※今回は時間の都合上(明日フルマラソンw)、いつものカラフルなテキスト形式に出来なかったのが無念だ...
あとで時間あれば飾り付けやります(やらない
インタビュアー:
最強ヒルクライマーさん!
九十九里(一宮町)って群馬から結構遠い(片道200km:高速で3時間)じゃないですか?
最強僕:
推し量るだけだ
近く見える
トライアスロンの頂きへの本当の距離を(キリッ
はい、ということで
2021年九十九里トライアスロンのミドルディスタンスに【初☆参☆戦】してきました。
直近では、今年8月に埼玉県で開催された彩湖道満トライアスロンでミドル総合3位ということで完全に調子に乗っている僕ですが
実際に多く人が集まるミドルの大会で自分の本当の実力を試したい、と思ったのが正直なところ。
『今年2021年関東地方唯一のミドルディスタンスの開催!!』とか煽り入ってましたよ!!
(告げ口していくスタイル)
九十九里トライアスロンはミドルの部でも歴史ある大会らしく、例年の参加規模は600〜1000人ほど。彩湖道満トライアスロンは100人前後だから規模が違うのだよ、規模が。
といった感じで田舎者が都会の人の多さにドキドキするのと同じく、自分は初めて走るミドルディスタンスに心わくわくして待っておりました。
そんなのなかったんや!!
※2020年昨年のアイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン(ミドル)は途中バイク事故により、競技中断。
ただ申し込み時点では10月3日の開催だったのだが、未知のウイルスの影響により晩秋の10月31日に延期。
正直寒そうで嫌だな、と思いました(小学生並みの感想)。
ということで前置きはこれくらいにしておいて
早速当日へ。
自分の記憶が正しければ直前までの晴れ予報から、急転直下の雨予報へ。
期待させといて下げるパティーン。
ただ当日、会場の"朝"は晴れていた。"朝"は。
スタート前、
トランジットの準備をそそくさとしていると
自分のゼッケンが『19』という比較的若番なこともあり、周りにはシングルゼッケンはじめ強そうな猛者どもが次々と。
そうか...
彼らが国内ロング上位勢...
今年国内ロング四大大会(宮古島・五島・皆生・佐渡)が全て中止となったいま、このミドルディスタンスに図らずも集結してしまったということか。
なるほど
明らかに他の者より威圧感が数段上だ...
他の者もトライアスリートとして決してレベルが低いわけではなかろうが力の差を感じているのだろう
萎縮してしまっている
そして
おそろしく高い機材...
オレでなきゃ見逃しちゃうね
ハイ。ということで、それからバイクの試走、トイレを済ませ、トランジットエリアから1kmは離れたスイムスタート会場へ。
ちなみに途中でウエットスーツの向きが前と後ろが逆ということに気づいた僕。←えw
いや、わざとね!わざと!
このウエットスーツ前後逆ギャグが通じないなんて上位勢も意外と余裕ないんだな!
フハハハハハ!!!!
...トランジット準備中、誰ひとり指摘してこなかったぞ。涙
気を取り直してスイムスタートいきたいと思います♪
◼️試練のスイム(1.9km)
気温14度に対して水温は19度とのアナウンス。
フフ...
そんな余計な情報は不要よ。
昨年水温21度のセントレアの海を"袖なし"で泳いだ自分にとって、今回のウエットスーツ袖ありフルスーツを初着用したパーフェクトスイムモードはかなり余裕がある。
まあ多少は寒いかもしれんが
心頭滅却すれば火もまた涼し🔥
気合いだー!!!
スタートとともに海に飛び込む。
あっ...
つめた。
いや、寒ッ!!!
いや寒くない寒くない寒くない。
涼しい涼しい涼しい涼しい涼しい。
泳いで5mで感じる身体の低水温の海水への拒絶。
あーこれアレだ。
お正月とかで気合い入れるためにふんどしで海入ったりするテレビで見るあのやつだわ。
まず気合いとかいうけどさ、水が冷たくて呼吸が出来ないのよ。
普通クロールって最低でも2回腕を回すごとに1回顔上げて呼吸するじゃん?
いや、足りないのよ。2回に1回じゃ。
呼吸が。寒すぎて。
マジで。
たぶん、氷の血気術を使われるとこんな感じなんだろうな(適当
50m泳いだところで頭をよぎる『これ無理なんじゃないか感』
残り1850m...ェ...
無理だろ...
これはDNFあるかもしれん
クロールだと呼吸ができないので平泳ぎでプカプカ進む。
※後ろの人は泳ぎ方邪魔くさかったろうね!
ごめん!
顔上げて平泳ぎで泳ぐとやけにサーフボードに乗ったライフセーバーと目が合って『コイツ大丈夫か?』って感じで見られる。
ライフセーバーに溺れてないですよ、まだいけますよアピの笑顔を全力で返しつつ、進まなくてはならない。
くそ...
ただでさえ遅いスイムが出遅れてしまう...
いやまだレースを諦めるには早すぎる!
俺はクロールは遅いが平泳ぎはそこそこ早かったハズだ(小学生以来
平泳ぎでも周りに着いていくんだ!!
どうですか!?
今の感想はっ!!?
ちょ→気持ちいい!
といった感じで、一向にあらわれない折り返しのブイを目指してひたすら進む。平泳ぎで。
背泳ぎもいいんじゃないかと途中思ったが、真っ直ぐ泳げなかったのですぐやめました、ハイ。
結局ブイの折り返しの時に時計を確認すると21分ほど経過しているのを確認。
3日前くらいに近くの公営の25mプールで叩き出した1500mの人生自己ベスト26分15秒(遅いとかいうな👊)からすると、1900mなら単純計算で33分15秒でスマートに終える作戦だったのに。
というか、まずここまでその練習してきたクロールが全く活かし切れてないワケだし。。。
折り返し以降は、多少調子出てきたのかクロールも織り交ぜつつ、平泳ぎと交互で進む。
途中、ゴーグルの左目に何回も水が浸水してきて、その度立ち泳ぎして振り払いつつ進む。
圧倒的準備不足感!!
ただ最後のゴール地点のブイが見えたときはクロールでダッシュ。
1900mのうちほぼ平泳ぎで泳いだにもかかわらず、最後だけクロールでドヤ顔でスイムアップ。
スイムの記録は40分23秒で78位/600人中。
スピードは2:08/100mくらい?
ただ自分とすると
テキトーに泳いだ割に意外と速い。
寒さに耐えてよく頑張った!感動した!
途中平泳ぎしていたせいで給水が2回ほど。
やはりちょっとしょっぱくて海のオープンウォーターを改めて実感。
(天然ミネラル補給
●トランジット1(スイム▶︎▶︎▶︎バイク)
寒中水泳大会を終え、『ラン』パートへ。
そう、この九十九里トライアスロンは通常のスイム→バイク→ランではなく、スイムとバイクの間にトランジションエリアまでの約1kmの裸足ランが入るんですね〜
とりあえずスイムで出遅れた分を取り戻そうと全力疾走。
よしよしウォーミングアップ(スイム)も終えたし、ここからや!
しかし、沿岸道路から路地に入るところで身体への異変が。
ズルっ...!!!
曲がり角の濡れた赤絨毯で足元が滑る。
(転倒中スロー僕)
フッ...問題ない
こんなもの最近ハマったトレランで鍛えた体幹ですぐに体勢を整えて...
ゴテッ。
そのまま前回り一回転。
女ギャラリー「キャアアアア!!」
男ギャラリー「おい、キミ大丈夫か!?」
(そうか...寒さで平衡感覚が狂ってるのか...)
「大丈夫。問題ないッス」
後ろの人コケてごめん。
途中、砂利道の足ツボ地獄を華麗なステップでさばき切り無事トランジションへ。
ハハ...
だいぶ周りにかかってるバイクが少ないな!
てかこの列は俺だけだな!
気を取り直してレッツバイクスタート!
トランジット1は6分57秒で18位!
...ってか九十九里はトランジットも順位でるのマジか笑
◼️反逆のバイク(91km)
九十九里の有料道路を貸し切り、特設コースを2周回するバイクパート。
エアロロードバイクwithDHバーでいざ爆走。
ちなみに4iiiiのパワーメーターの電池が切れていたことに昨晩気づいていたけど、なんか面倒かったので交換せずそのままに。
パワーが表示されてようがされまいが90kmを己の全力で漕ぐだけっしょ?
といいつつ手元の心拍計を見ながら最大心拍190のうち160くらいを目安に漕ぎ進む。
有料道路ということもあり、路面も一部の料金所近くの段差を除き、走りやすい。
風向きが途中いろいろ変わったりして忙しかったけれど。
2ヶ月前の彩湖道満トライアスロンではバイクパート2位だった気がするので、今回も行けるかと思いきや、12km過ぎの真亀JCTから左折し、福俵PAまでの内陸に向けて進む道で、戦闘機みたいに走る先頭とすれ違い、格が違うと確信。
ただヒマだったので対向車線から向かってくるバイクの数を数えてみると30台ほど。
15kmほどバイクを終え、暫定30位か。
ここから卍解か!
なんか燃えてきたぜ!!
袖なしトライスーツだった(これしか持ってない)けど、一生懸命漕いでたら意外と寒くなくて良かった。
途中、一周回を終え、45km過ぎにトランジションで背中に仕込んだウィダーゼリーをチュウチュウ吸う。
ただ気温が低かったのか心拍が上がってたのかめちゃくちゃ飲み込みづらい。
ゼリーといえど、飲み込むと本当に呼吸がしにくくなる。
本番中は
「食べ物と空気が通る穴が同じとか人間の構造は欠陥あり過ぎだろ!もっとクジラとか見習えよ!」
※クジラは頭に空気穴があるよ🐳
とか創造主の神にキレてた気がする。
60km過ぎくらいでもお楽しみにとっておいたもう一つのウィダーゼリーラムネ味(何それ美味しそう)を食し、ひたすら人を抜かしまくる。
2周回目になると、オリンピックディスタンスの人やらで道が結構混んできていた。
まあそれは分かっていたのでどちらかというと1周目で飛ばすようにしていたのだけれども。
1周目のラップが1時間11分くらいだった。
あーもっとスイムが速く泳げれば、バイクも人が混まないうちに進めて効率良いんだろうな〜と100僻み精神で2周目を終える。
バイクの記録は2時間24分21秒。
順位は9位/600人。
巡航速度はAve.37km/hくらい。
1周目のラップ(45km地点)が確か手元で1時間11分とかだったかな?
そんなにサボったつもりなかったけれど、意外に遅かった。
DHポジションでの練習も久しくしていなかったので、腰もなんか痛かったし。
やはりサドルとの落差つけるためにハンドルをカッコつけて2cmほど下げたのが仇になったか?
というかヒルクライマー僕、そもそもこの平坦コースは苦手なのかもしれないな!(知らんがな
●トランジット2(バイク▶︎▶︎▶︎ラン)
バイク終了後、トランジションエリアを大外回りして、自分のラックへ向けてバイクを押し進む。
自分のラックまで走る間に横目でバイクの数(=前をいく人)を数えるとだいたい15台くらい。
バイクでちょい挽回したものの、15台は多過ぎうち、もうダメぽ。
10台くらいならシングルリザルトに向けて頑張るんだけれども...
さすが今年唯一の関東地方ミドルディスタンス。レベルが高いとココで確信した(遅い
ランはそんなに自信ないが、同時にトランジット入った人もいたので、やる気スイッチOFFだがとりあえずで走り出す。
一応書くけどトランジット2は2分8秒で
5位/600人と今回種目最高記録←えw
俺にトランジット2の才能があっただなんて正直びっくり!
◼️勝負のラン(21km)
トライアスロン・バイク速い人あるある〜
バイクのスピード感覚でランもはじめ飛ばしちゃって後半タレる〜
ということで、自分も走り始めは4:00/kmを切る快調ペース。
心の中では
「俺いまトライアスロン中だけど今日ハーフのベスト出るかもしれん!!」
と超ポジティブ志向で走り出す。
しかしそんなことは続かず、あれよあれよというまに4:05/km、4:10/kmと落ちていく。
そしてランの走り始めの頃には雨も降り出していたが、バイクまで終わればあとはいくら濡れてもいいのであまり気にならなかった
(自己中精神
ランは有料道路内を3.5周で、折り返しが何度か訪れるが、始めの折り返しはUターンするコーンの10mくらい奥に補給場所があったので、
「補給寄るたびに10m×2=20mロスか...
コスパ悪っ!!」
と思い、総スルーしてました。
朝すき家で、うな豚丼の特盛食べたし、補給はまあなんとかなりそうといった感じ。
水分は雨降ってるから、口の周りぺろぺろしながら大気中から摂取すればいいっしょ←えw
同じような景色が続く道路を多くの人を抜き去りながら、走る途中で若干飽きつつも一応半分の10kmくらいまでは4:15/kmを維持。
アルファフライはレース本番でしか履かないんだけれども、久しぶりに履くとこのペコペコ音出るシューズはやはり良いのだと思う。
よし、皆このままゴールまでいけるな!?
呼吸『いけます!』
筋肉『いけます!』
内臓『いけます!』
骨『いけます!』
脳『いけます!』
膀胱『あ、すいません///
自分尿意いいですか?///』
そう、ここで激しい尿意。
やはり寒いと"近く"なっちゃいますよねー
えへへー
そしてもう一つ問題が同時発生。
足の裏の皮が靴と擦れて剥がれかけている様子。着地のたびやや痛い。
あれーおかしいなー
今回はちゃんと靴下履いたんだけどなー
どうも雨とかで濡れるとダメみたいね。
ワセリン塗りたくった方がいいらしい。
そんなこんなで同時多発的に生じた問題に対応する必要が出てきた。
尿意と靴擦れ...
どちらか片方だけでも厄介なのに同時発生はマズイかもしれんぞ...
いや...
待てよ...??
同時発生...か!!
聞いたことがある...
痛みに耐える達人は、その時生じる痛み以上の痛みをリアルに思い浮かべることでその痛みを堪えられてしまうという...
そうか...
靴擦れの痛みを尿意で打ち消せばいいんだ!!
集中しろ...
体内で尿意と痛覚をぶつけ合うイメージで...
やった!
できた!!
(うそ〜ん)
そんなやりとりがあったとかなかったとかで、もう残り数km。
ラップは4:25/kmまで落ちていたが、まあ始め飛ばしたし、しょうがないっしょ。
それでもそんなに人には抜かれなかった。
5人くらいか抜かれたのは(充分過ぎ
ただ途中、先頭の人かわからんがマジでスピードの格が違う走りを見せつけられたのは驚いたわ。
リザルト見ると種目トップは3:30/kmとかで最後ハーフ走るんやね。あな恐ろしや。
その人以外は、ランが速いっつーか、俺がへたれて遅くなってただけっしょ(負け惜しみ
ラスト1kmを切ってから遅ればせながらようやくショボスパートをかまし、ゴールゲート方面へ。
ゴール手前で申し訳程度に前の人を抜き返す。
まあゼッケンがミドルの人だったし、一応ね。
ゴールとともにトップスピードでトイレに駆け込み、人間としての尊厳をようやく取り戻す。
ランの記録はというと、
1時間28分34秒で11位/600人。
平均ペース4:16/km※ただし後半失速
尿意と上位入賞諦めモードのなかではそこそこ良かった感じとなった(結果論
トイレでスッキリした後に、手元の時計でトータルの記録をあらためて見てみると
4時間42分40秒くらい
※公式速報だと4時間42分23秒
あー4時間半切れんかったかー
(彩湖道満トライアスロンSWIM1.5km,BIKE82km,RUN23kmでは4時間半切り出来てた)
スイムをのんびりし過ぎたかー
でも寒かったししゃーないなー
とか思いながら、ひとり反省会を3秒ほどで終える。
今年は密対策かなんかでリザルト速報の掲示はなかったので、自分の順位もわからず若干モヤモヤしながら、本降りになってきた秋雨に打たれトボトボと帰宅。
感覚的には得意のバイク終了時点で15位以下だったことと、へたれたランを考慮すると総合20位以内くらいか?とか思っていた。
そして、眠れぬ夜を過ごすこと
2日後
リザルト(速報版)の掲示が!!
総合9位キターーー!!!
意外と好成績ー!!
何が20位じゃー!!!
うんうん
俺ってばやっぱりやれば出来る子!
えらいえらい!!
と、予想外の順位に自画自賛の嵐。
まあ2ヶ月前の彩湖で総合3位で、
今回九十九里は、得意のバイクがそれに比べて距離長めで、足引っ張りがちのランの距離が短くなったんだから
そういう意味では本当は総合9位で喜んでいてはダメなんだろうけど。
まあ参加人数多くて猛者揃いと噂のこの九十九里トライアスロンでシングルリザルト獲れたので、またここから見える景色も変わってくるのだと思う。
俺スイムとか伸び代しかないし。
バイクはまあ現状維持としても、ランも最近走り方が何となく分かってきて、トライアスロンが前よりもっと楽しくなってきてる感じがする。
これが天衣無縫の極みか...
とりあえず力試しのつもりで出た大会で、そこそこ満足の結果を残せてよかった。
来年はまたこの結果に満足しないくらい強くなってるといいや(願望
本当は出来れば10月の頭のもうちょっと暖かい時期でレース出来たら良かった(僕寒いの苦手)のだが、まあこれは仕方あるまい。
これで世界一長い、九十九里(99里=388.8km)トライアスロンはお終い。
とりあえずお疲れ様でした!!!
オレ!
(お前かーい!)