8/6(日)【2019たかはらやまトライアスロン】極限域の進歩~マージナル・ゲイン~
ハアハア...
もう...
ダメだ...
足の裏の感覚がない...
腕が鉛みたいに重い...
ここまでなのか...
ぐはっ...
(遡ること2時間前...)
今日のトライアスロン暑くなるとか俺向きの絶好のコンディションじゃんwwwww
さて今年もやってまいりました!
一昨年の初参加が総合56位(年代別12位)、昨年が総合10位(年代別2位)と順調にジャンプアップしてきて今年目指すのはズバリ年代別1位のみ!!
年代別順位については総合上位3名を除いた年代別ごとに順位がつくので、年代別1位は総合シングルリザルトとほぼ同義ですね。
また、昨年果たせなかった種目別バイク1位についても狙っていく予定。
そう、予定。
昨年は、「まあトライアスロンのバイク1位くらい簡単に獲れるやろ」と高を括り、練習用ホイールにロングライド用のタイヤという舐めプレイして出場したら5位に終わってしまった。
そう、今回は油断しない。
アップダウンコースを見越し、トライアスロンなのに総重量5kg台の超軽量山岳決戦仕様で参加。
速い奴はどこの世界にもいる。
微塵も舐めてはいけない。
今回はトライアスロンの勝ちにこだわった視点を交えてまとめていきたいと思う。
種目1:スイム(1500m)
得意でも苦手でもないスイム。
申告タイムは少しでも前に並べるように『26分59秒』で申告。←狡いw
ちなみに練習回数は大会当日までに3回くらい1500mを泳いだだけ。
あ゛~プール明日行くか~
とか毎日めんどくさがっていたらこの有り様に。
本番2日前に泳がないで(練習しないで)どうやったら速くなるかを真剣に考えた結果、←マジ話
ターンの練習をすることにした。
300m泳いだらプールサイドをあがっての繰り返しが5回。
つまり、ターンの回数は5回×5周回=25回‼
ターンの後の"伸び"の距離まで考えるとこれは馬鹿にならないゾ。
ターンの際に足をついた場所から水の抵抗が最小限になることを意識し、体の姿勢を保持。理想的には一点で矢のように折り返しする感じ。
そして当然のようにウェットスーツ を装備。
これは速く泳ぐためというよりも、楽に泳ぐ(=バイクに体力を残す)ため。
ウエットスーツの浮力により体が自然と一直線になるので、前述のターンにも有効。
また、やみくもに人を抜かすのではなく、
あ、コレ前の人抜いても次のところで詰まって力の無駄だな
と思うところは人の後ろにつくこともいとわない。
とにかく効率重視の効率厨のようにコスパ命で乗り切りました。
スイムはね僕にとってアップなんですよ
周回カウントは手元のGarminでやったら800mちょいしか記録されず若干焦りましたが、リピーターの余裕ですぐに冷静になれたので5周数えるのは苦になりませんでした。
記録は26分39秒で13位/186人!
昨年27分33秒からもランクアァップ!!!
練習してないけどな!!!
種目2:バイク(40km)
さあ来ました。
得意のバイク。
自分はトロイアスロン用のペダルに固定しておけるマジックテープ式のビンディングシューズを持っていないので、普通のダイヤル式のロードシューズに履き替え。
慌てて着替えたらダイヤルの部分の針金が外れて、直すのに20秒ほどロスしてしまいましたわぁ・・・
ちなみにこのバイクという種目、昨年は5位で、STRAVAではKOMまで獲得したが果たして今年はどうか。
つーか今年の2月?頃さらっとSTRAVAのKOM抜かれた通知来たんだが、
こっちはトライアスロンやってんのにロードバイクだけで獲るとかマナー違反だからな!!←負け犬の遠吠え
おい!団長!
お前のことだぞ!!!
こっちは泳いだ後バイク漕いで、ランを見据えて体力残してやらなきゃなんないのに!
ヤレヤレだぜ・・・
ただ今年は違う。
昨年からたぶん1kgくらい軽くした山岳決戦装備で矢板の坂に挑んでいるのだよ。
負けるハズが・・・
何!?
バイクが軽すぎて横風に煽られる・・・だと!!?
いくら山岳のトライアスロンとはいえ、周回コースなので1周のうち1/4は登りがあるが、残り2/4は平坦、さらに1/4は下りです。
完全に誤算でした(馬鹿)
しかも軽さを求めるあまりタイヤを21C(極細)にしてきたので、下りのコーナーがまあ怖い。
平坦も軽すぎてスカスカで進みませんでした、ハイ。
ただ、係員からの水分補給はタイムロスに感じていたので、スタート前にボトルホルダーに半分ドリンクが入った凍らせた状態のボトルを用意し、それで補給するというのは中々良かったと思います。
それだけ。
記録は1時間11分32秒と種目では3位/180人でした。
昨年の1時間12分56秒からタイム自体は多少良くなっているものの、これはたぶん着替えが早くなっただけ。
実際の走行時間(STRAVA比較)ではわずかに昨年の方がいいタイムですからね・・・
俺のKOMの夢が・・・
まあ去年とか呑気に長靴下とか履いてたからね!!
今年はさすがにショート靴下にしたんで、これは戦略的勝利ですね!!!
ちなみに2周回目の最後ら辺は変に飛ばし過ぎず、次のランパートに備え、呼吸を整えておくといいと思います。
種目3:ラン(10km)
バイクからトランジットを終え、すたっふぅ~から
「5番目だよ!!!」
の声が。
やれやれ・・・頑張るしかないか・・・
さあやってきました。
苦手科目数学。
しか~し!
それも昨年までの話!
今年の冬は走り込み(月間100kmいってないけど...)、前週参加した富士登山競走では山頂コース参加者羨望の的、富士登山競走Aゼッケン(五合目1時間50分切り)まで達成していますからね。
坂なら任せてください。
ということで折り返しまでの下り坂をフル加速(4:00/kmを切るペース)。
フォームも改善したこともあり、脚の痛みもゼロ。
ちなみにこの途中で2人抜いたのを確認できたので
俺3位じゃん!!!
※たかはらやまトライスロンでは総合3位まで表彰
とテンションアゲアゲ↑↑で走ってました。
しかし、ここからがたかはらやまの恐ろしいところ。
時間の経過とともに気温がグングン↑↑上昇し、カンカン照りに。
マヂ暑い。
そして、ここで補給を受け取らないという作戦が裏目に。
いや水とか受け取ればいいじゃん!!
と思ったアナタ。
あのね!
男にはね!
絶対に譲れないときがあるんですよ!!
↑あまりの暑さでリアルにこんな感じで走ってました。
それでも1周目(5km)の登り降りまではなんとか強靭な精神力で持ちこたえるも、距離を追うごとに消耗していく体力。
そして2周目のラスト2kmほどの最後の登りだったであろうか・・・
たったったっ
(ん!?)
たったった・・・
!!!
(後ろから足音がっ!!)
たったったっ!!!
!!!
シュバババババ!!!!!
うわぁ~~~~~
待ってくれぇ~~~
行かないでくれぇ~~~
俺の総合表彰台がぁ~~~
じょぼぼぼぼ~~~※失禁
って感じで90番台の人に一瞬で抜かれました。
最後、登りですが5:30/kmとかにペースが落ちていたんで、抜いた人が速いというよりかは自分が遅すぎたんだと思います。
まあただ抜かれるのではなく、多少(数十秒w)は粘れたのでそこは良かったと思います。
なんか抜かれたのがショックで最後の給水所(ラスト1km)で給水&水浴びを実施。
ただ足の裏が相当熱くなっているのが感じられ、腕が鉛のように重く、頭も若干ボケてきているのを感じていたので、
これたぶんもうすでに熱中症ですな!!!
ちなみに『熱中症』ってゆっくり発音してみてください。
ゆっくりですよ~?
んん?
ほらね?
ねっ///チュウしよう///
に聞こえるでしょ~
皆さんも是非明日好きな女の子に言わせて唇を奪ってやってください。
※その後のことは私は一切保証致しません※
とりあえずそのままの順位をキープし、気力でゴール。
ランの記録は46分46秒で8位/178人中と大健闘!
昨年は52分39秒とかで、年代別1位を獲るためにランを7分くらい縮めたいと確か去年のブログで書いていたと思うので有言実行といったところか。
3種目あわせた総合タイムが、2時間24分57秒となんとか2時間25分切り。
昨年の20代男子の年代別1位(総合3位を除いた年代別1位ね)のタイムが2時間25分ほどだったので、なんとか年代別1位は手に届いた感じだろうか。
まあ目に見える範囲で4位な感じだったので、後ろからまくりまくるやつがいない限り・・・つーかいないと信じたいので、年代別1位はゴールした瞬間獲得できたとは思った。
そして熱中症気味のまま第4の種目:ダウン用に開放されているプールにDIVE to Sky。
コレ最高に気持ちいいかもしれん。
まさにえもいえぬ快感。
その後、補給所にお邪魔し、浴びるほど水を飲む。
もちろん第5の種目のカレーについても何とかクリア。
つーか、今年のカレー辛すぎじゃね。
そして順位発表まで時間がありそうだったので参加賞として配られる銭湯無料券を利用し、第6の種目:お風呂へ。
日焼けしてて体洗うとめっちゃ痛いwww
少しゆっくりしてから会場戻るとちょうど表彰式。
さてさて結果は・・・
!!!
総合3位ですやん!!!
マンモスうれピー!!!!!
えーっと、なんか最後ランで抜かされた90番台の人はオリンピックディスタンス(スイム1.5km;バイク40km;ラン10)ではなく、スプリント(スイム0.75km;バイク20km;ラン5km)だった模様。たぶん。
年代別1位が獲れればいいと思っていたがまさか総合の表彰台を獲得できてしまうとは。
※何度もいうけど年代別1位はあくまで総合上位3人を除いた順位であって、総合3位というのは年代別1位すら超越した存在なのだよ‼
自分が初めて参加した2年前は総合3位とかの人たちの記録を見て
うわ、何コイツら、速すぎ...
気持ち悪っ!!
↑失礼
とか思っていたが圧倒的な才能とそれに驕らない不断の努力にとより遂にココまでやってきてしまったか。
よく頑張った!
感動した!!
俺!
えーっ、なんか例年に比べて総合上位タイムが遅いような気がしますが、そのような意見は無視します。2019年の真夏のたかはらやまを全体の3番目に良いタイムで走り抜けた。それでいいじゃないですか!
過去ではなく、そう今が大事。うん。
ちなみに今回の参加賞Tシャツとか完走賞のタオルみて
今年のたかはらやまトライスロンは「桃(モモ)」推しなのか~
矢板市って桃が名産なんだな~とか思ってたんだが
『挑』(いどむ)だったのね
帰ってから気づいたわ!!!
いやまだ『逃』(にげる)という可能性がワンチャン…??
答えは謎ですわぁ~
まあ今年は念願の年代別1位を越えた総合表彰台を獲得できたので
これで正直たかはらやまトライアスロンは引退して次のステージに行こうかと思いますわ~
ここまで俺を強く育ててくれてありがとう。
たかはらやま。