9/14(土)【2019宮ヶ瀬クリテリウム】疾風の如く
ヒルクライマー僕
クリテリウム初参戦。
嬬恋キャベツヒルクライムから2週間。
そしてまえばしクリテリウム・赤城山ヒルクライムまであと2週間。
私が選んだ選択肢は...クリテリウムの強化であった。
まあ嬬恋獲ったしヒルクライムの方はなんとかなんべ
って感じです。
ということで、
今回は暇を持て余したヒルクライマーの遊びことクリテリウムに初☆挑☆戦です。
まずコースレイアウトから
宮ケ瀬クリテリウムは1周1kmの駐車場特設コースを10周(スポーツカテゴリの場合)します。
コースの内訳は180度ヘアピンカーブを含む直線ストレートが300m、勾配6,7%(?)くらいの急な登りが300m、同じく降りが300m、シケイン含むテクニカルなコーナーが200mって感じです。
ハイ、合計1km超えちゃいましたね。気にしない気にしない。
ちなみに募集カテゴリは下記表の通り上からエリート、エキスパート、ミディアム、スポーツ、ビギナー、ピュアビギナーという七つのカテゴリーがあり、スポーツは上から4番目。
あれですね、シマノのコンポでいったらTiagraですね!!
初クリテで気持ち的には断然ピュアビギナーなんですが、最強の剛脚で全員周回遅れにしちゃうと申し訳ないな~と思い、かといって実業団(←なんか恐そう)クラスにいきなり混じるのもアレかな~とも思い、中庸の精神でスポーツクラスにエントリー。
ただ正直
よくわからないけど優勝できんじゃね?
アメフト?ラグビー?
一緒でしょ???
みたいな感じで能天気に構えてたんですが結果から言うとボロボロでした(草)
34人出走の10番目くらいゴールだったかな?
(↓結果貼付)
クリテリウムだと高速レースになるので1km10週といえど20分かからないで終わってしまいます。
なんかよくわかんないままいつの間にか終わったw
というのが正直なところ。
そして自分が初クリテを走ってみた感想(ポイント)を自分の備忘録的な意味でまとめていきたいと思う。
①スタート位置めっちゃ大事
自分なんか初参戦で「あーなんか前走って後続落車でもさせたら申し訳ないな~」なんて思いながら最後方からスタートしたんですが、クリテリウムってコース幅狭いんですよ(今回だと2mくらいしかない)。自転車2台横に並んだらいっぱいいっぱい。物理的に抜けない。しかも直線はいったと思ったらすぐコーナーだったりするんでかなり抜きづらい。
自分はしょうがないんで毎周回の登りで人を抜いていくんですが、人を避けながら、しかも少しづつしか前に上がれないんで5周目くらいで「駄目だこりゃ」と思いました。勝負にならなかったですねw
マリオカートとは違うんですねぇ〜
最後尾スタートで最後は先頭集団に追いついたんですが(これ地味にすごいと思うんだよね、うん)、これがせめて3列目くらいからのスタートだったら優勝してましたね(ハイ、負け惜しみ~)
確かにスタート前の招集の段階でピッチピチのウェア着たガチ勢っぽい方々は前方に陣取り、オーラ(威圧感)でポジションを譲らなかった感じしたからな~
個人的にはこのコースでいえば7割スタート位置で決まるといっても過言ではない。
次は自分も鋼の心で良いスタート位置獲りにいきます^^
②FTPの概念はない
いやあるけどもw
ヒルクライムのように淡々とパワーを刻むのではなく、1分おきにやってくる高出力インターバルに耐えるという感じ。
今回のコースでは登りがあるのでそこでFTP超の負荷が20~30秒くらいかかっては残り1分半レストみたいな感じw
実際走っているときも
アレ、この感じどこかで体験したような・・・
そうや!
これZwiftのゴルビー(The Gorby)やん!!!
①で語ったように途中からはやや諦めモードに移行していたので
これはまるでZwiftのグループワークアウトやぁ~~~
とか思っていた。
ちなみに10周アタックしたので自分は最後ヘロヘロになってましたw
いや~いい練習だった~
③求められるコーナリングの技術力
なんかヒルクライムって適当に
うわぁああああぐるぐるぐるぐる~~~
とかで勝てるじゃないですか(小野田さん談)
クリテリウムはバイクコントロールの巧みの差がめっちゃ出ますね。
自分もトライアスロンとかで180度折り返しとかは練習してきたつもりでしたが、集団でしかも高速で走っているので毎回曲がり切れるか不安でしょうがなかったです。
コーナー突っ込む鳴子くんとかキチ○イですよ、全く。
しかもブレーキングからの急加速とかもあるのでギアマネージメントもかなり大切です。
コーナーの立ち上がりとか「あれwやべwギア重いままw」というのを3回くらいやらかしました。自分は7周目くらいからようやく(コースに)慣れてきた感じでした。
というか走らせていただいている身分でいうのもアレなのですが、あえて声を大にして言うのであればこのコースの路面、めっちゃ悪いですw
コンクリートが古いのか砂利まみれでしたからね。
こんなところでコーナー攻めたら確実に落車すると思いますので気をつけてください(他人事)。
ということで自分のことは棚に上げてここまでさんざん文句ばっかり書いてきたが、
今回は悔しさ3割、楽しさ7割という感じであった。
別に運営的な文句もない(コース狭いけどこればっかりはしょうがないんでね)。
やっぱり初めてのことは面白いし、クリテリウムはヒルクライム以上に戦略とかで頭使えそうだな~なんて思ったんで自分には合ってるかもしれん。バイクコントロールとかも身につけていきたいし。
ただやっぱり落車が怖いんだけどね。
ちなみに宮ケ瀬クリテリウムは運営側が各カテゴリ動画を撮ってくれてYoutubeにアップしてくれるみたいなので自分の力走を振り返れるというのは楽しいですねw
なんかこうあらためて自分の走りを客観的に見るって恥ずかしいなw
ということで今回はこれくらいで。
まえばしクリテリウムでは勝ってみたい。
そう思える良き機会でした。
ただまえばしの場合は翌日ヒルクライムなんで体力(筋力)の振り分けが難しいというのはありますね。。。
はてヒルクライマーとは。
9/1(日)【2019嬬恋キャベツヒルクライム】無冠の最強ヒルクライマー
いきなり引用。
無冠の五将とは、漫画『黒子のバスケ』に登場する特定のキャラクター達の総称である。 帝光中学時代無敵を誇った「キセキの世代」と同時期に活躍した5人を総称して「無冠の五将」と呼ぶ。 キセキの世代の強さゆえに、才能がありながらタイトルを手にできなかったため無冠と名付けられた。
そう、ヒルクライム界でも本来エキスパートクラスの実力の持ち主が年代別に参戦することは稀によくある。それは単にその大会にエキスパートクラスが設けられてなかったり、本人の気まぐれ?によりだったりと理由は様々である。
私も昨年あたり「マイナー大会のしかも初開催だから大丈夫っしょ!」と意気揚々に第一回こてやんタイムトライアルに参加したところ、キセキの世代クラスの実力者に完膚なきまでにボコボコにされた覚えがある。
全体トップのやつがなんでお前エキスパートクラスじゃないんや!!
そして前回、今年のやいた八方ヶ原ヒルクライムも同じ彼に同じ展開でボコボコにされた。
しかし、彼に負け、八方ヶ原ヒルクライムでは年代別2位だったのは事実だが、3位の人とは明らかな実力差があったと(個人的に)思っている。
ワンチャン、スタートダッシュさえミスらなければ1位の彼にもついていけたのでは...??
一年前は冗談で言っていた同じ負けゼリフが、今年のレース後は結構ガチで思っていたりした。
俺はまだ高く翔べるのか・・・?
さらなる高みへと登れるというのか・・・??
前回2018年の嬬恋キャベツヒルクライム
結果は過去記事の通りだが、私は男子A(29歳以下)年代別2位である。
そして今回も年代別への参加である。
これが果たして何を意味するか。
例えば、赤城山ヒルクライムでは年代別表彰者上位3名は次年は年代別ではなくエキスパートクラスで出場しなければならない。
嬬恋ヒルクライムではそのような規定は(たぶん)ないが、暗黙のルールというものもあるのかもしれない。
だからこそ、
だからこそだ。
昨年2位だったからこそ今年は1位を獲りにいく。
昨年2位なのだから1位は獲れて当たり前。
去年2位のクセに今年も年代別で出て2位かよwww
m9(^Д^)
↑この顔文字懐かしい...
という誹謗中傷は容易に想像できる。
もはや負けることを許されない彼にかかるプレッシャーはおそらく他の参加者の比ではない...
あーなんか今日天気曇ってるし
てきとうに優勝できそうだわ~←曇り好き
比ではない...ハズだ。
まあざっくり言うと勝ちを狙ってみました。
大きな大会を走るうえでタイトルを獲ってた方が自分も競走相手も盛り上がって面白いじゃないですか。
最強ヒルクライマーとか仮にも『最強』つけたしね(3年前の自分とか行き当たりばったりで何も考えてないですからね)。
ということで勝つために必要なこと。
そう、それは『戦略』
よしまず坊主にしよう。
床屋オレ「す、すいません・・・あ、あの、髪短く・・・いや、一番長い長さの坊主とかって、で・・・できますか(震え声)」
オッサン「うーーーい」
うし、気合入ったわ。
同僚「お前なにやらかしたんだ?」
俺「えw」
戦略とは。
まあ冗談は髪型くらいにしておいて、競争相手である参加者の確認だ。
レースは相手がいて初めて成り立つものだからな。
嬬恋ヒルクライムはレース当日の何日か前に参加者の一覧リストが張り出される。
今年も1000人規模か・・・
めぼしいヤツは、と・・・
・・・!!
【このとき赤城に電流走る・・・!!】
コイツ・・・
間違いない・・・
昨年だが2018富士ヒルクライム年代別表彰者・・・!!
しかも今年、冒頭で挙げた八方ヶ原で負けた彼に他のレースで勝っている・・・!!
間違いなく大本命。
未知の強敵の出現だったが、これは好機でもあった。
富士ヒルの上位層と一緒に走れる機会などそうそうはない。
推し量るだけだ 近くに見えるあの男と我々の 本当の距離を
相手からしてみれば私はビッグレースでは大した結果の出せていない一般ピーポーに映るだろう。まあ昨年の大会参加者で表彰台のやつという意味では少しくらい注目してほしいが。
今年の富士ヒルゴールドも獲れてないようなやつじゃん。
そう思われて(いや実際わからんがw)悔しいが、そこはノンマークの強みを活かすしかない。
コイツは泳がせておいても大丈夫。
ロードレースとは本来全員が全員集中していれば"逃げ"が成立することはないのだ。
それでも"逃げ"が成立し、はたまたそれが直接"レースの勝利"に結びつくことがあるんだから面白い。
相手の実力を見誤った時。
今回一発限り使える手段として相手の油断(いや実際どうかは本当にわからんよ?w)を利用することにした。
もしも相手が絶対に敵わないようなどんな強敵だったとしても、勝とうとしなければ勝てない。
過去の結果でできるのは予想だけ
相変わらず臭いセリフだけど、そんな考え方が俺は好きなんだよね。
とはいっても、相手は格上なのに間違いないだろう。
おそらく持ってる引力の桁が違う。
ではどうするか。
それはいつものやつで語らせていただくぜぇ・・・
(前置き長ぇ・・・)
【シーン1】スタート前
大本命を生で見た感じ、
脚つきが違う、雰囲気が違う、そしておそらく練習量が違う。
あ、自分視野は広いんですよね。
学生時代水球でもパス出しのポジションやってたし。
ただ、今俺ができるのはウォーミングアップを丁寧にやって自分のやれることを出し切ることだ。
そしてヒルクライムのゲン担ぎ、-翼を授ける-REDBULLを投入。
ちなみにエナジードリンクを飲むことを元気の前借りという表現好きなのだが
今回自分はREDBULLで魂の前借りをすることに。
この年で挑戦者か・・・血沸く血沸く♪
体重は昨年の57.7kgに比べて今年は前日計量を60.6kgで終えるなどややパワー系。
ただ嬬恋ヒルクライムは緩斜面多めの平均勾配緩めなのでそこまで気にならない。
うっし、やるか
諸々の準備におわれ、5分前に整列へと向かう。
(まーた遅刻気味だよ)
【シーン2】アクチュアルスタート~第一給水所
午前9時に年代別最初のグループが号砲とともにスタート。
見た感じ他の年代の有力どころは前方に固まっている様子。
ちなみに今年からなぜか一般の部(年代別)ではパレードランが導入され、ゴール地点が変更ないので、計測区間が純粋に200m短くなり、全長19.6km(昨年まで19.8km)となっている。
自分は昨年ライバル達と切磋琢磨して走ったコースの勝負どころは既に小数点以下の距離数で暗記しているため、去年の感覚とズレるのを防止するために計測開始地点ではなく、昨年のスタート地点でGarmin計測をオン。
まああと単純に昨年の自分と比較したかったってのもあるが。
自分は全体の2列目あたりからスタート。
今回は知り合いの『開闢(カイビャク)の帝王』こと他年代別のビッグレース優勝経験者に朝たまたま会って開始もほぼ同時スタートだったので、途中万座ハイウェーへの分岐手前くらいで声かけて連れていってもらうことに。まあ自分も後でその人の勝負どころでは前引くんでWinWinってやつね、うむ。
ハイ、『偶然もチャンスに変える生き方が好きよ~♪』ですね。
この人の参加も正直自分には文字通り?追い風だったと思います。
いやーただでもこれがまた引きがエグいんですわぁ~
パワーメーターつけてなかったから実際わからんがしばらくの間300w超出てたんじゃなかろうか。振り落とされるかと思った。。。
途中平坦の引きはさすがの一言ですね。
第一給水所までに3km、4km、5km(あw今回200m短くなってるけどもw)とそれぞれ平坦近くなるところがあるんですが、この辺りが一番つらかったかもしれんw
そして途中急激にペースが落ちる。
見えたで先頭。
ここが一番ゴールに近いところや・・・
と口には出しませんが、男の背中で語ってくれました。
【シーン3】第一給水所~第二給水所
開始15分ほどで集団合流。
そして集団の先頭に大本命を確認。
とりあえずここまで引いてもらって有難いと思い、自ら進んで帝王の前に出る。
間には何人かいて、自分がたぶんこの人たちが先頭集団作るだろうな~と思ったメンメンが並んでいる。
ここまで読んでいたというのか・・・!?
ハイ。
いやwだいだいヒルクライムの上位陣ってメンツ同じな気がするしねw
ただ先頭を走る様子を見てレース前に思っていたある疑惑が確信へと変化。
おそらく集団のスピードはこれ以上あがらない。
というのも嬬恋ヒルクライムは普段自動車専用道路なのだ。
まさに大会キャッチコピーの「1年に1度万座ハイウェーがヒルクライムコースになる日」のとおり試走ができないのである。
つまりは記録上初参加(と思われる)の彼はこれが初めて走るコースなのである。
まあ、どうにか7km付近の料金所までは無理して自転車でくることも可能みたいだが。
フフフ・・・
だが、しかし
その『料金所』とやらは先ほど過ぎた・・・
情報量という意味では彼我の差は圧倒的なのだよ。
皆さんも何の情報がないまま、いきなり「今日はガチ練だ!」などといってゆるポタライドと思いきや何が起きるかわからない高強度練習がはじまるのと、
はじめ300wを1分でそのあと180wのアクティブレストを3分、400wのスプリントが30秒あって、そのあとまたレストが5分...といったまるでZwiftのワークアウトメニューのように全体の内容がはじめに一目瞭然で表示されていた場合とでは精神的余裕がダンチなことは容易にご理解いただけるであろう。
昨年上位集団で走ったからこそ得られる己のみの決定的なアドバンテージ。
経験の差。
これが自分が持つ逆転の一手でもある。
途中コースの見極めによる圧倒的初動の差により、少しづつ、だが着実に他の人を抜き去り、どんどん前へと出ていく。
気づけば集団2番手。
大本命の後ろに自分だ。
振り返られやしないか(もし仮に相手が自分と同じ年代別選手をマークしていたらバレる)ヒヤヒヤしたが、特に後ろを気にする様子もない。
というか、これもレース中に感じたことなんだが、
この先頭集団内に大本命の知り合いもしくは協力体制の仲間がいる。
春先のレースでチーム戦に出ていたところまでチェックしているので(情報社会って怖いよね)、おそらく協力相手はあの人。
まあここまで私の勘で今さら確かめようがないのだが、動きに違和感があったと思ったのは確かだ。
それでアシストとまでとは言わないけど、相手をトスする(使い方あってる?)意識が働いている感じがした。
それなので他の事にはあまり意識がいってなかったように感じる。
こちらをノーマークにしてくれるならそれは大変有難いこと。
このまま後ろにつかせてもらう。
卑怯とかではなく、これは戦略的待機である。
『格上相手にわざわざ苦手分野で戦ってどうする?』
有難い。師匠の言葉だ。
ここでうかつに前に出れば相手にチェックされ、こちらが地力の差で負けることは明らか。
ハイ、自分の得意分野に持ち込むべきですよね、センセイ。
決して相手を舐めない。
闘志は必要だ。だがそれは秘めろ。
状況に酔うな、プラン通りに。
ちなみに自分は後ろチラチラ見ながら誰が着いてきているか何回か確認してました。
開闢の帝王めっちゃ張りついてきてるよw
コースを一度走ったことがあり、競争相手が初見であるという情報がいかに心の余裕を生むか実感した瞬間でもあった。
【シーン4】第二給水所~ゴール
第二給水所では集団のスピードがそれほど速くないこともあり余裕もあったので、八方ヶ原に続き、手渡ししてくれるので給水を試みる。
水うめぇwwwwww
・・・・おっといけないここは勝負どころだった。
昨年先頭集団に置いていかれた第二給水所地点過ぎ。
なぜ勝負どころか。
給水所過ぎて14~15kmあたりがちょいちょいきつい勾配が出てくるというのは半分正解といったところか。
この嬬恋ヒルクライム、平均勾配が5.1%となっており、わずかだがあの"ロードレース"と揶揄される富士ヒルクライムより勾配が緩いのだ。
そしてコースレイアウトをみると、このコース約20kmのうち残り3kmほどは緩やかな登りと平坦基調。
平坦で他の選手を突き放すのはなかなかに難しい。
そう、最終局面は差が出ないのだ。
なのでこの登りで勝負する。
最後の人数を減らしたいと思う選手はペースアップを図る。
弱者の振るい落とし。
私がクライマーであればここの加速は後を考えれば必然である。
(去年はそこら辺まで考える余裕なくて全然わかんなかったけど・・・)
しかし、なんかかっこよく予想してみたところで実際はそんなにもペースアップしなかったような。←オイw
ただこの意図に気づき、ペースアップをした・試みようとした選手には「あーこいつわかってるわー(上から目線)」とチェックを外さないようにした。
そして中盤の勝負どころを越え、いよいよ最終局面。
しかし前述したように残り3kmの地点で大本命の真後ろのポジションを死守していた私はここでほぼ勝利を確信。
油断ではないが、あとは詰将棋のようなものである。
前回ラストの八方ヶ原でのスプリント。
エキスパート勢やブリッチェン選手からすればヘボスプリントだったかもしれないが、自分の中で少し手応えがあった走りであった。
総合上位陣は無理でもおそらく年代別選手の間では通用する(≠勝てる)のではないか。
勝てはしないが負けもしない。
スプリントは最大出力がものをいう。
ヒルクライム界で絶対正義と思われるパワーウエイトレシオ(w/kg)がひっくり返る唯一の瞬間。マジックアワー。
体格では自分の方が勝(まさ)っていたことは明らかなので、後方からノーマークで万全の状態で発射すれば、どんなに軽やかに登るクライマーでもその差が離れることはない。
そう、勝てはしないが負けもしない。
誰にも負けなければそれはヒルクライムでは優勝と同義である。
そんな思惑があり、相手のギアチェンを――精神を研ぎ澄まし――ただその音だけを静かに待っていた。
ラスト700m、登り切りの手前、最後にチラッと後方確認。
めっちゃ後ろおるwwwww
これは熱い集団スプリントの予感。
そして、遂にその音がやってくる―――
カチャ...
今だ。
全開。
勝たなくていい・・・!!
が、負けない・・・・・!!!!!
ラスト500mほどでのロングスプリント気味だったであろうか。
400m...
350m...
300m...
・・・!!!
残り300mほどだったであろうか。
左に大きく曲がり、最後結構きつめの登り坂スプリントなのだが
ひび割れ!
まずい・・・!!
ここで落車はできない!
外へ!!!
カーブの入り口にある道路のひび割れに気を取られ、本来ゴールへと真っすぐ向かうべきライン取りが大きく外に膨らむ。
登りへの初速が一瞬ゆるんだことにより、結果として大きくスピードダウン。
しかもスプリント体制に入っていたこともあり、踏み直すにしてもギアがかなり重め。
失速する―――
こんときはヤバすぎて脳内アドレナリンオーバーフロー状態でした。
そしてさらに右から鈍いギアチェンの音が聞こえ、フル加速。
自分が抜かれる。
(この人はよく覚えてないけど単純に速かった)
さらに後ろから風を切る数多の音が聞こえ始める―――
「・・・それでどうされたんですか?」
「そりゃ踏むしかないですよ。前に相手が見えてるんですもん。ペダル激重でしたけど。」
ハンドル荷重でバイクを揺さぶるスタイルからペダル荷重に切り替え、スプリント筋(謎)をペダルを回すことに総動員する。
「それなりには加速できましたが、何人かには最後刺しこまれたと思います。これが個対個ではなく、対集団だったら僕のボロ負けでしたね笑」
ゴール直後は、不完全燃焼感が満載で倒れこんでいた。
「最後届いたかどうか微妙だな・・・いやマジで」
とりあえずゴール地点で飲むもの飲んで食うもの食ってみたものの結果が気になってしょうがない。
ちょっと先へくだり預け荷物受け取ってみたものの、
「やべ・・・スマホ、車ん中だ」
結 果 が わ か ら な い
とそこへ、最後抜群のスプリントで刺しこまれた開闢の帝王が結果を教えてくれることに。
4秒差だね。
おめでとう。
マジで不安だったんで画面まで見せてもらい、数字を確認。
どうやら本当らしい。
優勝だ。
いやおそらくだけども。
こんときは震えてました。
ちなみに天気は晴れでした。
下に降りて、ダラダラと着替え等の準備をし、出された速報を見てみると
間違いない。
年代別優勝。
てっぺんだ。いやエキスパートとか他年代別とかあるけども
嬬恋ヒルクライムだからこそ勝てた。
去年2位だからこそ勝てた。
他自分に有利ないろいろな要素(ラッキー)が加わっていたと思う。
3位の人とかノーマークでしたね。あぶねー。
「もう終わりか・・・」
なんか急に感傷的になって悪いが
振り返ればあっという間のレースだったのだ。
「まあ楽しかったからそれでいっか」
ちなみにスタート地点から図ったGaminは50分01秒を記録。
昨年比でも純粋に2分ちょい早く、成長を感じられた。
↓は表彰式の様子。
他者へのアピールも欠かさない、エンターテイナーの鑑ですな。
あーなんか今回いつもと違う感じで記事を書いてしまった。
正直、ここまで細かく?書くか悩んだが、とりあえず生?の気持ちを優先し書き留めておくことにした。
ただ、自分が嬉しさのあまりいろいろなことを勘違いし、事実と間違っていることも多々あると思う。その辺は許してほしい。
なんか急に有名になった人が守りに入る気持ち、今ならわかる気がします。
ということで最後はいつもの感じで。
今日は俺あえて前出なかったんだけど、気付いたやつ居る?
それではおやすみなさい...zzz
8/18(日)【2019やいた八方ヶ原ヒルクライム】臆病者の一撃
あい。
「栃木のラルプ・デゥエズ」こと八方ヶ原ヒルクライムレースいってきました。
もうめんどくさいんで、先に結果だけ言っておくと
男子Aの年代別表彰台には立てました。
\ヒューヒュー!おめでとー!╱
この結果が良かったか悪かったかはまあ本文を読んでください。
4週連続レースの4週目です。
正直疲れました。
ただ、このヒルクライム
参加自体は初なんですが、
7月の終わりに「たかはらやまトライスロン」「やいた八方ヶ原ヒルクライム」の2コースをまとめて下見&試走してきました。
チャリで。
(「チャリで来た」の画像略)
めちゃくちゃ遠かった...
前橋から片道180kmありました...
もちろん帰りは電車です^-^b
実はこの2つの大会(たかはらやまトライスロンと八方ヶ原ヒルクライム)のコースってめちゃくちゃ近いんですよね。1本隣りとかのレベルなんですよね
まあそんときはヒルクライム中にゲリラ豪雨にあって、山登りというより滝登りみたいな感じになっちゃって生きて帰れるか心配なレベルでした。
ただ今回は事前の天気予報も良さそうだし、久しぶりに心おきなく晴天ヒルクライム楽しめるな!!
と思った矢先、朝方にどひゃっと雨が降ったらしく、路面はびちょびちょでした。
今年なんか濡れてない大会がない気がする。。。
やいた八方ヶ原ヒルクライムに参加した理由は大きく2つ。
・先週までの2連続トライアスロン参加によって失っていた勝負勘を養う。
・集団走行を味わっておく。
こんな感じ。
昨年のリザルトからするに年代別表彰台は43分切れば大丈夫らしい。
ということで適当にタイム設定。
4.4km地点 『県民の森への分れ道』13分30秒
7.2km地点 『第一給水所』 24分00秒
9.5km地点 『八方ヶ原への分れ道』32分00秒※第二給水所
12.2km ゴール 43分00秒
では僕の大好きな実況風にレースを振り返っていきましょう!!
スタート前:集合場所
まさかの遅刻。
ポジションとクリート調整を会場にきていた『整え屋』さんにお願いして一回車に帰ったらこれだよ・・・
つーか、なんで受付会場から集合場所まで4.5kmも離れてるんだ・・・
ちなみに整え屋さんの話をすると、皆さんもパンフにチラシが入っていたので何となく知っている人も多いかもしれんが、有料でロードバイクのフィッティングを見てくれるというもの。
まずキョウシキかフクシキか聞かれたので
「日本語でおk」
と返したところ、胸式呼吸か腹式呼吸かのことらしい。
自分はフクシキらしく、自分の力が出るように調整してもらった・・・ハズ。
というのも、自分完成車を買ってから漢は黙ってぺダリングという気持ちを大事に、細かい調整なんて女々しいこと今までやってこなかったんだが、それでもポジション調整してもらう前に
「あ、もうこれ結構いいポジション出てるよ」
といわれ、リアルに「えw」って言いそうになってしまった。
アンタそんな簡単に絶好のポジションとか出るもんなのか
それでもハンドルとかサドルとか少し調整してもらったんだが。
ちなみにクリートに至っては
「左右で曲がってるね」って言われてしまいました。
テヘ♡
まあ薄々違和感は感じていたんだが。
そ、そうだ!違和感を感じていたから頼んだんだぞ!
別に興味本位とかじゃないからな!!
自分はポジションとかたぶん全然気にならないタイプなので、別にレース前だからとかは気にしなかった。皆さんにはこのロードバイクを楽しむという心の余裕を見習ってほしい。
そしてそんな心の余裕はあるが時間の余裕は全然ルーズな私のこと、
パレードランがスタートするギリギリに集合場所に到着。オープン参加のプロ選手の名前が呼ばれ、前に上がっていくところをタダ乗り。←えw
というか【受付会場←→集合場所←→レース開始地点】までがそれぞれに遠い。試走にきてなかったらマジ迷子になるところだった。
全員同時刻にスタートするんで、見た目通りゴールに一番早く到着した人が勝ちという見てる方にはわかりやすい方式なんだが、スタート位置に有利不利が出るので自分はそんなに好きではない。(cf.ネットタイム方式)
とりあえず先頭に陣取り、スタートの合図を待つ。
ん?w
先頭?w
ちょっと待てよw
あれwこれなんか嫌な予感するぞw
よーい、どん。
クリートキャッチ失敗。
あw
レースのはじめってみんなフル加速するんですけど完全に置いていかれました。
あ~あ。
レース直前に他人にクリート調整なんてお願いするから~
マリオカートでCPUが開幕スタートダッシュ決めるなか、自分だけエンストする光景を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。
あれ...今日の目標、集団走行だったんだが...
とりあえず20人くらい抜かれた状態(20秒遅れくらい?w)でスタート。
ただ、はじめの1kmくらいの緩斜面は集団走行による空気抵抗減がばかにならないので無駄に力を使いつつ、前の方にポジションを上げる。
集団が切れそうと感じたら前の集団に追いつくの繰り返しで登りに差し掛かる前にとりあえず8番手くらいに。
このときかすかに見える先頭者が300mほど先だったので1位はこの時点であきらめました。ハイ。
このとき前に何人いるか数えて自分のおおよその順位を把握。
試走により2km過ぎで勾配が緩むのは知っていたのでここでしっかり加速し、次の登りで小集団から脱出。一人旅。
目標、集団走行とは。
だって先頭が集団にいるならわかるけど、どんどん先行っちゃうんだもん!
前に2人いるのがわかったんで追うしかなかったですしおすし。
しかし2番手が1番手のハイペースにつられてオーバーペース気味だったのは後ろから見てもわかったので、すぐに追い抜くのではなく、淡々と距離を詰め、抜くときは一気に。
そう、これは心を摘む闘いなのだよ。
やったーこれで2番だー
と喜んでいるのも束の間、
「ひだりとおりまぁ~す」
と後ろから声が。
なんだこの元気な声は!?
小学生カテゴリーじゃないんだぞ!!?
ここにきてこんなフレッシュな状態で上がってくるやつがいるのか!!?
と若干焦りながら思ったらオープン参加のブリッツェンの選手でした。
ただその後ろに新たな刺客が張りついているのを発見。
死角から刺客。
まあとりあえず後ろを追うしかない。
さっき抜いた2番手、この刺客、自分とで2位3位の枠を3人で争いするのが一番だるかった(4位って何ももらえないから争いがし烈になると思ったんだよね)が、2番手にいた人は相当ばやいのかとりあえずはついてこなそう。
自分も加速しなおし、とりあえず刺客の後ろにつき様子を伺うことに。
ブリッツェンの人がこちらの力量を察してくれてなのかちょうどキツ過ぎないいいペースで引くので、ペースがたれない。むしろ刺客の方はちょっときつめか。
後ろがきていないことも確認し、これで着順に絡む人はわかったので、レースはボトル無し派の私だが第一給水所では先行して水を受け取ることに。
水うめぇ~~~www
確か時間は上に書いた想定通りだった希ガス。
そして給水所過ぎてこのコース唯一のショート下り区間へ。
ここで御堂筋くんの名言
「くだりの差はそのまま登りの差になる」
を急に思い出し、後ろを引き剥がすためフル加速...
...したら下りのコーナー曲がり切れずにガードレール突っ込むかと思ったwww
とりあえずフルブレーキ
危ない危ない。
路面も濡れていてコンディションも悪かったといえる。
コーナーへの全身ツッコミはまだ私には無理だったようです、御堂筋さん・・・
とりあえず心拍が10くらい上がったと思うんで、深呼吸して落ち着くことに。
その後も特にペースを上げるでもなく、ペーサー(=ブリッチェン)につき過ぎず、離れすぎずを意識。
左手に広い駐車場がみえてきて、43分切りだとここを29分で通過しないといけないんだが、30秒ほど遅れていることを確認。
しかし、後ろを見ても他に誰もきてないし、1位の人は速すぎて背中すら見えないし、グロスタイムゆえ着順はこの刺客と争うのは明らかなため、「43分切れなくてもいっか」と特にペースアップはしなかった。
その方が疲れないしね!!
そのまま刺客にツキイチで八方ヶ原への分岐点兼第二給水所の分かれ道に到着。
おっとここで先行する刺客が右側から給水を試みる!
が、失敗!!!
しかしそれを見た左側のスタッフがすかさず給水を手渡ししようとする!!
が、失敗!!!
人は何か思い通りにいかないことがあると精神的にくるもの。
それも飲もうと思っていた水が飲めなかったなんて大ダメージである。
ニヤリ。。。
ここは加速や!!!
まずは相手の精神(こころ)を折る
ここからはラスト2700m。
これまでのような急坂はなくなり、5~6%の九十九折りになる。
ここからが本当の2位争いやでぇ~
しかしこちらの加速にも一応相手はしっかり対応してくる。
だがちょっと辛そうだ←余裕
このまま引きちぎってもいいんだが、一番イヤだったのは自分がペースアップしたところで、ブリッツェンの選手が「お、元気やな!ほなワイも二人の勝負盛り上げるために負けてる方応援して前引っ張ってやるで!!」と余計なこと(おいw)をされると、刺客側がブリッツェン選手を風除けにして脚温存からの最後スプリント刺されるまで見えたんで、何回かフェイクの加速しつつもブリッツェン選手が展開に絡まないように絡まないように適度に距離をとるようにしていた。
僕こう見えてしんちょう(とくこう↓とくぼう↑)なんですよね。
しかし、何回か後ろから接近して様子を伺ううちに相手の致命的な欠点を発見。
そう、何気なくバイクをみてみたら・・・
そのリアディレイラー・・・
勝った。
本当に正直にそう思った。
誤解しないでほしいのだが、アルテグラが悪いとかデュラエースなら良いとかそういう問題ではない。
実際にコンポはフルアルテグラでも自分より速い人を具体的に何人も知っている。結局はエンジン(=乗る人)だかんね!!
しかしこの極限状態でくれたこの【アルテグラ=デュラエースではない】という情報は私に大きな精神的余裕を与えたことに間違いない。
いったであろう、ロードバイクとは『心を摘む闘い』だと。
自分が「勝てないかも」と思ったり、相手に「勝てそうかも」と思われたらダメなのである。←メンタルが影響するスポーツといいたい。
自分はSHIMANO(日本製)ではなくSRAM(米国製)なので、デュラエースではないがそれと同等のグレードとされるSRAM RED e-Tap(電動変速)。
ラストスプリント勝負になっても勝算は高いのではないか。
本当はこの勝算も思い込みなんですが、正直なところ、この刺客の選手はパレードランの際、隣りになったときに高ケイデンス⇔低ケイデンスを繰り返してアップしていて、なんか元気な人いるな~と密かにチェックしていたんですよね。
ただそんときはどちらかというとスプリント得意そうな体形にみえたんで、それが頭をよぎり、途中まで最後スプリント嫌だな~って思ってたんですよね。
それがちょっとの情報で
さ、やってやるか!(腕回しブンブン!!)
となるとあとはこっちのもんということですね
心に余裕ができればあとは相手を観察して苦しいところで揺さぶりをかけるだけ。
〔彼を知り己を知れば百戦殆うからず〕
ですね(ドヤァ)
しかし、完全に安心しきったところで
ロードバイク界の禁忌:【自分より下位のグレードのコンポを見下す】
を破ってしまった罰なのか次の瞬間、
ガチャコン!!
と自分のバイクからものすごい音が。
その音が鳴り響いた瞬間、一瞬の静寂・・・
そののち前を走る刺客は踏み込んでフル加速。
それと対照的に脚を止め、失速する自分。
この音・・・
間違いない・・・
チ ェ ー ン が 落 ち た 音 だ
おそらく今朝方降った雨の影響で路面が滑りやすくなっており、バイクの後輪が滑った状態で無理な力がかかったままギアの変速をしてしまったことが原因だろう。
今まで脚と一体とさえ感じていたクランクから嘘のように力が抜ける・・・
観客A「・・・が自転車を降りた!」
観客B「何が起きたんだ!?」
観客C「チェーンだ!
チェーンが外れたんだ!」
観客女「ねえチェーンってレース中に外れるとどうなるの・・・?」
モブ解説「・・・どうしようもない。
パンクの場合はニュートラルカーから予備のホイールを受け取ることができるだろう。
でもチェーンは自分で直すしかない」
観客女「そんな・・・」
モブ解説「手慣れた選手ならものの数十秒でレースに復帰できるだろう。
けど、その数十秒が明暗を分ける場合もある。
些細な原因で起きる究極のアンラッキーだ」
観客A「チェーンはまった!」
観客B「あきらめるなー」
観客C「まだ間に合うぞー」
・・・間に合う?
いまのでロスした時間15秒か...20秒か...
残り1500mでその差がひっくりかえせるほどヒルクライムは甘くない!!
(↑↑↑ここまで俺の妄想↑↑↑)
あーヒルクライムってこんなにもドラマチックなのか~
やっぱり実際は待ってくれないもんなんだな~
まあ俺でもそうするだろうし。
あーあ、やっぱアルテグラ馬鹿にした罰なんだろうな~
けど3位はほぼ確定してるし、2位なんて別に獲れなくてもゆっくり・・・
ドックンッ!!!
・・・!!!
キュピィイイイン!!!!!
・・・
・・・!!!!!
「俺は生きなきゃいけないんだぁああ!!!」
と完全に「生きろ」モードに。
よく見ればチェーンは完全には落ちていない。
すぐに脚を止めたのが幸いとなったようだ。
バイクを降りることなく、惰性で進んでいるところを、ペダルからクランクを丁寧に引き戻し、フロントギアを入れ直しながら、再度ゆっくりクランクを回し、チェーンをギアの上に戻す。
頭は冷静に、心は熱く。
ちなみにここ(チェーン落ち~弱ペダ~コードギアスの一連の流れ)まで、2~3秒である。
これを走馬燈というのであろうか。死んでないけど。
アカギばりに伸ばし過ぎた・・・
ただあの集中力高まりまくってる状態のときにクランク(チェーン)を巻き戻すという冷静な判断ができたのは自分でも称賛に値すると思います、ハイ。
苦しい時、諦めてしまいそうな時、そこからもう一歩進める力というのはこういう極限状態で養えるのではないだろうか、うむ。
数秒ロスしたのみで、遅れを取り戻すべく加速し、すぐに後ろに張りつきなおす。
さあ追いついたよ。
やろうか、最後の勝負。
(心の中のつぶやき)
三つ巴のまま(ブリッツェン含む)、少しいくとレースは最終局面へ。
今までまわりを覆っていた草木がなくなり、視界がひらけ、空が晴れわたる。
八方ヶ原ヒルクライム名物(かどうか知らんが今俺が名付けた)、『天空の闘技場』ラスト700mである。
この時点で、やはりプロ選手というべきかブリッツェン選手が涼しい顔したまま少し先行。
刺客と私はお互いが風除けに入らないよう少し距離をおき、仕掛けのタイミングを待っている。
ラスト500m看板で加速する。
その思考の穴をつき、500m看板手前の600mで踏み込むっ!!!
踏み込むっ!
踏み込むっ!!
踏み込むっ!!!
「下ハンドルとかって持ったりしますか」
「あ〜スプリントのときとか下ハン持ちますね〜」
「じゃあ、スプリントのとき下ハン持った状態で力が出やすいポジションだしときますね〜」
フッ・・・『整え屋』・・・か。
クリートキャッチ失敗したときはどうしてやろうかと思ったが、なかなか良い仕事するな。
人馬一体ならぬ人輪一体となり、鬼加速。
後ろは振り返らない。
我、最強ヒルクライマー
ここで踏まんでどこで踏むぅ!!!!!
ただ相手も踏み込んでいるのは感じる。
もっと踏み込むべきか。
否。
私の感覚でいえば、
スプリントは『踏む』のではなく、『刺す』ものである。
体の幹を一直線にしてゴールに自分を叩き込むのだ。
もうこのままの勢いで先行してるブリッツェン選手さえも差し切ろうと最後の力を振り絞り、ゴール、ゴール、ゴォ〜ル!
しかしブリッツェンの選手と最後横並びになるも、差し切れず。
1秒差以内でのゴールには違いない。
よくロードレースはどっちが勝ったか周りはわからない場合でも、当の本人たちはすぐにわかるみたいなこと言われるけど、その通り今回はすぐにわかった。
2位。
ただブリッツェンの選手には負けた。
完全に出し切ったのでフラフラになりながらも、なんとか立ちゴケしないようにとっさにギアを1番軽く。
バイクをゴール地点に倒し、道路の縁石に倒れこむ。
あーヒルクライムやっぱ、しんど。
ただオレ生きてる!!!
なんか2位だけどちょっと嬉しかった。
1位のピナレラーの彼は1年前こてやんTTで負けたやつ...ゴホン...人だ。
ゴールタイムは自分より2分近くも早かったらしい。
単独走でここまでやるとは、まあ流石やな。
クリートキャッチ成功してたら、少しは着いていけたのかな、とか思いながらもそれはもう叶わない夢なので考えないことに。
しばらくして、降りる時間になり、閉会式会場へ。
リザルトも出ていた模様。
ただグロスタイムなのでゴール時点でわかっていたことではあるが。
自分は遅刻していて預け荷物ゼロだったので、とりあえずスマホetcを取りに4.5km離れた駐車場へ。
途中寄ったコンビニで飲んだザバス
がめっちゃうまかった〜
急いで戻り、表彰式へ。
男子Aの部!
第2位!!
セユ選手!!!
ん?
セ・・・ユ?
まあ聞き間違えだろうし、ここで波風立てるのも大人としてどうかと思・・・
2位のセユ選手には、副賞として!!!
(#^ω^)ピキピキ
よかろう、ならば戦争だ。
みんなも字は丁寧に書こうね☆(ゝω・)v
大人になってから苦労するよ!
とフリガナふった人と私だけがわかったであろう気まずい感じを乗り越え、
記念にパシャリ。
今回直前までトライアスロンとかやってたんでヒルクライム表彰台はきついかな?とか思ってたが、途中諦めない心-ブレイブ・ハート-もつかめたし、いろいろあったわりにはよく頑張ったんではなかろうか。
地道にいこう・・・!キラン!
8/10(土)【2019彩湖道満トライアスロン】真の強者
彩湖道満トライアスロン完走、それは全国から腕利きの強者(=トライアスリート)たちが集まる過酷な大会、そしてゴール地点に辿りつくまでにいくつもの関門が用意され、それを突破できなければ3種目さえさせてもらえない狭き門なのである。
まあ脅しはこれくらいにして、もうちょっと詳しく説明すると、
埼玉・彩湖道満グリーンパークを舞台にスイム1.5km、バイク82.0km、ラン23.45kmの合計106.95kmのミドルディスタンスで行われるトライアスロン大会である。
コースレイアウト自体は公園の湖を泳いだり、サイクリングロードを周回したり、土手を周回したりと特にアップダウンもなく平凡なコース設定。
しかし8月中旬という驚異的な猛暑のなか行われるという過酷な条件に加え、そのあまりの厳しい制限時間ゆえに国内最難関のスポーツイベントであることは間違いないでしょう。
ちなみに昨年の(時間内)完走率は29.5%です。
いやいやおかしいでしょw
スタートラインに大勢いた参加者が各種目の時間制限により、ひとりまたひとりと神隠しのように消えていきますからね
あの過酷を売りにしている富士登山競走ですら完走率40~50%ありますからね
これでスポーツの大会として成り立つんだからすごいです
もうむしろトライアスリートとしてのハンター試験なんじゃないかと思うくらいです。
まあまずは制限時間ギリギリで完走できたと思ったらまさかのランの時間切れによりタイムオーバーとなった昨年の様子をご覧ください。
前回から1年。
私は強くなった。
心も体も。
昨年もそこそこ身体は仕上がっていた。
しかし昨年のおろかな自分はただのロングディスタンスへの参加条件を満たすための消化イベントだと考えていた。
ミドルをクリアしたこともないくせにだ。
しかし今年は覚悟が違う。
驕りもない。慢心もない。
ただ参加するのではなく、この過酷なトライアスロンで年代別表彰台(3位以内)を狙っていく。
去年の借りは必ず返す。
てか1年分利子ついて凄い額になってんかんな!!
いや先週たかはらやまトライアスロン総合3位なんだから年代別くらい余裕っしょ?
と考えているアナタはまだ甘い。
他の大会で総合3位だろうとなんだろうと油断はできない。
それぐらい本当(マジ)にキツいのだ。
ロングの出場条件さえ獲得してしまえば、もうできれば一生出たくないくらいに。
日程的には中5日でのトライアスロンとなるが、これはまあしょうがないであろう。
では、いくぜ。
ゴクリ・・・
▪️スタート前
この大会、朝7時〜8時の間で受付なんだが、仮に8時に受付するとスイムのスタート地点まで2kmくらい歩くので間に合わないです。
ちなみに自分はスタート15秒前くらいにスタート地点に着きました。←えw
違うんですよ!
トライアスロンって3種目もあるから用意することめちゃくちゃ多いんですよ!
まず3種目通して使うトライスーツと記録用のガーミンウォッチ用意するでしょ。
日焼け止め塗って、ウエットスーツ準備して、ウエットスーツが擦れると痛いからワセリン塗って、帽子とゴーグル忘れないようにスタート地点に持っていくでしょ。
トランジションにバイク・ヘルメット・バイクシューズ・サイコン・靴下・補給食を用意して、ボトルは飲む用のアミノバイタルと体にかけて冷やす用とを2つに分けて前日に凍らせておいて、補給食は保冷袋に入れて冷やしておくでしょ。
もちろん前日までにDHバーの取付とギア・チェーンの清掃、決戦用タイヤへの取替えも必要です。ああ、空気入れ持ってきて、朝空気入れるのも忘れないようにしなくちゃ。あと充電が必要なものは全て充電しておかないと。
ゼッケンベルトはあらかじめ、バイクとランのゼッケンを両方つけておいて、つけやすいように開いてバイクのサドルの上に置いておくでしょ。
ランはシューズとサングラスとキャップを用意。今日は暑くなるから携帯できる保冷剤も。
あ!スイムから上がったあと、濡れた足で靴下履くのは難しいから足拭く用のタオルもわかりやすい場所に用意しておかないと!
(あともろもろ略)
とまあ、こんな感じです。
まあこれを色々工夫して考えるのが醍醐味でもあるんですが。
ちなみに自分はワセリン塗るのと、スイムから上がったあとトランジットエリアまで行く用の靴を持っていくのを忘れました。
もうこれはしょうがないっしょ。
この大会、スイムからあがってからトランジットエリアまで500mくらいあり、靴があると便利だと思います。自分はしょうがないので、スタート地点まで行く用のクロックスを置いておき、スイムスタート地点までは裸足でいきました。
1.5km裸足だったのでめちゃくちゃ痛かったです。しかも開始時間に間に合わなそうだったので最後裸足で走るハメになりました。。。
スイムは水中スタートなので、スイムスタート地点最寄りの桟橋みたいなところで覚悟の足りないルーキーどもが「うわ〜水きたねぇ〜」とかほざいている中、ウエットスーツを30秒という脅威的な素早さで装着し、1秒も躊躇することなく藻が浮いた水の中に飛び込む。
言ったであろう。
今年は覚悟が違うと。
ただ、朝色々食べてたら時間かかっちゃって遅刻気味になってしまい、このように開始時間ギリギリになってしまった点が反省点です。
ちなみに前日の夕飯は焼肉5人前くらいに白飯6杯くらい食し、朝飯はすき家の牛丼大盛り+バナナ・コンビニパン・おにぎりという120%エネルギーフル充電状態でした。
ここまで食えるのは暴食の才能あると思います。
さすがは蝿の王(ベルゼブブ)。
スタート地点につくと、
開始10秒前〜
の声が聞こえ、いよいよ106.95kmトライアスロンの長い長い一日の始まりである。
▪️スイム1.5km
上にも書いたとおり、彩湖という埼玉・東京民の非常用飲料水の中を1.5km直線で泳ぐ。
今年は何やらリピーター界隈では水が綺麗と騒がれていたようだが、昨年抹茶の中を泳いだ自分にとって、今年は抹茶ラテになったくらいにしか感じなかった。
まあ確かに去年はクロールしてる自分の腕が見えないほどの絶望的な視界だったが、今年は1m先くらいなら何とか見えるレベルであったが。
去年はどこを泳いだらいいかイマイチわからず、ジグザグに泳いだ結果、ロスが多くなってしまったが、今年は
どうせ、最後岸に上がるんだし、岸側の浅瀬を泳ごうと、水深1m〜1.5mくらいの比較的浅いところを岸に沿ってまっすぐ泳ぐことを意識した。
ガーミンウォッチも500mごとに振動するよう設定し、いちいち泳ぎを止めなくてもおおよその距離がわかるようにした。
ただこれ250m毎の方が良かったかもしれん...
浅瀬の方はなぜか人が少なく(まあ手とか足とか底に擦ったりしたら嫌だもんね)、ポジション争いもなく、比較的泳ぎやすかった。
しかし半分の750m泳いだところで緊急事態発生。
脳内サイレン『ウーウーウー!!!』
脳内司令官オレ「どうした!何があった!?」
脳内オペレーターオレ「浸水です!ゴーグル内にレベル1の浸水を確認!!」
脳内司令官オレ「なん・・・だと・・・」
脳内サボりオレ「レベル1の浸水ってほんのちょっと水滴がゴーグルに入っただけでしょ。大げさな・・・」
脳内司令官オレ「馬鹿野郎!この汚い水が目の中に入ってくることを想像してみろ」
脳内サボりオレ「うえっ・・・てかやばいっしょ!!!」
脳内司令官オレ「絶対に目に触れさせるなよ!!!!!」
しかし、ここで立ち止まりゴーグル内の水を排除したとしても、ゴーグル内部はすでに汚染されていることに変わりはない。しかも、ヘタに外してしまったら余計浸水してしまう可能性もある。
うぉおおおおおおおお!!!
絶対にこれ以上入ってくるなよぉおおお!!!!!
と瞳から1cm以内というインファイトで激しい攻防が繰り広げられる。
これは一刻も早くスイムを終えるしかない・・・!!
とやむを得ず加速。
昨年30分28秒もかかったスイムを25分50秒で通過。
※制限時間は34分59秒
「反応・反射・音速・高速、もっと速く、もっと!」
たぶんプール含めて自分史上1500m最速。
またスイムは出場者129人中種目13位であった。
■バイク82km
トランジットまで全速力で走り、2分ほど。
(ちなみに去年は歩いて7分くらいw)
ウエットスーツを投げ捨て、ゼッケンを装着し、ヘルメットをかぶり、補給食のあらかじめ凍らせたウイダーゼリー2つと小さいアミノバイタル2つを背中のポケットに入れ、サイコンのスイッチ入れて河川敷のサイクリングロードにレッツゴー!
バイクについては今回、秘密兵器エアロロードバイクwithDHバーを用意。
※新車については長くなるんでノータッチで!あとでヒマがあったら個別解説します
ツノ持ってガーミンウォッチの心拍160維持だけを意識し、淡々とこぎ続ける。
そのスピードは時速40㎞に迫る勢い。
昨年はMERIDAのSclturaというオールラウンドバイク(どっちかというと軽量バイクだが)で必死に漕いで時速30kmだったので、
これはもう反則ですわ~
周回コースなので何百人と人を抜きさり、粘ってきた何人かも4周目に入るころには光速の彼方に置き去りにしてきました。
というかコース上に唯一200mほどの登りがあるんですが、そこで自分の前に出て差を広げようとしてくる輩がいるんですが
むしろこちらは本職ヒルクライマー
登りの速度が違うのだよ・・・!!!
ということで逆に差を広げて格の違いを見せつけてやりました。
周回に関しては1周10.25kmを17分30秒ほどのペースを維持。
久しぶりにパワーメーターペダルつけて数値見て遊んでましたが、200w前後で漕いでた気がします。
やはりDHバー(エアロバー?)が優秀で、これだけスピードを出しても超絶ラクに進めました。
ちなみにDHバーの形は個人的にSベンド(↓)がオススメです。
なぜならSベンドなら手前の短いまっすぐの部分を持てばストレートになり、曲がっている部分を持てば疑似的にSKIベンドのポジションがとれるので、色々な格好で誤魔化せるからですね。
ただツールドフランスとかのタイムトライアルだとSKIベンドのポジションが多いようですが実際どうなんでしょうね・・・
まあ流行りってありますからね!
バイクに戻って、
4周目にアミノバイタルゼリー、5周目にウイダーゼリー(Apple)、6周目にアミノバイタルジェル1、7周目にアミノバイタルジェル2を投入。
1周ごとに食すことで消化の時間と次への楽しみとしていくスタイル。
そして、おそらくこれで計算上カロリーはゴールまでもつ。
やはり40km/h近くで走っているとはいえめちゃ暑い(この日36℃)ので、飲料用とは別に用意した水ボトルから水を首筋にかけたりしてなんとか凌いでいく。
ちなみに暑さのせいかわからんが、サイコンが途中で止まったんでサイコンにも積極的に水をかけていたところ、6周目くらいで水がなくなりました。ドンマイ。
最終周の最後ら辺は例によってペースを少し落とし、次のランパートに備える。
バイクはトランジット込みで82kmを2時間27分13秒で堂々種目4位!
※制限時間は3時間10分01秒
いやーここまでは良かったんですよ・・・
ここまでは・・・
■ラン23.45km
ここまで2種目通して通過5位(かけ声があった)と大健闘したが、
前々週の富士登山競走、前週のたかはらやまトライアスロン、そして今回のスイム・バイクに全てを出し尽くした私は・・・
続くランパート―――
ウソのように失速した―――
終わり。
いやいやいやw
これで終わらせるワケないじゃないですか!
語りますよ!w
まあ大失速したのは間違いないんだけどね!
昨年は制限時間の2時間45分に対して3時間もかかってしまったラン。
この23.45kmに対して2時間45分という時間設定。
大会側から暗に歩くなと言っていますね、ハイ。
しかし何度も言いますが驚異的な暑さの中、フツーに走ってたら10kmもいかないうちに干からびてミイラになっちゃいます。
そう、今年はどけんかせんといかんということで
ドラえもんのチートアイテムことテキオー灯を準備。
↑なんかピッと光を浴びるだけで高水圧の海底でも宇宙空間でもなんでもいけちゃうやつですね。
僕の大好きな「のび太と銀河超特急(エクスプレス)」でも使っていたやつですね~
そう現代のトライアスロン界のテキオー灯こと最強の日焼け止め、Top Athlete Sun Protect "Fighter"を用意。
お値段なんと日焼け止めのくせしてファイターとクレンジングオイルのSセットで3,900円(税別)!!高い!!!
※上のリンクは日焼け止めだけの商品ですね
しかし最強の日焼け止めの呼び声高く、ウォータープルーフを超えるスウェットプルーフ。
なんと一度塗ると汗だろうがプールだろうが海だろうが同梱のクレンジングオイルを使わないと日焼け止めが落ちないらしい。
*☆*:ゥチラ糸色文寸焼かなぃ宣言ヮラ:*☆*
みたいな感じでしょうか。
日焼け止め一生有効とかFFのオートプロテスかよ・・・
つーか今更だがいい値段したんだし
たかはらやまトライアスロンの前に買えばよかった・・・
というか日焼けは体力持っていかれるし、体が火照って夜眠れなくなるし(別に変な意味じゃないぞ///)、外で長時間運動するときはマストアイテムですよね!
日焼けで体力持っていかれて練習に影響するのももったいないですからね。
そう、時代は既に令和、
日サロに通う時代はもう終わったのだよ...!!!
ちなみに大会後に風呂でゴシゴシ洗っても全然痛くなく『めっちゃスゲー!』とか思ってたら、肩の後ろ側の塗りが甘かったらしく、そのままゴシゴシしてしまい、ひとりで悶絶してました。
なんか商品説明が長くなりましたが、ランに戻ります^-^
最強の日焼け止めを何重にも塗ったので暑さ余裕だろとか思ってただが、めちゃくちゃ熱い。
ランスタート前に、保冷剤を心臓部分に入れ、トニー・スターク↓のように
生命維持を図りましたが、それも驚異的な外気温によりあっという間に溶けてしまい、彩湖の土手1周(約5km;全部で5周する)は持ちませんでした。
それでも、はじめの2~3kmくらい6:00/km(←これでも心拍170overしてしまい、めっちゃ辛い)で走りましたが、一回目の補給所でコーラを飲んだ瞬間、
くぅ〜!!
このコーラ・・・
キンキンに冷えてやがるっ・・・!!
殺人的すぎるっ・・・!!!
このうまさっ・・・
と昨年と全く同じ展開に。
あとはカイジのようにだんだんと堕落していき、ただしかし時間切れにはならないように6:45/kmほどのペースを維持しながら、半周走っては補給所でコーラをむさぼり、象のように水を浴び、適度に休憩しつつ何とか暑さに耐え忍んでいました。
※ちなみに7:00/kmより遅いと単純計算で時間切れ
半周(約2.5km)ごとに現れる休憩所(オアシス)を求めて何とか走り、たどり着いたらバケツとホースで冷水をぶっかけてもらう。
これもうランじゃなくてアイスバケツチャレンジですな。
これだけ水分補給はマメにとかこまめに冷房をとか言ってる時代でよくこんなのやりますよ。
高温注意報上等ってやつです。
しかし最強日焼け止めのおかげか冬場の走り込みの賜物か休憩所以外では何とか歩かずに走り続けることができました。
他の参加者はといえば、総合上位勢はバケモノのように驚異的なペースで淡々と走っていますが(それでも5:00/kmとかです)、そのほかの方々はつらそうに歩いていたり、立ち止まってしまっています。
というかランに移行できればいい方で、スイムやバイクの制限時間切れによりランへ移行させてもらえない人が続出し、走っている人数がスタートの時に比べて異様に少ないという事態が起きています。
さすが完走率29.5%。
そんな中、自分はこのミドルディスタンスのトライアスロンをクリアし、もう二度とやりたくないという確固たる決意と他の参加者が苦しそうにしているのをモチベーションにしながら(おい)、崩れ落ちそうな自我を何とか保っていました。
そう・・・
常にリピーターの側で他の参加者の動きに目を配り、危険を察する感覚を研けば自分の安全は確保できる。
自分の生命は堅守しながら、すぐ傍でリタイアを見物できるショー。
夢多い前途ある若者が食いつぶされていく修羅の場。
完走する気なんかハナからないのさ。
いやw嘘ですよw
ありますよw
と言いながら時間に余裕ができたので
3周目と4周目の登り坂は歩いて登ってました。
なんか100kmマラソンの特集みたいな番組で”坂道は歩く勇気も必要"的なことを言っていたと思うんですよね。
これはなぁ・・・
勇気のウォーキングだ!!
ただ一度歩くと誘惑がめちゃくちゃやばいです。
キャバクラのすごいしつこいキャッチみたいな感じで
「お兄さん!歩きます!?歩いちゃいます!!?」
とガンガンくるので、そこは坂を登り切ったらゆっくりでも走り始めるようにしていました。
そして、このランパートね、とにかく3周目が精神的につらい。
3周目開始地点だと半分いってないし、3周終えても残り2周あるとか思っちゃったりしてね、地獄ですよ。
まあそんなこんなで去年みたいにゲリラ豪雨でもこないかな~なんて雨乞いしながら走り続け、気づけば残りわずか。
しかし、制限時間が迫っているのも事実。
ただこのペースでいけば5分ほど残して制限時間をクリアできる見込み。
だ・・・駄目だ
まだ笑うな・・・
こらえるんだ・・・
し・・・しかし・・・
残り35秒・・・
残り35秒で勝ちを宣言しよう
スタッフ「はーい、ラスト100m折り返しになりまぁ~す」
ニア、僕の勝ちだ。
スタッフ「?????」
ということでゴール。
制限時間まで7分32秒を残してランの記録は2時間37分28秒!種目31位!
※制限時間は2時間45分
いやーランは抜かれまくったね!!
富士登山競走、たかはらやまトライスロンでランの苦手意識がなくなってきて、むしろ俺これランもいけんじゃね?と思ったらコレだよね!
全くまいっちゃうよな!
3種目通しての総合タイムは5時間30分31秒!
※全体の制限時間は6時間30分
ボロボロになって最後ゴールした昨年と比べて1時間近く良いタイム。
そして、ゴールした瞬間
「ああ・・・もうこれ以上走らないんでいいんだ・・・」
と草むらに倒れこみ、なんとも幸せな気持ちになりました。
空、今日ってこんなに晴れてたんですね。
(どっかで聞いたことあるようなセリフ)
ちなみにゴールするときにスタッフから総合16位だよとの声。
ランで11人にごぼう抜かれましたなw
総合16位だと、年代別3位まで表彰らしいのでワンチャンあるかと思いましたが、3位との差が1分30秒差ほどで年代別4位でした。
あのとき登り坂を駆け上がっていたら・・・
いや、無理だな
ランがダメダメだったんでこれで表彰でも嬉しくも何ともないからいいんだけどね!
俺がランの練習そんなにしてなくて命拾いしたな!お前ら!!
張り出されたリザルトを見てみると、今年も129人出場して(時間内)完走者数は38名。
完走率、なんと昨年と同様29.5%
気温は雨の有無が影響したのか今年の方が高かったようです(昨年33℃、今年36℃)が。
いやー今回もっといけると思ってましたがダメでしたね~
ちなみに5周目の最後の補給エイドで
「来年も参加してね!」
と声をかけられ、そのときは力なく右手を挙げて応えましたが
正直いうと二度と参加したくですね、ハイ。
辛すぎるんですよ、運営さん、マジで。
ただこれでロングトライアスロンの出場条件を獲得。
国内でロングディスタンスは
①五島長崎国際トライアスロン大会(通称バラモンキング)
Swim 3.8km / Bike 180.2km / Run 42km = 226.2km
②全日本トライアスロン宮古島大会(通称ストロングマン)
Swim 3km / Bike 157km / Run 42.195km = 202.195km
③全日本トライアスロン皆生大会
Swim 3km / Bike 140km / Run 42.195km = 185.195km
④佐渡国際トライアスロン大会(通称アストロマン)
Swim 4km / Bike 190km / Run 42.2km = 236.2km
の4つのみ。
トライアスロン国内ロング四天王と呼ばれる最強の敵らしいです。
この四皇を全て倒して、いつか国内制覇したいと思います。
海賊王に俺はなるっ!!!
とりあえず今シーズン一番きつかったのは間違いない。
お疲れオレ。
8/6(日)【2019たかはらやまトライアスロン】極限域の進歩~マージナル・ゲイン~
ハアハア...
もう...
ダメだ...
足の裏の感覚がない...
腕が鉛みたいに重い...
ここまでなのか...
ぐはっ...
(遡ること2時間前...)
今日のトライアスロン暑くなるとか俺向きの絶好のコンディションじゃんwwwww
さて今年もやってまいりました!
一昨年の初参加が総合56位(年代別12位)、昨年が総合10位(年代別2位)と順調にジャンプアップしてきて今年目指すのはズバリ年代別1位のみ!!
年代別順位については総合上位3名を除いた年代別ごとに順位がつくので、年代別1位は総合シングルリザルトとほぼ同義ですね。
また、昨年果たせなかった種目別バイク1位についても狙っていく予定。
そう、予定。
昨年は、「まあトライアスロンのバイク1位くらい簡単に獲れるやろ」と高を括り、練習用ホイールにロングライド用のタイヤという舐めプレイして出場したら5位に終わってしまった。
そう、今回は油断しない。
アップダウンコースを見越し、トライアスロンなのに総重量5kg台の超軽量山岳決戦仕様で参加。
速い奴はどこの世界にもいる。
微塵も舐めてはいけない。
今回はトライアスロンの勝ちにこだわった視点を交えてまとめていきたいと思う。
種目1:スイム(1500m)
得意でも苦手でもないスイム。
申告タイムは少しでも前に並べるように『26分59秒』で申告。←狡いw
ちなみに練習回数は大会当日までに3回くらい1500mを泳いだだけ。
あ゛~プール明日行くか~
とか毎日めんどくさがっていたらこの有り様に。
本番2日前に泳がないで(練習しないで)どうやったら速くなるかを真剣に考えた結果、←マジ話
ターンの練習をすることにした。
300m泳いだらプールサイドをあがっての繰り返しが5回。
つまり、ターンの回数は5回×5周回=25回‼
ターンの後の"伸び"の距離まで考えるとこれは馬鹿にならないゾ。
ターンの際に足をついた場所から水の抵抗が最小限になることを意識し、体の姿勢を保持。理想的には一点で矢のように折り返しする感じ。
そして当然のようにウェットスーツ を装備。
これは速く泳ぐためというよりも、楽に泳ぐ(=バイクに体力を残す)ため。
ウエットスーツの浮力により体が自然と一直線になるので、前述のターンにも有効。
また、やみくもに人を抜かすのではなく、
あ、コレ前の人抜いても次のところで詰まって力の無駄だな
と思うところは人の後ろにつくこともいとわない。
とにかく効率重視の効率厨のようにコスパ命で乗り切りました。
スイムはね僕にとってアップなんですよ
周回カウントは手元のGarminでやったら800mちょいしか記録されず若干焦りましたが、リピーターの余裕ですぐに冷静になれたので5周数えるのは苦になりませんでした。
記録は26分39秒で13位/186人!
昨年27分33秒からもランクアァップ!!!
練習してないけどな!!!
種目2:バイク(40km)
さあ来ました。
得意のバイク。
自分はトロイアスロン用のペダルに固定しておけるマジックテープ式のビンディングシューズを持っていないので、普通のダイヤル式のロードシューズに履き替え。
慌てて着替えたらダイヤルの部分の針金が外れて、直すのに20秒ほどロスしてしまいましたわぁ・・・
ちなみにこのバイクという種目、昨年は5位で、STRAVAではKOMまで獲得したが果たして今年はどうか。
つーか今年の2月?頃さらっとSTRAVAのKOM抜かれた通知来たんだが、
こっちはトライアスロンやってんのにロードバイクだけで獲るとかマナー違反だからな!!←負け犬の遠吠え
おい!団長!
お前のことだぞ!!!
こっちは泳いだ後バイク漕いで、ランを見据えて体力残してやらなきゃなんないのに!
ヤレヤレだぜ・・・
ただ今年は違う。
昨年からたぶん1kgくらい軽くした山岳決戦装備で矢板の坂に挑んでいるのだよ。
負けるハズが・・・
何!?
バイクが軽すぎて横風に煽られる・・・だと!!?
いくら山岳のトライアスロンとはいえ、周回コースなので1周のうち1/4は登りがあるが、残り2/4は平坦、さらに1/4は下りです。
完全に誤算でした(馬鹿)
しかも軽さを求めるあまりタイヤを21C(極細)にしてきたので、下りのコーナーがまあ怖い。
平坦も軽すぎてスカスカで進みませんでした、ハイ。
ただ、係員からの水分補給はタイムロスに感じていたので、スタート前にボトルホルダーに半分ドリンクが入った凍らせた状態のボトルを用意し、それで補給するというのは中々良かったと思います。
それだけ。
記録は1時間11分32秒と種目では3位/180人でした。
昨年の1時間12分56秒からタイム自体は多少良くなっているものの、これはたぶん着替えが早くなっただけ。
実際の走行時間(STRAVA比較)ではわずかに昨年の方がいいタイムですからね・・・
俺のKOMの夢が・・・
まあ去年とか呑気に長靴下とか履いてたからね!!
今年はさすがにショート靴下にしたんで、これは戦略的勝利ですね!!!
ちなみに2周回目の最後ら辺は変に飛ばし過ぎず、次のランパートに備え、呼吸を整えておくといいと思います。
種目3:ラン(10km)
バイクからトランジットを終え、すたっふぅ~から
「5番目だよ!!!」
の声が。
やれやれ・・・頑張るしかないか・・・
さあやってきました。
苦手科目数学。
しか~し!
それも昨年までの話!
今年の冬は走り込み(月間100kmいってないけど...)、前週参加した富士登山競走では山頂コース参加者羨望の的、富士登山競走Aゼッケン(五合目1時間50分切り)まで達成していますからね。
坂なら任せてください。
ということで折り返しまでの下り坂をフル加速(4:00/kmを切るペース)。
フォームも改善したこともあり、脚の痛みもゼロ。
ちなみにこの途中で2人抜いたのを確認できたので
俺3位じゃん!!!
※たかはらやまトライスロンでは総合3位まで表彰
とテンションアゲアゲ↑↑で走ってました。
しかし、ここからがたかはらやまの恐ろしいところ。
時間の経過とともに気温がグングン↑↑上昇し、カンカン照りに。
マヂ暑い。
そして、ここで補給を受け取らないという作戦が裏目に。
いや水とか受け取ればいいじゃん!!
と思ったアナタ。
あのね!
男にはね!
絶対に譲れないときがあるんですよ!!
↑あまりの暑さでリアルにこんな感じで走ってました。
それでも1周目(5km)の登り降りまではなんとか強靭な精神力で持ちこたえるも、距離を追うごとに消耗していく体力。
そして2周目のラスト2kmほどの最後の登りだったであろうか・・・
たったったっ
(ん!?)
たったった・・・
!!!
(後ろから足音がっ!!)
たったったっ!!!
!!!
シュバババババ!!!!!
うわぁ~~~~~
待ってくれぇ~~~
行かないでくれぇ~~~
俺の総合表彰台がぁ~~~
じょぼぼぼぼ~~~※失禁
って感じで90番台の人に一瞬で抜かれました。
最後、登りですが5:30/kmとかにペースが落ちていたんで、抜いた人が速いというよりかは自分が遅すぎたんだと思います。
まあただ抜かれるのではなく、多少(数十秒w)は粘れたのでそこは良かったと思います。
なんか抜かれたのがショックで最後の給水所(ラスト1km)で給水&水浴びを実施。
ただ足の裏が相当熱くなっているのが感じられ、腕が鉛のように重く、頭も若干ボケてきているのを感じていたので、
これたぶんもうすでに熱中症ですな!!!
ちなみに『熱中症』ってゆっくり発音してみてください。
ゆっくりですよ~?
んん?
ほらね?
ねっ///チュウしよう///
に聞こえるでしょ~
皆さんも是非明日好きな女の子に言わせて唇を奪ってやってください。
※その後のことは私は一切保証致しません※
とりあえずそのままの順位をキープし、気力でゴール。
ランの記録は46分46秒で8位/178人中と大健闘!
昨年は52分39秒とかで、年代別1位を獲るためにランを7分くらい縮めたいと確か去年のブログで書いていたと思うので有言実行といったところか。
3種目あわせた総合タイムが、2時間24分57秒となんとか2時間25分切り。
昨年の20代男子の年代別1位(総合3位を除いた年代別1位ね)のタイムが2時間25分ほどだったので、なんとか年代別1位は手に届いた感じだろうか。
まあ目に見える範囲で4位な感じだったので、後ろからまくりまくるやつがいない限り・・・つーかいないと信じたいので、年代別1位はゴールした瞬間獲得できたとは思った。
そして熱中症気味のまま第4の種目:ダウン用に開放されているプールにDIVE to Sky。
コレ最高に気持ちいいかもしれん。
まさにえもいえぬ快感。
その後、補給所にお邪魔し、浴びるほど水を飲む。
もちろん第5の種目のカレーについても何とかクリア。
つーか、今年のカレー辛すぎじゃね。
そして順位発表まで時間がありそうだったので参加賞として配られる銭湯無料券を利用し、第6の種目:お風呂へ。
日焼けしてて体洗うとめっちゃ痛いwww
少しゆっくりしてから会場戻るとちょうど表彰式。
さてさて結果は・・・
!!!
総合3位ですやん!!!
マンモスうれピー!!!!!
えーっと、なんか最後ランで抜かされた90番台の人はオリンピックディスタンス(スイム1.5km;バイク40km;ラン10)ではなく、スプリント(スイム0.75km;バイク20km;ラン5km)だった模様。たぶん。
年代別1位が獲れればいいと思っていたがまさか総合の表彰台を獲得できてしまうとは。
※何度もいうけど年代別1位はあくまで総合上位3人を除いた順位であって、総合3位というのは年代別1位すら超越した存在なのだよ‼
自分が初めて参加した2年前は総合3位とかの人たちの記録を見て
うわ、何コイツら、速すぎ...
気持ち悪っ!!
↑失礼
とか思っていたが圧倒的な才能とそれに驕らない不断の努力にとより遂にココまでやってきてしまったか。
よく頑張った!
感動した!!
俺!
えーっ、なんか例年に比べて総合上位タイムが遅いような気がしますが、そのような意見は無視します。2019年の真夏のたかはらやまを全体の3番目に良いタイムで走り抜けた。それでいいじゃないですか!
過去ではなく、そう今が大事。うん。
ちなみに今回の参加賞Tシャツとか完走賞のタオルみて
今年のたかはらやまトライスロンは「桃(モモ)」推しなのか~
矢板市って桃が名産なんだな~とか思ってたんだが
『挑』(いどむ)だったのね
帰ってから気づいたわ!!!
いやまだ『逃』(にげる)という可能性がワンチャン…??
答えは謎ですわぁ~
まあ今年は念願の年代別1位を越えた総合表彰台を獲得できたので
これで正直たかはらやまトライアスロンは引退して次のステージに行こうかと思いますわ~
ここまで俺を強く育ててくれてありがとう。
たかはらやま。
7/26(金)【2019富士登山競走】こーこはふーじのほそみちやー
過酷に挑む、
価値はある
↑このキャッチコピーかっこよすぎ。
どうも!
今回は趣向を変えて富士登山競走に行ってまいりましたのでその様子を残していきたいと思います。
こいつヒルクライムやったりマラソンやったりトライアスロンやったりいろいろ定まってないのにまたなんか始めたよと思ったアナタ。
もう一回富士登山競走のキャッチコピー読んでください。
過酷に挑む、
価値はある。
はい、オッケーです。
そこに理由なんてないんですよ。
過酷には挑む価値があるんですよ。
富士登山競走を知らないけどなんかググるのもめんどくさいよ~という現代っ子の読者の方向けに一応説明させていただくと、
誰が決めたか市民ランナー(マラソンランナー)のグランドスラム(三冠王的なやつ)の条件が
・富士登山競走 完走(4時間半以内)
らしいのですが(いわゆる「速い」「長い」「高い」らしいです)、
その3つ目に富士登山競走が入ってるんですね。
んで、
この『富士登山競走 完走』とは、ふもとの富士吉田市役所から富士山頂(3776m)まで一気に走って駆け上がるレースらしいんですよ。
俺「ふ~ん。富士山とか登るのダルそうだから今まで登山すらしたことなかったけど、4時間半でヒョッと登れるならそれいいじゃん。富士山登ったことにもなるし。」
と完全に山を舐めた初心者みたいな感じで参加決定。
ただし運営側もこんなバカが応募してくるのがわかっているのか、いきなり山頂コースは走らせてもらえず、山頂の約半分となる五合目ゴールコースをそれなりの時間(2時間20分以内)でゴールすると翌年の山頂コース参加の権利を獲得できるらしい。
ちなみに一説によるとこの五合目コースを2時間20分というのはフルマラソン的には3時間30分(サブ3.5)くらいの走力が目安になるらしい。←えw
これにはボクも「俺のフルマラソンの自己ベスト3時間57分だけど質問ある?」状態である。
まあでも大丈夫っしょ。
最強ヒルクライマーだし。
つーか後でわかるけど山登りとフルマラソンは一概に比べられないよね!!
とりあえず6月はじめの富士ヒルクライムが終わってから通勤とかでちょこちょこ走ってみた。
片道4kmをキロ6分ペースくらいで走っていただけなのでこの通勤ランに走力アップ的な意味があったかどうかは知らない。
ゼロベースランニング 走りの常識を変える! フォームをリセットする!
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ただ、自分はこれまでフルマラソン2回出場しているのだが、いずれもゴール後はリアルに脚を引きずりながら泣く泣く移動するという醜態をさらしており、「これフォームが悪いんじゃね?」と上記本を参考にフォームをリセットすることには取り組んでいた。
まあフォームに関してはまたフルマラソンの時に語りますか・・・
そして、7月あたまの戦国ヒルクライムが終わった段階で本格的にランでの山登り練習を開始。
といっても地元・赤城山を2回登ったのみだが。
内容は下のような感じ。
●1回目 上細井交差点~旧料金所 天気:雨
距離8.9km 斜度4.4%くらい 56分12秒 平均心拍142bpm
●2回目 畜産試験場(近くのセブン)~姫百合駐車場 天気:小雨
距離10.2km 斜度6.0%くらい 1時間6分40秒 平均心拍 144bpm
ちなみに平均心拍載せたのは、山登りしてても俺の心拍ツエーーー状態を自慢したかったから。
レース本番とかだと心拍は170overなので、オレにとって昼下がりのコーヒーブレイクみたいな感じである。
また1回目と2回目の間に富士山周辺に行く用事があったので実際のコースを途中まで試走&下見。
★試走 富士吉田市役所~馬返し 天気:曇り
距離10.5km 斜度6.0%くらい 1時間8分37秒 平均心拍146bpm
富士登山競走の五合目コースは、距離でいうとスタートから3分の2くらい(馬返し)までが舗装路を走るいわゆる『ロード』区間、残り3分の1が登山道の『トレイル』区間となる。
五合目コースを2時間20分以内にゴールするためには『ロード』区間の馬返しまでを1時間10分を切るくらいで走る必要ありとのこと(ネット調べ)。
なので赤城山ヒルクライムコースである舗装路をランで走るのは馬返しまでの『ロード』区間を想定するのであればそれなりにいい練習となるようである。
そして試走の段階でさらっと馬返しまで1時間10分を切ってしまったワタクシ。
しかも写真とか撮りながら&若干コースとか迷いながら達成してしまった。
天才じゃったか・・・
まあ練習はこんな感じ。
フツーに行けば2時間20分切りはほぼ確実。あわよくば2時間切り狙えんじゃね?
と楽勝モードのまま本番当日へ。
そして本番の日。
雨がぱらつき、Not Good Tenkiということで山頂コースが五合目打ち切りになったとのこと。しかもスタート1時間前を切っていた中でのアナウンスだったと思う。
ちーんwwwww
...これ山頂コースに意気込んで五合目打ち切りになったらと思うと涙出るわ。
そんな中、五合目コース参加の自分はのんびり準備しながら、フルマラソンガチ勢は朝飯は牛丼という情報をつかみ、さっそくリスペクト意識ですき家へ。
んで会場につき、さて預け荷物だ!というところで計測チップを宿に忘れてしまったことに気づき、宿のおかみさんに電話で泣きつくと届けてくれることに。
サンキューさっちゃん!
愛してるぜ!!!
ということで、無事スタート。
五合目までを細かく区切りながら自分の最高の走りを振り返っていきたいと思う。
平均斜度はたぶん2,3%くらい
スタートはダラダラしていたこともあり、最後尾スタート。
なんかマラソン大会とかより若干みんなピリピリしている感じがして、あれに割り込んでスタートしようという気はおきなかった・・・
スタートの合図とともに集団が加速し、自分もつられて5:00/kmペースに。
みんな本番のときのスタートってほとんどの人がオーバーペース気味だよね!
自分は前がつまっていることもあり、アップも大事(←アップしていない)と自分に言い聞かせ、そこまで飛ばさず、冷静に走れた...と思う
商店街の通りへ左折するまでは距離が短いですが平坦なのでちょうどいいアップですよ!!
商店街の通りに入り浅間神社へ向かう緩やかな登りに入ると急にSunSunと太陽が降り注ぎ始めて、「これマジ山頂コースの人かわいそ過ぎるだろ・・・」とか思いながら、一定ペースで走り続けた。
神社まで(神社にある給水所まで)14分50秒くらいだったかな?
割といいペースであった。
ちなみに他のブログを見て気づいたのだが、歩道は走ってはいけないらしい。
ごめん。追い抜くときとかに知らずにちょっと走ってしまった。
これを見た人は気をつけた方がいいと思う。
②中の茶屋(7.3km)まで
平均斜度5,6%くらい?
神社の給水は一番奥から2番目くらいで受け取ることに。
というか補給は混雑しやすいから、人が多い前方は避けて、補給ポイントの前方に固まっている人たちを走って追い抜いて、一番奥から2番目くらいの人から給水を受け取る
と失速を最小限に走れると思うよ!
ちなみに一番奥から2番目というのは、一番奥にしちゃうと給水ミスったりすると悲しいことになるからね・・・(体験談
神社過ぎて若干斜度も上がるが道幅が2車線で広くなるのでむしろ走りやすくなる。
少し前の人に着いていこうと目標を持ちつつ、その人を抜いたらまた別の目標人を探すの繰り返しで速く走れると思います。
自分は左右の大胸筋を前から糸で引っ張るという斬新なイメージで体幹を意識しつつ安定した走りを見せつけられたと思います。
ちなみに中の茶屋の給水ポイントまで37分50秒くらいだった気がします
③馬返し(10.8km)まで
平均斜度6,7%くらい?
中の茶屋給水ポイント直前の『山頂まで596分』という土日のトイ・ストーリーマニアばりのギャグみたいな看板を過ぎ、一気に斜度上昇&路面状況が凸凹に。
これは脚くじくレベルですわ~
前日夜のYoutube(↓)で一夜漬けレベルで学んだ足の横の幅を広げて進むのと第7頸椎を意識。
【ほのか】【富士登山競走】いざ試走会!レジェンドからの金言も!
ほのかたんもえ〜^^
馬返し直前の坂がキツ過ぎて歩いてんのか走ってるのかわからないレベルでなんとか到着。体感的には中の茶屋から馬返しまでって結構長く感じる。。。
手元の時計で1時間ジャストくらい。
このとき「アレ?これ2時間切りいけんじゃね?」と思えるくらい余裕はあった。
④五合目(15km)まで ※登山道
馬返しまでは急坂をヒィヒィ言いながら走る必要があったが、トレイル区間に入ると道が狭くなり人を追い抜きにくくなるので自然と徒歩が増え、呼吸は落ち着く感じ。
ただなぜか力が余りまくっていた自分はめちゃくちゃ人をかき分けて進んだ。
だってペース遅いんですもん!!
自分せっかち(B↓S↑)なんですよね。
馬返しまで8割くらいの力でいけるとよいとの先人の教えでしたが、自分は温存しすぎたのだと思います。
自分の周りは登山道でも呼吸がゼェゼェ整っていない人が結構いました。
ただ脚だけで力任せに登ると脚がお通夜状態になることは容易に予測できたので、小股を意識し、大股で登るときは腕を膝につきながら全身の力を使うことを意識した。
こちらは本職ヒルクライマー
登りのスピードが違うのだよ・・・!!
高標高をもろともせず、パワーウォークでぐいぐい進む。
しかしトレイル区間に入り、ロードと違い1km進むのに10分とかかかるんでイマイチ最適なペースをつかみきれない。
しかも本番のときはゴールまで何kmかよくわからなかったので(無知)、
あれ?ゴールまだかな?
といった感じで力の入れどころがわからない。
「あと1.2kmだよ!頑張って!」
と言われても、
1.2kmって...あと結局何分なんだ!?
と惑わされまくってました。
そして、トレイル区間が終わり、舗装路に入ったところで
道路キターーー!!
コレどうみてもゴール前的なやつーーー!!
と最後の力を振り絞り、ラストスパートをかけるも数百メートル進んだところで再びトレイル区間へ。←えw
終わった。。。
俺の脚は今ここで終わった。。。
とメンタル崩壊し、大失速するも少し進んだところでなんとかゴール。
ゴール前わかりにくすぎ。
記録は1時間46分15秒(公式)
ちな馬返しから45分ほどで五合目到着した模様。初トレイルながら速すぎじゃなかろうか。
...まあこれについては人をかきわけて進んだからね。
自分はカイジの鉄骨渡りに参加したら前の人を押すのに1秒も躊躇わないと思います、ハイ。
順位については五合目参加者1130人中、83位と上位7%ほど。
そして、後でわかったんだが五合目1時間50分を切れると翌年の山頂コースで有利なスタートウェーブ(いわゆるAゼッケン)からスタートできるらしい。
Aゼッケン組の山頂コース完走率は90%を超えるらしい。
グランドスラムかなんか知らんが楽勝すぎワロタwww
まあ今回も行けと言われれば山頂まで行けたと思います、ハイ。
いやホントに。
同じ時間にゴールしたくらいの人たちと話してみるとフルマラソンサブスリーレベルの人ばかりだったので、これはもう同時にサブスリー達成ということでいいのではなかろうか、うん。
調子乗っちゃって。
ちなみにゴールしたところでウダウダしているとゴールしたちゃんほのと運良く写真撮影してもらえた。
てかYoutube写っとるやん!!
※38:00過ぎ
なんかこういうのミーハーで嬉しいんですよね、自分。
まあ来年は山頂コース走って、かる〜ぅくゴールしてやりたいと思いますわぁ〜。
ということで
来週トライアスロン(オリンピックディスタンス)、再来週トライアスロン(ミドルディスタンス)、再来来週ヒルクライムと今回の富士登山競走を入れると4週連続での大会参加。
体力は(たぶん)余裕だが、
ブログ更新が間に合わなすぎるってばよ・・・
ということでお疲れ様でした。
富士山もっと過酷かと正直思ってました^^(煽っていくスタイルぅ!!
7/7(日)【2019戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山】あっぱれ!戦国大合戦
~2019年シーズン前半振り返り~
富士ヒル・ゴールドリングのために猛練習に勤しむも、
残り12秒というとこで惜しくも逃す!
この悔しさは俺だけのもの。
決して誰にも譲らない。
次に獲得目指すは天下の戦国ジャージ。
果たして彼の命運やいかに!!
最強ヒルクライム日記
2019年第四戦目
「俺の涙は俺が拭く」
ということで
2019年エクストラクレジット
戦国ヒルクライムにいって参ったでござる。
この戦国ヒルクライムのポイントは3つ
①武田信玄ゆかりの地にちなんだ戦国コスプレ大会
②距離11.7km標高差1138m平均勾配9.7%の激坂決戦
③総合上位24名には「武田二十四将」の称号とともに『二十四将ジャージ』が贈呈される
個別解説でござる。
どどん!
①武田信玄ゆかりの地にちなんだ戦国コスプレ大会
会場にほら貝の音が響き渡ったり、鎧を着たおっさん侍がスタートを見送ってくれたりとコンセプトがしっかりしている珍しい大会。
仮装賞・戦国名言賞なども用意されており、それを狙いにきている装いが目立ったりとむしろイベントといった方が正しいかもしれない。
ただこの大会、理由は後述するが名立たるヒルクライマーたちが集結する舞台でもあるので、絵的にはガチ勢とコスプレ勢が混在するというなかなかカオスなアレ。
僕も来年はコスプレガチ勢として馬に乗って出ようかと思いました。
まあただ自分自身、武田信玄とかそんなに好きじゃないんですよね...
え?
じゃあ何が好きかって?
やっぱり真田幸村ですよね!!
「武士(もののふ)の意地、とくと見よ!!」
戦国無双知識だけで語ってゆくぅ~↑↑↑
ちなみに『風林火陰山雷』の人は好きです。
②距離11.7km標高差1138m平均勾配9.7%の激坂決戦
前述のとおり戦国仮装賞なども用意されており、さぞかしゆるポタなコースと思いきや、平均勾配9.7%という超がつくほどマジキチな激坂コース。
これだけ(仮装なりして楽しもう的な)コンセプトとコース設定に乖離がある大会は初めてですよ。
だって平均9.7%ですよ皆さん!
あと0.3足してみてください。
平均勾配10%ですよ!!?
参考に富士ヒルクライムが平均勾配5.2%、最大勾配7.8%ですよ?
あの赤城山の最大勾配が9.7%(平均だと6.4%らしい)ですからね???
しかも途中休みどころ一切無し。
あゝ・・・無常なり・・・
まさに漢の山登りですな。
僕クライマーじゃなくてオールラウンダーなのに。。。
③総合上位24名には「武田二十四将」の称号とともに『二十四将ジャージ』が贈呈される
この大会にガチ勢が集結する理由はなんといってもこの『二十四将ジャージ』
であろう。
強い人はだいたいコレを獲りにきている気がする。
かくいう私もその中の一人であるワケだが。
ちなみに300名ほどの規模の大会だが侮るなかれ。
総合上位24名に入るのは富士ヒルのゴールドリング獲得相当の実力が必要とのこと(ネット調べ)。
...ただ緩斜面の富士ヒルと激坂の戦国HCを安易に比較はできないと思うけどね‼
ほう・・・?
このセミゴールドリングの俺様にうってつけの獲物やないの!!
※2019富士ヒル1時間05分11秒
ってことで今回参加を決めた感じですかね。
まあパワーウエイトレシオ(w/kg)で4.5倍くらいが目安なのかな?(適当)
最近パワー計測サボってるからよくわからんけどね
(パワーを測らないことで前向きにいくスタイル)
タイム的には参加する人にもよるだろうけど、
だいたい50分切れればジャージ獲得圏内みたいです。
まあ気持ち的には富士ヒルのリベンジマッチだよね。
ということで個別解説終わり。
それでは当日の様子をどうぞ。
いざ出陣じゃ〜!!!
スタートから甘利山入口までの4.8kmはやや長めのパレード区間。
具体的にはスタート地点であるみだい体育センターから県道12号線を北上し、甘利山入口の信号を左折、1kmほど坂を登ったところに計測開始地点が存在する。
最初の県道はもちろん平たん道。
しかし、甘利山入口信号を曲がった瞬間、体に異変を感じる。
う・・・
おおっ・・・
な、なんて重力だ・・・!
だいたい通常の5倍くらいか!!?
※重力は変わりません
まだパレード区間・・・
しかも入口でこれか!!!
・・・と、
まるで重力が強くなったかのような激坂を味わうことに。
そしてたどり着く計測開始地点直前の給水所。
!?
みんな休んでやがるっ!!!
確かにこのまま激坂を登り始めるより一度脚を休めたほうが正解・・・か?
いやっ・・・
違う・・・!?
これは・・・
様子見している・・・だと!?
たぶん達人同士の勝負は一瞬で勝敗がつくように頭の中で攻防が行われるとかいうアレですな。
自分も速そうな人がスタートしたところで適当にスタート。
そして開始直後から味わう激しい登り坂。
これは重力10倍くらいか・・・!!?
※重力は変わりません
通常のヒルクライマーであれば失速は免れないであろう。
フフ・・・
なるほどね・・・
こんな激坂ひとりでなんて登り切れっこねえ・・・
ならば・・・
おそらくいるハズだ・・・
この中に・・・
運営側が用意したゴールドリングの実力者が!←えw
そいつの動きをコピーする!!!
どん!!!
まずは手始めにコイツから・・・!!
スーッ・・・
脳内ギャラリー「アイツ・・・ハンドルから手を離したぞ!!!」
※実際にはハンドルから手は離していません
自動追尾機能
゛レーダークルーズコントロール゛発動!!!
前の選手の呼吸、リズム、ケイデンスをあわせることで
動きをコピーする!!!
やっちゃえ日産。
ということで追尾開始。
オレの脚がよどみなく動いている・・・
フフフ・・・
どうやらいきなりこいつで『当たり』のようだな!
と、まあ上のようなやりとりが実際にあったかどうかはアレですが、登りは人と競ったほうが速く登れますよね。
それは激坂とて例外ではないと思います。
平均勾配が9.7%ともなるとレースだけど集団もクソもないので、個の力の勝負と思いがちですが、こういう負けん気でいかに通常以上の力を発揮させるか(メンタルドーピング)がポイントですよね。
ということで第1給水所(約4.4km地点)到着。
※計測開始地点の給水所が第1だとすると第2だけど
ここまで50分ペース目標の17分切るくらいだったかな?
途中一瞬勾配が緩んだような気がするが、
本当に一瞬だけでしかも6%くらいが300mほどあっただけではなかろうか。
キツすぎんぞ・・・コレェ・・・
しかもこの辺りで自動追尾でロックオンしていた人に引き離されるという過酷な現実を目の当たりにする...
脳内ギャラリー「ハッハッハ!馬鹿め!!自分の実力も把握してないクセに人についていこうとするからそうなるんだよ!!この恥知らずが!!!」
・・・恥?
まだだ・・・
諦めるな・・・
遅れることなど何も恥ではない!!!
そこから這い上がらないことこそ恥なのだよ!!!
たとえ一人になっても全力を注ぐのみ・・・!!!
脚クルクルクル...
脚クルクルクル...
脚クルクルクル...
いやダメかもしれんね、コレ。
自分はレース本番ではパワーメーターも心拍計もつけないという『フリーメーターサイクリスト』なのでパワーによる指標がないので己の感覚のみを信じて登ってゆく。
そう、パワーメーターは確かに便利ですが、出力の数値だけを頼りにしている選手はレースでは勝てません。創造性を発揮し、自分の感覚に耳を傾けることが必要なのです
~フリーメーターサイクリスト教・第一の教え~
とりあえず無駄に下ハン持ってみたり、色々ポジション変えたりしてました。
そんな感じで最終給水所(約7.1km地点)通過。
時間は予定通り31分くらいだった気がする。
そして、ここから九十九折が多く出てくる。
あ、そうだ
みんな平均勾配9.7%にビビってるようだが
一流の皆さんのこと
そんな見かけだけのハッタリに惑わされている奴はいねーよな?
九十九折の内側を攻めれば確かに急勾配だが、
アウトコースはインコースに比べて4%ほど勾配がなだらかになる!!
そうこれは激坂を走る大会でなくていかに緩い斜面を自分で見つけて楽に走るかが重要なのだよ!!!
激坂真っ向勝負は二十四将ジャージ獲得には不要やで!!
ということで途中、写輪眼の第二のコピー先も見つけることにも成功し、淡々と登っていく。
そして残り1km...
最強の目はほんのわずかな斜度の緩みを見逃さなかった...
後ろから飛ばしてきた人を風除けに←おいw
加速!!!
下ハン持ってぇ!
バイク振って!
獲るで!!
二十四将!!!
ゴールドリングまで12秒差に泣いた富士ヒルクライム
残り1キロォ・・・3分ほどやろ?
今度は絶対に離さへんで!!!
覚悟なきものは自分の涙でさえも自分でぬぐえない!!!
万物を置き去りに急斜面ながらフルスピードでゴール。
手元の時計で49分10秒ほど
二十四将ゲッツ。
※もちろん全体のリザルト出るまでは未確定です
ゴールした瞬間そう思った。
まあ50分切り目標設定にしてたんでとりあえず良かった。
下山まで2時間くらい?あったので雨が降りしきる中、
とりあえずスイカとかかき氷とか食っていた。
めっちゃ体冷えた。
そして先にゴールしている面々と紳士の社交をば。
話にきくとトップゴールは44分を切っているらしい。
同じ年代別1位の人でも45分切り。
ふぇ~
強すぎるよぉ~ 【CV 田村ゆかり】
そして10時20分頃、全員が登り終わったところで一斉下山開始。
下山のときに再確認したが
やっぱりこの坂おかしすぎるやろ。。。
急斜面すぎてブレーキ握る手が壊れるかと思いました。
命からがら会場にたどりつくと
結果が張り出されていました
総合14位!!
二十四将ゲッツ。
ちなみに後で調べたら参加者のうち富士ヒルゴールド獲得者が17名+プラチナ獲得者2名の合計19名もの刺客が送り込まれていたようでした。
もちろん富士ヒルに参加していない猛者もたくさんいると思うので何とも言えないのですが・・・
富士ヒルのタイム順だけでいえば自分は20番目くらいだと思うんで、14位はまあ上出来だったのではないでしょうか。
少なくとも5人のゴールド獲得者よりかは速かったみたいですしね。
勝って兜の緒をしめろ?
ゆるゆるやで自分!!!
おう!
ゴールド獲れなくて悔しいのうw悔しいのうw
そして一応年代別の記録も確認してみると
なんと3位でした。
うーん・・・まあ嬉しいが総合14位だからな・・・
正直、いいのかな?という感じ。
ちなみに総合上位24位を年代別順位で示すと下の感じ。
総合1位 ロードB(30代)1位
総合2位 ロードA(~29)1位
総合3位 ロードB(30代)2位
総合4位 ロードB(30代)3位
総合5位 ロードB(30代)4位
総合6位 ロードB(30代)5位
総合7位 ロードB(30代)6位
総合8位 ロードA(~29)2位
総合9位 ロードC(40代)1位
総合10位 ロードB(30代)7位
総合11位 ロードC(40代)2位
総合12位 ロードC(40代)3位
総合13位 ロードB(30代)8位
総合14位 ロードA(~29)3位←ようやく自分
:
※戦国HCはエキスパート部門みたいなやつはなし
30代強すぎぃ!!!
なんか今回は20代は例年に比べて層が薄かったらしいですね。
(人の勝手な意見を真に受けるタイプ)
まあラッキーでもなんでもいっか!
最後とかちょっとだけだけど頑張ったし!
てゆーか皆さん最後のスプリント見ましたか!?
これが年代別表彰台の走りですよ!!!!!
(すぐ調子に乗るタイプ)
最後は二十四将の写真撮影までバッチリ決め、もう武将の貫禄。
※身長1cm盛りました、ごめんなさい。
自分は14番目だったので、これで万が一誰かに負けた時も
:::::::: ┌──────────────── ┐
:::::::: | 十四将がやられたようだな… │
::::: ┌───── └───────────v───┬┘
::::: |フフフ…奴は武田二十四将の中でも14番目 … │
┌────└─────────v─┬─────────┘
| 名も無き奴ごときに負けるとは │
| 二十四将の面汚しよ │
└────v───────────┘
|ミ, / `ヽ /! ,.──、
|彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |!
`,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡
T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='|
/人 ヽ ミ='/|`:::::::/イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ /
/ `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\
っていう憧れのアレができるワケですね!!
ただ14番目か~
13人に入れてれば時の番人(クロノ・ナンバーズ)ごっこ、10人に入れればさらに十刃(エスパーダ)ごっこできたんですが、ここら辺はまだ自分の実力不足なのでしょう。
恒例らしいジャンケン大会も残ってみましたが全てハズレでした。
あ~
エース栗原のサイン入りカレンダーめっちゃ欲しかったわぁ~
ていうか会場でエース栗原を大会ゲストなのに走って登る頭おかしい人みたいな感じで扱ってた(個人的主観)けど
あの甘利山の激坂をランで1時間10分ってめちゃくちゃ速いからね!?
さすがプロトライスリート。
というかなんか好きだわ~www
あ
エース栗原さんのブログここに(勝手に)貼らせてもらいますね^^
まあとりあえずロードバイク前半戦としては満足のいく〆になったのではなかろうか。
今年はここから富士山(ラン)とトライアスロンでも結果を残していきたいと思います。まる。
戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山
戦績
総合拾肆位
年代別参位
ここで一句...
夏草や
兵どもが
夢の跡
毎年恒例だがスイムとランがやばいってばよ・・・