最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記

赤城ヒルクライムを舞台に行われる最強のブログです

10/6(日)【2019前橋トライアスロンフェスタ】日本一やさしいブログ

 

 

今回は前橋市民(勝手に)三大スポーツイベント

・4月   前橋・渋川シティマラソン

・9月   赤城山ヒルクライム

・10月 前橋トライアスロンフェスタ

のうちの一角、”日本一やさしいトライアスロン”と銘打つ『前トラ』への参戦録です。

 

 

 

日本一やさしいだぁ???

 

 

俺が勝負の世界の厳しさを教えてやんよ

 

 

 

 

ちなみに今回で第3回目の開催のこの前橋トライアスロンフェスタ。

実は僕、第1回も参加していて、そのときは高校のときの先輩・後輩とリレー(3人で1種目ずつやる)部門に出場し、自分はバイク担当だったんですね。

んで、そのときリレー部門第3位

3位だったけど、自分は生まれて初めて表彰状というものをもらってすごく嬉しかった記憶がある。

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↑探したら画像ありましたwなついw

 

 

思えばこの大会がきっかけでガチ勢の第一歩を踏み出したといっても過言ではない気がする。

 

 

個人のバイクの成績についても確かリレー部門で種目2位とかだった。

しかもガーミンのサイコン買ったばかりで表示が『マイル』になっているのに気付かずに「16kmって聞いてたのに全然距離ちげーじゃねーか!」ってキレてました。わら。

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このとき1週間前の赤城山ヒルクライム本番で1時間6分台で走っており、そのときからどれくらい速くなったのかも気になっていたりする。

 

 

 

あー

 

やっとこのこと書けたわー

 

 

いやね。

実はね。

この第1回に参加したとき、このブログ既にあったんですよ

当時、途中まで書いた下書きが今日までずっと残ってて、

あ〜後で書けばいいべ〜

とか思ってたら2年かかってしまったw

 

『明日やろうは馬鹿やろうbyエース栗原』ですね。

 

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カッコよく書くなら”3D2Y”ですかね!!

 

 

 

ということで、

After 2 years later...

当日までの練習内容をば。

 

前週まで赤城山ヒルクライムロードバイクの練習ばかり。

そして直前1週間の練習内容は

 

◯スイム

前日に700m流して泳ぐ←えw

◯バイク

TTスタイルの練習に旧料金所までショートヒルクライム1本

◯ラン

ジョグ2回、ペーラン(6km30分)1回

 

 

いや〜舐めてますねぇ〜wwwww

 

 

あれね。

テーパリングね、テーパリング。

 

 

まあ8位まで表彰状もらえるみたいだし(一応8位以内は狙う)、名前にフェスってついてるし、お祭り気分での参加ですね。

 

 

アニメのガチ回の後の日常回みたいな!

 

 

さあ特に何の準備も調整もせずに臨んだので、いきなりですがレースの様子をどうぞ。

 

 

◼︎日本一やさしいスイム

 

県営の室内50mプールを6往復して300m。

 

50m泳いだら隣りのコースに移動して・・・を6回繰り返す。

 

ちなみにここの県営敷島プールは水球用にコートがはれるようになっており水深が深め。当然プールの中央エリアは足がつかない。

 

意外と観客席がギャラリーで埋まっており、世のお父さんたちは妻や子供たちに無様な姿を晒さないようにせめてここだけでも頑張りたい。

 

 

 

スタートは2人1組で10秒ウェーブスタート。記録測定マットはプールに入る直前にある。

 

自分はというと前から4番目の好位置からのスタート。(前方からスタートした方が、人を抜かなくていいので有利だよ)

 

というのも、自分なりのトライアスロンのガチ勢の簡単な見分け方が『スイムキャップを耳までinしてかぶっているかどうか』なんだが(あ、水の抵抗減のためね)、周りに全然ガチっぽい人がいなくて、スタッフの女の子がドモホルンリンクルみたいな格好した自分を前まで誘導してくれた。

 

 

謝謝(xie xie)。

 

 

自分より前の人を確認すると先頭2列目まではJAPANユニフォームが並んでいた。

 

 

正直言っていいですか?

 

 

 

JAPANユニフォームめっちゃ欲しい。

 

 

 

セミオーダー?で自分の名前も所属・名前も入れられるみたいですね。来年用に買おうかな。

 

 

そんなこんなで自分のスタート番。

 

プールで泳ぐの2ヶ月ぶりくらいなんで(しかも今回頼りの綱のウエットスーツ無し)、

 

 

 

ミズ、コワクナイ、ミズ、トモダチ・・・

 

 

 

と呟きながら飛び込みました。

 

 

そして50mほど泳いで実感。

 

 

 

あ、これ無理なやつだ。

 

 

 

コポォ......

 

 

 

 

いや溺れるwww

 

 

 

足つかないwwwww

 

 

 

脚はバイクとランに残したいので腕メインでほぼ流し。そして、2ストローク毎に呼吸するというチキン戦法で何人かに抜かれながら、なんとか6往復。

 

 

記録は9分53秒w

 

種目34位www

 

 

うはw

 

 

俺の挑戦はここで終わった...

 

これまでの大会でのウエットスーツの科学の力を自分の力と勘違いしていてすいませんでした。

 

ミズ、トモダチジャナイ!

ウエットスーツ、トモダチ!!!

 

 

前も言いましたが、スイム苦手な方は着替えの時間差し引いてもウエットスーツ来た方が有利だと思います。

僕はいつもレンタルなので今回ケチりました、ハイ。

 

 

◼︎日本一やさしいバイク

 

 

スイムが思ったより時間がかかり、なんかどうでもよくなりつつあるもう1人の自分を必死になだめながらバイクトランジットへ。

 

前日とか種目1位獲る気満々やったやんお前!

 

みんな靴下とか立ったまま履くんですが(当然ガチ勢は裸足だよな?)、自分は

 

 

よっこいしょういち〜

 

 

と体育座りして履き履きしてました。

 

 

スイムからバイクへのトランジットが手元の時計で1分半。

遅すぎうち、ですね。

(ちなみにトライアスロンではこのスイム→バイク、バイク→ランのトランジット時間はバイクのタイムとしてカウントされるよ!)

 

まあ気を取り直し、

出発1時間前(←えw)に装備したエアロバーを握りしめ国体道路の16km2周回コースへレッツゴー!!

 

 

 

うほーっ!!!

 

久しぶりの平地だぜぇええええ!

 

 

 

ぶっ飛ばすぜぇえええええ!!!

 

 

 

ピッ...

 

 

 

350w...

 

 

 

ピッ...

 

 

 

400w...

 

 

 

ヒャッホーウ!!!!!

 

 

 

...どうみてもオーバーペースです、本当にありがとうございました。

 

 

しかも南に進むときは向かい風が凄い。

 

赤城から4kgほど増量しておきましたが、最強ヒルクライマーの体重では軽すぎるらしく、めちゃくちゃ風に煽られました。

 

 

 

カゼ、トモダチジャナイ!!!

 

 

 

しかし腐っても赤城準優勝ライダー

 

たとえヒルクライムでなくても、

たとえ当日一風堂のラーメン+替え玉2杯食っていようとも、

見せてやるよトップクラスの走りを。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

あれれ〜?

 

 

1位の人と差がつまらないぞぉ〜???

 

 

 

確かFTP315w(ドヤァ)くらいあったと思ったんですが、

プールの塩素で溶けちゃったかな?

 

 

とりあえず途中タレながらも何とか16km完走。

 

最強のヒルクライマーが平地も速いとは限らない。

 

 

ごめんよベヒーモス(※新車の名前)ちゃん。

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キミの力をまだ存分に引き出せずに。

 

 

先輩がバイクの時の写真撮っててくれたみたいなんですが、フォームがかなり乱れていてエアロポジションがとれてませんでしたね。

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Cd意識しろよCd

※Cd=空気抵抗係数

 

 

 

バイク→ランのトランジットに移り、シューズを履き変え、すぐ様スタート。

 

だがランスタートがどこにいったらよくわからないw

 

皆さんは事前にパンフ読み込むか当日下見しといた方がいいですよ!

 

このトランジットでも1分半ほどかかってしまっている。

 

 

バイクの記録は27分20秒で種目4位

 

うーん、、、

トランジットに時間かかってるとはいえかなり微妙w

 

2年前リレーで出た時は28分54秒だったけど、リレーはトランジットほぼないし、今回のタイムはエアロバーつけたタイムだし、結局2年間で自分がどれだけ成長したかは全くわかりませんでした。

てへぺろ

(Garmin的に2年前27:12、今年24:59だから2分

近く早くなってるっちゃーなってるか)

 

平地は要研究、やな。

 

 

◼︎日本一やさしいラン

 

 

ランは前橋市ポケモンGOの聖地でお馴染み敷島公園内の特設コースを2周(4km)。

 

バイクでスイムの分を取り戻すように多くの人を抜き去ったが、トランジットエリアは色んな人の入れ替えがあったりして見た目上の順位がよくわからない。

 

しかもまだJAPANユニフォームの方々を抜いていない。

 

確かJPNが4人いた気がするので、大甘に見て現在5番手といった感じか。

 

 

「ふぅ・・・久しぶりに本気で走るか」

 

 

“ランニング”とは重力による垂直方向への落下の力を、滞りなく進行方向への推進力に変換する運動である。

↑めっちゃ早口でいってそう

 

 

今年夏のトライアスロン前にフォーム改造し、2種目終わった後でも無理なく走れるように研究してきたつもりだ。

 

走るのではなく、”前に倒れる"の繰り返し。

体の部位の通過順とすると、前から大胸筋→頭部→腰骨→膝→足首。そして頭は一定の高さに固定し、弾まないようにする。

これを可能にするには強靭な体幹が必要になるが、それは赤城のオマケでなんとかなるだろう。

 

 

公園内の特設コースはロードっぽいところもあるが、一部土のところがあり、木の根が盛り上がっていたり、傾斜があったりとオフロードっぽいところもある。

 

 

4:00/km爆走中俺

「こ、、、これは『パルクール』や!!!」

 

 

全身を使って変化に富んだ地形を走ることで総合体力アップができる

 

パルクール

 

今回のコレをパルクールと呼ぶかはアレだけど心拍170overでアドレナリン出まくってる自分はそのときガチで思ってたよ!

 

 

ちなみにあの”SASUKE”の上位陣はパルクール勢だったりする。

 

 

オフロードに入るところで、1位(らしき人)とオープン参加の招待選手が競っているところをすれ違う。

 

 

うーん・・・

700m差くらいか?

3分以上離されてんなコレ

 

 

ただ久しぶりの全力ランは楽しい。

 

 

ヒルクライムラクな登り方とか覚えちゃったから、呼吸が苦しいとかあんま感じなくなってきたからな〜

 

でもランは全然まだまだで、少しペースを上げるだけで心臓バクバク。

(つーか維持するのが限界)

 

 

 

あーこれが”苦しい”かー

 

 

久しぶりの感覚だー

 

 

俺"生きてる”!!!

 

 

 

遊びも全力で。

そうしないと人生楽しくないよ!

 

 

途中ゴール1km手前くらいでJPNを1人かわし、コースはいよいよゴールゲートのある敷島スタジアムへ。

 

オーロラビジョンに選手の姿が写り、自分以外周りにいないので陸上用の公式トラックをほぼ独占できる。

しかもなんか実況つけてくれるオマケ付き。

運動会かな?って思ってしまった。笑

 

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何ぞこれ!

 

めっちゃテンション上がるわ!!!

 

 

 

 

 

残り300mくらいか!

 

フィナーレや!!!

 

 

 

 

足先から伝わる衝撃を、全身の筋肉がしなやかに受け流す。

 

耳もとで風が鳴っている。

 

皮膚のすぐ下が熱い。

 

なにも考えなくても、心臓は血液を巡らせ、肺は乱れなく酸素を取りこむ。

 

体はどんどん軽くなっていく。

 

どこまでだって走っていけるー

 

 

 

 

 

 

『走るの好きか!?』

 

 

 

好きです。

今度は嘘じゃないです。

 

 

 

 

 

天を仰ぐお馴染みのポーズで、テープを風のように切り、ゴォ〜ル!!!

 

 

 

ランは18分17秒で種目10位

 

まあ付け焼き刃でよくやった方やろか。

 

 

 

そして3種目通した全体タイムが

55分31秒!(速報値)

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...ただ前を走る人たちが全く見えんかったw

 

このとき着順で4位と聞かされる。

 

 

まあ・・・頑張った方かな?

 

 

 

ゴール付近には人が固まっていて、おそらく1位であろう貫禄のある人を発見。

 

実はこの人はブログ見てて「なんかラーメンめっちゃ食ってんな!」とか思ってた人で

【いつもブログ見てます】と声をかけて、話をさせていただいた。

 

 

タイムを聞くと51分台らしいw

 

 

うぇっwww

速すぎバロリンwwwww

 

 

飲み物と完走証を受け取り、ふらふらしてると、上武大学のストレッチブースが出ていた。

 

 

あーハルヒルんときも出てたなー

 

 

なんて思いながらせっかくなので受けさせていただくことにした。

 

 

無茶な動かし方した身体を丁寧にマッサージでほぐしてくれて、かなり良かった。

 

そうだ。

俺がこの半年間本格的に体幹レーニング取り入れたのもハルヒル終わった後で

『体めっちゃ固いですね。運動するなら柔らかい方がいいっすよ』

って言われて取り組んだんだっけ。

 

ありがとう学生諸君。

感謝する。

 

 

自分の出した55分のタイムは、前年だと表彰台(3位以内)には届かないが、8位入賞はほぼ確実といった感じ。

 

一般の部の速報も全員ゴールしないと張り出されないということだったので、とりあえず一時帰宅。

なんか寒くなってきてたしね。

 

 

帰宅した後、少し時間を潰し、表彰状一応もらいに行くかー(自分が何位だったかも知りたい)って感じで会場いったら

 

 

 

ま  さ  か  の  総  合  2  位  w

 

 

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Swim34位−Bike4位–Run10位で総合2位でいいのだろうか・・・

 

 

しかも3位の人とまた0秒差やんwwwww

 

赤城の借りは意図せずすぐに返せたようです。

 

 

 

 

 

表彰式は時間が早まり、既に終わってしまっていたらしい(←えw)ので、

とりあえず賞状・副賞等を受け取り、予想外の順位に1人はしゃぎながら色々と記念撮影。

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ちなみにゲストの競泳の松田選手とも写真撮ってもらえた!

この人当たり前だけどめっちゃ泳ぎ速かった。流してる感じでも、一生懸命腕をバシャバシャしてる隣りの素人より全然速い。

スイム上達の1ついいお手本を見せてもらった気がする。

 

 

 

あー

トライアスロン楽しかったなー

 

 

 

ヒルクライムの競争相手がいるレースもいいんだけど、このトライアスロン己の限界への挑戦感も悪くない。

 

トライアスロンも上達していくと、結局レースになるんだろうけど、それはもう少し先の話の気がします。

 

 

楽しさを求めて参加したので、反省会とかは今回無しで!

 

これで残りのイベントは、群馬県民(勝手に)三大スポーツイベントの

 

11月 ぐんまマラソン

 

のみ。

 

去年初フルマラソンでサブ4を達成できたが、今年はどうか。

 

 

残り1カ月切ってるけど余裕っしょwww

 

 

去年は練習期間2週間で4時間切りだから1カ月も練習したら2時間切っちゃうよwwwww

 

 

 

 

ということでトライアスロンはまた来年!

課題は山ほどありますが、それは今後の楽しみでもあるわけで。

 

 

とりあえず

立ったまま靴下を履く練習をします!

以上!!!

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お疲れ様でした!

【おまけ】2019赤城山ヒルクライム~あとがたり的な~

 

 

 

パソコンカタカタ僕

「あ~『・・・いっぺんのくいなし』っと」

 

 

ってざっけんな!!!

キーボードクラッシャー

 

 

いや悔いあるわ!

 

めっちゃあるわ!!

 

 

 

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0秒差とかwww

 

www

 

wwwwwwwwwwww

 

笑うしかないwwwww

 

 

 

当日も本部に殴り込みにいったら裏に設置されてる細かい機械まで見せてくれて、確かに

 

1位 59.03.276

2位 59.03.324

 

と刻まれていました。←暗記しちゃったよw

 

なんか今年のハルヒルの記事に

sh2sh2.hateblo.jp

 

 『小数点第3位まで計測とか誰得だよwww』

 

とか書いた気がするんですけど、今考えてみれば壮絶な【フラグ】でしたね。

 

ハイ、俺得ですw

いや損かw

 

 

 

といった感じで

いやーどうでしたかね前回記事は。

かなり気合入れて書いたので、そういった想いの強さの分だけ長くなってしまって申し訳ない。

今回出した59分03秒のタイムはまた頑張れば切れる気がするんですけど、あの記事より熱い文章がもう一度書けるかというとそっちの方がマジで自信ないですね笑

Youtubeとかに大会優勝者の動画とかはよく投稿されていると思うんですが、じゃあその優勝者が何を考えて走ったのかというのは中々わからないと思います。

そこで、表現は多少オーバーなところはありますが、普段やっている文字の装飾とか誇張表示とかは最小限に、赤城へどれだけ懸けていたかその想いをシンプルに内容で勝負!ということで今回書き残しておくことにしました。

(ぼく優勝してないけどw)

 

自分視点しか書いてなくて内容に偏りがあるんでアレですが、ヒルクライム年代別トップクラスのガチ勝負の世界というのものの面白さを少しでもわかってもらえると嬉しいです。

あの瞬間を楽しむためにみんな何百・何千時間も練習してきてるんだと思いますから。

なんでもそうなんですけど勝負ごとを本当に楽しむためには”強さ”が必要なんですよね。

 

 

 

そして、!突然ですが!ここでお詫びと訂正のお知らせです。

 

なんか前回記事、最後年代別30代1着でゴールした的なこと書きましたが、たぶんアレですね。

というのも、0秒差で負けたとわかったとき、1位の人が最後どこ走ってたか全くわかんなかったんですよ。(記事内ではうまくぼやかしてますw)

自分の中では、最終盤にその時点で2位だった人と一緒に1位に追いついて、その後抜かしたのかな~なんて思ってたんですが、本日10/4時点でアップロードされた動画の数々を細かく検証すると、どうやら実際には1位には追いついていなくて(別の人に追いついたのを1位の人と自分が勘違いして?)、そのまま逃がしちゃったみたいですね。

 

 

あーやっちまったかー。

 

 

というのも、その人に関してはマークもかなり甘めで、今になっても数いた有力者のうちスタート位置が唯一思い出せないんですよ。本番当日も抜け出しくらったとき、「アレあの人って俺より前スタート?後ろスタート?どっち??」と内心めちゃくちゃ焦ってるんですよね。その後とりあえず追いついて安心した、みたいな。

 

 

ただ、『答え』は自分の方がやっぱり後発スタートで、スタートから稼いだ時間分、キッチリ逃げられててオワオワリでぇ~すwww

 

 

つーか、

やべぇw危うくピーナッツ戦法で優勝するところだったわw

 

 

 

ただ、やっぱりボクゥのあのときのスタートする位置の判断は間違ってなかったちゅーわけやな・・・

 

(↓イメージ)

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無念です・・・

 

 

 

あ、ちなみに記事は直す気はないです←えw

 

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やる夫の精神ですね!

 

フィクションって書いといて良かったわ~

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まあ雑にまとめると、

大会で緊張するのは全員同じなので、その中で実際にした選択・してしまった選択というのがその選手の実力なんですよね。

見逃し(しかも気づかないw)という大失態をやらかしてしまいましたが、手痛く負けた時こそ胸を張れby伊藤カイジ

この0秒差の悔しさも今後のバネとして素直に優勝した方を称えたいと思います。

 

 

うーんクラス最年少なのに俺ってば大人だな~(自画自賛

 

 

 

まあ自分なんか前日の夜とか珍しく緊張しすぎて眠れなくて、萌え声・ASMR・睡眠導入効果音等の催眠系Youtube動画に全勝しましたからね!

 

 

さて、余談はこれくらいにしておいて、

僕は赤城の年代別で優勝したら、ドヤ顔で自分の練習方法や大会へ向けた調整の仕方、機材の紹介及び歴代の優勝者にありがちな~ボクがロードバイクをはじめてから優勝するまで~的なやつをしようと思っていたんです

が、

準優勝(「2位」って言うな!「準優勝」って言え!!)悔しかったので一切紹介しません。

 

 

 

 

工工工エエェェ( ´д`)ェェエエ工工工

 

 

 

 

何甘えてんだ?

当たり前だろ。

勝つ方法なんて自分で考えろカス。

 

 

まあ僕がここで書かなくても来年は誰かしらは必ず優勝するだろうし、ソイツその人が書けばいいんじゃないですかね。

 

『敗軍の将、兵を語らず』

 

僕のやり方ではほんのわずかですが優勝に届かなかったのでそんな勝ちもできないやり方を紹介しても意味ないですからね。

 

 

 

 

あ゛~語りてぇ~

 

 

俺の考え方とかめっちゃ参考にナルトオモウノニナー

 

 

 

 

...まあこの楽しみはとっとくか

いやなんかおふざけの感じで小出しにして出すか。

なんか気が向いたら我慢できずに書くかもしれません笑

(結局書くんかい!!)

 

 

さて、前に紹介したとおり、赤城山ヒルクライムでは年代別上位3名は翌年強制的にエキスパートでの出場になります。

 

 

ただ僕エキスパートで闘う気全くないです。

理由はシンプルに"勝てないから"ですね。

 

あんなバケモノたちとやれるわけないじゃないですか(半笑い)

 

 

 

 

え?

 

 

自分の力の上限をもう悟ったというのか?

 

 

ん?

声が聞こえる・・・?

 

 

技も体も精神も何一つできあがっていないのに自分より優れた何かを持ってる人間は生まれた時点で自分とは違っている。

 

それを覆すことなど、どんな努力・工夫をもってしても不可能・・・

 

 

何だ・・・この声は!!?

 

 

そう嘆くのはすべての正しい努力を尽くしてからで遅くない。

 

自分は天才とは違うからと嘆き諦めることより、自分の力はこんなものではないと信じて、ひたすらに真っすぐに道を進んでいくことは辛く苦しい道であるかもしれない。

 

 

やめろ・・・

 

やめろ・・・!!!

 

 

才能の開花のチャンスをつかむのは今日かもしれない。

 

もしくは明日か明後日か。

 

10年先...40歳になってからかもしれない。

 

体格ばかりは何とも言えないが

 

"ない"と思ってたら一生"ない"んだ。

 

 

そうか・・・

 

 

才能は開花させるもの。

 

センスは磨くもの。

 

 

赤城準優勝は俺にとって"スタート"に立ったことに過ぎなかったんだ・・・

 

 

よし。

 

やってやろうじゃねぇか。

 

やります。

 

 

赤城に君臨する5人の王たち。

ヒルクライム界における神にも近しい力を持った特別な存在。

 

 

ー最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記ー

VSゴッドハンド編

 

 

2020年連載開始予定!!

 

 

「最強ヒルクライマーに俺はなるっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

あれ・・・?

 

これちょっと風呂敷広げ過ぎてない・・・コレ?

 

 

 

 

(2019/10/5追記)

最強のツイッター始めました。

@SeyuChannel

色んな方と戯れていければと思います。

 

9/29(日)【2019赤城山ヒルクライム】最強決定戦

 

 

一度も優勝できなかったのなら、努力は何の意味もない。

トーマス・ワイゼル

 

第9回赤城山ヒルクライム

 

幻に終わった第8回大会より約1年。

 

 

さあ

時はきた。

今日勝って最強をお見せしようじゃないか。

 

 

ー全てはこの日の為にやってきたのだからー

 

 

 

今回ボクゥが決めたSランクマーク相手は次に挙げる3人。

 

他の参加者はというと、STRAVA、twitter、ブログその他諸々全てチェックしたが、-言葉を濁さず敢えていうなら-“2019年の赤城ヒルクライム優勝争いに絡む要素”という一点においてはお話にならないタラバガニや。

 

 

 

†天照の白き死神†

ゼッケンNo.130 南川

年代別20代

 

表彰台常連チーム天照の若頭。推定PWR5.5倍以上。文句なくエキスパ勢クラスの実力者。室内練習メインなのか肌は驚くほど色白。そして愛車ドグマがドクロと発音が似ていることから死神。なので白き死神。天照の南川いるところに優勝は獲れないと云われているのも死神っぽい。

 

 

●ふぁいあーふぉっくす●

ゼッケンNo.131 篠崎

年代別20代

 

同じく推定PWR5.5倍↑。こちらもきまぐれエキスパ勢。前述の南川に今シーズン一度土をつけている実力者。ボクゥは南川クゥンを永遠のライバルと(勝手に)認めているのでこれは賞賛に値しますわぁ。日々の不満をツイートで漏らしがちなのでもらえる情報量が多くて助かります。ちなみにアップしてた嬬恋の動画みて、俺よくこの人に勝てたな(実質勝ってないがw)って素直に思えるほどのキレのある走り。

 

絶対王者、大王様★

ゼッケンNo.128 大澤

年代別30代

 

間違いなく本大会年代別30代クラスの大本命。枝折、八方ヶ原、嬬恋と直近の参加したヒルクライム大会を全て制覇しているツワモノ。大王様。今回ボクゥが同じ年代別とあって1番警戒した相手でもあるねぇ。

 

 

おっと・・・

僕が”今回の赤城から”30代クラスで出走するのはまだ内緒やったっけねぇ・・・

ヒヒヒヒ・・・

 

 

シーズン初め、たまたま自分の誕生日が9月という関係で、今年の赤城は『超人達の闘技場』年代別30代で闘うことが自分だけがわかっていて、み〜んな研究させてもらったよ?

ぬるま湯のような20代クラスと違って30代がハイレベルな激戦区になることは百も承知。

それが自分が直前までマークされることなく、一方的に相手を研究し尽くせる。

こんな素晴らしい機会、活かさない手はないやろ。

赤城は何回も出場してることもあって、出走リストが出るのが前日というのもわかってるしなぁ。

 

今年、自分は20代クラスでずっと走っとったけど、前回の嬬恋での優勝ですら撒き餌、効果的なブラフと思っとったんよぉ。

惜しげもなくみんな全力出して頑張って、マークされてるとも気づかずに各大会の先頭集団で手の内みせてくれてぇ〜

 

あ   り   が   と   う。

 

 

ロードレースは化かし合いのスポーツよのう。

 

 

なあ、大王様ぁ!!!!

 

 

 

アナウンス『スタート5分前です!』

 

 

 

着いたで。

 

会場到着。

 

 

5分前?

充分や。

早く着きすぎて自分がマークされてもしょうがないしなぁ。

流石に相手も参加者リスト見て気づいてるだろうしなぁ。

 

 

そして見つけたよ。

大王様ぁ。

 

 

実のところ、スタート位置は直前まで迷っていて、レースの直前15分前まで調べていた気象庁の風向きデータによると北西からの弱風が少々。

 

 

年代別を獲るためには、最後方からの飛び出しアタックが1番効果的。

 

んなぁことは百も承知や。

 

ただ大本命、大王様のスタート位置を前方に確認し、その周辺にチラホラと”入賞候補者”たち。

 

 

うーん・・・

 

自分ら、スタート位置前過ぎやで?

 

ただ漠然と並んだだけでは有利には闘えんよ?

 

 

 

南川クゥンとシノザッキーはというと...

 

ほぉ...やっぱり2人は分かってるようやねぇ笑

 

 

あと若干とはいえ西寄りの風ということもあり、斜度の緩い前半戦は”右寄り"に抜いていく必要があるようや。

 

向かい風になることと、今までの年代別の経験から今回集団のスピードは遅めになることは間違いない。

 

 

 

僕の位置どりは”ココ”や。

この位置こそベスト。

 

 

 

そしてこの位置取りは全員が並び終わった後にしかわからない。

だから5分前で充分なんよね。

 

 

正直、唯一危惧していたのは、南川クゥンとシノザッキーの開幕ウルトラダッシュアタックからの超強力なコンビ逃げやったけど、その心配もなくなったしな。

つーかあの2人ならそれができるし、南チャンあたりは初赤城とはいえマジでやりかねないからな。

そしたらスタートでマジでレース終わるわ。

 

 

年代別の整列はただ前に並んだり後ろに並んだりすればいいってもんじゃない。

レースに影響力をもたらす人間がどこにいるかを全て把握し、その他の気候情報、コースレイアウトを頭に叩き込んで最善の策を練る。

 

ヒルクライムにおける絶対的正義のPWR(パワーウエイトレシオ)が地力で劣る僕が勝つためには、ほんの小さな要素であっても、優勝には欠かせない大事なことなんよね。

 

 

もしも相手が絶対に敵わないようなどんな強敵だったとしても、”勝とうとしなければ”勝てないんよ。勝負ってもんはね。

 

 

ヒルクライムは試合が始まる前に勝敗は決まっているとよく言われる。

実際このスポーツは番狂わせが少ない。

 

より準備をした勝ちそうなやつが勝ち、準備の足りない負けそうなやつが負ける

 

お前は準備が足りず負けそうか?

 

No

 

お前は勝つための準備はしてきたか?

 

Yes

 

 

 

 

さあスタート位置は決まった。

 

 

やろう、もう一回のない闘いを。

 

 

そして願わくばここにいる誰よりも楽しもう。

 

 

レースは超楽しい遊びだろ?

 

 

 

アナウンス『第2グループスタートです!』

 

 

 

1時間後、山頂で笑うのはこの俺だ。

 

 

 

ースタートの乾いた空砲の音が鳴り響くー

 

 

 

 

スタート直後

300人超の集団が一斉に動き始める。

 

 

 

そして間もなく計測開始地点。

 

 

集団がーーー加速する。

 

 

 

 

走ってる途中で前方に嬬恋キャベツヒルクライムの優勝者たちをこれで全て確認。

自分含めて嬬恋の各年代別(29以下・30〜34・35〜39)のチャンピオンだった3人がこの赤城山では同カテゴリーで競争するんだから、いかに赤城山が選手層が厚くビッグレースってのがわかる。

 

 

しかし嬬恋での優勝は僕にも力を与えていた。

 

 

ヒルクライム、自転車ってのはメンタルがモロに影響するスポーツだと個人的に考えている。

 

 

走りに覇気がないってのはよくいったもんで、キツイって自分で思い込むと体は動いてくれない。

体の認知機能だ。

 

《3つのP》と呼ばれるこの考え方。

 

Power 出力(パワー)

Pulse 心拍

Perception 認知

 

走り自体が生きていないとどんなパワーも心拍も噛み合わない。

 

自信、成果というのは必要。

 

走りにつながる。

 

 

ラッキーパンチだなんだと言われようが嬬恋獲れて良かったよ。

 

おかげで、集団各所に紛れている小中規模のヒルクライム大会表彰台常連者という”見た目”豪華なメンツを前にしても一向に怯まない。

 

むしろ、みんな頑張れと後ろからエールを送る心の余裕すらあるのだから。

 

 

実際落ち着いている。

嵐の前の静けさ。

 

朝食ったものが腹になくなった感じがする。

でもまだ腹はすかない。

 

いつもより身体がよく動くし、

周りの動きもよくみえる。

 

どの選手の後ろにつけば必要最小限の出力で前に出られるか直感的にわかるし、実際にその動きができている。

 

自分の調子がいいことは自分でわかる。

 

無駄な動きもない。

 

 

走りはじめて改めて感じる...”勝つ”感覚を。

 

 

 

「自転車は好きですか?」

 

「その好きという感情は勝利に必要か?

 

漠然とした理想など無力なだけだ、優勝を狙え」

 

 

わかってる。

 

自転車は好きだ。

 

ただごめん。

 

今日は特別だ。

 

 

“勝ち”に徹する。

 


その代わりといっては何だが自分の持てる全力以外ださないことは約束しよう。

 

 

 

 

ほどなくして富士見の大鳥居(およそ3km地点)を通過。

 

 

自分は集団前方まであがり様々な状況に対応できる高い位置をキープ。

 

 

しかし、ここまで順調のように思えたが、ある”違和感”を感じる。

 

 

 

何かおかしい。

 

 

 

自分の認識と何かがズレているように感じる。

 

 

 

 

・・・!!!

 

 

まさか!!!!!

 

 

 

今年、赤城山ヒルクライムに臨むにあたり、私は過去の大会当日のYouTube動画は読み漁ってきていた。

それこそ位置どりの参考やコースの確認などで何十回も見てきている。

もちろん動画に表示される細かい走行データもーーー

 

 

 

 

 

わかったぞ。

この”違和感”の正体。

 

 

手元のサイクルコンピュータのスピード表示を見て確信に変わる。

 

 

“例年”に比べて

集団のスピードが遅すぎるんだーーー

 

 

 

 

 

 

確かに予見できたことではある。

 

 

実際に集団を前で引いているのは自分が有力者としてチェックしていた人たちではない。

 

 

前回大会が中止になり、2年ぶりの大会とあって皆慎重になっている・・・のか?

 

 

“自惚れ”を語るのであれば、嬬恋で後方からスタートした自分が終始前を引かず、完全に最後ゴール刺されながらも数秒差で年代別トップタイムを出した悪い流れを引きずっているのかもしれない。

 

 

 

 

嫌な感じだ。

 

 

理由は明確にはわからないが直感がそういう。

 

 

 

 

ここは布石を打っておく。

 

 

ほんの少しだけ力を使い、大本命の後ろマークを外してまで、先頭2番手までポジションをあげておく。

 

 

 

自分には先頭を引いて集団をペースアップさせる実力はない。ましてや残り十数kmを単独で逃げるチカラもない。

 

 

 

“とりあえず”今できる最善のことはしておく。

 

 

 

集団のスピードが思ったより遅かったからもっと後方からスタートすれば良かったなんて結果論だ。

 

レースが始まってからそこを悔やんでもどうしようもない。

 

そう、判断が正しいか間違っているかなんてその時には誰にも判らない。

 

だから大切なのは判断の後。

 

下した判断を正解にする努力(こと)。

 

たとえ下した判断で悪い結果を招いてもそこから何ができるか如何に足掻くかこそが大切。

 

判断だけで決まるならレースは賭け事になっちまう。

自分の判断を信じろ。

そしてそれでどんな結果が出ても前へ進め。

 

 

わかってますよ、師匠。

 

いつだって人生はDo Your Bestですよね!!

 

 

 

確かに赤城は前半戦は斜度が緩く普通なら斜度が上がる中盤・後半に向けて脚を温存しようというのが真っ当な人間の考えであろう。

 

 

 

ただし、この馬鹿ふたりを除いてはな!!!

 

 

 

『前って誰か逃げてますか?』

 

 

ようやく来たか。

 

 

 

南川ぁあああ!!!!!

篠崎ぃいいい!!!!!

 

 

 

 

 

 

畜産試験場の手前。

5km地点。

 

 

待っていたよ。

キミを。

 

 

いや、キミたちを。

 

 

 

 

『前って誰か逃げてますか?』

 

 

南チャンが口にした言葉はたった一言だが、私がもらう情報量には充分すぎる。

 

 

スタート前集団前方の2人の不在。畜産試験場手前ーこのタイミングでの先頭追いつき。そして先の言葉。

同タイミングでのシノザッキーの合流。

 

 

やりやがったなお前ら。

おそらく集団最後方スタートからの先頭までのブリッジアップ。

 

 

 

なぜ分かったかって?

 

 

 

俺も同じことをやろうと思っていたからだよ。

 

 

 

ただ俺の場合、今日実際に30代の選手のスタート位置が前方に固まっているのを見て直前にプラン変更したわけだが。

 

最後方からのスタートは決まれば確かにこの上なく効果的だが、多少なりリスクは負うことになるからな。

 

 

まあ俺も合流するなら畜産前のこのタイミングでと思ってたよ。

 

畜産試験場は道路幅も広がり、スピードアップしやすく、中切れも起きやすい。

また地元グンマーの有力ヒルクライマーたちはこの畜産スタートでの赤城山登りが近年の主流となっているようでもあるし、有力選手が加速する理由にもなるしね。

 

ヒルクライムも流行(いやこの場合”傾向”といった方が正しいか?)があるからねぇ〜

 

 

まあこの2人の場合、ナチュラルに速いだけでそんなこと全く考えてないだろうけど。

 

 

 

ああさっきの言葉の答え返してなかったね。

 

 

 

『前1人逃げてる。加速しないとヤバい』

 

 

 

嘘なんだけど笑

集団のペースの遅さに危機感を感じていた直後というのもあり、本当にそう言うか迷ったが、

 

 

 

 

チラリ...

 

 

 

(各年代別を先導するモトバイクが近くに居る。この状況で幻の逃げを伝えて追わせるのも無理があるか?それよりここは後々のことを考え、南チャンの信頼をかち得ておくことを優先すべきか...)

 

 

 

「逃げはいないと思うよ」

 

 

満面の笑みで答える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畜産試験場交差点を過ぎ、先頭は南チャン。時々シノザッキー。

 

 

最後方からスタートして先頭追いついて、すぐさま先頭引くとか、もう力の差見せつけ過ぎだろ。呆れ通り越して尊敬するわ。

 

 

 

顔馴染みということもあり、南チャンには一応挨拶。

 

どうやら年代別が違うという認識は事前の参加者リストを見てちゃんと知っていたようだ。

 

余計な声かけは少しでも体力を温存するために極力控えたいのだが、彼に対抗心を燃やされでもしたら非常に困るので。

 

ちなみに連絡先も知ってるのだが、レース本番ーしかも実際にスタートするまで年代別が違うことを伝えなかったのは情報が漏れるのを防ぐため笑

彼の知り合い速い人多そうだしね。

 

病的なまでの情報統制に思えるかい。

自分の年代別が上がるという情報は今回の自分にとっての生命線だからね。

 

 

ちなみに、2人が先頭に合流して疲れているところ悪いんだけど上記の通り自分は前を引かない。

2番手死守。

前を引かないだけで70%ほどの力で楽に進めるからね。

 

これはね、ある種『宗教』みたいな考え方の違いと思っていただきたい。

 

僕みたいな雑魚が優勝するためには正攻法ではダメなんですよ。

勝負する相手は全員格上と思うこと。

だからドラフティングしてるときも

 

ごむぇ〜ん、僕雑魚だからドラフティングして楽しちゃうけど勝ちたいからごむぇ〜ん

 

ってやるしかないんですよ。

 

 

卑怯ってのはそれ褒め言葉だよ?

つーか本当に卑怯ならこうやってブログ書いてわざわざ種明かししないからね。

この記事は僕なりの2人への感謝の気持ちなんですよ。ゲス。

 

 

勝つためならどんな卑怯な手だって使うぜ。

惜しげも無くな。

↑もちろん”レースの中”でね。一応念のため言っておくけど限度ってあるからね!

 

 

 

 

第八世代最新型スペックのトップクライマー2人の先頭加入により、集団のペースはやや上がったようにみえたが、それでも他のサザーランドどもを引き離すほどではない。

 

 

どこかでペースアップがかかるなぁ。

 

 

南チャンもちょくちょく後ろを振り返りながら、集団の多さを気にしているようにもみえる。

...先頭を変わって欲しそうにもみえる気もするが、さっきも述べた通りその願いはNo Thank youだ。

 

 

 

ただ状況は変わらず料金所通過。

 

ここまで21分。やはり遅すぎる。

 

 

 

と、そんなことを思った瞬間、

わずか標高差2m、距離にして50mほどの大河原橋の本コース唯一というには短すぎる下り区間を使い、先頭加速。

 

 

待ってましたと言わんばかりに2番手で後を追従。

 

 

そうよね。

極端に斜度が上がる赤城の中盤戦の入り口の急坂に対しては充分な助走が効果的よね。

 

 

 

 

 

・・・ん?w

 

 

 

前と差が・・・開く?

 

 

 

いや待て南川w

 

 

 

そのスピードは聞いていないwww

 

 

 

 

おそらくかなり踏み込んでいる。

まさかここからいつもの単独走をやる気か⁉︎

 

 

悔しいがこのペース俺はもたんぞ!?

 

 

と一瞬焦ったが、300m登ったところですぐにギアを落とし、落ち着いた様子。

 

 

あー良かったー

 

みんなには内緒だけどオレ坂苦手なんだわー

 

どっちかというと緩斜面の方が得意で、特に斜度の上がる赤城の中盤戦は苦手意識あるんよね。

 

(最強ヒルクライマーとは)

 

 

ただ苦手なりに対策はしてきた。

いやテクニックといっても過言ではないか。

 

 

まあテクニックの方はいずれお見せすることになるだろう。

 

 

若干のスピードアップはあったものの全体としては落ち着きを取り戻し、依然としていつもの2人が完全に集団をコントロール

 

 

TeamSKYかな?

 

 

まあ順当にいけば斜度の上がる第1カーブ手前まではこのペースが続くだろう。ただ集団はいかんせん多い。30人はいるんじゃなかろうか。

 

 

中盤戦不得意な私はというと、先頭が気まぐれで加速しないことを祈りつつ、ひたすら耐えるのみ。

ちなみにいくら坂苦手とはいえ100%の力だと余力ないので、ポジションを多少下げてでも80%の力でどれだけついていけるかがポイントだったりすると私は考えている。

まあ今回は幸いギリギリ無理なくついていける自分の理想的なペースであったわけだが。

 

 

ヒルクライムはただ適当に筋肉を膨らませてテクニックハウツー本を読めば強くなるわけではない。

 

何日も何十日も地味な反復練習。

基礎トレーニングの繰り返し。

その積み重ねが勝利を引き寄せることはまぎれもない事実であることは間違いない。

 

 

 

 

 

そして、中盤戦は最初の山場へとさしかかる。

 

第1カーブ手前、桃畑バス停の急坂。

 

この坂を利用し、ある程度"弱者"をふるい落とすのが赤城でのセオリーっちゃセオリー。

 

 

 

するとここで横から真打・大王様登場。

さすが激坂得意なだけある(下調べ)

 

 

大王様が上がってくると話は別。

 

ポジションを下げるわけにはいかない。

 

無理をしてでも付いていく...いや加速する必要がある。

 

最悪、激坂を利用しての南川・篠崎・大澤の第八世代クライマー三国同盟が結成されると私のレースが終了してしまう。

 

 

ブラフだが

完全にキツイが

顔に出さず平然を装い、軽々登る雰囲気を出さねばならない。

 

 

“3rd Tenpo” 発動

 

 

相手の加速をみてから合わせてこちらも加速する。

 

他の激坂系クライマーもここで何人か上がってきていたが、前を引く2人がまだマイペースということもあり(しかも当然その後ろは無理して私が死守しているので)少ししたらみんな下がっていった。

 

この年代別20代の2人の実力が拮抗していることもこのペースに影響していたのかもしれず、今考えると、彼らにしてみれば中盤戦ですら遅すぎると思えるこのスローペースは私に非常に有利に働いた。

 

 

はじめの勝負どころを穏やかに終え、大王様に前にいかれたもののそのすぐ後ろに自分という出来過ぎだ結果。

抜かさせるときもタダでは抜かせず、自分は省力を意識し、相手にほんの数ワットでも余分な力を使ってもらいながら、良い意味で邪魔しながらポジションを明け渡す。

そして、大王様の真後ろより後ろにはポジションを下げない。これは中切れ対策でもある。

 

 

 

ここまで第1カーブ過ぎてからのペースアップもなくこのうえなく自分にとって心地よい。

 

レースにおいて相手に心地よく伸び伸びとさせちゃダメだよね。

 

自分にとって想定していた最悪の展開は軽量系クライマーによるここのアタックからの小集団逃げだった。

これをやられたら正直負けも覚悟していたくらい。

 

ただ、まあそんな度胸あるやつはいないよな?

 

少なくとも俺が実際に見てきたこれまでの今年度のレースにそんなやつはいなかったから。

※前の年代別20代の馬鹿(褒め言葉)2人を除く

 

2人は確かに強いけど、機材は超軽量級って訳ではないしね。それでも充分過ぎるほど速いってのがムカつくところでもあるんだが笑。

 

 

大王様の後ろについたまま、中盤戦の残り距離を着々と消化し、中盤戦第二の勝負どころの箕輪から姫百合にかけての二段坂に差し掛かる。

 

 

はじめの勝負どころの桃畑のバス停とは状況が違い、既に大本命の大王様に前にポジションを奪われている。

 

 

ここで使うのが

 

“2nd Tenpo”発動。

 

 

二段坂の手前には、ものすご〜く短いが緩やかな場所がある。

そこで加速。

 

登りの前の緩斜面は加速。

これ基本にして王道。

違うのは本命との位置関係からくるその後の動作。

先程は"わざと”譲った。

自分が前にいたから。

 

今度は急坂の入り口で相手に急接近。

自分が後ろにいるから。

文字通り、張り付く。

 

 

全ての抵抗における中で時速14km以上出した場合の、最も大きな抵抗はズバリ空気抵抗である。

 

ヒルクライムにおいて度々、『軽量であること』が神格化されることが多いように感じるが、空気抵抗”も”馬鹿にしてはならない。

 

小さな要素も積み上げれば勝ちの要因となっていく。

 

 

 

二段坂の一段目を登り終え、二段目突入。

 

・・・の前に緩やかな場所は無理してでもしっかり加速。

 

 

これも

“2nd Tenpo”

 

 

しっかりとどこで力を入れるべきかのコースの”コスパ”を意識。

坂の入り口には無理してでも相手と横並びになっておく。

 

 

まあ勘違いして欲しくないのが、まず力強く的確に動く身体があって、その上でいろんな知恵や戦略が役に立つんだけどね(ドヤァ)

 

 

 

 

二段坂最後の登りの終わりに開闢の帝王の断末魔を聞く。

 

 

「ああ、これで多少人数が減ったな。」

 

 

一瞥もせず、前を追う。

 

 

 

 

 

 

姫百合駐車場過ぎて、先頭加速。

オレ4番手。

 

自分にとって中盤戦の快適なサイクリングペースに焦っている面々も多かったのかもしれない。事実自分のタイムは中盤戦を20分を切っていない。

 

 

 

うずうずしている空気を感じる。

 

 

 

間違ってもなく赤城ヒルクライムは強豪揃いだ。

後半になるにつれポジション争いも熾烈になる。

そんなときに相手に道を譲って最後直線勝負は甘い考え。

自分のポジションをキープしなくちゃならない。

年代別で一番の力を持ってるやつがレースで勝つわけじゃねえ。

その力を勝負に使えないと勝てないわけだ。

ただ我武者羅に走ってもダメってことね。

 

 

 

力を持て余し、これまで後方待機して余力を残していた有力どころがだんだん前に出始める。

 

 

ただ勝負はまだこんなところでは動かない。

動くはずはない。

 

南チャン、シノザッキー、大王様は視界から外さずに、前に出る人の後ろにつき一応チェック。

 

 

中盤戦で下げてたポジションを労なく上げる絶好の機会でもある。

 

先頭入れ替わり等も度々あり、一時はポジションがぐちゃぐちゃになる場面もあったが、最も信頼する南チャンの後ろを信じて体力を温存しながら着いていく。

 

前に出る力を使えば使うほど体力消費が激しいのは明らか。ここは周りに流されず熱くならずにクレバーに。

 

 

俺の知ってる南チャンがこんなところで落ちる訳ないんだな。

 

 

 

 

逃げとか追い込みとか決めつけるんじゃねえ。

レースには流れがある。

流れをよく見る。

流れに飲まれても流されてもダメ。

飲まれたらそう容易く体制を立て直せない。どこまでも転がり落ちてくる。

流れに逆らったところで相手は何十人もいるんだ。無駄に力を使うことになる。

ようは自然体で流れに乗る

心配しなくても勝負どころは必ずやってくる。

 

どのレースでも最後は必ず直線だ。

 

お前だけの走りをみせてくれ。

 

 

ハイ、ボス。

 

頭は冷静に、心は熱く

っスよね!!

 

 

結局なんやかんやあったがやっぱり南チャン先頭に躍り出る。労せず2番手まで上がる俺。

 

 

そしてこの幸運、絶対ものにしたい。

 

 

途中、大王様が上がってこようとしてたのを何回か確認したが、前を行く遅い実業団やエキスパの方々を”壁”にしてコースを狭めブロッキング。楽には抜かせない。

 

 

これが俺のやり方だ。

 

 

才能が足りぬのなら臆面もなく人の手にすがり

己の手を汚し、

他者に侮辱されようとも

それでもなお頂点を獲るために

全ての男が本来持っている焼け付くような渇きを求めて。

 

全てはただ頂点を獲るために……!

 

 

 

 

まあ、ただ全部止めるってのは至極無理な話で、結局大王様先頭へ。

自分は真後ろを死守。

 

 

大王様は後ろを振り向くときは右からしか振り向かないので、ポジションは相手の左後ろをキープ。

できるなら視界から消しておいた方が良さげ。

 

 

 

とそこへ後ろからシノザッキー加速。

残り4km切ったくらいだったであろうか。

 

 

ザッキーと同じ年代別の南チャンもこれを追うべく当然加速。

 

 

 

ただ、大王様、動かない・・・!?

 

もしかしてキツい・・・!!?

 

 

まあ違う年代だから無理して追う必要はないのはわかるが・・・

 

 

大王様そういう感じだったか?

 

 

 

このとき自分も追うべきか悩んだが、その一瞬の判断の遅れが命取り。

 

 

 

大外から新手登場。

2人を追う。

 

 

正体は先ほど前を少し引いていた137番。

同じ30代年代別の選手である。

 

地力があるのは重々承知していたが、事前の自分未来予想図ではこの人がここで上がってくるのは想定外。

 

 

 

みぃかぁみぃいいいい!!!!

 

 

 

このクソガキがぁあああああ!!!!!

※当然30代に上がったばっかりの自分の方が年下です

 

 

しかも三上さん2人に追いつく。

 

自分との差は10mか20mか。

 

 

 

三上さん予想外の抜け出し

 

ダメだ追いきれない…

 

いやダメじゃない

 

せっかくここまで来たんだ

 

チャンスを掴んだんだ

 

もう少しだ…

 

もう少し速く…

 

ここで諦める?

 

違う!

 

勝つんだ!

 

 

諦めなきゃ何とかなるとは思わねえが、諦めたら何も残んねえぞ。

 

 

 

ただそうは言っても自分はこの終盤かなり脚にキテいる。

 

三上さんが後ろでどれだけ脚を”溜めて”いたか自分には知る由もないが、終始前方をキープしていた自分より脚が残っている可能性は充分にある。

 

 

 

追いつけるか。

 

この20m。

 

 

 

 

多少全開で踏めば或いは・・・

 

 

 

 

いや、待て。

 

 

その選択で本当にいいのか。

 

それは果たして”勝つ”ための選択肢なのか。

 

 

何人も頂点狙ってんだ。

計画が少し狂うのは当たり前。全て予想通りとはいかないハズだ。

 

 

ここで加速して追いついても、そこで使った”ツケ”は必ず後で払うことになる。

この終盤、そのツケ払いの代償は、おそらくゴールスプリントに影響してくるであろう大きな代償になるだろう。

 

 

であれば。

 

 

ここは大王様が前追いつくの信じて、後方待機。

大王様だって同じ年代別なのはわかっているだろう。どんなに疲れていようとやすやすと見逃さないハズだ。

俺が信じた大澤という男はこんなところで落ちるような男ではない。

 

酷なようだが、大王様が力を使い果たし、それに乗じて前に追いつき、最後みぃかみぃとゴールスプリントが俺が瞬時に描いた細い”勝ち筋”だ。

 

 

 

そして、大王様動く。

 

 

流石。

 

 

同タイミングでシンクロして加速。

 

 

これこそ初動の速さを極めた

“1st Tenpo”

 

 

人間が行動を起こす前には必ず予備動作がある。

眼の動き。

筋肉の動き。

その全ての動きを瞬時に読み取り相手の動きを先んじる。

人の後ろにつくことを生業とする”蝿の王(ベルゼブブ)”の奥義である。

 

 

蝿にも蝿なりの意地があるんだよ。

 

 

 

これで首の皮一枚つながった。

 

 

『諦め』が頭をよぎるかどうか。

それが心の力の差。

 

 

 

ただ大王様すぐには追いつかない。

ジワリジワリと距離を縮めていく。

 

 

うん、うまい。

 

 

ヒルクライムにおいて急加速はご法度だ。

チェーンのテンションを保ったまま、少しずつ負荷をあげるやり方が一番身体への負担が少ない。

 

某漫画のように羽なんか出せないけどだから一歩一歩登っていくんだよね。

 

 

 

やはり最終局面まで残りそうやな大王様。

 

 

 

何分かかけて前を走る三上さんに大王様と自分が追いつく。

いや正しくは、三上さんも先行する年代別20代2人のペースについていけず、下がってきたともいえるか。

コーナー2つでバックミラーから後続の姿を消させるあの2人。流石やなぁ。

 

 

つーか奴らの相手をしなくていいというのはマジで今年年代別30代の参加でラッキーだったかもしれん...

 

 

 

 

んな感じで

残り2km地点で大王様再び先行。

 

年代別20代の2人は遥か彼方。

 

 

つまり、

ここから30代の優勝者が決まる。

 

 

 

そしてラスト2km岩清水バス停前を過ぎ、空がひらける九十九折り2つ目の55番カーブ手前。

 

 

ベルゼブブ最終奥義

 

“Minus Tenpo(マイナス テンポ)”発動

 

 

 

加速をはじめるタイミング。

 

それがテンポの秘密だ。

 

初動の速さというべきか。

 

 

その最終奥義が

“相手の加速”より早いタイミングで加速するMinusTenpo

 

 

 


え?

 

 

 

そんなこと不可能だって?

 

 

 

俺がどれだけこの赤城山を研究してきたと思っている。

 

そして、どれだけ優勝候補者の動きを研究してきたと思っている。

 

 

この令和の時代。

 

情報は溢れかえっている。

 

STRAVAではどのコースのどの部分でどれだけパワーを出して心拍がいくつあがったか全世界に向けて発信してくれている。

 

YouTubeでは丁寧に走行データをつけて高画質で公開してくれている。

 

無意識だろうが、この恐ろしいところは本人たち自ら行なっているところだ。

 

 

先にもいったか使える武器は惜しげも無く使います。勝つために。

 

 

ちなみに私はたまーに外走った練習状況こそ不定期で公開しているものの大事な情報(FTP)などは一切出していません...たぶん。

 

 

話がそれたが、

長年染み付いた動きは変わらない、ということで、データから弾き出したこのタイミングで加速。

相手が加速する寸前に加速するとどうなるか。

 

 

ふたり並ぶ。

 

 

そのあと自分だけわずかにスピードを緩めるとどう思うか。

 

 

「コイツ、まだ元気そうやな」

 

 

本当はいっぱいいっぱいで加速して欲しくないので渾身のブラフ。

 

 

もう一度後ろにつき直す。

 

 

55番カーブからの後半戦のラスト1.5km、通称トナカイカーブ(道を上からみるとトナカイさんみたいになってる)からゴールまでは残り時間にして約5分。

 

あと5分耐えればスタートの位置どりの関係上自分の勝ち。

 

しかもこのトナカイカーブから斜度が極端に緩み、自分の得意な緩斜面コースとなる。

 

まず離されることはない。

 

 

 

相手もここで無理したら失速するかもしれない、思うハズ!

 

 

優勝を目指すってのはそういうことだろ!

 

 

 

パワーウエイトレシオが高い方が勝つんじゃないんだ。

最後までついていけなかった方が負けるんだ

 

 

 

 

 

残りラスト1km

 

 

 

 

それでもゴールに近づくにつれて、

負荷は徐々に上がり、思考は鈍っていく。

 

 

あらゆる筋肉が脳の命令に反して”サボり”はじめようとする。

 


まだだ。

 


このゴール前ほんの一瞬でもスピードを緩めれば取り返せない遅れになる。

 

俺のスプリント力でほんの少し緩みがでてしまえば高速で加速する後方に一瞬で沈められてしまう。

 

 


まわせ!

まわせ!!

 


ふめ!

ふめ!!

 

 

 


こ  こ  に  い  た  け  れ  ば  !  !

 

 

 

 

 

そして、ここで深呼吸。

 

酸素を取り入れ最後のスプリントに備える”スプリントローディング"。

 

両膝を爪で掻きむしり、筋肉に最後の刺激を入れる。

 

 

と、ここで前を走る垂れたハズのエキスパの人が我々の熱気に呼び起こされたのか再び闘志を取り戻す。

 

 

 

ラスト500mの看板通過。

 

 

 

まだ大王様先行。

 

 

どちらの後ろにつくか。

 

 

大王様か。

エキスパか。

 


酸欠になりそうな頭で考えろ。

 

 

どこで仕掛けるか!

いつ仕掛けるか!

どのように仕掛けるか!!!

 

 

 

エキスパに勢いがあるとみなや、素早く鞍替え。

 

あわせて加速。

 

 

 

 

良いスプリントはぁ〜!?

 

 

 

 

 

 

良い助走からぁ!!!

 

 

 

「ぜってえ負けねえ」

 

「どうしてそんなに頑張れるのかなって」

 

「強くなって...勝ちたいから。」

 

「そっかきっといろいろ理由があるんだね」

 

「ん?勝ちたい理由?

 

負けたくないことに理由っている?」

 

『腹が減ってメシが食いたいことに理由がいるのか』

 

「ごめん、愚問だったね・・・

 

 

さすが日向先輩カッケーっす。

 

いやいや

こんなときに俺は何を思い出している。

 

 

 

 

赤城山ヒルクライムの結果という意味では、勝負は両者スプリントに入った段階で8割方決まっている。

 

 

ただ嬬恋のように後は流せばいいという風にはならない。

 

 

『優勝』が担保された今だからこそ、俺が求めるのは本物の『勝負』であり、本物の『勝ち』だ。

 

 

 

最後、最強の背中をその目に刻んでやるぜ。

 

 

小さくなる背中を黙って見てな。

 

みせてやるよ。

 

 

必殺の『ドラゴンスプリント』を。

 

 

最強の腹筋メニュー・ドラゴンフラッグから名前を冠したその龍の一撃で後方に沈めてやる。

 

 

 

前腕と上腕を支える肘関節のように、豪脚にはそれを支える腹筋が必要であることはご理解いただけるだろう。

 

 

 

ボクゥはこの半年間、毎日100回の腹筋を欠かしたこと無いよ?

 

 

 

 

ラスト300m。

 

 

 

エキスパの民よ。

邪魔だ。

 

 

オレ、今から本気で踏むわ。

 

 

 

 

 

フーッ・・・・・

 

 

 

いくぜ!!

 

 

 

もってぇええええ!!!!!

 

 

 

こぉおおおおおいいいいい!!!!!

 

 

 

 

残り全てを振り絞るべくフル加速。

 

 

 

 

 

やべぇw

 

 

 

やべぇよw

 

 

 

ついてくるw

 

 

 

ついてくるよ大王様w

 

 

 

 

オレ本気で踏んでのに差がつかねぇよw

 

 

 

 

 

ただね大王様...

 

 

 

この加速には”二段目”があるんよ!!!

 

 

 

 

強靭な体幹で素早く体制を整えなおし、上半身をハンドルに乗せ、文字通り自らの体重の全てをそのペダルにかける。

 

 

 

一段目の加速で先ほどのエキスパ民はパスした。

 

 

 

 

残り50m。

 

 

 

まだ横並び。

 

 

 

 

すげぇ漫画みたいだ。

 

 

 

マジいい勝負だ。

 

 

 

でも勝つのは俺だ!

 

 

 

赤城は俺の原点!!

 

 

 

絶対に負けはない!!!

 

 

 

ここで勝てるなら全てを捨ててもいい!!!

 

 

 

 

その信念と闘志だけで

 

ただ前へ─

 

肉体猛々しく

 

気力雄々しく

 

前へ

 

もっと前へ

 

1㎜でも前へ……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

バイクは最後、、、

 

 

 

 

 

投げるっ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グイッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハァハァ...

 

 

 

 

 

...った。

 

 

 

 

 

ゼェハァ...

 

 

 

 

 

...勝った。

 

 

 

 

確かにっ...

 

 

 

 

 

手応え...あった。

 

 

 

 

 

最後ハナ差で私だろう。

 

 

 

 

これが勝利。

 

 

 

 

 

空を見上げる。

 

 

 

 

あー全く今日いい天気だわぁ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラッ....

 

 

 

 

 

 

 

目線を下に向けるとガーミンが目に映る。

 

 

 

 

59分03秒。

 

 

 

 

 

ハハッ...

 

 

 

 

 

速すぎだろ俺。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年代別30代のゴールにたどり着いた順番では間違いなく1着であったが、その後ネットタイム計測による後発者のゴールタイムが確定し、僅差で優勝を逃したことを知る。

 

 

 

 

その差わずか0.048秒

 

 

 

 

 

 

ただ、そのやり遂げた最強の背中に一片の悔いなし。

 

 

 

 

 

散りて二度とは咲かずとも

 

 

炎のごとくに散るぞ美し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記

 

 

 

ー完ー

 

 

 

 

※このブログ記事はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。

製作:最強ヒルクライマー

9/14(土)【2019宮ヶ瀬クリテリウム】疾風の如く

 

ヒルクライマー僕

クリテリウム初参戦。

f:id:rollretasu:20190916115113j:plain

 

 

嬬恋キャベツヒルクライムから2週間。

そしてまえばしクリテリウム赤城山ヒルクライムまであと2週間。

 

私が選んだ選択肢は...クリテリウムの強化であった。

 

まあ嬬恋獲ったしヒルクライムの方はなんとかなんべ

って感じです。

 

ということで、

今回は暇を持て余したヒルクライマーの遊びことクリテリウム初☆挑☆戦です。

 

まずコースレイアウトから

宮ケ瀬クリテリウムは1周1kmの駐車場特設コースを10周(スポーツカテゴリの場合)します。

コースの内訳は180度ヘアピンカーブを含む直線ストレートが300m、勾配6,7%(?)くらいの急な登りが300m、同じく降りが300m、シケイン含むテクニカルなコーナーが200mって感じです。

ハイ、合計1km超えちゃいましたね。気にしない気にしない。

 

ちなみに募集カテゴリは下記表の通り上からエリート、エキスパート、ミディアム、スポーツ、ビギナー、ピュアビギナーという七つのカテゴリーがあり、スポーツは上から4番目

あれですね、シマノのコンポでいったらTiagraですね!!

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初クリテで気持ち的には断然ピュアビギナーなんですが、最強の剛脚で全員周回遅れにしちゃうと申し訳ないな~と思い、かといって実業団(←なんか恐そう)クラスにいきなり混じるのもアレかな~とも思い、中庸の精神でスポーツクラスにエントリー。

 

ただ正直

よくわからないけど優勝できんじゃね?

 

アメフト?ラグビー

一緒でしょ???

 

みたいな感じで能天気に構えてたんですが結果から言うとボロボロでした(草)

 

34人出走の10番目くらいゴールだったかな?

(↓結果貼付)

f:id:rollretasu:20190916105907j:plain

 

クリテリウムだと高速レースになるので1km10週といえど20分かからないで終わってしまいます。

 

なんかよくわかんないままいつの間にか終わったw

 

というのが正直なところ。

 

そして自分が初クリテを走ってみた感想(ポイント)を自分の備忘録的な意味でまとめていきたいと思う。

 

 

①スタート位置めっちゃ大事

 

 

自分なんか初参戦で「あーなんか前走って後続落車でもさせたら申し訳ないな~」なんて思いながら最後方からスタートしたんですが、クリテリウムってコース幅狭いんですよ(今回だと2mくらいしかない)。自転車2台横に並んだらいっぱいいっぱい。物理的に抜けない。しかも直線はいったと思ったらすぐコーナーだったりするんでかなり抜きづらい。

自分はしょうがないんで毎周回の登りで人を抜いていくんですが、人を避けながら、しかも少しづつしか前に上がれないんで5周目くらいで「駄目だこりゃ」と思いました。勝負にならなかったですねw

 

マリオカートとは違うんですねぇ〜

 

最後尾スタートで最後は先頭集団に追いついたんですが(これ地味にすごいと思うんだよね、うん)、これがせめて3列目くらいからのスタートだったら優勝してましたね(ハイ、負け惜しみ~)

 

確かにスタート前の招集の段階でピッチピチのウェア着たガチ勢っぽい方々は前方に陣取り、オーラ(威圧感)でポジションを譲らなかった感じしたからな~

 

個人的にはこのコースでいえば7割スタート位置で決まるといっても過言ではない。

 

次は自分も鋼の心で良いスタート位置獲りにいきます^^

 

 

FTPの概念はない

 

 

いやあるけどもw

 

ヒルクライムのように淡々とパワーを刻むのではなく、1分おきにやってくる高出力インターバルに耐えるという感じ。

今回のコースでは登りがあるのでそこでFTP超の負荷が20~30秒くらいかかっては残り1分半レストみたいな感じw

 

実際走っているときも

 

アレ、この感じどこかで体験したような・・・

 

そうや!

これZwiftのゴルビー(The Gorby)やん!!!

f:id:rollretasu:20190916112122p:plain



①で語ったように途中からはやや諦めモードに移行していたので

これはまるでZwiftのグループワークアウトやぁ~~~

とか思っていた。

 

ちなみに10周アタックしたので自分は最後ヘロヘロになってましたw

 

いや~いい練習だった~

 

 

③求められるコーナリングの技術力

 

 

なんかヒルクライムって適当に

うわぁああああぐるぐるぐるぐる~~~

とかで勝てるじゃないですか(小野田さん談)

 

クリテリウムはバイクコントロールの巧みの差がめっちゃ出ますね。

 

自分もトライアスロンとかで180度折り返しとかは練習してきたつもりでしたが、集団でしかも高速で走っているので毎回曲がり切れるか不安でしょうがなかったです。

 

コーナー突っ込む鳴子くんとかキチ○イですよ、全く。

 

しかもブレーキングからの急加速とかもあるのでギアマネージメントもかなり大切です。

コーナーの立ち上がりとか「あれwやべwギア重いままw」というのを3回くらいやらかしました。自分は7周目くらいからようやく(コースに)慣れてきた感じでした。

 

というか走らせていただいている身分でいうのもアレなのですが、あえて声を大にして言うのであればこのコースの路面、めっちゃ悪いですw

 

コンクリートが古いのか砂利まみれでしたからね。

 

こんなところでコーナー攻めたら確実に落車すると思いますので気をつけてください(他人事)。

 

 

 

ということで自分のことは棚に上げてここまでさんざん文句ばっかり書いてきたが、

今回は悔しさ3割、楽しさ7割という感じであった。

別に運営的な文句もない(コース狭いけどこればっかりはしょうがないんでね)。

 

やっぱり初めてのことは面白いし、クリテリウムヒルクライム以上に戦略とかで頭使えそうだな~なんて思ったんで自分には合ってるかもしれん。バイクコントロールとかも身につけていきたいし。

ただやっぱり落車が怖いんだけどね。

 

 ちなみに宮ケ瀬クリテリウムは運営側が各カテゴリ動画を撮ってくれてYoutubeにアップしてくれるみたいなので自分の力走を振り返れるというのは楽しいですねw


宮ケ瀬クリテリウム2019 第2戦 スポーツ

なんかこうあらためて自分の走りを客観的に見るって恥ずかしいなw

 

ということで今回はこれくらいで。

 

まえばしクリテリウムでは勝ってみたい。

そう思える良き機会でした。

 

 

ただまえばしの場合は翌日ヒルクライムなんで体力(筋力)の振り分けが難しいというのはありますね。。。

 

 

はてヒルクライマーとは。

 

 

9/1(日)【2019嬬恋キャベツヒルクライム】無冠の最強ヒルクライマー

 

いきなり引用。

 

無冠の五将とは、漫画『黒子のバスケ』に登場する特定のキャラクター達の総称である。 帝光中学時代無敵を誇った「キセキの世代」と同時期に活躍した5人を総称して「無冠の五将」と呼ぶ。 キセキの世代の強さゆえに、才能がありながらタイトルを手にできなかったため無冠と名付けられた。 

 

そう、ヒルクライム界でも本来エキスパートクラスの実力の持ち主が年代別に参戦することは稀によくある。それは単にその大会にエキスパートクラスが設けられてなかったり、本人の気まぐれ?によりだったりと理由は様々である。

 

私も昨年あたり「マイナー大会のしかも初開催だから大丈夫っしょ!」と意気揚々に第一回こてやんタイムトライアルに参加したところ、キセキの世代クラスの実力者に完膚なきまでにボコボコにされた覚えがある。

全体トップのやつがなんでお前エキスパートクラスじゃないんや!!

そして前回、今年のやいた八方ヶ原ヒルクライムも同じ彼に同じ展開でボコボコにされた。

 

しかし、彼に負け、八方ヶ原ヒルクライムでは年代別2位だったのは事実だが、3位の人とは明らかな実力差があったと(個人的に)思っている。

 

ワンチャン、スタートダッシュさえミスらなければ1位の彼にもついていけたのでは...??

 

一年前は冗談で言っていた同じ負けゼリフが、今年のレース後は結構ガチで思っていたりした。

 

 

俺はまだ高く翔べるのか・・・?

 

さらなる高みへと登れるというのか・・・??

 

 

 

 

前回2018年の嬬恋キャベツヒルクライム

sh2sh2.hateblo.jp

結果は過去記事の通りだが、私は男子A(29歳以下)年代別2位である。

 

そして今回も年代別への参加である。

 

 

これが果たして何を意味するか。

 

 

例えば、赤城山ヒルクライムでは年代別表彰者上位3名は次年は年代別ではなくエキスパートクラスで出場しなければならない。

嬬恋ヒルクライムではそのような規定は(たぶん)ないが、暗黙のルールというものもあるのかもしれない。

 

 

だからこそ、

 

だからこそだ。

 

 

昨年2位だったからこそ今年は1位を獲りにいく。

 

 

昨年2位なのだから1位は獲れて当たり前。

去年2位のクセに今年も年代別で出て2位かよwww

m9(^Д^)

↑この顔文字懐かしい...

 

という誹謗中傷は容易に想像できる。

 

 

もはや負けることを許されない彼にかかるプレッシャーはおそらく他の参加者の比ではない...

 

 

 

あーなんか今日天気曇ってるし

てきとうに優勝できそうだわ~←曇り好き

 

 

比ではない...ハズだ。

 

 

まあざっくり言うと勝ちを狙ってみました。

大きな大会を走るうえでタイトルを獲ってた方が自分も競走相手も盛り上がって面白いじゃないですか。

最強ヒルクライマーとか仮にも『最強』つけたしね(3年前の自分とか行き当たりばったりで何も考えてないですからね)。

 

ということで勝つために必要なこと。

そう、それは『戦略』

 

 

よしまず坊主にしよう。

 

 

床屋オレ「す、すいません・・・あ、あの、髪短く・・・いや、一番長い長さの坊主とかって、で・・・できますか(震え声)」

 

 

オッサン「うーーーい」

 

 

うし、気合入ったわ。

 

 

同僚「お前なにやらかしたんだ?」

 

俺「えw」

 

戦略とは。

 

 

まあ冗談は髪型くらいにしておいて、競争相手である参加者の確認だ。

レースは相手がいて初めて成り立つものだからな。

嬬恋ヒルクライムはレース当日の何日か前に参加者の一覧リストが張り出される。

 

 

今年も1000人規模か・・・

 

めぼしいヤツは、と・・・

 

・・・!!

 

【このとき赤城に電流走る・・・!!】

 

コイツ・・・

間違いない・・・

 

昨年だが2018富士ヒルクライム年代別表彰者・・・!!

 

 

しかも今年、冒頭で挙げた八方ヶ原で負けた彼に他のレースで勝っている・・・!!

 

 

間違いなく大本命。

 

 

未知の強敵の出現だったが、これは好機でもあった。

富士ヒルの上位層と一緒に走れる機会などそうそうはない。

 

 

推し量るだけだ 近くに見えるあの男と我々の 本当の距離を

 

 

相手からしてみれば私はビッグレースでは大した結果の出せていない一般ピーポーに映るだろう。まあ昨年の大会参加者で表彰台のやつという意味では少しくらい注目してほしいが。

 

今年の富士ヒルゴールドも獲れてないようなやつじゃん。

 

そう思われて(いや実際わからんがw)悔しいが、そこはノンマークの強みを活かすしかない。

 

コイツは泳がせておいても大丈夫。

 

ロードレースとは本来全員が全員集中していれば"逃げ"が成立することはないのだ。

それでも"逃げ"が成立し、はたまたそれが直接"レースの勝利"に結びつくことがあるんだから面白い。

 

相手の実力を見誤った時。

 

今回一発限り使える手段として相手の油断(いや実際どうかは本当にわからんよ?w)を利用することにした。

 

もしも相手が絶対に敵わないようなどんな強敵だったとしても、勝とうとしなければ勝てない。

 

過去の結果でできるのは予想だけ

 

相変わらず臭いセリフだけど、そんな考え方が俺は好きなんだよね。

 

 

とはいっても、相手は格上なのに間違いないだろう。

おそらく持ってる引力の桁が違う

 

ではどうするか。

 

それはいつものやつで語らせていただくぜぇ・・・

(前置き長ぇ・・・)

 

 

 

【シーン1】スタート前

 

 

 

大本命を生で見た感じ、

脚つきが違う、雰囲気が違う、そしておそらく練習量が違う。

 

あ、自分視野は広いんですよね。

学生時代水球でもパス出しのポジションやってたし。

 

 

ただ、今俺ができるのはウォーミングアップを丁寧にやって自分のやれることを出し切ることだ。

 

そしてヒルクライムのゲン担ぎ、-翼を授ける-REDBULLを投入。

 

ちなみにエナジードリンクを飲むことを元気の前借りという表現好きなのだが

今回自分はREDBULLで魂の前借りをすることに。

 

 

この年で挑戦者か・・・血沸く血沸く♪

 

 

体重は昨年の57.7kgに比べて今年は前日計量を60.6kgで終えるなどややパワー系。

ただ嬬恋ヒルクライムは緩斜面多めの平均勾配緩めなのでそこまで気にならない。

 

 

うっし、やるか

 

 

諸々の準備におわれ、5分前に整列へと向かう。

(まーた遅刻気味だよ)

 

 

 

【シーン2】アクチュアルスタート~第一給水所

 

 

午前9時に年代別最初のグループが号砲とともにスタート。

 

見た感じ他の年代の有力どころは前方に固まっている様子。

 

ちなみに今年からなぜか一般の部(年代別)ではパレードランが導入され、ゴール地点が変更ないので、計測区間が純粋に200m短くなり、全長19.6km(昨年まで19.8km)となっている。

 

自分は昨年ライバル達と切磋琢磨して走ったコースの勝負どころは既に小数点以下の距離数で暗記しているため、去年の感覚とズレるのを防止するために計測開始地点ではなく、昨年のスタート地点でGarmin計測をオン

まああと単純に昨年の自分と比較したかったってのもあるが。

 

自分は全体の2列目あたりからスタート。

 

今回は知り合いの『開闢(カイビャク)の帝王』こと他年代別のビッグレース優勝経験者に朝たまたま会って開始もほぼ同時スタートだったので、途中万座ハイウェーへの分岐手前くらいで声かけて連れていってもらうことに。まあ自分も後でその人の勝負どころでは前引くんでWinWinってやつね、うむ。

 

ハイ、『偶然もチャンスに変える生き方が好きよ~♪』ですね。

この人の参加も正直自分には文字通り?追い風だったと思います。

 

 

いやーただでもこれがまた引きがエグいんですわぁ~

 

 

パワーメーターつけてなかったから実際わからんがしばらくの間300w超出てたんじゃなかろうか。振り落とされるかと思った。。。

 

途中平坦の引きはさすがの一言ですね。

第一給水所までに3km、4km、5km(あw今回200m短くなってるけどもw)とそれぞれ平坦近くなるところがあるんですが、この辺りが一番つらかったかもしれんw

 

 

そして途中急激にペースが落ちる。

 

 

見えたで先頭。

 

 

ここが一番ゴールに近いところや・・・

 

 

と口には出しませんが、男の背中で語ってくれました。

 

 

 

【シーン3】第一給水所~第二給水所

 

 

開始15分ほどで集団合流。

 

そして集団の先頭に大本命を確認。

とりあえずここまで引いてもらって有難いと思い、自ら進んで帝王の前に出る。

 

間には何人かいて、自分がたぶんこの人たちが先頭集団作るだろうな~と思ったメンメンが並んでいる。

 

 

ここまで読んでいたというのか・・・!?

 

 

ハイ。

 

 

いやwだいだいヒルクライムの上位陣ってメンツ同じな気がするしねw

 

 

 

ただ先頭を走る様子を見てレース前に思っていたある疑惑が確信へと変化。

 

おそらく集団のスピードはこれ以上あがらない。

 

というのも嬬恋ヒルクライムは普段自動車専用道路なのだ。

まさに大会キャッチコピーの「1年に1度万座ハイウェーがヒルクライムコースになる日」のとおり試走ができないのである。

つまりは記録上初参加(と思われる)の彼はこれが初めて走るコースなのである。

 

まあ、どうにか7km付近の料金所までは無理して自転車でくることも可能みたいだが。

 

 

フフフ・・・

 

だが、しかし

 

その『料金所』とやらは先ほど過ぎた・・・

 

情報量という意味では彼我の差は圧倒的なのだよ。

 

 

皆さんも何の情報がないまま、いきなり「今日はガチ練だ!」などといってゆるポタライドと思いきや何が起きるかわからない高強度練習がはじまるのと、

はじめ300wを1分でそのあと180wのアクティブレストを3分、400wのスプリントが30秒あって、そのあとまたレストが5分...といったまるでZwiftのワークアウトメニューのように全体の内容がはじめに一目瞭然で表示されていた場合とでは精神的余裕がダンチなことは容易にご理解いただけるであろう。

 

昨年上位集団で走ったからこそ得られる己のみの決定的なアドバンテージ。

経験の差。

 

これが自分が持つ逆転の一手でもある。

 

 

途中コースの見極めによる圧倒的初動の差により、少しづつ、だが着実に他の人を抜き去り、どんどん前へと出ていく。

 

気づけば集団2番手。

大本命の後ろに自分だ。

 

振り返られやしないか(もし仮に相手が自分と同じ年代別選手をマークしていたらバレる)ヒヤヒヤしたが、特に後ろを気にする様子もない。

 

というか、これもレース中に感じたことなんだが、

この先頭集団内に大本命の知り合いもしくは協力体制の仲間がいる。

 

春先のレースでチーム戦に出ていたところまでチェックしているので(情報社会って怖いよね)、おそらく協力相手はあの人

 

まあここまで私の勘で今さら確かめようがないのだが、動きに違和感があったと思ったのは確かだ。

それでアシストとまでとは言わないけど、相手をトスする(使い方あってる?)意識が働いている感じがした。

それなので他の事にはあまり意識がいってなかったように感じる。

 

こちらをノーマークにしてくれるならそれは大変有難いこと。

このまま後ろにつかせてもらう。

卑怯とかではなく、これは戦略的待機である。

 

 

『格上相手にわざわざ苦手分野で戦ってどうする?』

 

 

有難い。師匠の言葉だ。

ここでうかつに前に出れば相手にチェックされ、こちらが地力の差で負けることは明らか。

 

ハイ、自分の得意分野に持ち込むべきですよね、センセイ。

 

決して相手を舐めない。

闘志は必要だ。だがそれは秘めろ。

状況に酔うな、プラン通りに。

 

ちなみに自分は後ろチラチラ見ながら誰が着いてきているか何回か確認してました。

 

開闢の帝王めっちゃ張りついてきてるよw

 

コースを一度走ったことがあり、競争相手が初見であるという情報がいかに心の余裕を生むか実感した瞬間でもあった。

 

 

 

【シーン4】第二給水所~ゴール

 

 

第二給水所では集団のスピードがそれほど速くないこともあり余裕もあったので、八方ヶ原に続き、手渡ししてくれるので給水を試みる。

 

 

水うめぇwwwwww

 

 

・・・・おっといけないここは勝負どころだった。

 

昨年先頭集団に置いていかれた第二給水所地点過ぎ。

 

なぜ勝負どころか。

給水所過ぎて14~15kmあたりがちょいちょいきつい勾配が出てくるというのは半分正解といったところか。

この嬬恋ヒルクライム平均勾配が5.1%となっており、わずかだがあの"ロードレース"と揶揄される富士ヒルクライムより勾配が緩いのだ。

そしてコースレイアウトをみると、このコース約20kmのうち残り3kmほどは緩やかな登りと平坦基調。

平坦で他の選手を突き放すのはなかなかに難しい。

そう、最終局面は差が出ないのだ。

 

なのでこの登りで勝負する。

最後の人数を減らしたいと思う選手はペースアップを図る。

 

弱者の振るい落とし。

 

私がクライマーであればここの加速は後を考えれば必然である。

 

(去年はそこら辺まで考える余裕なくて全然わかんなかったけど・・・)

 

しかし、なんかかっこよく予想してみたところで実際はそんなにもペースアップしなかったような。←オイw

ただこの意図に気づき、ペースアップをした・試みようとした選手には「あーこいつわかってるわー(上から目線)」とチェックを外さないようにした。

 

そして中盤の勝負どころを越え、いよいよ最終局面。

 

しかし前述したように残り3kmの地点で大本命の真後ろのポジションを死守していた私はここでほぼ勝利を確信。

油断ではないが、あとは詰将棋のようなものである。

 

前回ラストの八方ヶ原でのスプリント。

 

エキスパート勢やブリッチェン選手からすればヘボスプリントだったかもしれないが、自分の中で少し手応えがあった走りであった。

 

総合上位陣は無理でもおそらく年代別選手の間では通用する(≠勝てる)のではないか。

 

勝てはしないが負けもしない。

 

スプリントは最大出力がものをいう。

ヒルクライム界で絶対正義と思われるパワーウエイトレシオ(w/kg)がひっくり返る唯一の瞬間。マジックアワー。

 

体格では自分の方が勝(まさ)っていたことは明らかなので、後方からノーマークで万全の状態で発射すれば、どんなに軽やかに登るクライマーでもその差が離れることはない。

 

そう、勝てはしないが負けもしない。

 

誰にも負けなければそれはヒルクライムでは優勝と同義である。

 

 

そんな思惑があり、相手のギアチェンを――精神を研ぎ澄まし――ただその音だけを静かに待っていた。

 

 

ラスト700m、登り切りの手前、最後にチラッと後方確認。

 

めっちゃ後ろおるwwwww

 

これは熱い集団スプリントの予感。

 

 

 

そして、遂にその音がやってくる―――

 

 

 

 

カチャ...

 

 

 

 

今だ。

 

全開。

 

 

 

勝たなくていい・・・!!

 

が、負けない・・・・・!!!!!

 

 

 

ラスト500mほどでのロングスプリント気味だったであろうか。

 

 

 

400m...

 

 

 

 

350m...

 

 

 

 

300m...

 

 

 

 

・・・!!!

 

 

 

 

残り300mほどだったであろうか。

左に大きく曲がり、最後結構きつめの登り坂スプリントなのだが

 

 

ひび割れ!

 

まずい・・・!!

 

ここで落車はできない!

 

外へ!!!

 

カーブの入り口にある道路のひび割れに気を取られ、本来ゴールへと真っすぐ向かうべきライン取りが大きく外に膨らむ。

 

 

登りへの初速が一瞬ゆるんだことにより、結果として大きくスピードダウン。

 

しかもスプリント体制に入っていたこともあり、踏み直すにしてもギアがかなり重め。

 

 

 

失速する―――

 

 

 

こんときはヤバすぎて脳内アドレナリンオーバーフロー状態でした。

 

 

そしてさらに右から鈍いギアチェンの音が聞こえ、フル加速。

自分が抜かれる。

(この人はよく覚えてないけど単純に速かった)

 

 

さらに後ろから風を切る数多の音が聞こえ始める―――

 

 

 

「・・・それでどうされたんですか?」

 

 

「そりゃ踏むしかないですよ。前に相手が見えてるんですもん。ペダル激重でしたけど。」

 

 

ハンドル荷重でバイクを揺さぶるスタイルからペダル荷重に切り替え、スプリント筋(謎)をペダルを回すことに総動員する。

 

 

「それなりには加速できましたが、何人かには最後刺しこまれたと思います。これが個対個ではなく、対集団だったら僕のボロ負けでしたね笑」

 

 

ゴール直後は、不完全燃焼感が満載で倒れこんでいた。

 

 

 

「最後届いたかどうか微妙だな・・・いやマジで」

 

 

 

とりあえずゴール地点で飲むもの飲んで食うもの食ってみたものの結果が気になってしょうがない。

 

ちょっと先へくだり預け荷物受け取ってみたものの、

 

「やべ・・・スマホ、車ん中だ」

 

 

結 果 が わ か ら な い 

 

 

 

とそこへ、最後抜群のスプリントで刺しこまれた開闢の帝王が結果を教えてくれることに。

 

 

 

4秒差だね。

 

 

おめでとう。

 

 

 

マジで不安だったんで画面まで見せてもらい、数字を確認。

どうやら本当らしい。

 

 

優勝だ。

いやおそらくだけども。

 

 

こんときは震えてました。

ちなみに天気は晴れでした。

 

 

 

下に降りて、ダラダラと着替え等の準備をし、出された速報を見てみると

 

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間違いない。

年代別優勝。

てっぺんだ。いやエキスパートとか他年代別とかあるけども

 

嬬恋ヒルクライムだからこそ勝てた。

去年2位だからこそ勝てた。

他自分に有利ないろいろな要素(ラッキー)が加わっていたと思う。

3位の人とかノーマークでしたね。あぶねー。

 

「もう終わりか・・・」

 

なんか急に感傷的になって悪いが

振り返ればあっという間のレースだったのだ。

 

「まあ楽しかったからそれでいっか」

 

ちなみにスタート地点から図ったGaminは50分01秒を記録。

昨年比でも純粋に2分ちょい早く、成長を感じられた。

 

 

 

↓は表彰式の様子。

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他者へのアピールも欠かさない、エンターテイナーの鑑ですな。

 

 

 

あーなんか今回いつもと違う感じで記事を書いてしまった。

 

 

正直、ここまで細かく?書くか悩んだが、とりあえず生?の気持ちを優先し書き留めておくことにした。

ただ、自分が嬉しさのあまりいろいろなことを勘違いし、事実と間違っていることも多々あると思う。その辺は許してほしい。

 

なんか急に有名になった人が守りに入る気持ち、今ならわかる気がします。

 

 

 

ということで最後はいつもの感じで。

 

 

 

今日は俺あえて前出なかったんだけど、気付いたやつ居る?

 

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それではおやすみなさい...zzz

8/18(日)【2019やいた八方ヶ原ヒルクライム】臆病者の一撃

 

あい。

「栃木のラルプ・デゥエズ」こと八方ヶ原ヒルクライムレースいってきました。

もうめんどくさいんで、先に結果だけ言っておくと

 

男子Aの年代別表彰台には立てました。

\ヒューヒュー!おめでとー!╱

 

この結果が良かったか悪かったかはまあ本文を読んでください。

 

4週連続レースの4週目です。

正直疲れました。

 

 

ただ、このヒルクライム

参加自体は初なんですが、

7月の終わりに「たかはらやまトライスロン」「やいた八方ヶ原ヒルクライム」の2コースをまとめて下見&試走してきました。

 

チャリで。

(「チャリで来た」の画像略)

 

めちゃくちゃ遠かった...

前橋から片道180kmありました...

 

もちろん帰りは電車です^-^b

 

実はこの2つの大会(たかはらやまトライスロンと八方ヶ原ヒルクライム)のコースってめちゃくちゃ近いんですよね。1本隣りとかのレベルなんですよね

 

まあそんときはヒルクライム中にゲリラ豪雨にあって、山登りというより滝登りみたいな感じになっちゃって生きて帰れるか心配なレベルでした。

 

ただ今回は事前の天気予報も良さそうだし、久しぶりに心おきなく晴天ヒルクライム楽しめるな!!

 

と思った矢先、朝方にどひゃっと雨が降ったらしく、路面はびちょびちょでした。

 

今年なんか濡れてない大会がない気がする。。。

 

 

やいた八方ヶ原ヒルクライムに参加した理由は大きく2つ。

・先週までの2連続トライアスロン参加によって失っていた勝負勘を養う。

・集団走行を味わっておく。

こんな感じ。

 

 

昨年のリザルトからするに年代別表彰台は43分切れば大丈夫らしい。

ということで適当にタイム設定。

4.4km地点 『県民の森への分れ道』13分30秒

7.2km地点 『第一給水所』    24分00秒

9.5km地点 『八方ヶ原への分れ道』32分00秒※第二給水所

12.2km    ゴール 43分00秒

 

 

では僕の大好きな実況風にレースを振り返っていきましょう!!

 

 

スタート前:集合場所

まさかの遅刻

ポジションとクリート調整を会場にきていた『整え屋』さんにお願いして一回車に帰ったらこれだよ・・・

つーか、なんで受付会場から集合場所まで4.5kmも離れてるんだ・・・

 

ちなみに整え屋さんの話をすると、皆さんもパンフにチラシが入っていたので何となく知っている人も多いかもしれんが、有料でロードバイクのフィッティングを見てくれるというもの。

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まずキョウシキフクシキか聞かれたので

日本語でおk

と返したところ、胸式呼吸腹式呼吸かのことらしい。

 

自分はフクシキらしく、自分の力が出るように調整してもらった・・・ハズ。

 

というのも、自分完成車を買ってから漢は黙ってぺダリングという気持ちを大事に、細かい調整なんて女々しいこと今までやってこなかったんだが、それでもポジション調整してもらう前に

「あ、もうこれ結構いいポジション出てるよ」

といわれ、リアルに「えw」って言いそうになってしまった。

アンタそんな簡単に絶好のポジションとか出るもんなのか

それでもハンドルとかサドルとか少し調整してもらったんだが。

ちなみにクリートに至っては

「左右で曲がってるね」って言われてしまいました。

 

テヘ♡

 

まあ薄々違和感は感じていたんだが。

 

そ、そうだ!違和感を感じていたから頼んだんだぞ!

別に興味本位とかじゃないからな!!

 

自分はポジションとかたぶん全然気にならないタイプなので、別にレース前だからとかは気にしなかった。皆さんにはこのロードバイクを楽しむという心の余裕を見習ってほしい。

 

そしてそんな心の余裕はあるが時間の余裕は全然ルーズな私のこと、

パレードランがスタートするギリギリに集合場所に到着。オープン参加のプロ選手の名前が呼ばれ、前に上がっていくところをタダ乗り。←えw

 

というか【受付会場←→集合場所←→レース開始地点】までがそれぞれに遠い。試走にきてなかったらマジ迷子になるところだった。

 

そして八方ヶ原ヒルクライムは全種目グロスタイム計測らしい。

全員同時刻にスタートするんで、見た目通りゴールに一番早く到着した人が勝ちという見てる方にはわかりやすい方式なんだが、スタート位置に有利不利が出るので自分はそんなに好きではない。(cf.ネットタイム方式)

 

とりあえず先頭に陣取り、スタートの合図を待つ。

 

ん?w

 

先頭?w

 

ちょっと待てよw 

 

あれwこれなんか嫌な予感するぞw

 

 

 

よーい、どん。

 

 

 

クリートキャッチ失敗。

 

 

あw

 

 

レースのはじめってみんなフル加速するんですけど完全に置いていかれました。

 

 

あ~あ。

レース直前に他人にクリート調整なんてお願いするから~

 

 

マリオカートでCPUが開幕スタートダッシュ決めるなか、自分だけエンストする光景を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。

 

あれ...今日の目標、集団走行だったんだが...

 

とりあえず20人くらい抜かれた状態(20秒遅れくらい?w)でスタート。

 

ただ、はじめの1kmくらいの緩斜面は集団走行による空気抵抗減がばかにならないので無駄に力を使いつつ、前の方にポジションを上げる。

 

集団が切れそうと感じたら前の集団に追いつくの繰り返しで登りに差し掛かる前にとりあえず8番手くらいに。

このときかすかに見える先頭者が300mほど先だったので1位はこの時点であきらめました。ハイ。

このとき前に何人いるか数えて自分のおおよその順位を把握。

 

試走により2km過ぎで勾配が緩むのは知っていたのでここでしっかり加速し、次の登りで小集団から脱出。一人旅。

 

目標、集団走行とは。

 

だって先頭が集団にいるならわかるけど、どんどん先行っちゃうんだもん!

 

 

前に2人いるのがわかったんで追うしかなかったですしおすし。

 

しかし2番手が1番手のハイペースにつられてオーバーペース気味だったのは後ろから見てもわかったので、すぐに追い抜くのではなく、淡々と距離を詰め、抜くときは一気に。

 

そう、これは心を摘む闘いなのだよ。

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やったーこれで2番だー

 

と喜んでいるのも束の間、

 

「ひだりとおりまぁ~す」

と後ろから声が。

 

なんだこの元気な声は!?

 

小学生カテゴリーじゃないんだぞ!!?

 

ここにきてこんなフレッシュな状態で上がってくるやつがいるのか!!?

 

と若干焦りながら思ったらオープン参加のブリッツェンの選手でした。

 

ただその後ろに新たな刺客が張りついているのを発見。

死角から刺客。

まあとりあえず後ろを追うしかない。

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さっき抜いた2番手、この刺客、自分とで2位3位の枠を3人で争いするのが一番だるかった(4位って何ももらえないから争いがし烈になると思ったんだよね)が、2番手にいた人は相当ばやいのかとりあえずはついてこなそう。

 

自分も加速しなおし、とりあえず刺客の後ろにつき様子を伺うことに。

 

ブリッツェンの人がこちらの力量を察してくれてなのかちょうどキツ過ぎないいいペースで引くので、ペースがたれない。むしろ刺客の方はちょっときつめか。

 

後ろがきていないことも確認し、これで着順に絡む人はわかったので、レースはボトル無し派の私だが第一給水所では先行して水を受け取ることに。

 

水うめぇ~~~www

 

確か時間は上に書いた想定通りだった希ガス

 

そして給水所過ぎてこのコース唯一のショート下り区間へ。

 

 

ここで御堂筋くんの名言

 

「くだりの差はそのまま登りの差になる」

 

を急に思い出し、後ろを引き剥がすためフル加速...

 

...したら下りのコーナー曲がり切れずにガードレール突っ込むかと思ったwww

 

とりあえずフルブレーキ

 

危ない危ない。

路面も濡れていてコンディションも悪かったといえる。

 

コーナーへの全身ツッコミはまだ私には無理だったようです、御堂筋さん・・・

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とりあえず心拍が10くらい上がったと思うんで、深呼吸して落ち着くことに。

 

その後も特にペースを上げるでもなく、ペーサー(=ブリッチェン)につき過ぎず、離れすぎずを意識。

 

左手に広い駐車場がみえてきて、43分切りだとここを29分で通過しないといけないんだが、30秒ほど遅れていることを確認。

 

しかし、後ろを見ても他に誰もきてないし、1位の人は速すぎて背中すら見えないし、グロスタイムゆえ着順はこの刺客と争うのは明らかなため、「43分切れなくてもいっか」と特にペースアップはしなかった。

 

その方が疲れないしね!!

 

そのまま刺客にツキイチで八方ヶ原への分岐点第二給水所の分かれ道に到着。

 

 

おっとここで先行する刺客が右側から給水を試みる!

 

が、失敗!!!

 

しかしそれを見た左側のスタッフがすかさず給水を手渡ししようとする!!

 

が、失敗!!!

 

 

人は何か思い通りにいかないことがあると精神的にくるもの。

それも飲もうと思っていた水が飲めなかったなんて大ダメージである。

 

 

ニヤリ。。。

 

 

ここは加速や!!!

 

 

まずは相手の精神(こころ)を折る

 

 

ここからはラスト2700m

 

これまでのような急坂はなくなり、5~6%の九十九折りになる。

 

 

ここからが本当の2位争いやでぇ~

 

 

しかしこちらの加速にも一応相手はしっかり対応してくる。

 

だがちょっと辛そうだ←余裕

 

このまま引きちぎってもいいんだが、一番イヤだったのは自分がペースアップしたところで、ブリッツェンの選手が「お、元気やな!ほなワイも二人の勝負盛り上げるために負けてる方応援して前引っ張ってやるで!!」と余計なこと(おいw)をされると、刺客側がブリッツェン選手を風除けにして脚温存からの最後スプリント刺されるまで見えたんで、何回かフェイクの加速しつつもブリッツェン選手が展開に絡まないように絡まないように適度に距離をとるようにしていた。

 

僕こう見えてしんちょう(とくこう↓とくぼう↑)なんですよね。

 

 

しかし、何回か後ろから接近して様子を伺ううちに相手の致命的な欠点を発見。

 

 

そう、何気なくバイクをみてみたら・・・

 

 

そのリアディレイラー・・・

 

 

ULTEGRA(アルテグラ)やんけ!!!

 

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勝った。

 

 

本当に正直にそう思った。

 

誤解しないでほしいのだが、アルテグラが悪いとかデュラエースなら良いとかそういう問題ではない。

実際にコンポはフルアルテグラでも自分より速い人を具体的に何人も知っている。結局はエンジン(=乗る人)だかんね!!

 

 

しかしこの極限状態でくれたこのアルテグラデュラエースではない】という情報は私に大きな精神的余裕を与えたことに間違いない。

 

いったであろう、ロードバイクとは『心を摘む闘い』だと。

 

自分が「勝てないかも」と思ったり、相手に「勝てそうかも」と思われたらダメなのである。←メンタルが影響するスポーツといいたい。

 

自分はSHIMANO(日本製)ではなくSRAM(米国製)なので、デュラエースではないがそれと同等のグレードとされるSRAM RED e-Tap(電動変速)

 

 

ラストスプリント勝負になっても勝算は高いのではないか。

 

 

本当はこの勝算も思い込みなんですが、正直なところ、この刺客の選手はパレードランの際、隣りになったときに高ケイデンス⇔低ケイデンスを繰り返してアップしていて、なんか元気な人いるな~と密かにチェックしていたんですよね。

ただそんときはどちらかというとスプリント得意そうな体形にみえたんで、それが頭をよぎり、途中まで最後スプリント嫌だな~って思ってたんですよね。

 

それがちょっとの情報で

 

さ、やってやるか!(腕回しブンブン!!)

 

となるとあとはこっちのもんということですね

 

 

心に余裕ができればあとは相手を観察して苦しいところで揺さぶりをかけるだけ。

 

〔彼を知り己を知れば百戦殆うからず〕

 

ですね(ドヤァ)

 

 

しかし、完全に安心しきったところで

ロードバイク界の禁忌:【自分より下位のグレードのコンポを見下す】

を破ってしまった罰なのか次の瞬間、

 

 

 

ガチャコン!!

 

 

 

と自分のバイクからものすごい音が。

 

 

 

その音が鳴り響いた瞬間、一瞬の静寂・・・

 

 

そののち前を走る刺客は踏み込んでフル加速

 

それと対照的に脚を止め、失速する自分。

 

 

 

この音・・・

 

 

間違いない・・・

 

 

 

チ ェ ー ン が 落 ち た 音 だ

 

 

おそらく今朝方降った雨の影響で路面が滑りやすくなっており、バイクの後輪が滑った状態で無理な力がかかったままギアの変速をしてしまったことが原因だろう。

 

 

今まで脚と一体とさえ感じていたクランクから嘘のように力が抜ける・・・

 

 

 

観客A「・・・が自転車を降りた!」

 

観客B「何が起きたんだ!?」

 

観客C「チェーンだ!

 

チェーンが外れたんだ!」

 

 

観客女「ねえチェーンってレース中に外れるとどうなるの・・・?」

 

 

モブ解説「・・・どうしようもない。

 

パンクの場合はニュートラルカーから予備のホイールを受け取ることができるだろう。

 

でもチェーンは自分で直すしかない」

 

観客女「そんな・・・」

 

モブ解説「手慣れた選手ならものの数十秒でレースに復帰できるだろう。

 

けど、その数十秒が明暗を分ける場合もある。

 

些細な原因で起きる究極のアンラッキーだ」

 

 

観客A「チェーンはまった!」

 

観客B「あきらめるなー」

 

観客C「まだ間に合うぞー」

 

 

・・・間に合う?

 

 

いまのでロスした時間15秒か...20秒か...

 

 

残り1500mでその差がひっくりかえせるほどヒルクライムは甘くない!!

 

 

 

 

(↑↑↑ここまで俺の妄想↑↑↑)

 

 

 

あーヒルクライムってこんなにもドラマチックなのか~

 

やっぱり実際は待ってくれないもんなんだな~

まあ俺でもそうするだろうし。

 

あーあ、やっぱアルテグラ馬鹿にした罰なんだろうな~

けど3位はほぼ確定してるし、2位なんて別に獲れなくてもゆっくり・・・

 

 

 

 

 

ドックンッ!!!

 

 

 

 

・・・!!!

 

 

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キュピィイイイン!!!!!

 

 

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・・・

 

 

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・・・!!!!!

 

 

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「俺は生きなきゃいけないんだぁああ!!!」

 

 

 

と完全に「生きろ」モードに。

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よく見ればチェーンは完全には落ちていない

すぐに脚を止めたのが幸いとなったようだ。

 

バイクを降りることなく、惰性で進んでいるところを、ペダルからクランクを丁寧に引き戻し、フロントギアを入れ直しながら、再度ゆっくりクランクを回し、チェーンをギアの上に戻す。

 

 

 

頭は冷静に、心は熱く。

 

 

 

ちなみにここ(チェーン落ち~弱ペダ~コードギアスの一連の流れ)まで、2~3秒である。

 

これを走馬燈というのであろうか。死んでないけど。

 

アカギばりに伸ばし過ぎた・・・

 

 

ただあの集中力高まりまくってる状態のときにクランク(チェーン)を巻き戻すという冷静な判断ができたのは自分でも称賛に値すると思います、ハイ。

 

苦しい時、諦めてしまいそうな時、そこからもう一歩進める力というのはこういう極限状態で養えるのではないだろうか、うむ。

 

 

数秒ロスしたのみで、遅れを取り戻すべく加速し、すぐに後ろに張りつきなおす。

 

 

 

さあ追いついたよ。

 

やろうか、最後の勝負。

 

(心の中のつぶやき)

 

 

 

三つ巴のまま(ブリッツェン含む)、少しいくとレースは最終局面へ。

 

 

今までまわりを覆っていた草木がなくなり、視界がひらけ、空が晴れわたる。

 

 

八方ヶ原ヒルクライム名物(かどうか知らんが今俺が名付けた)『天空の闘技場』ラスト700mである。

 

この時点で、やはりプロ選手というべきかブリッツェン選手が涼しい顔したまま少し先行。

刺客と私はお互いが風除けに入らないよう少し距離をおき、仕掛けのタイミングを待っている。

 

 

 

ラスト500m看板で加速する。

 

 

 

その思考の穴をつき、500m看板手前の600m踏み込むっ!!!

 

 

 

踏み込むっ!

 

 

踏み込むっ!!

 

 

 踏み込むっ!!!

 

 

 

 

「下ハンドルとかって持ったりしますか」

 

「あ〜スプリントのときとか下ハン持ちますね〜」

 

「じゃあ、スプリントのとき下ハン持った状態で力が出やすいポジションだしときますね〜」

 

 

フッ・・・『整え屋』・・・か。

 

クリートキャッチ失敗したときはどうしてやろうかと思ったが、なかなか良い仕事するな。

 

 

人馬一体ならぬ人輪一体となり、鬼加速

 

 

後ろは振り返らない。

 

 

我、最強ヒルクライマー

ここで踏まんでどこで踏むぅ!!!!!

 

 

ただ相手も踏み込んでいるのは感じる。

 

 

 

もっと踏み込むべきか。

 

否。

 

私の感覚でいえば、

 

スプリントは『踏む』のではなく、『刺す』ものである。

 

体の幹を一直線にしてゴールに自分を叩き込むのだ。

 

 

もうこのままの勢いで先行してるブリッツェン選手さえも差し切ろうと最後の力を振り絞り、ゴール、ゴール、ゴォ〜ル!

 

しかしブリッツェンの選手と最後横並びになるも、差し切れず。

 

1秒差以内でのゴールには違いない。

 

よくロードレースはどっちが勝ったか周りはわからない場合でも、当の本人たちはすぐにわかるみたいなこと言われるけど、その通り今回はすぐにわかった。

 

 

2位。

 

ただブリッツェンの選手には負けた。

 

 

 

 

完全に出し切ったのでフラフラになりながらも、なんとか立ちゴケしないようにとっさにギアを1番軽く。

 

バイクをゴール地点に倒し、道路の縁石に倒れこむ。

 

 

あーヒルクライムやっぱ、しんど。

 

ただオレ生きてる!!!

 

なんか2位だけどちょっと嬉しかった。

 

 

1位のピナレラーの彼は1年前こてやんTTで負けたやつ...ゴホン...人だ。

ゴールタイムは自分より2分近くも早かったらしい。

単独走でここまでやるとは、まあ流石やな。

 

クリートキャッチ成功してたら、少しは着いていけたのかな、とか思いながらもそれはもう叶わない夢なので考えないことに。

 

 

しばらくして、降りる時間になり、閉会式会場へ。

 

リザルトも出ていた模様。

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ただグロスタイムなのでゴール時点でわかっていたことではあるが。

 

自分は遅刻していて預け荷物ゼロだったので、とりあえずスマホetcを取りに4.5km離れた駐車場へ。

 

途中寄ったコンビニで飲んだザバス

がめっちゃうまかった〜

 

 

急いで戻り、表彰式へ。

 

 

男子Aの部!

 

第2位!!

 

セユ選手!!!

 

 

 

 

ん?

 

セ・・・ユ?

 

 

まあ聞き間違えだろうし、ここで波風立てるのも大人としてどうかと思・・・

 

 

2位のセ選手には、副賞として!!!

 

 

 

(#^ω^)ピキピキ

 

 

 

よかろう、ならば戦争だ。

 

 

 

 

みんなも字は丁寧に書こうね☆(ゝω・)v

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大人になってから苦労するよ!

 

 

とフリガナふった人と私だけがわかったであろう気まずい感じを乗り越え、

記念にパシャリ。

 

 

今回直前までトライアスロンとかやってたんでヒルクライム表彰台はきついかな?とか思ってたが、途中諦めない心-ブレイブ・ハート-もつかめたし、いろいろあったわりにはよく頑張ったんではなかろうか。

 

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地道にいこう・・・!キラン!

 

 

8/10(土)【2019彩湖道満トライアスロン】真の強者

 

彩湖道満トライアスロン完走、それは全国から腕利きの強者(=トライアスリート)たちが集まる過酷な大会、そしてゴール地点に辿りつくまでにいくつもの関門が用意され、それを突破できなければ3種目さえさせてもらえない狭き門なのである。

 

 

まあ脅しはこれくらいにして、もうちょっと詳しく説明すると、

埼玉・彩湖道満グリーンパークを舞台にスイム1.5km、バイク82.0km、ラン23.45kmの合計106.95kmのミドルディスタンスで行われるトライアスロン大会である。

 

コースレイアウト自体は公園の湖を泳いだり、サイクリングロードを周回したり、土手を周回したりと特にアップダウンもなく平凡なコース設定。

 

しかし8月中旬という驚異的な猛暑のなか行われるという過酷な条件に加え、そのあまりの厳しい制限時間ゆえに国内最難関のスポーツイベントであることは間違いないでしょう。

 

ちなみに昨年の(時間内)完走率は29.5%です。

 

 

いやいやおかしいでしょw

 

 

スタートラインに大勢いた参加者が各種目の時間制限により、ひとりまたひとりと神隠のように消えていきますからね

 

あの過酷を売りにしている富士登山競走ですら完走率40~50%ありますからね

 

これでスポーツの大会として成り立つんだからすごいです

 

もうむしろトライアスリートとしてのハンター試験なんじゃないかと思うくらいです。

 

 

 

まあまずは制限時間ギリギリで完走できたと思ったらまさかのランの時間切れによりタイムオーバーとなった昨年の様子をご覧ください。

sh2sh2.hateblo.jp

 

 

 

前回から1年。

私は強くなった。

心も体も。

 

昨年もそこそこ身体は仕上がっていた。

 

しかし昨年のおろかな自分はただのロングディスタンスへの参加条件を満たすための消化イベントだと考えていた。

ミドルをクリアしたこともないくせにだ。

 

 

しかし今年は覚悟が違う。

 

驕りもない。慢心もない。

 

 

ただ参加するのではなく、この過酷なトライアスロン年代別表彰台(3位以内)を狙っていく。

 

去年の借りは必ず返す。

てか1年分利子ついて凄い額になってんかんな!!

 

 

いや先週たかはらやまトライアスロン総合3位なんだから年代別くらい余裕っしょ?

 

と考えているアナタはまだ甘い。

他の大会で総合3位だろうとなんだろうと油断はできない。

それぐらい本当(マジ)にキツいのだ。

ロングの出場条件さえ獲得してしまえば、もうできれば一生出たくないくらいに。

 

 

日程的には中5日でのトライアスロンとなるが、これはまあしょうがないであろう。

 

 

 

では、いくぜ。

 

 

ゴクリ・・・

 

 

 

▪️スタート前

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この大会、朝7時〜8時の間で受付なんだが、仮に8時に受付するとスイムのスタート地点まで2kmくらい歩くので間に合わないです。

 

ちなみに自分はスタート15秒前くらいにスタート地点に着きました。←えw

 

違うんですよ!

トライアスロンって3種目もあるから用意することめちゃくちゃ多いんですよ!

 

 

まず3種目通して使うトライスーツと記録用のガーミンウォッチ用意するでしょ。

日焼け止め塗って、ウエットスーツ準備して、ウエットスーツが擦れると痛いからワセリン塗って、帽子とゴーグル忘れないようにスタート地点に持っていくでしょ。

トランジションにバイク・ヘルメット・バイクシューズ・サイコン・靴下・補給食を用意して、ボトルは飲む用のアミノバイタルと体にかけて冷やす用とを2つに分けて前日に凍らせておいて、補給食は保冷袋に入れて冷やしておくでしょ。

もちろん前日までにDHバーの取付とギア・チェーンの清掃、決戦用タイヤへの取替えも必要です。ああ、空気入れ持ってきて、朝空気入れるのも忘れないようにしなくちゃ。あと充電が必要なものは全て充電しておかないと。

ゼッケンベルトはあらかじめ、バイクとランのゼッケンを両方つけておいて、つけやすいように開いてバイクのサドルの上に置いておくでしょ。

ランはシューズとサングラスとキャップを用意。今日は暑くなるから携帯できる保冷剤も。

あ!スイムから上がったあと、濡れた足で靴下履くのは難しいから足拭く用のタオルもわかりやすい場所に用意しておかないと!

 (あともろもろ略)

 

とまあ、こんな感じです。

 

まあこれを色々工夫して考えるのが醍醐味でもあるんですが。

 

ちなみに自分はワセリン塗るのと、スイムから上がったあとトランジットエリアまで行く用の靴を持っていくのを忘れました。

 

 

もうこれはしょうがないっしょ。

 

 

この大会、スイムからあがってからトランジットエリアまで500mくらいあり、靴があると便利だと思います。自分はしょうがないので、スタート地点まで行く用のクロックスを置いておき、スイムスタート地点までは裸足でいきました。

1.5km裸足だったのでめちゃくちゃ痛かったです。しかも開始時間に間に合わなそうだったので最後裸足で走るハメになりました。。。

 

スイムは水中スタートなので、スイムスタート地点最寄りの桟橋みたいなところで覚悟の足りないルーキーどもが「うわ〜水きたねぇ〜」とかほざいている中、ウエットスーツを30秒という脅威的な素早さで装着し、1秒も躊躇することなく藻が浮いた水の中に飛び込む。

 

 

言ったであろう。

今年は覚悟が違うと。

 

 

ただ、朝色々食べてたら時間かかっちゃって遅刻気味になってしまい、このように開始時間ギリギリになってしまった点が反省点です。

 

ちなみに前日の夕飯は焼肉5人前くらいに白飯6杯くらい食し、朝飯はすき家の牛丼大盛り+バナナ・コンビニパン・おにぎりという120%エネルギーフル充電状態でした。

 

ここまで食えるのは暴食の才能あると思います。

さすがは蝿の王(ベルゼブブ)。

 

 

スタート地点につくと、

 

開始10秒前〜

 

の声が聞こえ、いよいよ106.95kmトライアスロンの長い長い一日の始まりである。

 

 

 

▪️スイム1.5km

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上にも書いたとおり、彩湖という埼玉・東京民の非常用飲料水の中を1.5km直線で泳ぐ。

 

今年は何やらリピーター界隈では水が綺麗と騒がれていたようだが、昨年抹茶の中を泳いだ自分にとって、今年は抹茶ラテになったくらいにしか感じなかった。

 

まあ確かに去年はクロールしてる自分の腕が見えないほどの絶望的な視界だったが、今年は1m先くらいなら何とか見えるレベルであったが。

 

去年はどこを泳いだらいいかイマイチわからず、ジグザグに泳いだ結果、ロスが多くなってしまったが、今年は

どうせ、最後岸に上がるんだし、岸側の浅瀬を泳ごうと、水深1m〜1.5mくらいの比較的浅いところを岸に沿ってまっすぐ泳ぐことを意識した。

 

ガーミンウォッチも500mごとに振動するよう設定し、いちいち泳ぎを止めなくてもおおよその距離がわかるようにした。

ただこれ250m毎の方が良かったかもしれん...

 

浅瀬の方はなぜか人が少なく(まあ手とか足とか底に擦ったりしたら嫌だもんね)、ポジション争いもなく、比較的泳ぎやすかった。

 

しかし半分の750m泳いだところで緊急事態発生。

 

 

脳内サイレン『ウーウーウー!!!』

 

脳内司令官オレ「どうした!何があった!?」

 

脳内オペレーターオレ「浸水です!ゴーグル内にレベル1の浸水を確認!!」

 

脳内司令官オレ「なん・・・だと・・・」

 

脳内サボりオレ「レベル1の浸水ってほんのちょっと水滴がゴーグルに入っただけでしょ。大げさな・・・」

 

脳内司令官オレ「馬鹿野郎!この汚い水が目の中に入ってくることを想像してみろ」

 

脳内サボりオレ「うえっ・・・てかやばいっしょ!!!」

 

脳内司令官オレ「絶対に目に触れさせるなよ!!!!!」

 

 

しかし、ここで立ち止まりゴーグル内の水を排除したとしても、ゴーグル内部はすでに汚染されていることに変わりはない。しかも、ヘタに外してしまったら余計浸水してしまう可能性もある。

 

うぉおおおおおおおお!!!

絶対にこれ以上入ってくるなよぉおおお!!!!!

 

と瞳から1cm以内というインファイトで激しい攻防が繰り広げられる。

 

 

これは一刻も早くスイムを終えるしかない・・・!!

 

 

とやむを得ず加速。

 

昨年30分28秒もかかったスイムを25分50秒で通過。

※制限時間は34分59秒

 

「反応・反射・音速・高速、もっと速く、もっと!」

 

たぶんプール含めて自分史上1500m最速。

またスイムは出場者129人中種目13位であった。 

 

 

 

■バイク82km

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トランジットまで全速力で走り、2分ほど。

(ちなみに去年は歩いて7分くらいw)

 

ウエットスーツを投げ捨て、ゼッケンを装着し、ヘルメットをかぶり、補給食のあらかじめ凍らせたウイダーゼリー2つと小さいアミノバイタル2つを背中のポケットに入れ、サイコンのスイッチ入れて河川敷のサイクリングロードにレッツゴー!

 

バイクについては今回、秘密兵器エアロロードバイクwithDHバーを用意。

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※新車については長くなるんでノータッチで!あとでヒマがあったら個別解説します

 

ツノ持ってガーミンウォッチの心拍160維持だけを意識し、淡々とこぎ続ける。

 

そのスピードは時速40㎞に迫る勢い。

 

昨年はMERIDAのSclturaというオールラウンドバイク(どっちかというと軽量バイクだが)で必死に漕いで時速30kmだったので、

 

これはもう反則ですわ~

 

周回コースなので何百人と人を抜きさり、粘ってきた何人かも4周目に入るころには光速の彼方に置き去りにしてきました。

 

というかコース上に唯一200mほどの登りがあるんですが、そこで自分の前に出て差を広げようとしてくる輩がいるんですが

 

 

むしろこちらは本職ヒルクライマー

 

登りの速度が違うのだよ・・・!!!

 

 

ということで逆に差を広げて格の違いを見せつけてやりました。

 

 

周回に関しては1周10.25kmを17分30秒ほどのペースを維持。

久しぶりにパワーメーターペダルつけて数値見て遊んでましたが、200w前後で漕いでた気がします。

 

やはりDHバー(エアロバー?)が優秀で、これだけスピードを出しても超絶ラクに進めました。

 

ちなみにDHバーの形は個人的にSベンド(↓)がオススメです。

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なぜならSベンドなら手前の短いまっすぐの部分を持てばストレートになり、曲がっている部分を持てば疑似的にSKIベンドのポジションがとれるので、色々な格好で誤魔化せるからですね。

 

ただツールドフランスとかのタイムトライアルだとSKIベンドのポジションが多いようですが実際どうなんでしょうね・・・

まあ流行りってありますからね!

 

バイクに戻って、

4周目にアミノバイタルゼリー、5周目にウイダーゼリー(Apple)、6周目にアミノバイタルジェル1、7周目にアミノバイタルジェル2を投入。

 

1周ごとに食すことで消化の時間と次への楽しみとしていくスタイル。

そして、おそらくこれで計算上カロリーはゴールまでもつ。

 

やはり40km/h近くで走っているとはいえめちゃ暑い(この日36℃)ので、飲料用とは別に用意した水ボトルから水を首筋にかけたりしてなんとか凌いでいく。

 

ちなみに暑さのせいかわからんが、サイコンが途中で止まったんでサイコンにも積極的に水をかけていたところ、6周目くらいで水がなくなりました。ドンマイ。

 

最終周の最後ら辺は例によってペースを少し落とし、次のランパートに備える。

 

バイクはトランジット込みで82kmを2時間27分13秒で堂々種目4位

※制限時間は3時間10分01秒

 

 

いやーここまでは良かったんですよ・・・

 

ここまでは・・・

 

 

 

■ラン23.45km

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ここまで2種目通して通過5位(かけ声があった)と大健闘したが、

前々週の富士登山競走、前週のたかはらやまトライアスロン、そして今回のスイム・バイクに全てを出し尽くした私は・・・

 

 

 

 

 

続くランパート―――

 

 

ウソのように失速した―――

 

 

 

 

 

 

 

終わり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやいやw

 

 

これで終わらせるワケないじゃないですか! 

 

 

語りますよ!w

 

 

まあ大失速したのは間違いないんだけどね!

 

 

昨年は制限時間の2時間45分に対して3時間もかかってしまったラン。

 

この23.45kmに対して2時間45分という時間設定。

 

大会側から暗に歩くなと言っていますね、ハイ。

 

しかし何度も言いますが驚異的な暑さの中、フツーに走ってたら10kmもいかないうちに干からびてミイラになっちゃいます。

 

そう、今年はどけんかせんといかんということで

 

ドラえもんのチートアイテムことテキオー灯を準備。

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↑なんかピッと光を浴びるだけで高水圧の海底でも宇宙空間でもなんでもいけちゃうやつですね。

僕の大好きなのび太と銀河超特急(エクスプレス)」でも使っていたやつですね~

 

そう現代のトライアスロン界のテキオー灯こと最強の日焼け止め、Top Athlete Sun Protect "Fighter"を用意。 

 お値段なんと日焼け止めのくせしてファイタークレンジングオイルのSセットで3,900円(税別)!!高い!!!

※上のリンクは日焼け止めだけの商品ですね

 

しかし最強の日焼け止めの呼び声高く、ウォータープルーフを超えるスウェットプルーフ

 

なんと一度塗ると汗だろうがプールだろうが海だろうが同梱のクレンジングオイルを使わないと日焼け止めが落ちないらしい。

 

 

*☆*:ゥチラ糸色文寸焼かなぃ宣言ヮラ:*☆*

 

 

みたいな感じでしょうか。

 

日焼け止め一生有効とかFFのオートプロテスかよ・・・

 

 

つーか今更だがいい値段したんだし

たかはらやまトライアスロンの前に買えばよかった・・・

 

 

というか日焼けは体力持っていかれるし、体が火照って夜眠れなくなるし(別に変な意味じゃないぞ///)、外で長時間運動するときはマストアイテムですよね!

日焼けで体力持っていかれて練習に影響するのももったいないですからね。

 

 

そう、時代は既に令和、

日サロに通う時代はもう終わったのだよ...!!!

 

 

ちなみに大会後に風呂でゴシゴシ洗っても全然痛くなく『めっちゃスゲー!』とか思ってたら、肩の後ろ側の塗りが甘かったらしく、そのままゴシゴシしてしまい、ひとりで悶絶してました。

 

 

なんか商品説明が長くなりましたが、ランに戻ります^-^

 

最強の日焼け止めを何重にも塗ったので暑さ余裕だろとか思ってただが、めちゃくちゃ熱い。

 

ランスタート前に、保冷剤を心臓部分に入れ、トニー・スターク↓のように

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生命維持を図りましたが、それも驚異的な外気温によりあっという間に溶けてしまい、彩湖の土手1周(約5km;全部で5周する)は持ちませんでした。

 

 

それでも、はじめの2~3kmくらい6:00/km(←これでも心拍170overしてしまい、めっちゃ辛い)で走りましたが、一回目の補給所でコーラを飲んだ瞬間、

 

 

くぅ〜!!

 

 

このコーラ・・・

キンキンに冷えてやがるっ・・・!!

 

殺人的すぎるっ・・・!!!

 

 

このうまさっ・・・

 

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と昨年と全く同じ展開に。 

 

 

 

あとはカイジのようにだんだんと堕落していき、ただしかし時間切れにはならないように6:45/kmほどのペースを維持しながら、半周走っては補給所でコーラをむさぼり、象のように水を浴び、適度に休憩しつつ何とか暑さに耐え忍んでいました。

※ちなみに7:00/kmより遅いと単純計算で時間切れ

 

半周(約2.5km)ごとに現れる休憩所(オアシス)を求めて何とか走り、たどり着いたらバケツとホースで冷水をぶっかけてもらう。

 

これもうランじゃなくてアイスバケツチャレンジですな。

 

 

これだけ水分補給はマメにとかこまめに冷房をとか言ってる時代でよくこんなのやりますよ。

 

高温注意報上等ってやつです。

 

しかし最強日焼け止めのおかげか冬場の走り込みの賜物か休憩所以外では何とか歩かずに走り続けることができました。

 

他の参加者はといえば、総合上位勢はバケモノのように驚異的なペースで淡々と走っていますが(それでも5:00/kmとかです)、そのほかの方々はつらそうに歩いていたり、立ち止まってしまっています。

というかランに移行できればいい方で、スイムやバイクの制限時間切れによりランへ移行させてもらえない人が続出し、走っている人数がスタートの時に比べて異様に少ないという事態が起きています。

 

さすが完走率29.5%。

 

そんな中、自分はこのミドルディスタンスのトライアスロンをクリアし、もう二度とやりたくないという確固たる決意と他の参加者が苦しそうにしているのをモチベーションにしながら(おい)、崩れ落ちそうな自我を何とか保っていました。

 

 

そう・・・

 

常にリピーターの側で他の参加者の動きに目を配り、危険を察する感覚を研けば自分の安全は確保できる。

 

自分の生命は堅守しながら、すぐ傍でリタイアを見物できるショー。

 

夢多い前途ある若者が食いつぶされていく修羅の場。

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完走する気なんかハナからないのさ。

 

 

 

 

いやw嘘ですよw

 

ありますよw

 

 

 

と言いながら時間に余裕ができたので

3周目と4周目の登り坂は歩いて登ってました。

 

なんか100kmマラソンの特集みたいな番組で”坂道は歩く勇気も必要"的なことを言っていたと思うんですよね。

 

 

 

これはなぁ・・・

 

勇気のウォーキングだ!!

 

 

 

ただ一度歩くと誘惑がめちゃくちゃやばいです。

 

キャバクラのすごいしつこいキャッチみたいな感じで

「お兄さん!歩きます!?歩いちゃいます!!?」

とガンガンくるので、そこは坂を登り切ったらゆっくりでも走り始めるようにしていました。

 

 

そして、このランパートね、とにかく3周目が精神的につらい。

3周目開始地点だと半分いってないし、3周終えても残り2周あるとか思っちゃったりしてね、地獄ですよ。

 

 

まあそんなこんなで去年みたいにゲリラ豪雨でもこないかな~なんて雨乞いしながら走り続け、気づけば残りわずか。

しかし、制限時間が迫っているのも事実。

ただこのペースでいけば5分ほど残して制限時間をクリアできる見込み。

 

 

 

だ・・・駄目だ

 

まだ笑うな・・・

 

こらえるんだ・・・

 

し・・・しかし・・・

 

 

残り35秒・・・

 

残り35秒で勝ちを宣言しよう

 

 

 

 

スタッフ「はーい、ラスト100m折り返しになりまぁ~す」

 

 

 

 

 

ニア、僕の勝ちだ。

 

 

 

 

スタッフ「?????」

 

 

 

ということでゴール

 

 

制限時間まで7分32秒を残してランの記録は2時間37分28秒種目31位

※制限時間は2時間45分

 

 

いやーランは抜かれまくったね!!

 

富士登山競走、たかはらやまトライスロンでランの苦手意識がなくなってきて、むしろ俺これランもいけんじゃね?と思ったらコレだよね!

 

全くまいっちゃうよな!

 

3種目通しての総合タイムは5時間30分31秒

※全体の制限時間は6時間30分

ボロボロになって最後ゴールした昨年と比べて1時間近く良いタイム。

 

 

そして、ゴールした瞬間

「ああ・・・もうこれ以上走らないんでいいんだ・・・」

と草むらに倒れこみ、なんとも幸せな気持ちになりました。

 

 

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空、今日ってこんなに晴れてたんですね。

(どっかで聞いたことあるようなセリフ)

 

 

 

ちなみにゴールするときにスタッフから総合16位だよとの声。

 

ランで11人にごぼう抜かれましたなw

 

 

 

 

 

総合16位だと、年代別3位まで表彰らしいのでワンチャンあるかと思いましたが、3位との差が1分30秒差ほどで年代別4位でした。

 

あのとき登り坂を駆け上がっていたら・・・

 

いや、無理だな

 

ランがダメダメだったんでこれで表彰でも嬉しくも何ともないからいいんだけどね!

 

俺がランの練習そんなにしてなくて命拾いしたな!お前ら!!

 

張り出されたリザルトを見てみると、今年も129人出場して(時間内)完走者数は38名。

 

完走率、なんと昨年と同様29.5%

 

気温は雨の有無が影響したのか今年の方が高かったようです(昨年33℃、今年36℃)が。

 

 

いやー今回もっといけると思ってましたがダメでしたね~

 

ちなみに5周目の最後の補給エイドで

「来年も参加してね!」

と声をかけられ、そのときは力なく右手を挙げて応えましたが

 

正直いうと二度と参加したくですね、ハイ。

 

辛すぎるんですよ、運営さん、マジで。

 

 

 

ただこれでロングトライアスロンの出場条件を獲得。

 

 

国内でロングディスタンスは

 

①五島長崎国際トライアスロン大会(通称バラモンキング)
Swim 3.8km / Bike 180.2km / Run 42km = 226.2km

②全日本トライアスロン宮古島大会(通称ストロングマン
Swim 3km / Bike 157km / Run 42.195km = 202.195km

③全日本トライアスロン皆生大会
Swim 3km / Bike 140km / Run 42.195km = 185.195km

佐渡国トライアスロン大会(通称アストロマン)
Swim 4km / Bike 190km / Run 42.2km = 236.2km

の4つのみ。

トライアスロン国内ロング四天王と呼ばれる最強の敵らしいです。

 

 

この四皇を全て倒して、いつか国内制覇したいと思います。

 

 

 

海賊王に俺はなるっ!!!

 

 

 

とりあえず今シーズン一番きつかったのは間違いない。

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お疲れオレ。