あの激闘から1週間・・・
本記事は2016年9月25日に開催された第6回赤城山ヒルクライムに参加したある男の凄絶な物語である。。。
、、、というわけで走ってきました赤城山ヒルクラァイム!!
ロードバイク購入から約100日
赤城山試走回数42回(長短問わず)
赤城山総登板距離約600km
練習ベストタイム1時間15分!!
※もちろん秒以下切り捨て
では他の優勝者のブログみたいな感じよろしく前日の様子から語っていくぜぇい!!!
【9月24日(土)】
前日の体重59.8kg(もち食う前)
前日の身長175.9cm(適当)
前日のコンディション100点!!(たぶん)
本番前1週間はあいにくの雨続き。
最終の試走は1週間前。
練習ができず、さぞ調整不足と思いきや私はあせってなどいなかった。
なぜならば敬愛する栗村先生のヒルクライムトレーニングDVDの中で、レース前1週間やるべきことが紹介されているのだが、そこで本番前はあんまり走ってはダメと書いてあったからだ。
1週間前に走れなくて焦るのは、練習不足の証なのだよ、フハハハハハ!!!
...とりあえず火曜にジムのバイクのやつと金曜に少し路上を走りました。
いや、だって不安じゃん!!
ちなみにその不安の表れか
パナレーサーの決戦用タイヤを購入(前後)
パナレーサー タイヤ RACE L EVO3 [LIGHT] 700x23C ブラック F723-RCL-B3
- 出版社/メーカー: Panaracer(パナレーサー)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
うん、このタイヤね、地面に接する部分が三角形だから(こんな感じ→▼、普通はもっと台形らしい)、すっごい走りが軽くなるんだって!!
そりゃ買っちゃうよね(^_-)-☆
あ、
ちゃんと試走はしたから安心してね(^_-)-☆☆
ということで準備は万端。
せっかくなのでもろもろ全て外した本番の状態でバイクの重さを量ってみると7.25kgとのこと。
あれ?
カタログには6.8kgって書いてあったぞ!?
と思ってカタログよく見たらペダルは含まないらしい。
(これ常識なの?い、いや知ってたし!!)
自分は歩いて安心SPDペダルなので、やや重く全体で7.25kgになってしまうらしい。
あーやべーわー
これで目標の1時間13分いけなかったらSPDペダルのせいだわー
つれーわー
みんなより重いSPDペダルだからマジつれーわー
※大事なことなので2回(ry
そんなこんなで寝る前自転車に『明日は頼むぞ..』とまるで愛馬を愛でるかのように語りかけ(みんなもやってるんだろ?)、午後9時に就寝。
「あーレース前ってワクワクしてなかなか眠れな...zzz(´-ω-`)グー」
って感じでソッコー寝れました。
【9月25日(日)レース本番】
レース開始3時間前に朝食をとるべく、4時起床。
7時50分のレース開始に向けて最終調整という名の弱虫ペダル鑑賞(小野田さんVS真波くんの最終日ゴールスプリント)を嗜む。
一昨年(初出場)・・・2時間18分
去年 ・・・一杯清水バス停(ゴール手前2km地点)で足切りリタイア←えw
だったので、今年はこんなにロードバイクにハマるとも(つーか新車を買うとも)思わず、順当に2時間30分で申告したところ、ゼッケンは3000番台、最終グループ7時50分出走となりました。
なんか申告タイムは変えられないらしいので、いっそのこと第3グループあたりに紛れて走ろうかと思いましたが、ゼッケンの色でモロバレ...ゲフン...〝ロードバイクは紳士のスポーツ〟なので最終グループからまくりまくることにしました。
ロードレースは集団で固まりを作って空気抵抗を減らしながら進むのが常識らしいのですが、
レース直前、最終グループの周りの人たちの機材をチラッと見ましたが、正直マシンポテンシャル的に私の定価43万円(税抜)の
GIANT TCR SL02 2016年モデル
に並びそうなスペックのバイクが無さそうだったので(スペック厨)、この時点で単独走を決意しました。
そしてスタート開始前にボトルのドリンクを極限まで捨てることで、自分の中で〝強者感〟を周りにアピールしときました。
ドヤァ(´V`)♪
ハイ、気持ち悪かったと思います。すいません。でも捨てときたかったんです。。。
そしてレーススタート。
集団からはパレードラン(計測開始地点前まで)で全員抜きさり、最高に加速した状態で計測開始地点の上細井交差点を通過しました。
そのときの感想がこちら。
ん゛~
レースきもぢぃいい~!!!
スタート後わずか3分経たないうちに心拍は180を記録。
フツーは脚をゆるめるべきところなのかもしれませんが
レース本番でしょ!?
楽しまないともったいないじゃん!!!(マジキチスマイル
って感じでガンガン飛ばしていきました。
これには5Gのギガ速でお馴染み、ソフトバンクの白戸家もビックリだったと思います。
しかし旧料金所までの比較的平坦区間は前方から赤城おろしの風が容赦なく吹きつけてきます。
レース前に極限まで空気抵抗を減らすべく、上のジャージを下のズボンにinし、すね毛をつるつるに削り、ノーパンで万全を期していなかったらさすがの私も失速していたことでしょう。。。
甘いぞ赤城山ァ!!
向かい風でもつむじ風でも寝転んでしまえばそよ風だぜぇい!!!
姿勢も下ハンを握りしめ、ややかがみ込んだ状態で前傾姿勢をとり、極限まで空気抵抗を減らすことを意識しました。
気分はツールドフランスのタイムトライアルをこなしている感じです。
そして、大勢の選手を抜きつつも、蛇行しないように最短距離を意識して走り旧料金所を通過。
練習では早くても26分とかでしたが、本番の旧料金所通過タイムは24分30秒と今までにない速さでした。
まあ、走ってるときはほぼサイコン見ずにあとから割り出したんだけどね。
そんなサイコン見るヒマあったらもっと頑張ってペダル漕ぐよね(*^_^*)
そして、旧料金所を過ぎ、山岳地帯に突入。
いつもならギアを2、3枚落とすのですが、なんかギア落としたら失速しそうな気がして1枚だけ落とし、ペダルを踏みまくる漢気ヒルクライムで周りの選手の2倍近いスピードで登っていきました。
途中の第1カーブでイン側ガラ空きだったので、遠慮なく抜こうとしたところ、踏み込んだ瞬間、、、
あ・・・足痙りそう・・・
と練習では経験したことのない状態に陥りましたが、そこは
動かんかァ!!!この足ィイイ!!!!!
って感じで気合いで乗り切りました。
途中の激坂(まあいうて8~9%だけどね!!)もなんなくこなし、姫百合駐車場通過。
記録はたぶん49分30秒くらい。
普段(という名の自己ベスト1時間15分)は52分くらいなので50分切るペースは速いですねー
このときは本番もガーミン見て
お、はえー
とか思ったのを覚えています。
そして、姫百合駐車場通過からゴールまでのつづら折り区間。
ガーミンを見て今までにないタイムに舞い上がってしまったのか、はたまたレースを終えたプロ集団が下ってきたせいで道幅が片面通行で狭くなり、思うようにライン取りが出来ず前の選手を追い抜きにくい状態になったからか、もしくはただ前半飛ばしすぎてバテたのかわかりませんが
少し失速しちゃいました(*’-’)
本番のときはそんなつもりもなく、本気だったんですけどね。
そしてゴール2km手前地点。
昨年、練習もせず朝メシも食わずに登り、見事ハンガーノック状態で座り込んでしまった一杯清水を超える瞬間、、、
『去年の俺よさらば・・・!!!』
と1口ドリンクを口に含み、残りを捨てるというパフォーマンスで自らを鼓舞し、ゴールまで2kmのロングスパート。
ここまで抜かしてきたのは他の選手ではない!!
過去の弱い自分だ!!!
となんとなくカッコいいことを言ってみたり言ってみなかったりして、全力で踏みこみ、気づけばゴールまで残り500m
一瞬隣りに並んだ人と目が合ったような気がして
相手選手:(ここから俺のゴールスプリントについてこれるかな?)
俺:(クッ、コイツ直接脳内に・・・!!!)
といった感じのやりとりがあったとかなかったとかでいよいよ最後のゴールスプリントとなりました。
そしてここからが私のとっておき。
ハンドルから上半身を乗り出し、伸びた脚を後ろに蹴り込むという今まで使っていなかったフレッシュな筋肉(どこの筋肉かはよくわらん)を最大限発揮し、バイクを揺らしながら、しかしゴールラインへと真っすぐ確実に進むスプリントで相手選手を後方彼方に沈めたのである。
とっておきは最後の最後までとっておくもんやでぇ~
すいません御堂筋さん。
ゴール前500で使っちゃいました~!!!
ヒャッホウ~!!!
最後のゴールスプリントでは心拍数が27歳の理論最大値195を記録。
文字通り全てを出し切り時速30km近い速度でゴールゲートをくぐり抜けたのである。
そして手元のガーミンで記録は
1時間12分08秒!!!
( ↑Garmin Connectだと1:12:09の表示。なんかこれで見るといつもサイコンのより1秒遅く表示されるんだがGarminの仕様か?)
試走のときより4分近く良いタイムである。
そして
目標の1時間13分をクリア・・・
一昨年、昨年と2時間以上かかっていた自分としては拳を握り締め最大限喜ぶべきところなのだが、、、
『なぜあと8秒頑張れなかったのか・・そうすれば1時間11分だったじゃないか・・・』
ゴール後はそんなことばかり思っていた。
なぜか達成感より悔しさが残ったというのが正直なところだった。
『さすがに大会側の計測でも8秒も誤差はないだろうな・・・』
と思いながらもレース後に完走証を取りに行ってみると、、、
ヒャッホウ~!!!
これで俺の赤城山ヒルクライム自己ベストは1時間11分だぜ!!!
ロードバイクの世界では秒以下は切り捨てが常識。
いや、俺がそういう風に今決めたのだ。
いいか!
みんな、これからは秒以下は切り捨てして赤城山ヒルクライムのタイムを申告するように!!
いいなァ!!!
正直このときが1番テンション上がりました。
そしてここで一つ、1時間11分の『59秒』ってギリギリじゃんと思われる方がごく少数とはいえいらっしゃると思うので、補足で付け加えておきますが、
年代別20歳代(一般男子A)の結果を見るに↓
私と同タイムの方がいらっしゃるにもかかわらず、順位は私の方が上となっております。
これを何を表しているかと申し上げますと、おそらく大会側はコンマ何秒も記録しており、その差が明確であれば、きちんと順位として反映しているということなのであります。
つまりですよ?
私はホントにホント、ギリギリの59秒99とかではなく、コンマ何秒か余裕を残して、11分を記録しているということなのです。
これは私の名誉のため釈明させていただきました。ハイ。
話はレース後に戻り、
帰りに抽選に立ち寄ると
味噌
が当たりました。
(え、でもコレ前は参加賞で配ってたやつじゃ・・・)
と思いましたが、抽選が1番最初に呼ばれ、早く帰れるという剛運の証でもあったので、有難く頂戴致しました。
レースを振り返ってみて、本番で自己ベストを記録し、良いタイムが出たのですごい達成感だったのですが、正直言うとタイヤも変えたし、1時間10分いけるか!?とか思ってましたが、届きませんでしたね。
『・・・いや、いけないな。これは〝欲〟だ』
素直に自分を褒めたいと思います。
やはり1時間10分切り...60分台というのは偉大な記録なのだなぁと実感する限りです。
ただ、出走が最終グループでトレインやらドラフティングやらスリップストリームやら(知ってる単語並べてみました(^_-)-☆)が利用できなかったり、SPDペダルだったりしたので(←ココ重要)、その辺が解消されるであろう来年に手応えを感じつつ、また超人の領域60分台を目指して頑張りたいと思います。まる。
追記:
以下レース記録詳細
こう改めて見てみると姫百合~一杯清水までが唯一練習のときより早くならなかったですね。
やはり終盤のメンタルが大事ということですね~。
ただここの区間を練習通りにするだけで、30秒は軽く速くなるんで、来年1時間10分切りはチョロいっすねwwwww(焼き肉モグモク生ビールプハァー!!!
あ、この1週間で3kg増えましたwww
余裕余裕wwwww