7/7(日)【2019戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山】あっぱれ!戦国大合戦
~2019年シーズン前半振り返り~
富士ヒル・ゴールドリングのために猛練習に勤しむも、
残り12秒というとこで惜しくも逃す!
この悔しさは俺だけのもの。
決して誰にも譲らない。
次に獲得目指すは天下の戦国ジャージ。
果たして彼の命運やいかに!!
最強ヒルクライム日記
2019年第四戦目
「俺の涙は俺が拭く」
ということで
2019年エクストラクレジット
戦国ヒルクライムにいって参ったでござる。
この戦国ヒルクライムのポイントは3つ
①武田信玄ゆかりの地にちなんだ戦国コスプレ大会
②距離11.7km標高差1138m平均勾配9.7%の激坂決戦
③総合上位24名には「武田二十四将」の称号とともに『二十四将ジャージ』が贈呈される
個別解説でござる。
どどん!
①武田信玄ゆかりの地にちなんだ戦国コスプレ大会
会場にほら貝の音が響き渡ったり、鎧を着たおっさん侍がスタートを見送ってくれたりとコンセプトがしっかりしている珍しい大会。
仮装賞・戦国名言賞なども用意されており、それを狙いにきている装いが目立ったりとむしろイベントといった方が正しいかもしれない。
ただこの大会、理由は後述するが名立たるヒルクライマーたちが集結する舞台でもあるので、絵的にはガチ勢とコスプレ勢が混在するというなかなかカオスなアレ。
僕も来年はコスプレガチ勢として馬に乗って出ようかと思いました。
まあただ自分自身、武田信玄とかそんなに好きじゃないんですよね...
え?
じゃあ何が好きかって?
やっぱり真田幸村ですよね!!
「武士(もののふ)の意地、とくと見よ!!」
戦国無双知識だけで語ってゆくぅ~↑↑↑
ちなみに『風林火陰山雷』の人は好きです。
②距離11.7km標高差1138m平均勾配9.7%の激坂決戦
前述のとおり戦国仮装賞なども用意されており、さぞかしゆるポタなコースと思いきや、平均勾配9.7%という超がつくほどマジキチな激坂コース。
これだけ(仮装なりして楽しもう的な)コンセプトとコース設定に乖離がある大会は初めてですよ。
だって平均9.7%ですよ皆さん!
あと0.3足してみてください。
平均勾配10%ですよ!!?
参考に富士ヒルクライムが平均勾配5.2%、最大勾配7.8%ですよ?
あの赤城山の最大勾配が9.7%(平均だと6.4%らしい)ですからね???
しかも途中休みどころ一切無し。
あゝ・・・無常なり・・・
まさに漢の山登りですな。
僕クライマーじゃなくてオールラウンダーなのに。。。
③総合上位24名には「武田二十四将」の称号とともに『二十四将ジャージ』が贈呈される
この大会にガチ勢が集結する理由はなんといってもこの『二十四将ジャージ』
であろう。
強い人はだいたいコレを獲りにきている気がする。
かくいう私もその中の一人であるワケだが。
ちなみに300名ほどの規模の大会だが侮るなかれ。
総合上位24名に入るのは富士ヒルのゴールドリング獲得相当の実力が必要とのこと(ネット調べ)。
...ただ緩斜面の富士ヒルと激坂の戦国HCを安易に比較はできないと思うけどね‼
ほう・・・?
このセミゴールドリングの俺様にうってつけの獲物やないの!!
※2019富士ヒル1時間05分11秒
ってことで今回参加を決めた感じですかね。
まあパワーウエイトレシオ(w/kg)で4.5倍くらいが目安なのかな?(適当)
最近パワー計測サボってるからよくわからんけどね
(パワーを測らないことで前向きにいくスタイル)
タイム的には参加する人にもよるだろうけど、
だいたい50分切れればジャージ獲得圏内みたいです。
まあ気持ち的には富士ヒルのリベンジマッチだよね。
ということで個別解説終わり。
それでは当日の様子をどうぞ。
いざ出陣じゃ〜!!!
スタートから甘利山入口までの4.8kmはやや長めのパレード区間。
具体的にはスタート地点であるみだい体育センターから県道12号線を北上し、甘利山入口の信号を左折、1kmほど坂を登ったところに計測開始地点が存在する。
最初の県道はもちろん平たん道。
しかし、甘利山入口信号を曲がった瞬間、体に異変を感じる。
う・・・
おおっ・・・
な、なんて重力だ・・・!
だいたい通常の5倍くらいか!!?
※重力は変わりません
まだパレード区間・・・
しかも入口でこれか!!!
・・・と、
まるで重力が強くなったかのような激坂を味わうことに。
そしてたどり着く計測開始地点直前の給水所。
!?
みんな休んでやがるっ!!!
確かにこのまま激坂を登り始めるより一度脚を休めたほうが正解・・・か?
いやっ・・・
違う・・・!?
これは・・・
様子見している・・・だと!?
たぶん達人同士の勝負は一瞬で勝敗がつくように頭の中で攻防が行われるとかいうアレですな。
自分も速そうな人がスタートしたところで適当にスタート。
そして開始直後から味わう激しい登り坂。
これは重力10倍くらいか・・・!!?
※重力は変わりません
通常のヒルクライマーであれば失速は免れないであろう。
フフ・・・
なるほどね・・・
こんな激坂ひとりでなんて登り切れっこねえ・・・
ならば・・・
おそらくいるハズだ・・・
この中に・・・
運営側が用意したゴールドリングの実力者が!←えw
そいつの動きをコピーする!!!
どん!!!
まずは手始めにコイツから・・・!!
スーッ・・・
脳内ギャラリー「アイツ・・・ハンドルから手を離したぞ!!!」
※実際にはハンドルから手は離していません
自動追尾機能
゛レーダークルーズコントロール゛発動!!!
前の選手の呼吸、リズム、ケイデンスをあわせることで
動きをコピーする!!!
やっちゃえ日産。
ということで追尾開始。
オレの脚がよどみなく動いている・・・
フフフ・・・
どうやらいきなりこいつで『当たり』のようだな!
と、まあ上のようなやりとりが実際にあったかどうかはアレですが、登りは人と競ったほうが速く登れますよね。
それは激坂とて例外ではないと思います。
平均勾配が9.7%ともなるとレースだけど集団もクソもないので、個の力の勝負と思いがちですが、こういう負けん気でいかに通常以上の力を発揮させるか(メンタルドーピング)がポイントですよね。
ということで第1給水所(約4.4km地点)到着。
※計測開始地点の給水所が第1だとすると第2だけど
ここまで50分ペース目標の17分切るくらいだったかな?
途中一瞬勾配が緩んだような気がするが、
本当に一瞬だけでしかも6%くらいが300mほどあっただけではなかろうか。
キツすぎんぞ・・・コレェ・・・
しかもこの辺りで自動追尾でロックオンしていた人に引き離されるという過酷な現実を目の当たりにする...
脳内ギャラリー「ハッハッハ!馬鹿め!!自分の実力も把握してないクセに人についていこうとするからそうなるんだよ!!この恥知らずが!!!」
・・・恥?
まだだ・・・
諦めるな・・・
遅れることなど何も恥ではない!!!
そこから這い上がらないことこそ恥なのだよ!!!
たとえ一人になっても全力を注ぐのみ・・・!!!
脚クルクルクル...
脚クルクルクル...
脚クルクルクル...
いやダメかもしれんね、コレ。
自分はレース本番ではパワーメーターも心拍計もつけないという『フリーメーターサイクリスト』なのでパワーによる指標がないので己の感覚のみを信じて登ってゆく。
そう、パワーメーターは確かに便利ですが、出力の数値だけを頼りにしている選手はレースでは勝てません。創造性を発揮し、自分の感覚に耳を傾けることが必要なのです
~フリーメーターサイクリスト教・第一の教え~
とりあえず無駄に下ハン持ってみたり、色々ポジション変えたりしてました。
そんな感じで最終給水所(約7.1km地点)通過。
時間は予定通り31分くらいだった気がする。
そして、ここから九十九折が多く出てくる。
あ、そうだ
みんな平均勾配9.7%にビビってるようだが
一流の皆さんのこと
そんな見かけだけのハッタリに惑わされている奴はいねーよな?
九十九折の内側を攻めれば確かに急勾配だが、
アウトコースはインコースに比べて4%ほど勾配がなだらかになる!!
そうこれは激坂を走る大会でなくていかに緩い斜面を自分で見つけて楽に走るかが重要なのだよ!!!
激坂真っ向勝負は二十四将ジャージ獲得には不要やで!!
ということで途中、写輪眼の第二のコピー先も見つけることにも成功し、淡々と登っていく。
そして残り1km...
最強の目はほんのわずかな斜度の緩みを見逃さなかった...
後ろから飛ばしてきた人を風除けに←おいw
加速!!!
下ハン持ってぇ!
バイク振って!
獲るで!!
二十四将!!!
ゴールドリングまで12秒差に泣いた富士ヒルクライム
残り1キロォ・・・3分ほどやろ?
今度は絶対に離さへんで!!!
覚悟なきものは自分の涙でさえも自分でぬぐえない!!!
万物を置き去りに急斜面ながらフルスピードでゴール。
手元の時計で49分10秒ほど
二十四将ゲッツ。
※もちろん全体のリザルト出るまでは未確定です
ゴールした瞬間そう思った。
まあ50分切り目標設定にしてたんでとりあえず良かった。
下山まで2時間くらい?あったので雨が降りしきる中、
とりあえずスイカとかかき氷とか食っていた。
めっちゃ体冷えた。
そして先にゴールしている面々と紳士の社交をば。
話にきくとトップゴールは44分を切っているらしい。
同じ年代別1位の人でも45分切り。
ふぇ~
強すぎるよぉ~ 【CV 田村ゆかり】
そして10時20分頃、全員が登り終わったところで一斉下山開始。
下山のときに再確認したが
やっぱりこの坂おかしすぎるやろ。。。
急斜面すぎてブレーキ握る手が壊れるかと思いました。
命からがら会場にたどりつくと
結果が張り出されていました
総合14位!!
二十四将ゲッツ。
ちなみに後で調べたら参加者のうち富士ヒルゴールド獲得者が17名+プラチナ獲得者2名の合計19名もの刺客が送り込まれていたようでした。
もちろん富士ヒルに参加していない猛者もたくさんいると思うので何とも言えないのですが・・・
富士ヒルのタイム順だけでいえば自分は20番目くらいだと思うんで、14位はまあ上出来だったのではないでしょうか。
少なくとも5人のゴールド獲得者よりかは速かったみたいですしね。
勝って兜の緒をしめろ?
ゆるゆるやで自分!!!
おう!
ゴールド獲れなくて悔しいのうw悔しいのうw
そして一応年代別の記録も確認してみると
なんと3位でした。
うーん・・・まあ嬉しいが総合14位だからな・・・
正直、いいのかな?という感じ。
ちなみに総合上位24位を年代別順位で示すと下の感じ。
総合1位 ロードB(30代)1位
総合2位 ロードA(~29)1位
総合3位 ロードB(30代)2位
総合4位 ロードB(30代)3位
総合5位 ロードB(30代)4位
総合6位 ロードB(30代)5位
総合7位 ロードB(30代)6位
総合8位 ロードA(~29)2位
総合9位 ロードC(40代)1位
総合10位 ロードB(30代)7位
総合11位 ロードC(40代)2位
総合12位 ロードC(40代)3位
総合13位 ロードB(30代)8位
総合14位 ロードA(~29)3位←ようやく自分
:
※戦国HCはエキスパート部門みたいなやつはなし
30代強すぎぃ!!!
なんか今回は20代は例年に比べて層が薄かったらしいですね。
(人の勝手な意見を真に受けるタイプ)
まあラッキーでもなんでもいっか!
最後とかちょっとだけだけど頑張ったし!
てゆーか皆さん最後のスプリント見ましたか!?
これが年代別表彰台の走りですよ!!!!!
(すぐ調子に乗るタイプ)
最後は二十四将の写真撮影までバッチリ決め、もう武将の貫禄。
※身長1cm盛りました、ごめんなさい。
自分は14番目だったので、これで万が一誰かに負けた時も
:::::::: ┌──────────────── ┐
:::::::: | 十四将がやられたようだな… │
::::: ┌───── └───────────v───┬┘
::::: |フフフ…奴は武田二十四将の中でも14番目 … │
┌────└─────────v─┬─────────┘
| 名も無き奴ごときに負けるとは │
| 二十四将の面汚しよ │
└────v───────────┘
|ミ, / `ヽ /! ,.──、
|彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |!
`,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡
T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='|
/人 ヽ ミ='/|`:::::::/イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ /
/ `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\
っていう憧れのアレができるワケですね!!
ただ14番目か~
13人に入れてれば時の番人(クロノ・ナンバーズ)ごっこ、10人に入れればさらに十刃(エスパーダ)ごっこできたんですが、ここら辺はまだ自分の実力不足なのでしょう。
恒例らしいジャンケン大会も残ってみましたが全てハズレでした。
あ~
エース栗原のサイン入りカレンダーめっちゃ欲しかったわぁ~
ていうか会場でエース栗原を大会ゲストなのに走って登る頭おかしい人みたいな感じで扱ってた(個人的主観)けど
あの甘利山の激坂をランで1時間10分ってめちゃくちゃ速いからね!?
さすがプロトライスリート。
というかなんか好きだわ~www
あ
エース栗原さんのブログここに(勝手に)貼らせてもらいますね^^
まあとりあえずロードバイク前半戦としては満足のいく〆になったのではなかろうか。
今年はここから富士山(ラン)とトライアスロンでも結果を残していきたいと思います。まる。
戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山
戦績
総合拾肆位
年代別参位
ここで一句...
夏草や
兵どもが
夢の跡
毎年恒例だがスイムとランがやばいってばよ・・・