7/18(日)榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬【赫足】
最強さん、
トライアスロンのハードさを他に例えるなら何ですかね?
うーん
そうですね〜
"結婚式"ですかね
準備の積み重ね、当日朝の慌ただしさ、2回のお色直し、終わった直後の達成感・感動、『あ、もうやらなくていいんだ』という開放感、後片付けのダルさ・・・
まさに結婚式だと思います、ハイ。
いやでも相手いないよね?
・・・
ハイ、ということで
忘れ物しない王選手権ことトライアスロンに今シーズンも初挑戦してきました!
今回参加した榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬については自宅が近いということもありながらスイムが湖ということで敬遠してきましたが、自分もトライアスリートとして、躊躇なくその辺の池や川に飛び込める覚悟が備わってきたのと、大会がなくてヒマだったので、ライバル高崎市の偵察を兼ねて初☆参☆戦してきました!
練習不足もあり、結構モチベーション低かったのですが、まあ楽しんだもん勝ちという感じでポジティブスタイルでいったのでその様子とくとご覧あれ!!!
(プロローグ終わり)
AM7:15(スタート30分前)
大会アナウンス
『それでは第2ウェーブの方〜試泳の時間になります〜』
フッフッフッ・・・
きたか。
我の番が。
今回はアップ用の靴を忘れる(レースシューズは既にトランジット設置済)というベタな初心者あるあるをかましてしまったが、まあ久しぶりのトライアスロンだ。これは致し方ないだろう。
しかし試泳があって助かった。
これで何とかウォーミングアップはできそ...
・・・!!!
試泳のため(初めて)榛名湖に入った自分に電流走るッ!!!
冷たっ!
(水温21度)
浅っ!!
(水深70cm)
泳ぐところ狭っ!!
(まあ試泳エリアだかんね)
これは...
試泳などではない...
これは...アレだ...
小学校とかでプール前に入った
腰洗い槽だ...
※今もう無いらしいね
と言った感じで無事消毒を終え、
スタート地点へ。
お偉いさんのウェルカム高崎挨拶を頂戴し、レースは6秒間隔で2名ずつ次々飛び込むローリングスタート形式で先頭者から3分ほど時間経過したところで自分の番スタート。
飛び込み直前
『そういえば榛名湖2周ってあったけど、これ1回陸とか上がるんですかね(無知)』
『いや、そのまま湖の中を泳いで2周するらしいですよ』
隣の人サンクス!!
⬛︎スイム(1.5km)
オープンウォーターでの泳ぎ方ってやつを教えてやろうか?
目標物(折り返しブイ)を定めて、真っ直ぐ泳ぐことだ
はい、先生
真っ直ぐですね!
先生!
僕のコントローラ壊れてるみたいでなんか左に傾いちゃいます!
といった感じで、スイム序盤は
『真っ直ぐ進むと左に傾くから、右ななめ前に進む感覚だな!(真っ直ぐとは)』
と独自の感性で泳ぎ進める。
そして、試泳の場所と違っていきなり水深がそこそこ深いw
ただ湖は意外と泳ぎやすく感じられ、幸いにもこの日の榛名湖は夏の麦茶を10倍くらいに薄めた感じの視界の良さだったので、2mくらい先の前の人の位置も捕捉できる。
300mほど泳ぎ、ブイを回って180度ターンをかまし、榛名富士方向へまた泳ぎ出す。
しかしここで校正エラー
なぜか今度は右に傾く。
まずい...
このままではただでさえ遅いスイムをジグザグに泳ぐとなるとかなりのタイムロスになってしまう...
な、何かいい方法はないのか!!?
ん?
なんだこの"ヒモ"は?
ほぅ...
なるほど...
ということで、ブイとブイ(及び中間ブイ)を結ぶ水中に漂うヒモ(ロープ)を発見。
これを辿れば・・・イケる!!
と、気分は完全に鬼滅の刃・那田蜘蛛山編で敵の糸をたどりながら下弦の鬼の元へ向かう炭治郎の気分でした。
見えた!隙の糸!!
※実際に糸(ロープ)は誰でも見えます
全集中・水の呼吸!!
※これ言いたかっただけ説
壱ノ型・
水面掻き(みなもがき)!
※ただのクロール
といった感じで、スイムは遅いなりに割と最短距離で周回できたと思います、ハイ。
えw
あのロープって見ちゃダメなやつだったのかなw
正解がわからんw
ここまで27分22秒!
種目順位は56位!w
⬛︎バイク(40km)
ハァハァ...
何とか苦手なスイムを終えたぞ...
ウエットスーツ脱ぎながらトランジットエリア向かって...
次はお得意のバイクや!!
素早くヘルメットを装着し、裸足のまま(←ここ重要)バイクを押していき、乗車ライン過ぎたらバイクに飛び乗るッ!!
完璧だ...
自分の理想の動きのイメージと寸分も違わない...
正直、トライアスロン・バイク飛び乗り美しさ選手権あったら自分余裕で1位ではなかろうか...
トランジット(裸足のまま飛び乗ってバイク乗りながら靴履くヤツ)は特に今年練習しなかったけど(←オイ)、トライアスリートとしての経験値は着実に積み重なっているんだなとしみじみと実感。少し感動した(レース中だぞ、オイ
よし、このまま加速して
先頭集団ごぼう抜きや!!
後半のことなど知ったことか!
短距離(オリンピック・ディスタンス)だろ?
トルクをかけ、バイクをぶっ飛ばす!!
この感覚...!!
このスピード...!!
これは自分史上過去イチ速いのでは...!!?
おそらく
パワーも300w超が普通に出せているハズッ!!
チラッ...
サイコン
『3秒の平均パワー:---w』
Oh...
パワーメーターセツゾクシワスレマシタ...
ま、まあパワメ見ながら走るなんて、
2流のやることよっ(汗
目の前の数字じゃなくて、己自身と向き合えよ!!
(パワメ接続忘れじゃなければカッコいい
と無理やり自己肯定。
榛名湖周回コース(ちなみに今回はバイクは5周)のうち伊香保へと続く、1番坂が急なところ(7〜8%?)を踏ん張りながら登り、固まっていた第1ウェーブの集団?を追い越す。
この登りである程度集団の先頭まで出ておかないとくだりで詰まっちまうからな、へへっ。
自分は第2ウェーブスタートなので第1と比べるとバイク周回に入るのが遅くなってしまうため、どうしても人が多い中を走らなければならなくなる。
この、人が少ない1周目・2周目をどれだけ飛ばせるかでかなりタイムが変わってくるハズ!!
よし、じゃあくだりに入る前にまずは水分補給だ!
こっからは忙しくなるからな!!
ポスッ・・・
ポスッ・・・
ボトル『・・・』
あれれ〜?
水でないぞ〜??
ポスッ・・・ポスッ・・・
ん?
ボトル『あ///まだ自分凍ってます///』
はい出たクソゲー
そうか、今日暑くなるとの予報(平地では35度超え)で、前日からボトルを冷凍庫でカチンコチンに凍らせたんだっけ...
トライアスロンだとスタート時間そこそこ早いし、榛名湖畔は朝気温低いから、バイク開始までに溶けなかったんだなぁ...
大丈夫!
普段ヒルクライムはボトルレスだから!
さっき榛名湖の水も浴びたし、俺なら大丈夫...なハズ!!!
溶けぬなら
溶けるまで待とう
ボトルレス
といった感じで、気合いでカバー。
あのですね、喉が渇くと思うから喉が渇くんですよ。部活中は水分補給禁止だから(昭和体質
しかし、実際にまともに飲めるようになったのは4周目からという・・・
しかももう最後待ちきれなくて握力で中身を無理やり潰して、シャーベット状で飲んでました。
キンキンに冷えててうめぇええええ!!!
まあ、そんな感じ(どんな感じ)でバイクラップを刻み、1周12分30秒前後のほぼ一定ペースで走ってました。
予想通り3周目以降は周回コース上に人が多くなってきたので、くだりやコーナーでブレーキすることが多くなってきました。
この辺はやはり後発不利だと思います(安全第一
あと今回TTポジションうまくとれたような気がしてて、安定してバイクを進めることができました。というか最近平地が速くなっている。例年比体重増だからかな?
(最強ヒルクライマーとは
ちなみに5周するんですが
同じ場所に『凄い速いよあの人!』って毎回言ってくれるおばちゃ...マダムがいて、そこだけ毎回全力で飛ばしてました。
正直疲れます
(いやお前が勝手に頑張ってるだけだろ定期
とまあ色々あったような気もしますが、得意のバイクパートを終え、バイクのタイムは1時間8分3秒でした!
種目順位は堂々2位と好成績!
(ただあとで調べたら種目1位が2分以上速いんだよなぁ...)
最終運命のランパートに入ります
⬛︎ラン(10km)
バイクを終え、フィギュアスケートばりの高得点着地を決めた後、またトランジットへ。
裸足のままランシューズを履き、そのまますぐにランコースへ。
ちなみにいつも僕、トライアスロンはバイクもランも靴下履いてたんですけど、この日は何を思ったか初めて裸足でいこうと当日朝に決意。
たぶん前夜にトライアスロンの世界選手権を見たことがかなり影響していると思われる(ミーハー
何事もやってみるタイプなんよね、ボク。
靴下ないのでシューズの履き替えは意外と時間かからなかった。
ランコースは榛名湖の周り5km(実際5.2km笑)のアップダウンコースを2周する。
スタートしてすぐに心臓破りの坂(←言ってみたいだけ)が待ち受けており、(たぶん)10%超の急坂が参加者の苦しめる。
まあ普通のランナーなら失速するやろうな
普通のランナーなら...
僕は普段からランは日常的に赤城山コースを登り降りでロングランしとる。
坂道は慣れっこやで!!!
1分後...
ゼェハァ・・・
ゼェハァ・・・
しまった、今年はまだ赤城山ランしてなかった!!
ということで例に漏れず失速。
しかしここからや!
事前に試走してみた感じ、あの急な登り勾配での失速は正直仕方ないだろう。
大事なのはくだりに差し掛かる山の頂点でいかに再加速するかということ!
うぉおおおおおおおおおおお
くだりはピッチやぁあああああああ
といった感じで、全力で駆け降りる。
その後、上級トライアスリートの走りに恐れ多くも並走しようとしてくるガキンチョを大人の余裕で笑顔で振り切り、1周目の半分過ぎたあたりの3km地点へ。
最強ボク
『なんか足裏が痛いな、絶対小石入ったわコレ』
『あーやっぱ裸足ダメだな、小石入るとちょい痛いわ』
靴の中の小石が気になる...
それもどうやら両足に入ってしまった様子
『まあ気にしないことが1番だな』
『・・・』
『・・・』
靴の中に小石があらわれた!
どうしますか?
たたかう
→逃げる
しかし、まわりこまれてしまった!
どうしますか?
たたかう
→逃げる
しかし、まわりこまれてしまった!
どうしますか?
たたかう
→逃げる
しかし、まわりこまれてしまった!
『あ゛〜しゃらくせぇ!!!』
立ち止まるタイムロスは痛すぎるが
2周目のペースアップも含め、残り7kmを快適に走ることを優先。
『てめぇ小石野郎!どんなツラしてるか見せてもらおうじゃねえか!俺の邪魔しやがって!!これ以上俺様の邪魔するならケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか........ぁあん?』
あまりの痛みに立ち止まる。
靴、カポッ
(靴脱ぐ)
あれ・・・?
ブンブンッ
(靴逆さに振る)
小石が・・・
入ってない・・・
・・・だと!?
いや・・・
それより・・・
足の裏の皮が剥がれてきている・・・
●今日の豆知識●
裸足でランニングすると靴と足裏が擦れてめちゃくちゃ痛いよ!ヒドいと足の裏の皮が全部持っていかれるよ☆
まさか・・・
小石なんてのは最初から無くて・・・
あれだね。
おはぎに入ってたタバスコを裁縫針と勘違いしてしまった圭一の気持ちが今なら分かる気がするのです。にぱー☆ミ
これが雛見沢症候群・・・!!!
いやふざけてる場合じゃなくて、マジでヤバいぞ。
普通に走ってるだけなのにだんだん痛みが強くなってくる。
まだ残りは7km。
しかももう一度あのくだりを全力で駆け降りなければならない。
キロ3分台で急ピッチでくだるときの靴と足底の擦れを想像すると正直悶絶モンだろう。
しかし、
しかしだ。
仕方ない。
裸足でいくという選択肢をとり、なんかベトベトになるの嫌だなという理由でシューズ内にワセリンも塗ることもしなかった自分が悪いのだ。
自分の行動には責任を持たねば!!
幸い、私は痛みに耐える方法を理論上だが会得している。
痛みに耐える方法・・・
それは・・・
今起きている痛み以上の痛みを思い出すことで現在の痛覚を誤魔化すッ!!!
思い出せ!
小学校の頃、友達の中里くん(仮)が俺のつま先に巨大な木の塊を落としてしまい爪から出血し、その後医者に麻酔なしで親指の爪をピンセットで無理やり剥がされたあの夏をッ!!!
思い出せ!!
大学の頃の不摂生で血尿が出て、検査入院することになり、尿道にカテーテルをぶちこまれたあのときをッ!!!
思い出せ!!!
初フルマラソンを練習なしで4時間で気合いで走ったら、翌日ぶっ倒れて三半規管がイカれて1ヶ月間ほぼ寝たきりになったあの日々をッ!!!
いや〜
正直思い出の痛みより
今のリアルの痛覚の方が痛いっす。
どうみても。
という感じで、実際にはフォームを崩し、接地ポイントを誤魔化しつつ、ややスピードを落とす形での周回ペース。
そして、2周目に入り、直後の登りをヒイコラさせながら登り切り、運命の下り坂突入。
先ほど30秒ほど立ち止まっていた際に抜かれた前の人が見える。
これ以上は離されない!!
いくぞいくぞいくぞいくぞいくぞいくぞいくぞいくぞ
痛くない痛くない痛くない痛くない痛くない痛くない痛くない
○▼※△☆▲※◎★●・・!!!
よし、乗り切ったな(涙)
というかこれもう出血してるな、感覚的に。
ただ
あとは痛みを我慢できる最大のスピードを維持して、ゴールに向かうだけだ。
だがしかし
正直、筋力と心肺には余裕がある。
先ほど抜かれた前を行く人にも段々ではあるが離されつつある。
これでいいのか?
この久しぶりのレース
『足が痛かったから』で最後流して終わっていいのか?
この足の痛みは、トライアスロンの神様からの"喝"なのではないか?
残り3km
やろうか。
全力走。
ここからでも。
いつもの脳内観客
「なんだアイツの走りはッ!!
アイツはさっき足裏が擦れて既にシューズ内は血だらけのハズ!!
あの激痛のなか、なぜそんなに速く走れるんだッ!!?」
俺:
血でも砂は固まるだろ?
※意味不明だけどなんかカッコいい...!!
最終直前に入り、ゴールゲートがはるか遠くに見えたところで渾身のラストスパート!!
さぁラストだ!
歯ァ食いしばれよォ!!!
この最後呼吸が苦しくなって、喉が焼けつくような"痛み"がトライアスロンの醍醐味だ!!!
足の痛みなど比べもんにならないような最高級の"痛み"だぜぇいいいい!!!!!!!
ラスト3:30/kmを切るッ!!!
実況:
107番の選手の方
ゴ〜ル!!
記録は2時間18分56秒です!!
(もちろん実際にはアナウンスないけどw
ちなみにラン単体の記録は43分31秒
種目は11位とのこと。
そしてゴールした後、アドレナリン分泌終了後に襲ってくる足裏の出血の痛み...
スタッフ
『ゴールされた方はこちらにお願いしま〜す』
ゴール直後ボク
『少しだけ足が痛いのでここで泣いてていいですか(涙』
ゴールしてから初めて恐る恐るシューズ見てみたけど
真紅に燃える見事な【赫足】になってました!
(俺の3万のアルファフライがぁあああああ
これで
二つ名獲得イベント完了ですな!
そして、唐突なまとめへ。笑
今回の
エントリー494名に対して
スタートを切ったのが271名
ということで
自分の記録をもう一度振り返らせていただくと
スイム 27分22秒 (56位/271人)
バイク 1時間8分3秒 (2位/267人)
ラン 43分31秒 (11位/265人)
総合 2時間18分56秒(6位/263人)
という感じでした。
相変わらずバイクの一発屋感があり、スイムが圧倒的に遅く、ランも思うようにいかなかった中で総合入賞できたのは結構ラッキーだったと思ってますw
(7位の人とは6秒差でしたからね笑。最後飛ばして良かった笑)
久しぶりのトライアスロンということもあり、練習を追い込んで望むいうよりは、レースを楽しむというスタイルで参加しましたが、いざ本番始まるとやっぱりそれなりには頑張っちゃいますねミ(練習してないアピ
それでは、こんなふざけた僕ですが、10月頭には地元凱旋レース・前橋トライアスロンもあるので、また日々精進していたいと思います。
それではまた次回どこかでお会いしましょう!
See you next time!!
追伸.
レース後帰宅シャワー浴び僕
足が染みるぅうううううううううううううう
ぐわぁあああああああああああああああああ
これは何日かまともに練習も出来なそうだぞ...
代償は大きかったのかもしれんな...
大会関係者の方、大会開いてくれてありがとう!
めちゃくちゃ楽しめました!!
(終)