私はヒルクライムをするとき、およそ2種類の登り方により、自分を誤魔化しながら...ゴホン...筋肉の負荷を分散させながら日々練習に励んでいる。
一つは高ケイデンス走法。サドルの前方に座り、ペダルを早く回す走法である。
サドルの前(=ペダルのほぼ真上)に座るため、自分の体重がそのままペダルにかかりやすく、楽にペダルを回せるという走法である。
デメリットとすると、サドルの先端に座するためケツが痛いというところである。
そして、二つ目は高トルク走法。サドルの後方に座り、ギア重くしたうえで、ペダルを後ろから前に押すように進む走法である。ママチャリの後ろの荷台部分にケツをのせて漕ぐイメージというとわかりがいいかもしれない。
私は尊敬する栗村先生のDVD
で紹介していた上記の2つの乗り方を、自分の中で
緩坂→高ケイデンス走法
急坂→高トルク走法
と使い分け、1時間30分切りという偉大な記録を打ち立てたのである。
しかし、過日信じられない話を聞いたのである。
「...それ逆じゃない?」
...は?
...え?
雨の予報だったが、高鳴るこの鼓動を沈めるためにも試してみなくては...
私は赤城山へと向かったのである...
緩坂、重く、急坂、軽く...
旧料金所 26分半
姫百合 56分半
山頂 1時間21分21秒(自己ベスト更新)
ケイデンス平均68
心拍平均180
私はどうやら筋肉の使い方を間違っていたようである。
言うなれば、アインシュタインにオリンピックに出場させ、ウサイン・ボルトにノーベル賞をとらせようとしていたわけである 。
皆さんも自分の走り方を信じすぎないで。
思い出はいつの日も...雨