最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記

赤城ヒルクライムを舞台に行われる最強のブログです

7/26(金)【2019富士登山競走】こーこはふーじのほそみちやー

 

過酷に挑む、

価値はある

↑このキャッチコピーかっこよすぎ。

 

 

どうも!

今回は趣向を変えて富士登山競走に行ってまいりましたのでその様子を残していきたいと思います。

 

こいつヒルクライムやったりマラソンやったりトライアスロンやったりいろいろ定まってないのにまたなんか始めたよと思ったアナタ。

 

もう一回富士登山競走のキャッチコピー読んでください。

 

過酷に挑む、

価値はある。

 

はい、オッケーです。

そこに理由なんてないんですよ。

過酷には挑む価値があるんですよ。

 

富士登山競走を知らないけどなんかググるのもめんどくさいよ~という現代っ子の読者の方向けに一応説明させていただくと、

 

誰が決めたか市民ランナー(マラソンランナー)のグランドスラム三冠王的なやつ)の条件が

 

・フルマラソン サブスリー(3時間切り)

・ウルトラ(100km)マラソン サブテン(10時間切り)

富士登山競走 完走(4時間半以内)

 

らしいのですが(いわゆる「速い」「長い」「高い」らしいです)、

その3つ目に富士登山競走が入ってるんですね。

 

んで、

この『富士登山競走 完走』とは、ふもとの富士吉田市役所から富士山頂(3776m)まで一気に走って駆け上がるレースらしいんですよ。

 

 

俺「ふ~ん。富士山とか登るのダルそうだから今まで登山すらしたことなかったけど、4時間半でヒョッと登れるならそれいいじゃん。富士山登ったことにもなるし。」

 

 

と完全に山を舐めた初心者みたいな感じで参加決定。

 

ただし運営側もこんなバカが応募してくるのがわかっているのか、いきなり山頂コースは走らせてもらえず、山頂の約半分となる五合目ゴールコースをそれなりの時間(2時間20分以内)でゴールすると翌年の山頂コース参加の権利を獲得できるらしい。

 

ちなみに一説によるとこの五合目コースを2時間20分というのはフルマラソン的には3時間30分(サブ3.5)くらいの走力が目安になるらしい。←えw

 

これにはボクも「俺のフルマラソンの自己ベスト3時間57分だけど質問ある?」状態である。

 

まあでも大丈夫っしょ。

最強ヒルクライマーだし。

つーか後でわかるけど山登りとフルマラソンは一概に比べられないよね!!

 

とりあえず6月はじめの富士ヒルクライムが終わってから通勤とかでちょこちょこ走ってみた。

片道4kmをキロ6分ペースくらいで走っていただけなのでこの通勤ランに走力アップ的な意味があったかどうかは知らない。 

ゼロベースランニング 走りの常識を変える! フォームをリセットする!

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ただ、自分はこれまでフルマラソン2回出場しているのだが、いずれもゴール後はリアルに脚を引きずりながら泣く泣く移動するという醜態をさらしており、「これフォームが悪いんじゃね?」と上記本を参考にフォームをリセットすることには取り組んでいた。

まあフォームに関してはまたフルマラソンの時に語りますか・・・

 

そして、7月あたまの戦国ヒルクライムが終わった段階で本格的にランでの山登り練習を開始。

といっても地元・赤城山を2回登ったのみだが。

内容は下のような感じ。

 

●1回目 上細井交差点~旧料金所 天気:雨

距離8.9km 斜度4.4%くらい 56分12秒 平均心拍142bpm

●2回目 畜産試験場(近くのセブン)~姫百合駐車場 天気:小雨

距離10.2km 斜度6.0%くらい 1時間6分40秒 平均心拍 144bpm

 

ちなみに平均心拍載せたのは、山登りしてても俺の心拍ツエーーー状態を自慢したかったから。

 

レース本番とかだと心拍は170overなので、オレにとって昼下がりのコーヒーブレイクみたいな感じである。

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また1回目と2回目の間に富士山周辺に行く用事があったので実際のコースを途中まで試走&下見。

 

★試走 富士吉田市役所~馬返し 天気:曇り

距離10.5km 斜度6.0%くらい 1時間8分37秒 平均心拍146bpm

 

富士登山競走の五合目コースは、距離でいうとスタートから3分の2くらい(馬返し)までが舗装路を走るいわゆる『ロード』区間、残り3分の1が登山道の『トレイル』区間となる。

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五合目コースを2時間20分以内にゴールするためには『ロード』区間の馬返しまでを1時間10分を切るくらいで走る必要ありとのこと(ネット調べ)。

 

なので赤城山ヒルクライムコースである舗装路をランで走るのは馬返しまでの『ロード』区間を想定するのであればそれなりにいい練習となるようである。

 

そして試走の段階でさらっと馬返しまで1時間10分を切ってしまったワタクシ。

しかも写真とか撮りながら&若干コースとか迷いながら達成してしまった。

 

天才じゃったか・・・

 

まあ練習はこんな感じ。

フツーに行けば2時間20分切りはほぼ確実。あわよくば2時間切り狙えんじゃね?

と楽勝モードのまま本番当日へ。

 

 そして本番の日。

 

雨がぱらつき、Not Good Tenkiということで山頂コースが五合目打ち切りになったとのこと。しかもスタート1時間前を切っていた中でのアナウンスだったと思う。

 

ちーんwwwww

 

...これ山頂コースに意気込んで五合目打ち切りになったらと思うと涙出るわ。

 

 

そんな中、五合目コース参加の自分はのんびり準備しながら、フルマラソンガチ勢は朝飯は牛丼という情報をつかみ、さっそくリスペクト意識ですき家へ。

 

んで会場につき、さて預け荷物だ!というところで計測チップを宿に忘れてしまったことに気づき、宿のおかみさんに電話で泣きつくと届けてくれることに。

 

サンキューさっちゃん!

愛してるぜ!!!

 

ということで、無事スタート。

五合目までを細かく区切りながら自分の最高の走りを振り返っていきたいと思う。

 

富士吉田市役所~浅間神社(2.8km)まで

平均斜度はたぶん2,3%くらい

スタートはダラダラしていたこともあり、最後尾スタート。

なんかマラソン大会とかより若干みんなピリピリしている感じがして、あれに割り込んでスタートしようという気はおきなかった・・・

スタートの合図とともに集団が加速し、自分もつられて5:00/kmペースに。

 

みんな本番のときのスタートってほとんどの人がオーバーペース気味だよね!

 

自分は前がつまっていることもあり、アップも大事(←アップしていない)と自分に言い聞かせ、そこまで飛ばさず、冷静に走れた...と思う

商店街の通りへ左折するまでは距離が短いですが平坦なのでちょうどいいアップですよ!!

商店街の通りに入り浅間神社へ向かう緩やかな登りに入ると急にSunSunと太陽が降り注ぎ始めて、「これマジ山頂コースの人かわいそ過ぎるだろ・・・」とか思いながら、一定ペースで走り続けた。

神社まで(神社にある給水所まで)14分50秒くらいだったかな?

割といいペースであった。

ちなみに他のブログを見て気づいたのだが、歩道は走ってはいけないらしい。

ごめん。追い抜くときとかに知らずにちょっと走ってしまった。

これを見た人は気をつけた方がいいと思う。

 

 

②中の茶屋(7.3km)まで

平均斜度5,6%くらい?

神社の給水は一番奥から2番目くらいで受け取ることに。

というか補給は混雑しやすいから、人が多い前方は避けて、補給ポイントの前方に固まっている人たちを走って追い抜いて、一番奥から2番目くらいの人から給水を受け取る

と失速を最小限に走れると思うよ!

ちなみに一番奥から2番目というのは、一番奥にしちゃうと給水ミスったりすると悲しいことになるからね・・・(体験談

 

神社過ぎて若干斜度も上がるが道幅が2車線で広くなるのでむしろ走りやすくなる。

少し前の人に着いていこうと目標を持ちつつ、その人を抜いたらまた別の目標人を探すの繰り返しで速く走れると思います。

自分は左右の大胸筋を前から糸で引っ張るという斬新なイメージで体幹を意識しつつ安定した走りを見せつけられたと思います。

ちなみに中の茶屋の給水ポイントまで37分50秒くらいだった気がします

 

③馬返し(10.8km)まで

平均斜度6,7%くらい?

中の茶屋給水ポイント直前の『山頂まで596分』という土日のトイ・ストーリーマニアばりのギャグみたいな看板を過ぎ、一気に斜度上昇&路面状況が凸凹に。

 

これは脚くじくレベルですわ~

 

前日夜のYoutube(↓)で一夜漬けレベルで学んだ足の横の幅を広げて進むのと第7頸椎を意識。


【ほのか】【富士登山競走】いざ試走会!レジェンドからの金言も!

 

ほのかたんもえ〜^^

 

 

 

馬返し直前の坂がキツ過ぎて歩いてんのか走ってるのかわからないレベルでなんとか到着。体感的には中の茶屋から馬返しまでって結構長く感じる。。。

 

手元の時計で1時間ジャストくらい。

 

このとき「アレ?これ2時間切りいけんじゃね?」と思えるくらい余裕はあった。

 

④五合目(15km)まで ※登山道

馬返しまでは急坂をヒィヒィ言いながら走る必要があったが、トレイル区間に入ると道が狭くなり人を追い抜きにくくなるので自然と徒歩が増え、呼吸は落ち着く感じ。

 

ただなぜか力が余りまくっていた自分はめちゃくちゃ人をかき分けて進んだ。

 

だってペース遅いんですもん!!

 

自分せっかち(B↓S↑)なんですよね。

馬返しまで8割くらいの力でいけるとよいとの先人の教えでしたが、自分は温存しすぎたのだと思います。

自分の周りは登山道でも呼吸がゼェゼェ整っていない人が結構いました。

ただ脚だけで力任せに登ると脚がお通夜状態になることは容易に予測できたので、小股を意識し、大股で登るときは腕を膝につきながら全身の力を使うことを意識した。

 

こちらは本職ヒルクライマー

登りのスピードが違うのだよ・・・!!

 

高標高をもろともせず、パワーウォークでぐいぐい進む。

しかしトレイル区間に入り、ロードと違い1km進むのに10分とかかかるんでイマイチ最適なペースをつかみきれない。

しかも本番のときはゴールまで何kmかよくわからなかったので(無知)、

あれ?ゴールまだかな?

といった感じで力の入れどころがわからない。

 

「あと1.2kmだよ!頑張って!」

 

と言われても、

 

1.2kmって...あと結局何分なんだ!?

 

と惑わされまくってました。

 

そして、トレイル区間が終わり、舗装路に入ったところで

 

道路キターーー!!

コレどうみてもゴール前的なやつーーー!!

 

と最後の力を振り絞り、ラストスパートをかけるも数百メートル進んだところで再びトレイル区間へ。←えw

 

 

終わった。。。

俺の脚は今ここで終わった。。。

 

 

とメンタル崩壊し、大失速するも少し進んだところでなんとかゴール。

 

 

ゴール前わかりにくすぎ。

 

 

記録は1時間46分15秒(公式)

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ちな馬返しから45分ほどで五合目到着した模様。初トレイルながら速すぎじゃなかろうか。

 

...まあこれについては人をかきわけて進んだからね。

 

自分はカイジの鉄骨渡りに参加したら前の人を押すのに1秒も躊躇わないと思います、ハイ。

 

順位については五合目参加者1130人中、83位と上位7%ほど。

 

そして、後でわかったんだが五合目1時間50分を切れると翌年の山頂コースで有利なスタートウェーブ(いわゆるAゼッケン)からスタートできるらしい。

Aゼッケン組の山頂コース完走率は90%を超えるらしい。

 

 

グランドスラムかなんか知らんが楽勝すぎワロタwww

 

 

まあ今回も行けと言われれば山頂まで行けたと思います、ハイ。

 

いやホントに。

 

 

同じ時間にゴールしたくらいの人たちと話してみるとフルマラソンサブスリーレベルの人ばかりだったので、これはもう同時にサブスリー達成ということでいいのではなかろうか、うん。

 

 

調子乗っちゃって。

 

 

ちなみにゴールしたところでウダウダしているとゴールしたちゃんほのと運良く写真撮影してもらえた。

てかYoutube写っとるやん!!


【富士登山競走】【ほのか】2019富士登山競走本番!

※38:00過ぎ

なんかこういうのミーハーで嬉しいんですよね、自分。

 

 

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まあ来年は山頂コース走って、かる〜ぅくゴールしてやりたいと思いますわぁ〜。

 

 

ということで

来週トライアスロン(オリンピックディスタンス)、再来週トライアスロン(ミドルディスタンス)、再来来週ヒルクライムと今回の富士登山競走を入れると4週連続での大会参加。

 

 

体力は(たぶん)余裕だが、

 

ブログ更新が間に合わなすぎるってばよ・・・

 

 

ということでお疲れ様でした。

 

富士山もっと過酷かと正直思ってました^^(煽っていくスタイルぅ!!