【12/9(日)】ホノルルマラソン2018冒険記〜本番編〜
さあ始まりました
ホノルルマラソン格安旅行冒険記!!
JALとかのツアー料金がだいたい1人当たり20万円↑が相場みたいだが、
現地の水曜日(マラソン4日前)に入国、マラソン当日午後イチに帰国という弾丸スケジュールにネット手配ということもあり、3人の旅費総額が驚異の22万5974円という大記録を叩き出しました。
ちなみに泊まったところがシェラトン・プリンセス・カイラウニというゴール地点から1.6kmという好立地なところも凄い良かったです。
※余談ですがホノルルマラソンの直前までシェラトンをはじめとした5つのホテルが長期間ストライキしてたようです。トラブルを楽しみにするタイプの私は、ホテルサービスやら騒音の混沌(カオス)を期待していたのですが、直前で通常営業に戻ったみたいですね
これまでの経緯の詳細は前回記事
を見ていただくとして、せっかちな方向けに三行で説明すると
①ホノルル1ヶ月前に初フルマラソン初サブ4
②直後に三半規管がイカレる前庭神経炎を発症
③2週間で日常生活を取り戻すも練習ゼロで当日へ
といった感じです。
4日前にハワイ・オアフ島に到着した私は
Q.What’s the purpose of your visit?
A.サイトスィイイングぅうう!!!
と華麗な英語で税関を通過していた。
個人的にはハワイ素人向けに定番スポットや当日までの楽しい過ごし方を語りたい気もするが、今回は行数の都合上省くので、そこら辺は『ハワイに恋して』でも見といて欲しい。
とりあえず前日にダイヤモンドヘッド一周10km走れたので
うん、なんかいけるかも!
と1ヶ月ぶりのランニングもとい本番エントリーへ。
そして迎えた当日朝。
ツアーとかによってはスタート地点までバスで送ってくれるなんてみたいなのもあるみたいですが、私に言わせれば
男は黙って歩け
ですね
自分が滞在したホテルからスタート地点のアラモアナショッピングセンターへは4kmほどでした。
ちょっと距離ある気もしますが、まだ夜が明けていないなか、スタート地点にむけて結構大勢の人が歩いているので意外とテンション上がるんで大丈夫です。
準備運動にもなるしね!
さあスタート地点に到着し、超大勢が混み合うなか待つこと数十分!
午前5時になり、まわりはまだ全然暗いなか、AKBのまゆゆなんちゃらの掛け声と花火の音で約3万人が一斉にスタート!
スタートする人たちの顔はみんな笑顔だ。
こんなハワイにまできて42kmもマラソン走ろうって人たちの集まりなんだから当然だろう。
しかし、私は違う。
私には成さなければならない〝約束〟がある。
そう、それは本日午後1時30分に出発する帰国便に乗って日本に帰らなければならないのだ。
午後1時30分の飛行機に乗るということは空港には3時間前の10時30分に着いていなければならない。そして空港への乗合バスの自分が滞在するホテル到着時間は9時45分である。
ゴール地点から滞在ホテルまでは1.6kmあり、歩くと約15分かかる。
そして、完走賞の受け取りやホテルのチェックアウトなど諸々の準備を30分見積もると...
つまり今回のゴール予定時間は
午前9時まで
※スタートから4時間以内
ということになる。
三半規管の回復がまだ充分といえず、練習期間もゼロという悪条件のなか、自己ベストであるサブ4を自らに義務付けるとは...
カッコ良すぎる...
というかもはや無謀なのでは?という一部声があがりそうな勢いである。
※良い子はマネしないでね!!
そして男の挑戦が始まる...
(プロジェクトエーックス!!)
はじめの10kmは順調そのもの。
10kmというと薄暗いホノルル市街地を抜けて朝日が指すダイヤモンドヘッドを登るくらいまでだろうか。
正直ここまでが一番〝ホノルル〟マラソン感がある気がする。
今回も前回の群馬マラソンと同様に15kmまで6:00/kmペース、15km以降は5:30/kmペースにあげるという後半アゲアゲ型の作戦である。
10km以降20kmまでは徐々にペースをあげはじめ、予定通り5:30/kmペースへ。
ダイヤモンドヘッドを越えて、海沿いの何もない幹線道路を走る最中はまさに精神修行であったといえる。
ちなみにダイヤモンドヘッド越えて少し行ったあたりで対面道路を走る1位の選手とすれ違って
「あ、もう結構折り返し地点すぐなんだ」
と思いきや、実は1位が速すぎるだけで折り返し地点までめっちゃ遠いっていうのはホノルルマラソンあるあるなんだそうです。
また、途中エイドのところで
Gatorade!!!
Gatorade!!!
※アメリカ人的な発音いい英語の感じ
とかスタッフが連呼していて、
走りながら
何言ってんだコイツ
とか
日本語でおk
とか思ってたが
途中で
あ〜昔高校時代とか売ってたアレ(↓)ね!!
と急に思い出し、不気味な色した液体を中盤から積極的に投入していた。
よくよく考えてみるとあっち(アメリカ)にはアクエリアスとかポカリとかってあんまメジャーじゃないのね。
20km以降30kmは我慢の時間帯。
ただ、
全然練習してないのに走れるじゃん!
やっぱり俺って天才かもしれん!
最後時間余ったらゴール地点でマラサダでも食おうかな〜
なんて結構ポジティブには考えていた。
しかし幹線道路からカハラ地区と呼ばれる高級住宅街らしい区域を一周しながら折り返した28km地点でヤツの声が聞こえた...
左脚「あーすんません俺もうギブっす笑」
見事に『30kmの壁』である
正直やばい。
まだ15kmほどある。
あと1時間半後にはホテルに着かないと飛行機に乗れない。
ここは無理せずタァックスィ(注:TAXI)か!!?
と思い、こっそり忍ばせておいた100ドル札に目をやったが、
ホノルルマラソンのコースを外れて主要道路までいってタクシーを捕まえる方が難易度高くね?
と思い、断念。
正直いろいろ甘かった。
30km以降、幹線道路の折り返しコースを延々と走り...いや歩きながら
まあまた倒れるよりは良くね?
と変に自己肯定しながら、途中立ち止まって休憩したり記念写真撮ったりして現実逃避をしていた。
この間にトイレも大含めて3回くらい行った気がします。
目標ゴール設定した午前9時まで残り30分という時間ながら残り距離が10kmほど。
これは10kmを30分という箱根駅伝ランナーばりの走力でいけばリカバリーが可能...!!!
とか思うも、既にペースは7:00/km〜8:00/kmを超えている。
というかめっちゃ歩いている。
くそっ...
コーラさえあれば...
コーラさえあれば!!!
とか思うも本当に時間がヤバいので、脚痛いけど仕方なく走り出すを繰り返していた。
そして、40kmを超えて残り2km
ダイヤモンドヘッドの登り坂の頂上ら辺でハイタッチかましてた陽気なアメリカン集団をパスすると、残すところ下り基調。
置いてかないでくれ〜
と文字通り最後の力を振り絞り、
全力疾走(キロ7分)。
最後の直線でゴールゲートが見えた途端、急に元気になりラストスパートでそのままフィニッシュ!!
記録は...
4時間28分06秒!!!
自分頑張ったのではなかろうか。
完走記念Tシャツとフィニッシャーメダルを係員から引ったくり、ホテルまでの残り1.6kmを本当に最後のラストスパート
チェックアウトと帰国準備と着替え・シャワーを5分で済ませ、無事乗合バスに乗車。
脚は激痛が走っていたが、当初心配されていた目まいは再発しなかった。
あー良かった(小並感)
空港に到着して、飛行機に乗ってみると空席ばかりのマジでガラガラだった。
1人1列(4席)フルに使って横に寝てもたぶん余るくらいの乗客数だったと思う。
当日午後イチに帰るってのはやっぱりあんまりやらないんだな〜なんて思いながら自分もゆったり過ごしていた。
ある程度速く走れる人には正直おススメです。
どうせ翌日は多かれ少なかれ脚へのダメージはあるんだから観光も難しいしね。
完走賞は翌日配布らしいですが、インターネットからも出力できるんで、ハワイ産の紙とかにこだわりなければ別にいいんじゃないでしょうか。
ただトラブルは自己責任です笑
前庭神経炎でぶっ倒れてからもう一生スポーツできないかもとか2秒くらい思いましたが、またマラソン走れて良かったです。
Zoom Zoom Zoom〜
走る喜び〜
調べたら普通でも中一ヶ月でフルマラソンはあんまりやらないみたいですけどね。
いや〜とにかく
帰れて良かった!!
お疲れオレ!!!