarminWatchの種目切り替え押すの忘れたw

 

 

美しさ60点ほどの華麗なバイク飛び乗りを決め、自転車を進めながら、シューズと日焼け対策のアームカバーを装着。

 

 

やはり令和の時代、男子も日焼け対策が必要なのである。(ちなみにこの日30℃予報)

 

 

我が愛車GIANT PROPELのエアロロードバイクにDHバーを装着した

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ベルゼブモンブラストモード佐渡が島1周ツアーのはじまりはじまり〜

 

 

やはり海を眺めながら佐渡の外周をぐるりと190km堪能できるコースをサイクリングするのは気持ちがいいものだ(エンジョイ勢)

 

 

10〜20kmくらいで(アバウト)、後ろから轟音鳴らすトライアスロンバイク勢が追いついてきて、格の違う平地での巡行能力を見せつけてくる。

 

190kmのレースペースがわからなすぎるのと島一周とはいえコースをよく知らないので、ペースメーカーとして勝手に利用。

 

パワーメーター接続するの忘れてたので、走りながらコネクションしたところ230wくらい出ていたかな?

(自分のFTPはいま250〜270くらい?よく知らん!)

 

正直、前のペースが速すぎてこのペース190kmもたないだろwとか思いつつ

本場ロングトライアスリートの実力を押し測るためにバイクだけは頑張ろうと決めていたのでなんとか食らいつく。

一つ分かったことは軽量エアロロードな自分と比べて、トライアスロンバイクは登りが遅い気がしたので、佐渡一周線にところどころ現れるアップダウンを利用して誤魔化せた気がした。

 

 

いやそれでも重装備のトライアスロンバイクであそこまで登れるのは凄いと思うけど。

 

 

ただ、、、

 

 

やはりこちらは本職ヒルクライマー

登りの速度が違うのだよ...!!!

 

 

 

途中ドラフティング警察に2回ほど職質で注意を受けたので(すいません。本当に悪気はないんです。すいません)、距離とったり、走行ラインずらして追い越したりしながら、やりくりする。

 

 

いやでもね!

イカー規制されてるとはいえ島の外周線、通行止めはしてないので、車の往来もあり、外に膨らむこともしづらく、自分以外のバイクもどうしても縦一列になることも場面は多かったように感じる。

 

 

(ただそれでも指摘されるということは自分の走り方が良くないんだろな。。。反省、反省っと!)

 

 

 

外周線の沿道で元気いっぱい声援をくれる地元住民に投げキッスで応えつつ、軽快に進む。

 

そうだ、

これだけは書こうと思ってたんだけど、佐渡の島民からの応援ホント凄いよね。

島をあげての歓迎感がものすごかった。

 

〇〇選手(自分の実名)頑張れ!って言ってくれる場面もあり正直驚いたし、テンションも上がる。

(たぶんあれヘルメットのゼッケンを見て、手元のパンフレットと照らし合わせてくれてるんだな。双眼鏡持ってる人もいたしw)

 

 

ドラフティングで注意されたことはあんまり気にならなかったけど(←オイ)、

その分、コースに不可抗力で落ちてしまっただろう補給食やそのゴミを見ると少し心苦しくなる。

 

 

レース終わった次の日ゴミ見つけたら拾おう...

 

(いや唐突な良い人アピではなくてw本当にそう思えるような良い大会だった)

 

 

場面はレースに戻り、最初のエイドステーションへ。

 

ボランティアスタッフの人たちがボトルに入った飲み物を手渡しで渡してくれる。

 

 

前を行く手慣れたトライアスリートたちが次々と受け取っていく。

 

 

今度は自分の番。

 

 

走りながらのボトル受け取りは経験が無いので、

 

 

大変だよぉ今泉くん!!

僕ボトル受け渡しの練習してないよぉ

 

大丈夫だ、坂道

慣れてる3年の先輩たちがやってくれる。

お前は走りに集中しろ

 

 

などと脳内やりとりをしながら、

ボランティアとハイタッチをする勢いでボトルを

 

 

バチーン!!!

 

 

と受け取る。

 

※当たり前だけど受け取る時は充分減速しよう!自分はスピード緩めたと思ったけど最初結構衝撃がきて申し訳なかった。

 

 

飲み物は水、アクエリアス、コーラとあって、自分はコーラをチョイス。

 

 

 

グビリグビリ...

 

 

うめぇwww

 

キンキンに冷えてやがる(氷入ってたw)

 

 

この炎天下のバイクにこれは反則級だ

 

 

などと舌鼓を打つつつ、ふと我にかえる。

 

 

あれ?

 

ちょっと待てよ?

 

 

周りに影響されてボトル受け取ったはいいけど、俺のバイク、既にボトルケージにMAXボトル2本入ってるぞ...??

 

しかも、初めてのエイドだから補給受け取り通過後にボトルキャッチャー(空のボトル集めるネット)置いてないぞ..??

 

 

詰んだ...

 

 

 

ボトル...

 

 

 

めっちゃ邪魔だ...

 

 

トライスーツの小さい背面ポケットには入らないし、DHバーのツノとツノの間に横に置こうにもガタガタ震えてたぶんそのうち落としそう。

 

 

そのとき俺は初めて理解した。

 

トライアスロンってサドルの後ろに2本くらいセットできるボトルゲージつける人多いけど、このためだったのか...

(実際空のボトルゲージだけ付けておいて、そこにもらったボトルをしまう人多かった気がする)

 

 

試行錯誤のうえ、ゼッケンベルトの後ろ側に挟みこみ、いい感じに固定することに成功。

 

 

皆さんはボトル受け取る前にケージの空きは確認しようね☆ミ

 

 

そんなひとりコントをこなしていると、コースはいよいよ島の北側を回る大佐渡の登りの難所、通称"Z坂"へ。

 

これまであんなにブイブイ飛ばしていたトライアスロンバイクがヒィヒィ言いながら坂を登る。

 

自分はヒルクライマーの血が4分の1混ざったクォーター気味のオールラウンダー(もうわけわからんな!)なので、ここで10台↑ほどいたバイクを抜き去り、先頭へ。

 

 

#軽さは速さだ

 

 

次の大野亀、二つ亀ら辺の登りと合わせると先頭は3名ほどに減り、バラけた感じに。

 

後ろから見ていて、くだりの九十九折りの取り回しがトライアスロンバイクには大変そうに感じたので、小回りを活かしてついに単独先行。

 

 

ああ、これが佐渡トライアスロンバイクパート先頭の景色か。。

 

遮ることのない海風が半端なく気持ちいいゼ。。。

 

 

 

※当たり前ですが先頭ではないです。本当のトップはたぶん20分近く先行してますw

 

 

そしてなんやかんやあって当たり前のように追いつかれ、生粋のトライアスロンバイク2台に登りで先行され(←えw)、これについていけず。

 

 

いや〜

 

トライアスリートってスゲーわ〜(感心)

 

 

ただあれだけ後ろにいっぱいいたはずのバイクも少なくなり、自分とあと1人が抜きつ抜かれつ前を追う感じに。

 

その後ナチュラルにその人にも半分の95km地点のエイドで置いていかれ、いつの間にか後ろにいたロードバイクの丸ハンにTTバーつけた人にも抜かされ、ひとり旅状態。

 

島の南側の小佐渡を回る残り100kmは前にも追いつかず後ろにも抜かれず、本当に単独走行状態が続いた。

 

...正確には途中でBタイプと合流するので、バイクの人はいっぱいいたけど、割と後半?の人と一緒になるので、抜く一方だったかな。

 

 

1人になったときこそ現代科学の粋パワーメーターの出番と思ったが、校正せず途中から接続したのが悪かったのか、

 

 

気づいたら常時600w超を記録していた。

 

 

これにはクリストファー・フルームも苦笑い。

 

 

ちなみに日の当たる登りを全力で踏むと1300wくらい出て、これはこれで楽しかった。

 

逆に気温が低いトンネル内はどれだけ漕いでも80wしか出なかったけど笑

 

オマケ程度にGarminWatchの心拍計も反応していないことにここで気づいたが、

 

まあ自分は普段からパワーメーターとか心拍計とかあんまり見ないし、機械の数字より己の感覚を研ぎ澄まし本当の自分と向き合って進む方が好きなので(なんかカッコいい!)、特段気にせず遅すぎず速すぎずマイペースで。

 

 

一人旅は順調かと思いきや、意外とそうでもなく、途中120kmのなんでもない登りで足攣り

 

すぐに回復したが、これはいかんと思い、塩ジェル(塩餅だったかな?)を摂取。

 

以降綺麗に30km毎に足攣ってたw

 

 

その度に塩分系で誤魔化してたが、

攣るものは攣る。

 

 

やはり暑くて水分の補給量が増えたからかな?

 

気温が高いと補給もしにくいしね。。

 

補給食は自分は涼しいトンネルの中とかでモグモグ食べてました。

 

 

そして、エイドでは相変わらずコーラジャンキーと成り果てておりました。

190kmほぼコーラしか飲まなかったw

 

ちなみに一回コーラを受け取り損ねてアクエリアスになったときは禁断症状出るかと思いました、ハイ。

 

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コーラが切れた

 

コーラがもうない

 

早くコーラを(ry

 

 

 

そして、コースは終盤の小木港を過ぎ、島内部の山合いをフィニッシュ地点の佐和田へと帰る登りコースへ。

 

 

170km走ってきての勾配10%超えは胸にくるものがありましたよ、ええ。

 

 

 

 

クッ...

パワーも500wを下回ってきやがったぜ...

 

 

 

ゴリゴリに踏んで登るスタイルの自分は、普段は少なくともギア2枚は残して登るのだが屈辱のインナーローギアへ。

 

その後、地元民の「ここで登り終わり」という登り終息宣言を無事いただき、残りおよそ15km。

 

 

スイムでふやけた足のせいか、シューズがとても窮屈に感じ、あまつさえ痛みまで出てきたので、残りくだりと平坦メインということもあり、ここで靴を脱ぎ(えw)、シューズを踏みつけるスタイルで進むことに。

 

痛みから解き放たれたこと自体は良かったが、力が充分に伝わらないのか平均速度はガタ落ちし、残り10kmで2人くらいに抜かされた。

 

バイク最終盤で19番目と聞いていたので、それが正しければ21位でバイクを終えたことになる。

 

 

記録は前後のトランジット含めてたぶん6時間5分くらい。

 

 

バイクの反省点を挙げておくとすれば

 

・DHバーいらない

→TTポジションでの練習をしてないので腰が痛かったのでほぼ下ハン握ってた。ただの重りw

・補給計画

→用意した補給食半分も食えなかった。暑い中チョコは食えないなど。ただコーラで代用できた感はあるのでこれでヨシ!

 

くらいで、あとはこれぞ佐渡トライアスロンという本当に楽しい島一周観光ライドでした!

(観光気分※なお2回目)

 

 

⬛︎Run 42.2km

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ここまででだいたい

スイム1時間11分、バイク6時間5分。

 

ここまでかなり順調。

事前に思い描いていたペースである。

いやそれ以上か。

 

 

これで最後のランを3時間30分ほどでまとめられれば、夢の10時間台(11時間切り)がみえてくる。

 

このほぼサブスリーランナーの自分(ベスト3時間0分8秒)からすればサブ3.5ペースなどお茶の子さいさいなハズである。

 

 

佐渡トライアスロンで11時間が切れれば、総合でもかなりの上位の方、自分の属する30-34歳クラスではまず年代別1位は間違いないだろう。

(トライアスロン界隈では総合上位は年代別の表彰対象外になるので)

 

 

バイク→ランのトランジットでとりあえずトイレに寄り(トイレには寄る)、ランの準備へ。

 

いつも3種目のランでは足裏が擦り剥けて悶絶しながら走っているので、今回はあらかじめ絆創膏を貼ったうえで、かつ走り始めの前に靴下を変え、足裏にワセリンをぶっかけてる。

 

 

さあ!

これで11時間切りの準備は整った!

 

 

軽快にランをスタートし、時計を見ると

4:45/kmのペース表示が。

 

 

ふぅ〜

 

あぶないあぶない

 

 

フルマラソン3時間30分なら4:58/kmほどのペースで充分なはずだ。

 

やはりバイク飛ばした感覚でランに入るとどうしても突っ込み気味になっちゃうな!

 

 

などとレースが終わりもしないに勝者の余裕かましていたところ、

 

2kmも走らないうちに異変に気づく。

 

 

 

この5:00/kmペースがキツすぎる...!!!

 

 

 

遮蔽物のない海岸線3.5kmを6往復(6周回)するこのコース設定。

 

 

9月初めとはいえ、気温は約30度。

 

 

シンプルに暑すぎる。

 

 

たまらず5:30/kmにペースを落とす。

 

 

 

誰だ、直前の雨予報で残念がってたやつ!

 

晴れの方がきついじゃねーか!!

 

 

 

当初エイドは3.5kmおきに設営されると事前アナウンスだったが、たぶん暑すぎてそれぞれの中間地点に臨時エイドが設けられていた。

 

 

運営さん...

 

ありがとう...!!

 

圧倒的感謝。

 

 

雲一つないカラカラの晴天の下、走りの方はというと、エイドからエイドへ、エイド毎に水をかぶりながらなんとか走る感じ。

 

 

2km間隔となったエイドのおかげで

 

 

次のエイドまで頑張ろう...

 

 

次のエイドまで頑張ろう...

 

 

 

と、なんとか精神を保てていたが、これをマラソンと呼んでいいのだろうか...

 

 

そして、ヘトヘトになりながら

1周約7kmが終了。

 

よくロングディスタンスのトライアスロンは、3種目のフルマラソンに入ってその残りの距離に絶望するというが、自分に言わせれば

 

 

否。

 

 

走り始めて少し経過し、自身のボロボロの身体の状態を思い知り、残りの距離を嫌でも走らなければならないという状況に面して、初めて絶望するのである。

 

 

3周(ハーフ)までならギリギリいける。

 

 

それ以上はもたねぇ。

 

 

 

固形物はもう胃が受け付けないので、エイドごとにコーラを流し込み、自分を並走して走るBタイプの選手と思い込むことでハーフまで乗り切る作戦(←えw)

 

 

21km以降?

 

 

知らん!!

 

 

未来のことなど誰にもわからないのだよ!

 

 

今を頑張らないものに未来などやってこないのだよ!

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実際には酷暑の中ひたすらハァハァ言いながら力のないフォームでスタスタと走る。

 

11時間切りの威勢はどこへやら完全に守りのページング。

 

具体的には6:00/kmほどのジョギングペース。

 

ただ今の自分にとってこれが充分すぎるくらいにキツい。

 

 

そして、

 

ハーフで終わり!!

ハーフで終わり!!

ハーフでリタイヤ(ry

 

と自分に言い聞かせ続け、2周、3周と周回をこなす。

 

本当はハーフまででも省略したくないくらいきつかったけど、キツい以外に書くことないので省略で。

 

 

中間のハーフ通過がだいたい手元で2時間1分ほど。

 

これ以上ペースが上がるとは到底思えないので、4時間半ほどかかることを覚悟。

 

 

ただ不思議と歩くという気はしなかった。

 

俺はこの佐渡トライアスロン"完走"しにきてるんだ。

 

どんだけペースを落とそうが、歩くことはしない!

 

ドン!!!

 

 

いやでもコレ歩く人責められないですよ、それくらいキツい

 

 

 

あ、自分も脚攣ったw

 

歩きますw

 

 

正直ここまでランはコーラしか補給してないので(えw)、塩分を摂取する必要があることは分かっていた。

 

歩きながら攣った脚を休ませ、いけそうならすぐ走り出す。

 

次のエイドでは塩分を補給したいところだが、塩分タブレットさえ喉を通らない完全グロッキー状態だったが、タブレットを噛み砕きそのまま丸飲みでごまかす。

 

 

ただハーフを通過したことで残りの距離に絶望するというよりは、自分はその逆、希望を見出しながら走っていた。

 

 

あと3周走ったらもう走らなくてもいい。

 

 

自分はワインの半分理論では"もう半分しかない"と思うタイプなので、半分終わったらもう終わったようなもんである。

 

 

ただ危なかった。

 

これが今回7km×6周回だったから良かったものの例年の6km×7周回だったらヤバかった。

 

 

7周回するうちの4周目の入りとかどういうテンションで走ればいいんだ...

 

 

そして、塩分タブレットの甲斐もなく、28km,32km地点でもそれぞれ軽く脚を攣り、塩分タブレットが無くなったので、その度に小分けの種無し梅を数回粗食してコーラで流し込む。

 

 

4周回して午後4時頃になると風が吹き始めた感じがして、少し(ほ〜んの少しね)だけ涼しくなってきた気がする。

 

脚は相変わらず筋肉が硬直してバキバキだが、ヒールストライク、ミッドフット、フォアフットあらゆるフォームを試しながら残りの筋肉に総動員体制をかける。

 

 

しかしもうペースは6:00/kmを超え、6:30/kmを刻むラップもちらほら。

 

 

 

もうダメぽ。。。

 

 

 

人にはめちゃくちゃ抜かれるし、はじめのウエットスーツで擦れた腕の付け根が痛いし、コーラも飲みすぎてもう吐きそうだけど補給はしなくちゃいけないし、1人で参加してるからすれ違いでハイタッチとかしてる人とか見ると寂しいし...

 

と思ったが

 

 

 

待てよ?

 

 

俺にも声かけてくれる人いたな?

 

 

今更だが、このコースは海岸線の対面往復コースなので行き帰りのランナーがすれ違う形式なのだが、ランに入って1周目から俺に声をかけてくれる男がひとり。

 

俺は勝手に『社長』と呼んでいる。

(社長かどうかは知らんw)

 

 

たぶん30分差以内でランには入った感じがしたが、序盤は差が縮まってなくてあまり気にはしてなかったが。。。

 

 

なんか後半になって距離近づいてるぞwww

 

 

俺がバテたのか、向こうが飛ばしてるのか、俺がアイツで、アイツが俺で。

 

 

いやマズい。

 

このままだと追いつかれる可能性出てきたぞw

 

 

社長には約一ヶ月前の榛名湖トライアスロンにて自分が【☆絶★不★調☆】だっとはいえ(言い訳大事)、敗北をきしている。

 

 

最強ヒルクライマーとして同じ相手に二度負けるわけにはいかない

※当たり前ですが結構な人に負けています

 

 

しかも、社長、すれ違い時の顔色がめちゃくちゃ良くて、声かけの元気もいい。

 

 

こっちは死にそうな顔して

 

 

ゥス...

(超小声)

 

 

とかいう声にもならない死にそうな音出しながら走ってるのにw

 

 

事前の練習内容を見てみても充分すぎるスピードで走っており、かたや自分はこの1ヶ月満足にランの練習もできていない。

 

 

 

ここからラスト残り約15km

 

 

 

逃げ切る...

 

 

 

やれるか?

 

 

 

このヘロヘロの身体で

 

 

 

 

 

ヘロヘロ?

 

そんなタマじゃねーよな

 

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(ミッチー好き過ぎる...)

 

気合い

6:00/kmをギリギリ切るペースに戻す。

 

 

 

キツいのは俺だけじゃない。

 

 

キツいのはみんな同じだ(涙)

 

 

 

 

ただ残り2周

 

4周はなんとかこなしたが、

自分にとってこのペースでも充分過ぎるほどキツい。

 

 

 

体力ねえなぁオレは...

 

 

タバコは一度も吸わなかったんだけどなぁ...

 

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(圧倒的これが言いたかっただけ...!!!)

 

 

エイドでもダラダラするのをやめるようにし、追いつかれないようひたすら時間を稼ぐ。

 

 

そして最終周回。

 

 

陽はまだ昇っているが、かなり涼しくなっており絶好のラストスパート機会

 

しかしこれ以上ペース上がらず。

 

 

 

なぜペースが上がらん...

 

 

もう7km先にゴールがあるのに思い通りに脚が動いてくれない...

 

 

バカもん

動かんかーっ

この脚がっ!!

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ここまできたら途中の臨時エイドなんか飛ばせばいいものをつい足を止めてしまう。

 

 

俺は弱い...

 

 

それは事実だ...

 

 

ただこんな弱い自分だが

 

 

今日の勝負は俺がもらう!!!

 

 

全世界よ...

 

 

これが弱い男なりのへなちょこラストスパートだぁ!!!

 

 

 

 

こういった自分の弱い心に向き合って初めて人間は成長するのかもしれませんね

(誰だお前...)

 

 

 

ほんの少しだけペースが上がり、ラスト1kmを過ぎ、たくさんの応援が集う商店街の折り返し地点を抜け、時計を見ると17時28分の表示が。

 

 

6時スタートから数えて

現在11時間28分が経過。。。

 

 

やるしかない。

 

 

その後、細路地を駆け抜け、ゴールゲートが横目に見える状態で17時29分...

 

ここまで236.2kmのうち236kmきて、残り200mを飛ばせれば若干キリ良く11時間30分を切れる。

 

 

11時間30分を切れなければ、31分だろうが32分だろうが自分にとってあまり意味はないので、最後は足攣り覚悟でスパートをかける。

 

 

 

力のない走りでゴールゲートをくぐり、

 

 

実況のお兄さんが

 

 

ゼッケン1050番の選手

 

足取り軽く今ゴール〜

 

 

とアナウンス。

 

 

 

いや違うんですよ、兄さん。

 

 

最後足取りが軽いのはそこまでに自分の力出し切れずラクしてたってことなんですよ。。。

 

 

 

記録の方はというと3種目あわせた総合タイム

【11時間30分23秒】

 

 

結局11時間半切れんかったか...

 

 

各種目ごとのタイムが

スイム 1時間11分

バイク 6時間5分

ラン 4時間14分

※トランジットはバイクの時間によせた

 

 

【追記】

ちなみに後に出た公式リザルトだと

スイム:1時間11分29秒(種目45位)

トランジット1: 3分28秒

バイク:6時間01分30秒(種目27位)

ラ ン:4時間13分56秒(種目89位)

総合記録:11時間30分23秒

 

 

 

 

スイム、バイクはいいとして

やはりランが遅過ぎた。。。

 

 

当初の11時間切りの目標なんて浅はかだった。。。

 

 

このブログ執筆時点(9/5)でまだリザルトは公表されてないが、

速報を確認すると最初に書いた通り総合33位。

 

 

バイクで21位だったから、単純計算でランで12人にも抜かれたのか。。。

 

 

 

ゴール後は、芝生のところに仰向けで倒れ込み、もうこれ以上走らなくていい幸福感目標通りいかなかった後悔で複雑な心境だった...と言いたいところだけど、どちらかというと走らないで済む安堵感がかなり強かった(正直だなオイ)

 

 

年代別の順位の方はというと、

単純に数えると、自分は年代別で4番目のゴールだったのはすぐにわかったが、総合上位は年代別表彰から除かれるというトライアスロン特別ルールにより、自分の中では繰り上げに近い形で年代別1位が確定。

 

 

これについては、本当に正直にいって、微妙な感情を抱く。

 

 

総合上位6名の中に30-34の選手が3人もいるので、総合33位の自分が年代別1位?

 

 

なんかラッキーというよりかは

自分の中で納得がいかないんだろうな。

 

 

これが目標通り11時間を切っての年代別1位だったらもう少し胸を張っていたのかもしれない。

 

 

ただ、それは贅沢というか、練習してない自分が悪いというかw

 

 

 

自分の順位に納得できないなら、また来年出て自分の納得のいく結果を出せばいいだけの話だ。

 

 

 

 

俺はたぶん出ないけど

 

 

 

だってキツいんだもん...

 

 

 

だが翌日の表彰会場で総合上位陣の顔ぶれ名前入りの盾を見て(総合入賞者の盾って確か名前入ってたよね?)俺も名前入りの盾が欲しいと思った。

 

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(年代別1位の盾には名前無かった)

 

 

昨日あんなキツいコースを走って、ゴール後はもう二度とやらないと言っておきながら、次の日にはやっぱり総合入賞してみたいですもんな。

 

俺もそうだけど、何回もトライアスロンしてる人たちって記憶力ないんじゃないかと思うw

 

いやまあキツい以上に達成感が勝るという感情は理解できるが。

 

 

そんな感じで、トライアスロン始めた頃から憧れ続けてきた夢の舞台・佐渡トライアスロンのロングディスタンスは思いがけず?良い結果で終わりとなった。

 

 

さて、人生で一度しか味わえないロングディスタンスのトライアスロンは終わっちゃったし、全然大した事なかったな!(良く言う)

 

 

 

そして最後に

佐渡が島の方々、

運営のスタッフ、ボランティア、

共に競い合った選手の皆様、

事前の郵送資料に同封されてた応援メッセージくれた若きトライアスリート

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(↑俺なりには頑張ったつもりだぞ)

 

 

みんな本当にありがとう!!!

 

 

本当に最高のトライアスロンでした!!

 

 

それでは皆様またどこかで!!

 

 

 

さあ次は何をしようかな!

 

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(ドンデン山荘より佐渡が島を一望)

 

to be continued...