9/2(日)【2018嬬恋♡ キャベツHC】ドキッ!キャベツだらけのヒルクライム大会
さ〜て今回のブログ記事は
恋する自転車レースこと嬬恋キャベツヒルクライムに参加してきました!
●嬬恋キャベツヒルクライムとは・・・?
1年に1度、自動車専用道路である万座ハイウェーがヒルクライムコースになる日。
1日限定の特設コースは、計測距離19.8km・標高差1,010m・平均勾配5.1%と、ヒルクライムビギナーや女性にも最適。(以下略
これまでGWから5,6,7,8月と過酷な練習の日々を過ごし、9月に入って力試しとなるこのレース。
体重も先月のトライアスロンから3週間経過し、徐々に減量できてい(る気がし)ます。
※前日計測でおそらく57.7kg BMI18.71?
さあ今回こそベストを尽くせるのか!?
まあまずは焦らずに前日の動きから。
嬬恋キャベツヒルクライムは原則前日受付なので前橋からブイィ〜ンと車で2時間程ちょっくら観光がてらドライブ。
自分は前日のプロによる洗車サービスなるものを熱烈な文章で申し込んだところ無事当選したので、受付30分前に会場入りし、バイクをビックリするくらいピカピカに磨いてもらいました。
あんさん曰く、
『これでタイム数十秒違いますよ』
やりましたね。
しかもこのときの様子が後日サンスポの記事に私出てるじゃないですかぁ〜
照れるなぁ〜
ちなみにこのときやけに怪訝な顔してるのは
SRAM e-tap & Garmin Vector2にこんなにビシャビシャ水と洗剤かけやがって大丈夫なんだろうなぁ!?ああん!!?
という心境・・・かもしれません。
あの陽気なカタコトしゃべってた外国人が記者だとは分からなかった...
そして
プロの目線から見てビッグプーリーは効果あるのかとか、高地ヒルクライムの適正空気圧とか、プロがレースで使う決戦用のチェーンオイルとか色々と質問攻めさせていただきました。
ちなみに答えは全部秘密です。
そんななぁ!
大人になってな!!
物事を簡単に教えてもらえると思うなよ!!
俺たちは勝負の世界に生きてるんだよ!!!
私も直接聞いてくれれば教えますよ(^-^)
とりあえずバイクは新品みたいになったぜ!!
サンキューニッポー!!!
その後とりあえず近くで定食withキャベツをいただき、今回初参加のためコースを事前に一度見ておきたいという理由で自動車専用道路万座ハイウエイを車で爆走。
コースはYoutubeで動画も見ましたが、他人の動画は睡眠導入剤となってしまうため、自分の目で見て肌で感じることが大事ですよね!!
往復で2,100円かかったけど!!!
いや万座ハイウエイ自体、私道だからお金とるってのはわかるよ。でもなんか片道1050円を2回分かかるってのが消費者心理的になんか・・・ね。
まあでも観光も出来て満足でした。
レース前日の夜は恒例の
「ああ明日レースかぁ〜やべぇ〜興奮して眠れなかったらどうし...zzz(´-ω-`)グー」
って感じでソッコー寝れました。
そして翌日の本番当日。
天気は限りなく雨よりの曇り。
どんよりした曇り空のもと、乾いてるか乾いていないかでいうとギリギリ濡れている路面コンディション。
なんか嬬恋ヒルクライムはレース開始時刻がエキスパートですら9:00と割とゆったりめで、整列も緩い感じなので、時間近くまで本番コースでアップ。
定刻になり、整列が始まるとみんな口を揃えて
『計測開始地点って結局どこなんかね』の声が。
当時は私も細かくはわかりませんでしたが、先頭が整列する場所のすぐ近くの↑ココらしいですね。たぶん。
そして年代別の先頭グループの出発時刻になり、白熱のレースがスタート!
スタート後すぐ計測開始ということもあり、
序盤からもの凄い〝引き〟がっ!
Ave.300w超で加速する集団っ!!
しかし
これに食らいつかなければ勝負にならないっ!!
思い出せ!
5分300wを叩き出したあの練習の日々をっ!!
全てはこのためにやってきたっ!!!
スタート直後の信号を右折し、有料道路の入り口の分岐まで約1.5km、時間にしておよそ3分ほどだろうか。
整列時100人超いたグループはわずか8人ほどに減っていた...
しかもこの集団まだ加速するぞっ!?
みんな絶対やせ我慢だろっ!!!
嬬恋ヒルクライムは平均勾配も5.1%と緩く、尚且つ途中平坦基調な部分も多いのでトレイン(ドラフティング)効果が高いのは周知の事実。
私も限りなく余裕ないが
ここで遅れるわけにはいかない。
我慢や!
我慢や!石垣!!
コースは3kmを越えたあたりで一度勾配が緩むっ!!
そこまでの辛抱やっ!!!
自らを鼓舞し、集団に食らいつく。
その後も
コースは4kmを越えたあたりで一度勾配が緩むっ!!
それまでの我慢やっ!!!
とか
コースは5kmを越えたあたりで一度勾配が緩むっ!!
それまでの我慢(ry
と下見による精神的アドバンテージを活かし、なんとか我慢の漢ぶりを発揮。
そう、つまり
試走 is 大事
そんな感じで
第1関門(給水所)の嬬恋高原ゴルフ場(プリンスホテル?)がある6.2km地点を通過。タイムはおそらく17分ほど。
余裕なくてサイコン一度もまともに見てなかったからたぶんだけどねっ///
なおも集団走は続き、7kmあたりの料金所を通過
昨日2100円もとりやがって!!
と平坦部分は怒りの加速。
ちなみに途中ローテで年代別グループ先頭集団の一番前になることが何回かあったが、自分にとってそれは初めての体験でしたね〜
『集団の先頭には何があるんだよっ』
それは走ってみなければわからない
『なんでこんなに練習しなきゃいけないんだ』
『俺ってなんで練習してるんだろう』
オレもそうだった
けどいきゃ実感するよ
ヒルクライム自転車レース
年代別グループの先頭は
半端なく気持ちいいっ・・・!!!
『自分で体感しなければわからないこと』
なるほど
こういうことね
みんなも実感してほしい
さて話はレースに戻り、後半戦に。
相変わらず《やや急な登り⇄平坦基調》の繰り返しが多く、途中フロントの変速が多くなりがち。
持ってて良かった。電動変速。
そして、第2関門(給水所)がある12.5km地点の嬬恋牧場に到達。ここまでおそらく34分ほど。
ここも平坦気味。
ハアハア・・・
よし、ここまで耐えたぞ・・・
このままいけばっ・・・!!!
ギィイイイ...!!!!
刹那の油断
普段なら何でもない平坦から登りへの斜度の変化。
これまで何百何千と繰り返した変速作業。
事実今日も何度も変速をこなしている。
今一瞬フロントディレイラーの変速が遅れた!?
いやローに入っていないっ!!!
再度変速切り替え
ディレイラーの位置をインナーからアウターへ
再びインナーへ
今度は入る。
この間、時間にして5秒ほどだろうか。
前方の選手とは10mほど差がついた。
しまっ・・・!!!
自転車というスポーツは5m差がつくと心理的な距離を感じるらしいが、ここまで出し尽くしている自分にとって10mはもはや絶望的な数字であった。
ミスと呼ぶにはあまりにも小さな変速エラー
13kmを過ぎた地点で集団は崩壊し、ヒルクライム本来の個の力の勝負となっていた。
いやここから踏めるかどうかで勝負が決まるっ!!
先頭は逃したが
まだレースは終わっていないっ!!!
嬬恋はラスト3kmが最後の平坦区間。
ここまで約13km
全長19.8kmだから残り6.8km
平坦区間まではおよそ3km!!
登りの3kmは時間にして10分っ!!!
今の俺なら10分なら高アベレージを維持して踏み抜けるっ!!!
気持ちを切り替え、単独走へ。
逃げたのは2人・・・いや3人かっ⁉︎
途中ひとり追いつき、背中のゼッケンをヒョッコリと確認し、自分とは違う年代であることを確認。後方待機。
さらに前方を確認すると遠くに選手の影がふたつ。
ひとり自分と同じ年代のクソ速そうなヤツ(失礼)が一人飛ばしてアタックかけたのは分かったので、これで自分の着順を確認。
※ちなみに後でわかりますがたぶんこれ間違ってますね
残り3kmの道路標識看板を確認し、平坦区間を踏み抜こうとするも脚がつり気味に。
っていうかたぶんつってる。
踏み過ぎた。
レースで脚つるなんて自転車始めたばかりの2年前の頃以来だろうか。
身体の負荷に筋肉が耐えきれず悲鳴をあげてるってことね。
そんなの関係ねぇ!!!
残りの平坦を踏み抜くのみっ!!!!!
気合のラストスパート。
ゴール手前でひとりかわし、左脚をビクンビクンさせながらゴール。
記録は52分12秒
手応えアリッ・・・!!!
最後先頭選手を遥か前方に確認したので1位は逃したが、恐らく表彰台は届いたであろう。
というかなんか人生で初めて(自分にとってだが)いいレースした気がする。
というか、年代別の先頭集団ってゴールした後こんなにみんなお互いしゃべってるんだという衝撃。
なんかそこに加われて嬉しい。
オレ結構おしゃべりだし‼︎
ひと通り配布された食物をいただいた後、下山パトロール隊に任命されたこともあり、第2集団で降りる。
会場につき、これまた名産キャベツ(←うまい)やらマフィンケーキやらトウモロコシやらを口いっぱいに頬張りながら本部テント横に張り出されたリザルトを確認。
うんっ!
年代別2位だねっ!!!
今年はたかはらやまトライアスロンでも年代別2位、こてやんタイムトライアルでも年代別2位であり、またもや年代別2位だっだがこれが素直に一番嬉しかった。
まあ他2つは競技人口がね...
表彰式があるということでやけに陽気な村長から有り難いお言葉と賞状をいただく。
なんか選手より村長の方かハイテンションだったな...
というわけで今年のこの4ヶ月の練習。
途中トライアスロンはさむとかどうなんだとか色々迷ったが、とりあえず結果が出て良かった。
ただ年代別に入賞してみて感じたのは
総合上位陣の成績が凄まじいということ。
年代別2位といっても総合でみると14位。
年代別入賞を目指してきた自分にとっては
井の中の蛙大海を知らず
ってことだったんだろうな。
結局13km過ぎで離れたときも先頭(=年代別優勝者)の加速には全然着いていけなかったのは事実だしね...
ただ皆さん
この言葉には続きがあるのをご存知だろうか
井の中の蛙大海を知らず
されど高き空を知る
(だから何...?というのは野暮ってやつだぞ‼︎)
また頑張っていくとしますか。
おめでとう俺!