最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記

赤城ヒルクライムを舞台に行われる最強のブログです

2023.6.18五島長崎国際トライアスロン【バラモンって結局何だろう】

 

Mt.富士ヒルクライム

 

歓喜の...そして待望のゴールドリング獲得から2週間...

 

 

富士山から西におよそ1200km

 

この最強の男が長崎は五島列島、最大の島"福江島"に到着。

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旅の所要時間はというと、自宅からは電車で羽田空港まで2時間かかり、さらに羽田から長崎空港まで2時間のフライトの後、長崎空港からバスで長崎港まで約1時間、さらにジェットフォイルへと乗り換え1時間半かけて、海を渡ると到着するので乗り物乗ってる時間だけで単純計算で合計6時間半...

 

 

いや遠いて。

 

 

そして今回参加するは、そんなここ福江島が決戦の地となる日本国内に4つしかないトライアスロンロングディスタンス大会のうちの一角、

五島長崎国際トライアスロン、通称"バラモンキング"である。

(「アイアンマン」的なあれだな!!

 

これを完走できれば

佐渡に続き、4大会中2大会ということで4皇を半分制することになり、ロングトライアスリートとしてはもう中堅どころではないだろうか(ロング自体は2回目だけど

 

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俺も随分高みへときたものだ...

 

 

2023年4年ぶりの開催となる本大会はコースが一部短縮されスイム3km、バイク154.8km、ラン42.2kmの総距離200.0kmで行われる。

(これまではスイム3.8km、バイク180km、ラン42.2km)

 

 

最強ボク:

ハァ〜

(得意の)バイクの距離が減るのかぁ〜

萎えぽよ〜

 

 

 

 

そして本大会、ウルトラロングディスタンス・ナショナルチャンピオンシップ(長い)というものも兼ねているらしく、成績上位者は海外のトライアスロン世界選手権への参加権がもらえる"ご褒美"つきの大会でもある(らしい。

 

富士ヒルまではバイクに全振りした。

その後、2週間でスイムとランを最低限のレベルまで引き上げる。

なーに。トライアスロンは不得意種目がなくて、得意種目が一つあれば年代別の表彰台はワケなく狙える。

 

俺が属してるM30-34歳のカテゴリ出走者10人くらいだったし!←えw

10人中3位まで世界選手権いけるんかな?w

 

そんな感じでスイムとランの練習不足に臆することなく、むしろ1年ぶりのロングトライアスロンに純粋に心ウキウキさせながら当日の朝へ。

 

トライアスロンのロングっていくつになっても好きなことやってる大きい子どもの修学旅行感あるよね!

 

レース当日は、前日の晴天から打って変わって小雨模様。

 

『天気はあいにくの雨で冷んやりしてますけど、トライアスリートの熱い想いは伝わってきます!』

というお決まりのアナウンスが流れ、気温24度、水温24度という暑過ぎず寒過ぎず絶好の条件のなか、フローティングスタートとなる海の中へ。

 

世界への切符をかけた長い1日が始まる...

 

 

★スイム★(3.0km)

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いつものトライアスロン特有のぷわ〜んという気のないホーンでレーススタート。

 

Aタイプ(200kmの部)に参加してる約550人(公式リザルトより)が公園の餌に集まる鯉のごとく、バチャバチャと泳ぎ出す。

 

私はというと、速くもないのに姑息にも先頭付近からスタート。

すぐ前にいた若い兄ちゃんたちのスイム40分くらいかな発言を聞き、少しチビる。

 

 

というか、トライアスロンってウエットスーツ着たらトイレいけない(いきにくい)からスタート前絶対海の中で...うわ、何をするやめ(ry

 

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コースはというと、富江港という波の起こりにくい内海を1500mを2周回。一度折り返しで上がる必要がある。

 

ブイは全部で5つあり、1つ目のブイに行く途中ボク

 

 

うはw

海泳ぐの楽しいw

 

 

群馬という内陸県在住の地の利を活かし、有視界1mほどの少し濁った海の中を他の人を頼りに(オイ)海中ドラフティング

 

ブイ周りは最短を攻め、"この世から争いがなくなることなんてありえない"というやや達観したスタイルでポジション取りのバトル覚悟で激戦区のコーナーイン側に突っ込む。

 

 

ほら、ぼく元々水球部やし...

水中において素人に当たり負けはしないかなぁって...

 

 

2番目のブイを回ると、方向が変わり、外洋へ向けて進む。

 

真正面からうねりが来たような気もするが、所詮はおおなみ、こなみ、にゃんこの目。

この日スイム会場は風速も0mだったようで、割と快適な船旅でした。

 

そして3番、4番ブイを周り、最終の5番ブイへ。

 

4番から5番へ行く際、なぜか皆大外から回り込む(下図の緑矢印)人が多かったが、過去大会参加者様から頂いた有難いアドバイスにより最短経路(下図の青矢印)を単独で進む。

 

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ありがとう社長。。。

 

 

ただ単独で泳ぐとたまにヘッドアップしなきゃならなくて疲れるので別にどっちでもいいと思います、ハイ。

 

そして最後の5番ブイを回り、後は陸地に上がって折り返すだけという完全に油断していたところで、前の人のキックが顔面を直撃。

 

 

ぐはっw

 

 

一瞬思考が停止。

 

 

レフェリーがカウントを始める。

 

 

5!

 

 

4!

 

 

3!

 

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僕(幸いにもゴーグルはズレていない...

最小限のダメージだ)

 

 

僕、起き上がる。

 

 

審判『まだやれる!?』

 

 

僕『...イケまぁす!!!』

 

 

 

そんな感じ(どんな感じw)で1周目を終え、水で口をゆすぎながら折り返しコーンを回りつつ、会場のお姉さんのアナウンスで自分が50〜60番目くらいにいることを知る。

 

確か手元の時計で1周目27分だったかな?

 

2周目に突入し、スイムにそこまで思い入れのない私(どうした水球部)は、早く終わんないかな〜と完全に流し状態。

 

そうです。僕にとってトライアスロンのスイムはウォーミングアップなんですわぁ。

 

しかし、折り返しで少し周りと間隔が詰まったのか、私の呼吸のタイミングに、隣の人のバタ足の水しぶきがちょうど重なり、意図せず海のミネラルをガン補給。

 

しかもベストタイミングだったらしく、喉をスルーして直接胃袋に入った感じがして逆に咳き込まずに済んだ模様。

 

これ以上のトラブルは御免だと思ったのか、1周目の戦闘体制から一変、周りと距離をとり、周回ペースを落として無事に泳ぎ切る"いのちをだいじに"に作戦を変更。

 

それまで500mおきに手元のGarminWatchが10分を切るラップを途中知らせてくれていたが、終盤は10分超のラップがしばしば。

 

以降は何事もなく、スイムを終えたもののスイムアップは手元の時計で57分(リザルトで57分4秒)。

種目順位は68位だったらしい。

 

 

帽子・ゴーグル・ウエットスーツを脱ぎながらゲートを越え、シャワーゾーンを抜けて、バイクバッグをピックアップして、男子更衣室テント内へ。

 

 

というか、1つ言わせてほしいんだが、

この五島トライアスロンスイム→バイクとバイク→ランのトランジション場所が異なり(15kmほど離れてる)、バイク預け含め、事前の用品の預けが初参加者には分かりにくいと思った(まあこれはしょうがないんだけども。

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↑ギア等の預けの仕方

これで完璧にわかるやつおる!?

(僕はわかったけどね!)

 

 

リハやってくれ、リハ。

 

 

いや準備も含めてトライアスロン

闘いはレース前より始まっているのだ。。。

 

 

話はレースに戻り、第一トランジット男子更衣室内。

 

締め切ったテントからはオッさん(いやお前もな?)特有のムワッとした臭いがして、ややテンションが下がったが、ヘルメットをかぶった後、雨予報ということもあったので靴擦れ防止に足という足にワセリンを塗りたくり、ついでにトイレに寄り、自分のバイクラックへダッシュ

 

小雨が降っており、路面は完全にウエットのなか、練習してないバイク飛び乗りに失敗しつつ(いつものやつ)、バイクスタートゲートをくぐり、得意のバイクへ。

 

トランジットはたぶん5分くらい。

 

ワセリンで手がベトベトでハンドルが持ちにくかったのが少し気になった。

 

★バイク★(154.2km)

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※写真は前日の試走時(本番は雨のち曇り

 

総距離を200kmにしたかったのか、完全に端数の煽りを受けていると思われるバイク154.8km。

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コースとすると、富江エリアをスタートし、海岸線を少し走った後、山間の内陸部へ進み、アップダウンの続く山岳地帯を2周回し、また海沿いに出て福江エリアに進むという獲得標高1800mの国内4大ロングの中では、屈指の難コース(らしい!!

 

はじめのトンネルに続く坂までにシューズを履き終え、呼吸を整え、塩分タブレットを適当に溶かしまくったポカリをグビリ。

 

背面ポッケにはエネ餅3つアミノバイタル3つ。

 

エネ餅が1個150kcal、アミノバイタルが1袋100kcalとすると合計750kcalってとこか。

 

これ以上はおそらく必要ない。

 

え?

 

200kmのトライアスロン、10時間近くかかる持久系スポーツにしてはカロリーが足りないんじゃあないかだって?

 

残念だったな鷲巣...

 

俺は事前に朝メシで大量に胃袋に詰めてきたのさ...!!

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(いや、競技中に内臓の消化にも力使うのってなんか体に優しくなさそうやん?)

 

 

コースははじめ、離島らしい海を横目に海岸線を駆け抜ける島の外周道路を走る。

 

つまりは、ど平坦道!!

 

 

ゴォオオオオオ!!!!!

 

 

やはり、くるか。。。

 

 

 

トライアスロンバイク。

 

 

空力に特化したエアロフォルムの車体に、空気抵抗を極限まで減らす姿勢が可能なダウンヒルバー、極めつけは空気を切り裂き轟音響くディスクホイール。

 

己の力のみで長時間走り続ける必要のあるトライアスロンという競技においてこれほど最適化された機材はないだろう。

 

 

対して、ワイは...

 

 

今回はエアロロードバイクを用意した。

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(というかこれしか持ってないし!!)

 

富士の山で最強のヒルクライマーの証を共に勝ち取った戦友でもある。

 

 

さあ、やろうか。

 

見せてやるよ。。

 

 

結局は己の脚力(エンジン)だってことをよ!!

 

 

 

 

ぬりゃぁあああああああ

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

いや、

あれやっぱズルだわ。

 

 

下ハンドル握って、鍛えた体幹でエアロフォーム取りつつ、目いっぱい回しても、、、少しずつではあるが差が開いていく、、、

 

 

うるさい!

 

ワイはアレについていくんや!!

 

 

もっと低く、もっと細く...

こっちも極限までエアロ特化や!!

 

 

でも追いつかん!

 

新幹線かワレェ!!!

 

 

って、ワイが何の作戦もなく、エアロロード持ってくるわけないやろ。

 

 

次のくだりのぼり...通称"ジェットコースター坂"で見せたるわぁ!!

 

 

直前の下り坂にフルスピードで突っ込んでからの、急勾配の登り返し!

 

これを"3連続"や!!

 

 

こちとら"軽量"エアロロードバイク

 

 

重力に堕ちろ!

 

 

重力に沈め!!

 

 

 

・・・!!!

 

 

ついてきよる。

あの重たいバイクで。

 

 

さすがはトライアスリート、ヒョロガリのクライマー共とはそもそも発揮できる最大パワーが違うっちゅーことかいな。

 

 

 

ただ、残念やったな。

 

 

次の山間のトンネルを抜ければ、そこからは本格的な山の登り。。。

歌って登れるオールラウンダーとは俺のこと。

君らとは"サヨナラ"や。

 

 

後続のトライアスロンバイク集団を完全に引き離す...!!

 

 

 

たださっき登りの途中で抜いたトライアスロンバイクの人...

 

抜いたときに俺の名前を"本名"で呼んだような...

 

珍しいな...

 

誰だろう...

 

 

まあ、いいか。

 

 

さて、そんな感じで実際引き離したかどうかは分からないが、周回コースに入り、少し走った先の対面となる(たぶん)1kmちょっとの直線道路へ。

 

すれ違うことで、前との距離、後ろとの差、自分の大まかな位置を把握する。

 

やはり前を走るのはTTバイクにエアロヘルメットを被った宇宙人スタイルの猛者ばかり。

 

対面コースが始まる分岐ポイントですれ違った目立つ緑ジャージの外国人ぽい人を参考に、タイムを計測。

 

 

7分差か。

 

まずは第一目標だな。

 

 

 

ここからは荒川温泉へと向かう8〜9%の急勾配も現れる入り組んだ湾に沿ったテクニカルなアップダウンコース。

 

小雨が降った後のウェッティな路面なのがやや気にはなるが、こちらはディスクブレーキ仕様。

 

 

悪いな、俺は荒れてるコンディションの方がテンション上がるタイプだ

 

 

腕ぐるぐる、指パキパキ、首ボキボキッ!!

 

 

 

まあ、やってやりますか(笑)

 

 

 

 

そぉーれ!!

 

 

 

ひとこぎで前のバイクをとらえる

(ひとこぎではない

 

 

 

ハハ...!!

 

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俺だけ羽が生えてるみたいだ!!!

 

 

軽い!

 

きっと今なら空まで飛べる!

 

 

今回は"ケイリョウカ"ってやつのためにDHバーですら置いてきた!

 

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(いや、サドルはついてるよ?さすがに)

 

 

だって重りって思っちゃったから!!

 

 

これが俺の魂の解放だ!!!

 

 

(不慣れなDHバーに2週間で慣れるより、そもそもTTポジションスタイルを練習しなければいいってのが逆転の発想だよね!←おい)

 

 

 

そして、すぐにダウンヒル

 

 

こっちもトライアスロンバイクのブルホーンハンドルより断然エアロロードの方がコーナーの小回りがきく!!

 

 

楽しい!!

 

楽しいよ!

トライアスロン!!

 

 

 

エイド補給も要らない。

 

雨降る曇り空ならボトルも一本で充分。

 

もう誰も俺を止められない!

 

 

山の登りとコーナリングでかなり後ろとの差をたいぶ広げた(気がする

 

この直線基調の平坦道路を過ぎれば、もう2周回目だ

 

 

ん?

 

 

直線?

 

 

平坦?

 

 

 

やあ(とは言われていない)

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ああ゛!?

 

 

お前は20kmは手前の山で置き去りにしてきたやろ!!?

 

 

いや

 

つーか

 

速..

 

こ、これは...

 

 

向かい風!!!

 

 

トライアスロンバイクって乗り物は向かい風の中こんな速く走れる乗り物なんか...!!

 

 

先行される!!

 

 

そして離される!!

 

 

後方にいてなお置いていかれる..!!!

(トライアスロンはドラフティング規定があるよ⭐︎先行車の先端からバイク6台分12mはあけようね⭐︎ミ)

 

 

 

リニアモーターか!!!!!

 

 

 

そのとき、ちょうど2周回目の始まりとなる分岐を通過。

ここまで73km/154.8kmを通過。

 

 

あと1周。

(本当は周回ループ後も30kmくらいあるけども!!)

 

 

6月1週目の富士ヒルまではひたすら3ヶ月間バイク練習、その後わずか2週間でスイムとランを突貫工事で仕上げた付け焼き刃侍の自分にとって、"上"へ行くためにはバイクでマージン確保が絶対条件。

 

 

やるか。

 

アレを。

 

 

 

トライアスロンバイクくん(失礼)

 

一つ言い忘れてたわ。

 

まだ"とっておき"あるんやったわ。

 

 

 

次の荒川の登りで見せたる

 

ここまで封印していた

 

"ダンシング"を。

 

 

Shall we dance ??

 

踊ろうぜ?

 

 

この楽しい楽しいトライアスロンロングディスタンス、いっちばんキツいところでよ!!

 

 

 

そぉぅうううれぇえええ!!!

 

 

ここで引き離さんでどこで踏むぅ!!!!!

 

 

(天使の声)

待って!

最強ヒルクライマー!

そんなことしたら3種目のランに使うはずの力をここで使っちゃうわ!

 

ヒルクライマーとして山で飛ばしたい気持ちはわかるけど、あまりにも危険よ!!

 

2週間前の富士ヒルゴールドで満足しちゃったの!?

トライアスロンは上位入賞は諦めたっていうの!?

 

 

 

へへ...

 

諦めてねぇよ。

 

 

富士ヒルの2週間後となるこの五島トライアスロンに申し込んだそのときから

 

 

オレは富士ヒルゴールドとーーー

 

 

富士ヒルゴールドと五島入賞

どちらもまだあきらめていないよ!

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と、そんな熱いやり取りがあったわけでもなく、バイク自体も事前にロング走を充分に行っていなかったせいか腰がめちゃくちゃに痛い。

 

平坦や下りで満足なエアロフォームも取れないくらいに。

 

ただ幸運だったのは、ダンシングを織り交ぜ始めたことにより、登りのタイムも維持することができ、身体もほぐれたのかエアロフォームも取れるように戻ってきた。

 

 

ただ...

 

キミは...

 

やっぱりついてくるんやねぇ...

 

 

トラ(イアスロンバイク)くん。

 

 

そしてさっきより追いつかれるポイントが早い。

 

 

つまりは疲れとるいうことか、このボクゥが。

 

 

確かにもう100kmを超えてる。

1時間のヒルクライムに特化してきた"ツケ"か...

バイクのロング練習なしに誤魔化しがきくのもこの辺りまでなんやろうねぇ...

 

 

ただ、この"下り"のコース局面、

 

離されへんでぇ...

 

 

100mほど前、カーブが現れる度に見え隠れするかしないかの距離で後ろを追う。

 

腰が痛いとか言ってる場合じゃない。

 

下ハンのさらに下(もちろんそんなところはない)を持って、極限のエアロフォームへ。

 

先行するバイクの進入角度・向きをヒントにコーナリング未来予知することで1秒、1mを削る。

 

 

 

ヒルクライマーとして"登ってきた"ということは、それだけ"くだってきた"ということだろ。

 

 

もう地元・赤城山200回以上登ってる。

 

 

とくと味わえ!

これが上州名物からっ風

赤城颪-あかぎおろし-で育てられた

"レッドキャッスルダウンヒル"や!!

 

 

下りでは何とか喰らいつくが、コースは2回目の直線平坦道。

 

 

さっきはここで置いてかれたが、今回はさっきのようには行かないぜ。

 

 

ここからはエアロもクソもない、平坦でもダンシングの踏みまくり気合いのスプリントスタイルじゃ、ボケェ!!!

 

 

ハエはハエでも

平坦も飛ばせるハエとは俺のこと!

 

 

機材で劣るなら、単純明快、

 

その分、踏めばいいじゃなぁい!!

 

 

(うわぁ...)

 

 

ただ、それでもなお、追いつくことはなく、むしろ無情にもジリジリと差が開いていく。

 

 

 

アイツ(失礼)

絶対、電磁石で浮いてるわ。

 

 

 

そして、昭和のド根性(平成生まれだけど)がそう長く続くはずもなく、周回コースが終わる分岐(123km/154.2km)で完全にマサラタウンにさよならバイバイ。

 

 

この置いていかれた状況下でバイク最終盤に単独走はペースが保てんかもしれん。。。

 

 

というかバイク始まってから、心拍計はいきなり220超えたと思ったら数十秒後には70下回ったりと全然当てにならん(本当は160くらいを目安に走りたい)。

雨降って身体が濡れてる影響で光学式だとうまく反応しないのか?

パワーメーターもパワーメーターでこのいわくつきの4iiii製だと参考にならんしな。。。

 

 

 

とりあえず脳内でバーチャルパートナーを前に作り出して、それにツキイチするイメージでいこう、うん。

 

 

 

トライアスロン

 

それは柔軟さが求められるスポーツである。

 

 

 

行きで通った3連続ジェットコースター坂を再び通過。

帰りの方が登り返しがキツかったのはここまで頑張った証拠だろう。

 

 

参加案内に同封されていた地元の小学生オススメの観光スポット鬼岳を横目にランへのトランジットへと海岸線の道路へ戻る。

 

途中少しの坂でも失速しそうになるが、途切れることなく島民が沿道から声援をくれるので余裕あるフリで笑顔で対応。

 

特に子どもの応援には、

 

トライアスリートはこんなにもカッコいいんだぞ...

 

(子ども見えなくなってから)

 

...ぐはぁ...疲れた

 

 

といった感じで元気をもらう。

 

そして福江の市街地に入り、ランのトランジットに向けてシューズのバリバリを取り外し、着陸体制へ。

 

ライン前で降車し、ゲートをくぐり、バイクをスタッフに預け、トランジションエリアの外堀公園内へ。

 

スタッフからランバッグを受け取るが、足が思うように動かない。

 

 

脚が重い。笑

 

この公園だけ異常な重力が発生してるみたいだ。笑

 

 

もし、あと30km...

 

本来の180kmコースだったら最後まで持たなかったかもしれんな...苦笑

 

 

サングラスを手に取り、テント内で靴だけ履き替え、バイク用品を詰め込んだのち、最小限のトランジット。手元では2分くらい。

 

 

バイクの記録はというと、公式(たぶんトランジット1・2両方含んでる)記録は4時間36分00秒種目7位

 

スイムから50位以上のジャンプアップ。

 

※しかもなぜか途中競ってたトライアスロンバイクの人に数十秒差で勝ってるやん!

なぜだ?

やはりトライアスロンは早着替え対決なのか!?

 

 

なあ、俺たち、

 

エアロロードバイクにしてはよくやったよな?

 

 

ベヒーモス(愛車の名前クセ強すぎ問題

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あとはゆっくり休んでくれ。

 

 

実況席から名前を呼ばれ、ランゲートをくぐり、勝負のランパートへ。

 

★ラン★(42.2km)

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※これも前日の写真

 

 

ハァハァ...

 

ここから約42km、フルマラソン

 

通常、他のトライアスロン大会では、ランパートの前に"ラックにかかっているバイクの数"でだいたいの順位がわかるが、このバラモンキングはスタッフにバイクを手渡す形式のため、それが不明。

 

 

前後にランナーもいないため、自分のペースで走り出す。

 

 

天気はスイムスタート時に小雨が降ったものの、その後はアスリート的には過ごしやすい絶好の曇り空。

バイクの後半からは路面も乾き始めてる箇所が多くなり、ランでは完全に乾いていたと思う。

 

 

しかし、バイクが速い(バイクだけが取り柄のような自分のような)人種にとって、このバイク→ランの繋ぎは鬼門になる。

 

バイクでAve.40km/h以上、ダウンヒルでは70km近く出した感覚でそのままランに突っ込むとどうしてもオーバーペースになりやすい。

 

フリーメーターアスリート(感覚派と言いたい)であるはずの自分も、走り始めのこのときだけは手元の時計と睨めっこ。

 

 

ピピ...

 

 

4:20/km

 

 

速すぎる。

 

 

抑えよう。

 

 

ピピ...

 

 

4:40/km

 

 

これでもこんなに速いのか。

 

 

慌てるな。

 

 

俺の実力はもっと"下"だ。

 

 

ピピ...

 

 

5:00/km

 

 

よし!

 

 

このペース感覚!

 

 

ロングのトライアスロンでは自分のフルマラソンのベストペースからキロ30秒ほど落としたペースがいいとされている(ベストがサブ4の5:40/kmなら、トライアスロンでは30秒遅れの6:10/kmといった感じ)。

 

 

俺の場合は、富士ヒルからのこの2週間で一度しかロング走を出来なかったが、その時の20kmを4:30/km前後で刻めた感じから5:00/kmでいってみる!

 

 

数km走ってみた感じ、別にキツいという感じはない。

 

 

いけそう!

 

 

そして市街地から幹線道路へ、その先を曲がった住宅地の細道に差し掛かったあたりでマーシャルぽい人から

 

 

えー・・・

 

 

キミ

 

きゅうり、ね。

 

 

は?

 

 

きゅうり???

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なんだそりゃ。

 

 

いや、

 

待てよ・・・?

 

 

 

 

 

"9位"じゃねーか、どあほう!!

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まさかのシングルリザルトだと!?

(競技中ボクここではじめて自分の順位を確認)

 

 

このままいけば...

総合表彰台も夢じゃない!?

 

 

最低限世界選手権への参加権がもらえる年代別入賞ができれば御の字だと思っていたが、これは嬉しい誤算ってやつか!!

 

 

熱い鼓動...高鳴る胸...

 

 

しかし、住宅地を抜け、沼らしきところを曲がったところでこのコースの最初の坂が現れる。

 

まあ確かにややキツい。

 

ちなみに、この五島、バイクのアップダウンが有名らしいが、実はランも中々にタフなコース設定。

 

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その内容はというと、島南部の市街地から北の教会まで片道10kmの道のりを2往復で40km、あとは折り返しやゴールでの細かい距離調整といった感じだが、感覚的には片道10kmの間に大小4箇所ほど、坂...というか丘?がある感じ。

 

 

この地味なアップダウンが、地味に脚を削る(らしい!!

 

 

うーし、俺の筋肉たちー

一つ目の坂の前に点呼とるぞー

 

へばらないためにシフト制でいこうと思うから返事してなー

 

 

大腿筋〜

 

 

→『あー自分もうダメっすー』

 

 

ふくらはぎ〜

 

 

→『自分シフト入るの無理っすねー』

 

 

ハムストリング〜

 

 

→『ダンシングあとのローテーションはブラック労働ですわ笑』

 

 

お前ら...

 

 

残り40km近くどうするんや...

 

 

 

あれ?

ちなみに胃袋のやつは?

 

大腿筋・ふくらはぎ・ハム

『あ、アイツならこの後アフターあるからって固形物もう無理って。なんか飲み物くらいなら勝手に入れといていいっすよ、とかなんとか・・・』

 

 

そんな満身創痍?といえる状況下で、それでも残ってる筋肉を探し出し、総動員し、身体を前に倒し、その真下に脚を着地するというランニングの原点の動作を思い出しながら、5:00/kmペースで着々と距離を刻む。

 

 

坂は意外と気にならなかった。

 

 

総合入賞をチラつかされたことも良い意味で影響があったのかもしれない。

 

 

というかレース中も走ってるとき思ったんだけど

 

 

これってトライアスリートハイじゃね?

 

ただハイはいいけど、ランの5km過ぎでもう来るって早すぎじゃね?

 

 

最後までもたないんじゃね?

 

思いのほか軽やかに動く脚とは裏腹に、一抹の不安が頭をよぎる。

 

 

というのも補給がもつかちょっと気になりだしていた。

 

途中だいたい1.5kmおきにエイドがあるものの、

固形物は取れない(取る気にならない。たぶん胃が受け付けない

しかし飲み物を摂り過ぎるとお腹がポチャり出してしまう。

ただ3種目目のフルマラソンを補給なしでいけるほどの、そこまでの"事前輸血"はしてきていない。

 

そのジレンマと闘いながら、水分摂取の最適解を導き出す。

 

一応バイク中に、ランが始まる1時間前にはすでに全ての補給を終えることが出来ている。

 

 

残り数kmでガス欠なってもそれくらいならたぶん気合いでいけるっしょ!

 

 

...的な楽観思考で

はじめの教会までのエイドでは水で口をすすぐ程度。最低限のスポドリ摂取。コーラはまだ封印。

 

 

順調、順調。

ペーシングに関しては出来過ぎなくらい。

 

 

途中7kmの看板あたりで先頭とすれ違う。

 

 

乱暴にキロ5分だとして、6km差...

 

だいたい30分差か...

 

 

意外と近いな。

というのが素直な感想。

 

 

そして、

10kmの教会までの湾の側道で、バイクのはじめの対面コースですれ違った緑ジャージの外国人をとらえる。

 

競ると嫌なので、教会のエイドはスキップし、折り返しの間隔をできるだけ狭める姑息な作戦。

 

 

そんなに余裕はないが、折り返しの坂でちょいスパートかけて一気に抜く。

 

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折れろ...

折れろ...!!

 

 

というよりはついてこないでくれ、という願いに近い。

 

 

追ってくる気配は...ない。

 

 

これで総合8位。

 

 

総合8位?

 

あの4大国内ロング大会の五島長崎国際トライアスロンのAタイプ(長い方)で8位だぞ!?

 

 

ふふふ。

 

あの憧れの

 

国内の!

 

ロングで!

 

総合入賞!

 

しかも8位!

 

 

なんか妄想が膨らむぜぇ...

 

 

ということで

 

そこからは嬉しさのあまりか正直よく覚えていない(←オイ

 

13km看板くらいのところで、

俺の8位入賞のパレードランにしては残り30kmは長すぎないかぁ(笑)

 

とか

 

13km過ぎくらいでビデオカメラを積んだトラックにちょっと並走で撮影されて、

あ〜俺のたくましい走りが映像におさめられてるわ〜

 

なんてことは思ったような気がする(恥ずかしいやつ

 

ただそんな浮ついた感情の中でも5:00/kmペースは維持できており、変化が現れたのは20km目前の市街地にかかる橋の手前。

 

 

ほっほっほっ

 

 

なんだこのバンダナの人。

 

追い上げてきたのか。

 

 

...てか、ラン速っ!!

 

 

俺の声が聞こえたのか

まだまだあと20km近くありますよ〜

と余裕の返答。

 

こっちは安定の5:00/kmを刻めているはずなのに、みるみる差が開く。

 

 

あれたぶん4:30/km以上出てる。。

 

追いかける気にすらならん。。。

 

レベルが違うとはこのことだな(白目)

 

 

総合の順位を一つ落とす。

 

 

しかしだ、最強ヒルクライマー。

 

抜かれはしたが、お前は元々練習不足の身、さっきの人と張り合おうなんて気の良すぎる話だ。

 

 

幸い、折り返すたびに後ろとの距離はわかる。

 

まだまだ後ろは来ていない。

 

無理に追ってバテてペースダウンするんじゃなくて、このまま自分のペースを刻んで、あとは後ろが追い上げないように神にでも祈れ。

 

それがお前にできる唯一のことだ。

 

 

ハイ、マスター。

 

そうですよね。

 

 

自分みたいにバイクが得意なやつもいれば、さっきの人みたいにランが速い人がいる。

 

ただバイクでは相当な差をつけたはずだ。

 

さっきの人は安定した走り方から見て元々実力者。

 

もう、そんなにランが"速過ぎる"人が後ろに残っている可能性は低いはずだ。

 

 

20km(21km?)の折り返しのゲート地点で手元の時計を見ると1時間43分

やっぱり、自分の今の状態にしては悪くない。むしろ上出来だ。

直後のエイドでメダリスト9000を胃にぶち込み、気を取り直し、身を引き締めてこれまで通り正確なランニング動作を一歩一歩繰り返す作業に戻る。

 

しかし、メダリストをキメたはずにもかかわらず市街地から幹線道路の何でもない坂道がやけに苦しい。

 

ペースは5:30/km付近にまで落ちる。

 

 

やはり練習不足が現れ始めたか(言うの何回目だ...

 

 

エイドではコーラを積極的に摂取し始める。

 

このコップ1杯に含まれる50kcalほどの積み重ねでガス欠にならないようなんとかやり過ごす。

 

要所の坂では上がらない脚を精一杯上に持っていく。

 

 

佐渡のときのように絶対に歩きたくない。

 

佐渡年代別1位だなんて浮かれてたけど、ランは歩いたり止まったりと内容は散々だ。とても1位を誇れるような走りではなかった。

 

そんな不甲斐ない走りが自分でも許せなくて表彰式でもらった木の表彰盾は今も箱に閉まったままだ。

 

この五島では、やり切って、悔いの残らない走りをして、今度こそ飾りたい。

 

25kmくらいで予報には無かった日差しが差し込み始める。

 

カンカン照りではないが、マラソンするにはちと暑い。

 

 

しまった。。

 

雨予報で日焼け止めを塗ってきていない。

 

 

ただ、それはみんなも一緒のはずだ。

条件が同じなら闘える。

 

トライアスロンはよく『忘れ物しない王選手権』なんて言われるけど(言われない?)、俺からすればどちらかというと『忘れ物してもなんとかなるだろ王選手権』だと個人的に思う。

 

 

だから日が出てきても大丈夫。

 

ただ、

暑さのせいか、水分不足か、手が痺れる。

 

 

とりあえずエイドごとに首筋に水を垂らしてなんとか誤魔化す。

 

あとあらいぐまラスカルばりに手洗いを徹底。

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痺れが少しは改善される。

 

 

折り返し地点のメダリストが効いていると自分に言い聞かせながら、メンタル的にキツい今日2度目の景色の道のりを消化していく。

 

1周(1往復)目では20kmもの間、5:00/kmを刻めていたラップが、2周目に入り、このときすでに5:40/km近く。

下手したら下回っていたかもしれない。

わかりやすくバテている。

 

ただ佐渡の悔しさを胸に、"歩かずの精神"("殺さずの精神"みたいに言うなぁ...)で、フォームを崩しながらもなんとか走る。

 

30kmの二度目の教会折り返しも1周目同様に の理由・立ち振る舞いからエイドスキップ。

 

案の定、折り返して1kmないくらいの間に、折り返しをしてきた証である反射板を手首につけたランナーが後方に数人見受けられる。

 

 

そしてすぐ後ろにも1人。

 

これは逃げ切り厳しいか...!?

 

 

たださっきも言ったように、俺にできるのは俺が今できるペースを刻むだけ...

 

俺もペースは落ちている。

 

ただ相手も30kmも走れば大なり小なりみんなペースは落ちるはず...!!

 

 

というかそうであってくれ(願望

 

 

折り返し過ぎたら

もう後ろは見ない。

 

 

 

ゴールは前にあるものなのだから。

 

(決まったァ...

 

 

32km地点、残り10kmのエイドで最後のメダリスト9000をキメ込み、力なくラストスパート。

 

気持ちはラストスパートだけど、ペースは上がらない。

 

肩で息してるし、顎は上がってるし、走り方たぶんめちゃくちゃだ。

 

 

さっきの折り返しで後ろにバテてるのバレたかな。笑

 

 

残り5km

 

いや残り3kmを過ぎても

 

いつものスパートがかからない。

 

 

というのも、本番当日から遡ること4日前の水曜日、練習してきていない焦りからかランの5kmタイムトライアル走をしようとして、無理矢理筋肉を動かそうとした結果、走り始めて300mほどで腰の筋を痛めた経緯がある。

 

レース当日までに何とか痛みは引いたが、もし無理にスパートかけたとして、アレが再発したら、、、

 

 

 

怖かった。

 

 

 

そして、勝利の女神というものがいるのであれば、そんな臆病者の味方はしないのだろうな。

 

 

41.2kmの看板を過ぎて、最終エイド。

 

 

 

振り向くと、追いつかれていた。

 

 

そしてすぐさま抜かれる。

 

 

ただ全行程200kmのうちここは199km地点、9時間近くかけてここまで走ってきたワケだ。

 

 

俺だって少しは粘る。

 

 

ただ、身体がついていかない。

 

 

言い方はあれだけど、

1周目の終わりで抜かれたときよりはスピード差は感じない。

 

 

でもついていけない。

 

 

ああ...

 

 

これは...

 

 

俺が遅いってことなんだ...

 

 

 

 

総合10位

 

 

 

10位でも入賞になることは知っていた。

 

 

ただ憧れのシングルリザルトを逃した感は強い。

 

 

 

でも!

 

離されてるけどここはついていく!

 

 

残りたった600m!!

 

 

これ以上、追い上げるヤツがいて、ソイツに抜かされて、それこそ総合を逃すわけにはいかない。

 

そこからはへなちょこダッシュでスパートをかけ、福江港のターミナルを回り、赤いカーペットが敷かれたゴールゲートへの直線へ。

 

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公園の入り口を曲がった赤い直線コースの先に

さっき俺を追い抜いた人がゴールテープを頭上に掲げているのが見える。

 

 

 

ああ、ゴールまでの

この時間・・・

 

長いなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

前走者のゴールから

20秒後...

 

 

 

俺、ゴール。

 

 

ランの記録は3時間36分40秒種目18位。

 

総合記録は9時間9分44秒

そして、総合10位。

 

ランで1人抜かして、2人に抜かれたわけだ。

 

 

俺ってやっぱラン遅いなぁ...

 

悔しいなぁ...

 

シングルリザルトって周りに自慢したかったなぁ...

↑それかい!!

 

 

ランもせめて5:00/kmのラップを最後まで刻めていれば、9時間切って8時間台もあったなぁ...とも思う(総合8位までの人はちゃんと?9時間を切る走りをしていた)

 

 

↓ゴール後の写真撮影

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(この笑みの下には深い悲しみがあるに違いない...)

 

 

 

 

 

 

こうして俺のバラモンキングは終わった。

 

 

こう言っちゃなんだが、結果には満足している。

 

 

バイクは年明けからヒルクライム特化の短時間高強度練習しかしてきてないし、スイムにいたっては2週間前から公営プールでちょこっと泳ぎ始めたばっかりだし、ランだって通勤で往復3km走るくらいで平均したら月間50kmくらいしかたぶん走ってない(ここまで早口

 

 

ただそんな練習してない自慢はどうでもよくて、やっぱりレースになると、スイムで、バイクで、ランで人との差をそれぞれみせつけられると、もっと練習しておけば良かったとなる。

 

 

翌日、トライアスリート界のアカデミー賞と呼ばれるような呼ばれないような表彰式に出席。

 

総合入賞者が待機する席で

俺を最後華麗に抜き去った人のランのタイムを確認すると俺より20分くらい早かった。

 

 

まあそりゃ抜かれるし、ついていけないわな!笑

 

 

サブスリーもしてるみたいだし!

 

 

俺はいつになったらサブスリーできるんだ(怒

 

 

そして、もう一つ意外だったのが、バイクパートで俺のエアロロードバイクトライアスロンバイクで死闘(と勝手に呼んでいる)を繰り広げた、俺を本名呼びした人が、実は2021年に、彩湖道満トライアスロンという埼玉の大会で、俺を最後数百メートルで抜き去り、屈辱の3位となったときの2位の人だった。(今回ももちろん総合入賞している)

 

↓2021年の彩湖道満トライアスロンの記事

8/14(土)彩湖道満トライアスロン【裏彩湖】 - 最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記

 

 

先に言えよ...

(いやレース中は無理か笑)

 

 

 

今回もまた数十秒差で捲られて、このままじゃどんどんライバルが増えてしまうな!

 

 

そして、

ランを少し本格的に頑張ろうかな!!

 

うむっ!

 

 

そう何回もラスト差し込まれてゴールするのはあんまり気分良くないしな!笑

 

 

まあ全体的に楽しめたからいいや。

 

元々年代別の入賞狙いだったわけだし。笑

 

 

というか、今回9時間9分だったわけだが、

俺のランがあと20分早ければ、それだけで総合6位だろ?

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余裕じゃん!笑←よく言う

 

 

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↑表彰式では記念の盾も貰えた!

これは飾ってみようかな。笑

 

 

 

 

最後になったけど、この大会、沿道からの声援が凄かった。スタッフとか(だけ)ではなく、住民からの応援が。特にバイクパート。

もちろんランの住宅地近辺でもチビっ子の応援で元気もらったけど!笑

 

これは佐渡でも感じたのだが、ロングディスタンス特有のものなのかな?

 

応えられる応援には俺がそのとき出せる全力で応えたつもりだけど、全員にありがとうとは言えなかったから、この場でありがとうと言うことにする(えw)

 

もちろんコロナ禍明けで大会運営を支えてくれた方や泊まった宿を1人で切り盛りしていた民宿のおばあ...女将さんにもお礼を言いたい。

(女将さんの方はさっき完走記念シャツの忘れ物してないかって確認の電話かかってきてまたお礼言ったけど!

俺は手元にあるからそれ俺のじゃないよ!

 

 

 

そして、ここまでの駄文長文を読んでいただいた方もお疲れ様でした。笑

 

 

 

じゃあ最後はこのセリフで締めるぜ!

 

 

 

せーっの!

 

 

バラモンキ〜ング!!

 

 

 

バラモンって結局なんなんだ〜!!!!

 

 

 

国内ロング4大トライアスロン大会攻略

五島長崎国際トライアスロン

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ー完ー

2022.9.4佐渡トライアスロン【夢の舞台へ駆け上がれ!】

 

いきなりですが、

ここで緊急俺的ニュース速報!

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過日開催された佐渡トライアスロン・ロングディスタンス部門にて俺氏総合33位なのに棚ぼたぼたぼたで年代別1位の模様!!

 

5年前、トライアスロン始めた頃からいつかは出たいと思っていた国内最長のロングディスタンス大会(SWIM:4km,BIKE190km,RUN42.2km)である佐渡トライアスロン

 

その夢の舞台でこのような結果が待っていようとは...

 

 

さあ!

それではさっそくロングディスタンス初参加ながら見事年代別1位を勝ち取ったそれはそれは素晴らしいレース展開を振り返っていこうではないか!

 

 

⬛︎SWIM 4.0km

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(なんか公式のコースマップ若干形がおかしい?)

 

佐和田海水浴場から沖合に900m進み、200m横移動してまた900m帰ってくるコースを2周回で合計4km。

 

正直海で泳いだことないし(セントレアはあれ河だよね?)、ましてや4kmという距離も未知の領域だ。

 

ちなみに練習では長水路(50mプール)を3.8km泳いでみたら1時間12分ほどだった。

 

なぜ3.8kmかというと、俺は直前までスイム3.8kmだと思っていたのだ!

※だって今まで出たミドルはスイム1.9kmとかだったし、普通倍だと思うやん!3.8+190+42.2すると236.0で小数点以下ちょうどキリいいし!

 

 

そんな感じで(どんな感じ?)

1000人越える参加があったらしいAタイプ(236.2kmの長い方)が一斉に海に向かってダイブ。

 

 

あ〜

たぶん離岸流とかあるんだろうな〜

めんどくさいな〜

 

 

などと知ってる言葉を口に出してみたりしながら、自分もワンテンポ遅れて飛び込む。

 

まあ85分以上かかる人は最後尾スタートのプラカードもあったし。。。

 

そしてスイムが始まると1000人が横いっぱいに広がって一斉に泳ぎ始めるので、ワチャワチャ状態。

 

水中では決闘(デュエル)だらけだった

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『バトル』な!

 

なるべくバトルを避けながら外側中心にしばらく泳ぐとあまりスイムに乗り気でなかった最強ヒルクライマー氏に異変が...!!!

 

 

 

楽しい。

 

 

海泳ぐの楽しい。

 

 

最強ヒルクライマー氏の普段の練習メニューは近くの公営のプール(立地的に25mプールが中心)に行って、3レーンしかない狭い25mプールを行ったり来たりしながら、横で優雅に泳ぐおばあちゃ...高齢のマダムから

 

 

あら凄いわね〜

オバチャン速くてびっくりしちゃうわ〜

 

という、たわいの無い会話を嗜むのが日常の練習風景である。

 

 

そんな彼にとって

 

晴天の下、佐渡が島の大海原を参加者一丸となって泳ぐスイムは楽しかった。

 

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楽しいものというのは案外時間が経つのが速く感じるもので1周はあっという間に終わった。

 

ロング初参加でもある佐渡トライアスロンに浮かれ過ぎてGarminWatchのスタートボタンを押すのが15分ほど遅れたが(←オイ)

 

時計から判断して(スタート6時)、37分くらいで1周を終えた計算。

 

一度陸に上がり、口の周りをナメナメしながら塩分を補給し、2周回目に。

 

2周回目となると、泳力が同じくらいの人が揃ってきてる感じがして、泳ぎやすく感じた。

 

自分は人が混んでるときは無理には抜かさず、後ろに甘んじる時間も多かったように感じる。

 

 

だって人抜くの疲れるし!

 

 

バシャバシャ波しぶきもあるので前の方もよく見えず、とりあえず前の人に着いていく。

 

一つの集団のように進む一体感は泳いでいて、まるで渡り鳥のように仲間意識を感じた。

 

 

佐渡だけに。

(意味はよく分からない)

 

 

スイムを終えると小学校によくある上から冷水が出るシャワー

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をくぐり、トランジットへ。

 

イクラックにはまだ多くの自転車がかかってるように感じ、

初めてのオープンウォータースイムにしてはそこそこなタイムで仕上がったと思った。

 

記録は1時間11分(37分、34分?)で、2周回目の方が速かったみたいw

 

今までスイムはバイクとランのアップくらいにしか思ってなくて(←オイ)、自分の中で種目から外していたけど、新しい自分に気がつけて良かった。

 

やっぱ海水浴って楽しいわ〜www

(観光気分)

 

 

⬛︎BIKE 190km

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帽子とゴーグルを外し、ウエットスーツを脱ぎながら、自分のバイクラックへと走り、足をタオルで拭き、濡れて履きにくい靴下を装着し、ゼッケンベルトを装着し、補給食を背中に入れ、Garminのサイコンをつけ、バイクスタート地点へと自転車を転がしながら走る。

 

 

なんでトライアスロンってこんなやること多いんかね...

 

 

あ、GarminWatchの種目切り替え押すの忘れたw

 

 

美しさ60点ほどの華麗なバイク飛び乗りを決め、自転車を進めながら、シューズと日焼け対策のアームカバーを装着。

 

 

やはり令和の時代、男子も日焼け対策が必要なのである。(ちなみにこの日30℃予報)

 

 

我が愛車GIANT PROPELのエアロロードバイクにDHバーを装着した

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ベルゼブモンブラストモード佐渡が島1周ツアーのはじまりはじまり〜

 

 

やはり海を眺めながら佐渡の外周をぐるりと190km堪能できるコースをサイクリングするのは気持ちがいいものだ(エンジョイ勢)

 

 

10〜20kmくらいで(アバウト)、後ろから轟音鳴らすトライアスロンバイク勢が追いついてきて、格の違う平地での巡行能力を見せつけてくる。

 

190kmのレースペースがわからなすぎるのと島一周とはいえコースをよく知らないので、ペースメーカーとして勝手に利用。

 

パワーメーター接続するの忘れてたので、走りながらコネクションしたところ230wくらい出ていたかな?

(自分のFTPはいま250〜270くらい?よく知らん!)

 

正直、前のペースが速すぎてこのペース190kmもたないだろwとか思いつつ

本場ロングトライアスリートの実力を押し測るためにバイクだけは頑張ろうと決めていたのでなんとか食らいつく。

一つ分かったことは軽量エアロロードな自分と比べて、トライアスロンバイクは登りが遅い気がしたので、佐渡一周線にところどころ現れるアップダウンを利用して誤魔化せた気がした。

 

 

いやそれでも重装備のトライアスロンバイクであそこまで登れるのは凄いと思うけど。

 

 

ただ、、、

 

 

やはりこちらは本職ヒルクライマー

登りの速度が違うのだよ...!!!

 

 

 

途中ドラフティング警察に2回ほど職質で注意を受けたので(すいません。本当に悪気はないんです。すいません)、距離とったり、走行ラインずらして追い越したりしながら、やりくりする。

 

 

いやでもね!

イカー規制されてるとはいえ島の外周線、通行止めはしてないので、車の往来もあり、外に膨らむこともしづらく、自分以外のバイクもどうしても縦一列になることも場面は多かったように感じる。

 

 

(ただそれでも指摘されるということは自分の走り方が良くないんだろな。。。反省、反省っと!)

 

 

 

外周線の沿道で元気いっぱい声援をくれる地元住民に投げキッスで応えつつ、軽快に進む。

 

そうだ、

これだけは書こうと思ってたんだけど、佐渡の島民からの応援ホント凄いよね。

島をあげての歓迎感がものすごかった。

 

〇〇選手(自分の実名)頑張れ!って言ってくれる場面もあり正直驚いたし、テンションも上がる。

(たぶんあれヘルメットのゼッケンを見て、手元のパンフレットと照らし合わせてくれてるんだな。双眼鏡持ってる人もいたしw)

 

 

ドラフティングで注意されたことはあんまり気にならなかったけど(←オイ)、

その分、コースに不可抗力で落ちてしまっただろう補給食やそのゴミを見ると少し心苦しくなる。

 

 

レース終わった次の日ゴミ見つけたら拾おう...

 

(いや唐突な良い人アピではなくてw本当にそう思えるような良い大会だった)

 

 

場面はレースに戻り、最初のエイドステーションへ。

 

ボランティアスタッフの人たちがボトルに入った飲み物を手渡しで渡してくれる。

 

 

前を行く手慣れたトライアスリートたちが次々と受け取っていく。

 

 

今度は自分の番。

 

 

走りながらのボトル受け取りは経験が無いので、

 

 

大変だよぉ今泉くん!!

僕ボトル受け渡しの練習してないよぉ

 

大丈夫だ、坂道

慣れてる3年の先輩たちがやってくれる。

お前は走りに集中しろ

 

 

などと脳内やりとりをしながら、

ボランティアとハイタッチをする勢いでボトルを

 

 

バチーン!!!

 

 

と受け取る。

 

※当たり前だけど受け取る時は充分減速しよう!自分はスピード緩めたと思ったけど最初結構衝撃がきて申し訳なかった。

 

 

飲み物は水、アクエリアス、コーラとあって、自分はコーラをチョイス。

 

 

 

グビリグビリ...

 

 

うめぇwww

 

キンキンに冷えてやがる(氷入ってたw)

 

 

この炎天下のバイクにこれは反則級だ

 

 

などと舌鼓を打つつつ、ふと我にかえる。

 

 

あれ?

 

ちょっと待てよ?

 

 

周りに影響されてボトル受け取ったはいいけど、俺のバイク、既にボトルケージにMAXボトル2本入ってるぞ...??

 

しかも、初めてのエイドだから補給受け取り通過後にボトルキャッチャー(空のボトル集めるネット)置いてないぞ..??

 

 

詰んだ...

 

 

 

ボトル...

 

 

 

めっちゃ邪魔だ...

 

 

トライスーツの小さい背面ポケットには入らないし、DHバーのツノとツノの間に横に置こうにもガタガタ震えてたぶんそのうち落としそう。

 

 

そのとき俺は初めて理解した。

 

トライアスロンってサドルの後ろに2本くらいセットできるボトルゲージつける人多いけど、このためだったのか...

(実際空のボトルゲージだけ付けておいて、そこにもらったボトルをしまう人多かった気がする)

 

 

試行錯誤のうえ、ゼッケンベルトの後ろ側に挟みこみ、いい感じに固定することに成功。

 

 

皆さんはボトル受け取る前にケージの空きは確認しようね☆ミ

 

 

そんなひとりコントをこなしていると、コースはいよいよ島の北側を回る大佐渡の登りの難所、通称"Z坂"へ。

 

これまであんなにブイブイ飛ばしていたトライアスロンバイクがヒィヒィ言いながら坂を登る。

 

自分はヒルクライマーの血が4分の1混ざったクォーター気味のオールラウンダー(もうわけわからんな!)なので、ここで10台↑ほどいたバイクを抜き去り、先頭へ。

 

 

#軽さは速さだ

 

 

次の大野亀、二つ亀ら辺の登りと合わせると先頭は3名ほどに減り、バラけた感じに。

 

後ろから見ていて、くだりの九十九折りの取り回しがトライアスロンバイクには大変そうに感じたので、小回りを活かしてついに単独先行。

 

 

ああ、これが佐渡トライアスロンバイクパート先頭の景色か。。

 

遮ることのない海風が半端なく気持ちいいゼ。。。

 

 

 

※当たり前ですが先頭ではないです。本当のトップはたぶん20分近く先行してますw

 

 

そしてなんやかんやあって当たり前のように追いつかれ、生粋のトライアスロンバイク2台に登りで先行され(←えw)、これについていけず。

 

 

いや〜

 

トライアスリートってスゲーわ〜(感心)

 

 

ただあれだけ後ろにいっぱいいたはずのバイクも少なくなり、自分とあと1人が抜きつ抜かれつ前を追う感じに。

 

その後ナチュラルにその人にも半分の95km地点のエイドで置いていかれ、いつの間にか後ろにいたロードバイクの丸ハンにTTバーつけた人にも抜かされ、ひとり旅状態。

 

島の南側の小佐渡を回る残り100kmは前にも追いつかず後ろにも抜かれず、本当に単独走行状態が続いた。

 

...正確には途中でBタイプと合流するので、バイクの人はいっぱいいたけど、割と後半?の人と一緒になるので、抜く一方だったかな。

 

 

1人になったときこそ現代科学の粋パワーメーターの出番と思ったが、校正せず途中から接続したのが悪かったのか、

 

 

気づいたら常時600w超を記録していた。

 

 

これにはクリストファー・フルームも苦笑い。

 

 

ちなみに日の当たる登りを全力で踏むと1300wくらい出て、これはこれで楽しかった。

 

逆に気温が低いトンネル内はどれだけ漕いでも80wしか出なかったけど笑

 

オマケ程度にGarminWatchの心拍計も反応していないことにここで気づいたが、

 

まあ自分は普段からパワーメーターとか心拍計とかあんまり見ないし、機械の数字より己の感覚を研ぎ澄まし本当の自分と向き合って進む方が好きなので(なんかカッコいい!)、特段気にせず遅すぎず速すぎずマイペースで。

 

 

一人旅は順調かと思いきや、意外とそうでもなく、途中120kmのなんでもない登りで足攣り

 

すぐに回復したが、これはいかんと思い、塩ジェル(塩餅だったかな?)を摂取。

 

以降綺麗に30km毎に足攣ってたw

 

 

その度に塩分系で誤魔化してたが、

攣るものは攣る。

 

 

やはり暑くて水分の補給量が増えたからかな?

 

気温が高いと補給もしにくいしね。。

 

補給食は自分は涼しいトンネルの中とかでモグモグ食べてました。

 

 

そして、エイドでは相変わらずコーラジャンキーと成り果てておりました。

190kmほぼコーラしか飲まなかったw

 

ちなみに一回コーラを受け取り損ねてアクエリアスになったときは禁断症状出るかと思いました、ハイ。

 

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コーラが切れた

 

コーラがもうない

 

早くコーラを(ry

 

 

 

そして、コースは終盤の小木港を過ぎ、島内部の山合いをフィニッシュ地点の佐和田へと帰る登りコースへ。

 

 

170km走ってきての勾配10%超えは胸にくるものがありましたよ、ええ。

 

 

 

 

クッ...

パワーも500wを下回ってきやがったぜ...

 

 

 

ゴリゴリに踏んで登るスタイルの自分は、普段は少なくともギア2枚は残して登るのだが屈辱のインナーローギアへ。

 

その後、地元民の「ここで登り終わり」という登り終息宣言を無事いただき、残りおよそ15km。

 

 

スイムでふやけた足のせいか、シューズがとても窮屈に感じ、あまつさえ痛みまで出てきたので、残りくだりと平坦メインということもあり、ここで靴を脱ぎ(えw)、シューズを踏みつけるスタイルで進むことに。

 

痛みから解き放たれたこと自体は良かったが、力が充分に伝わらないのか平均速度はガタ落ちし、残り10kmで2人くらいに抜かされた。

 

バイク最終盤で19番目と聞いていたので、それが正しければ21位でバイクを終えたことになる。

 

 

記録は前後のトランジット含めてたぶん6時間5分くらい。

 

 

バイクの反省点を挙げておくとすれば

 

・DHバーいらない

→TTポジションでの練習をしてないので腰が痛かったのでほぼ下ハン握ってた。ただの重りw

・補給計画

→用意した補給食半分も食えなかった。暑い中チョコは食えないなど。ただコーラで代用できた感はあるのでこれでヨシ!

 

くらいで、あとはこれぞ佐渡トライアスロンという本当に楽しい島一周観光ライドでした!

(観光気分※なお2回目)

 

 

⬛︎Run 42.2km

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ここまででだいたい

スイム1時間11分、バイク6時間5分。

 

ここまでかなり順調。

事前に思い描いていたペースである。

いやそれ以上か。

 

 

これで最後のランを3時間30分ほどでまとめられれば、夢の10時間台(11時間切り)がみえてくる。

 

このほぼサブスリーランナーの自分(ベスト3時間0分8秒)からすればサブ3.5ペースなどお茶の子さいさいなハズである。

 

 

佐渡トライアスロンで11時間が切れれば、総合でもかなりの上位の方、自分の属する30-34歳クラスではまず年代別1位は間違いないだろう。

(トライアスロン界隈では総合上位は年代別の表彰対象外になるので)

 

 

バイク→ランのトランジットでとりあえずトイレに寄り(トイレには寄る)、ランの準備へ。

 

いつも3種目のランでは足裏が擦り剥けて悶絶しながら走っているので、今回はあらかじめ絆創膏を貼ったうえで、かつ走り始めの前に靴下を変え、足裏にワセリンをぶっかけてる。

 

 

さあ!

これで11時間切りの準備は整った!

 

 

軽快にランをスタートし、時計を見ると

4:45/kmのペース表示が。

 

 

ふぅ〜

 

あぶないあぶない

 

 

フルマラソン3時間30分なら4:58/kmほどのペースで充分なはずだ。

 

やはりバイク飛ばした感覚でランに入るとどうしても突っ込み気味になっちゃうな!

 

 

などとレースが終わりもしないに勝者の余裕かましていたところ、

 

2kmも走らないうちに異変に気づく。

 

 

 

この5:00/kmペースがキツすぎる...!!!

 

 

 

遮蔽物のない海岸線3.5kmを6往復(6周回)するこのコース設定。

 

 

9月初めとはいえ、気温は約30度。

 

 

シンプルに暑すぎる。

 

 

たまらず5:30/kmにペースを落とす。

 

 

 

誰だ、直前の雨予報で残念がってたやつ!

 

晴れの方がきついじゃねーか!!

 

 

 

当初エイドは3.5kmおきに設営されると事前アナウンスだったが、たぶん暑すぎてそれぞれの中間地点に臨時エイドが設けられていた。

 

 

運営さん...

 

ありがとう...!!

 

圧倒的感謝。

 

 

雲一つないカラカラの晴天の下、走りの方はというと、エイドからエイドへ、エイド毎に水をかぶりながらなんとか走る感じ。

 

 

2km間隔となったエイドのおかげで

 

 

次のエイドまで頑張ろう...

 

 

次のエイドまで頑張ろう...

 

 

 

と、なんとか精神を保てていたが、これをマラソンと呼んでいいのだろうか...

 

 

そして、ヘトヘトになりながら

1周約7kmが終了。

 

よくロングディスタンスのトライアスロンは、3種目のフルマラソンに入ってその残りの距離に絶望するというが、自分に言わせれば

 

 

否。

 

 

走り始めて少し経過し、自身のボロボロの身体の状態を思い知り、残りの距離を嫌でも走らなければならないという状況に面して、初めて絶望するのである。

 

 

3周(ハーフ)までならギリギリいける。

 

 

それ以上はもたねぇ。

 

 

 

固形物はもう胃が受け付けないので、エイドごとにコーラを流し込み、自分を並走して走るBタイプの選手と思い込むことでハーフまで乗り切る作戦(←えw)

 

 

21km以降?

 

 

知らん!!

 

 

未来のことなど誰にもわからないのだよ!

 

 

今を頑張らないものに未来などやってこないのだよ!

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実際には酷暑の中ひたすらハァハァ言いながら力のないフォームでスタスタと走る。

 

11時間切りの威勢はどこへやら完全に守りのページング。

 

具体的には6:00/kmほどのジョギングペース。

 

ただ今の自分にとってこれが充分すぎるくらいにキツい。

 

 

そして、

 

ハーフで終わり!!

ハーフで終わり!!

ハーフでリタイヤ(ry

 

と自分に言い聞かせ続け、2周、3周と周回をこなす。

 

本当はハーフまででも省略したくないくらいきつかったけど、キツい以外に書くことないので省略で。

 

 

中間のハーフ通過がだいたい手元で2時間1分ほど。

 

これ以上ペースが上がるとは到底思えないので、4時間半ほどかかることを覚悟。

 

 

ただ不思議と歩くという気はしなかった。

 

俺はこの佐渡トライアスロン"完走"しにきてるんだ。

 

どんだけペースを落とそうが、歩くことはしない!

 

ドン!!!

 

 

いやでもコレ歩く人責められないですよ、それくらいキツい

 

 

 

あ、自分も脚攣ったw

 

歩きますw

 

 

正直ここまでランはコーラしか補給してないので(えw)、塩分を摂取する必要があることは分かっていた。

 

歩きながら攣った脚を休ませ、いけそうならすぐ走り出す。

 

次のエイドでは塩分を補給したいところだが、塩分タブレットさえ喉を通らない完全グロッキー状態だったが、タブレットを噛み砕きそのまま丸飲みでごまかす。

 

 

ただハーフを通過したことで残りの距離に絶望するというよりは、自分はその逆、希望を見出しながら走っていた。

 

 

あと3周走ったらもう走らなくてもいい。

 

 

自分はワインの半分理論では"もう半分しかない"と思うタイプなので、半分終わったらもう終わったようなもんである。

 

 

ただ危なかった。

 

これが今回7km×6周回だったから良かったものの例年の6km×7周回だったらヤバかった。

 

 

7周回するうちの4周目の入りとかどういうテンションで走ればいいんだ...

 

 

そして、塩分タブレットの甲斐もなく、28km,32km地点でもそれぞれ軽く脚を攣り、塩分タブレットが無くなったので、その度に小分けの種無し梅を数回粗食してコーラで流し込む。

 

 

4周回して午後4時頃になると風が吹き始めた感じがして、少し(ほ〜んの少しね)だけ涼しくなってきた気がする。

 

脚は相変わらず筋肉が硬直してバキバキだが、ヒールストライク、ミッドフット、フォアフットあらゆるフォームを試しながら残りの筋肉に総動員体制をかける。

 

 

しかしもうペースは6:00/kmを超え、6:30/kmを刻むラップもちらほら。

 

 

 

もうダメぽ。。。

 

 

 

人にはめちゃくちゃ抜かれるし、はじめのウエットスーツで擦れた腕の付け根が痛いし、コーラも飲みすぎてもう吐きそうだけど補給はしなくちゃいけないし、1人で参加してるからすれ違いでハイタッチとかしてる人とか見ると寂しいし...

 

と思ったが

 

 

 

待てよ?

 

 

俺にも声かけてくれる人いたな?

 

 

今更だが、このコースは海岸線の対面往復コースなので行き帰りのランナーがすれ違う形式なのだが、ランに入って1周目から俺に声をかけてくれる男がひとり。

 

俺は勝手に『社長』と呼んでいる。

(社長かどうかは知らんw)

 

 

たぶん30分差以内でランには入った感じがしたが、序盤は差が縮まってなくてあまり気にはしてなかったが。。。

 

 

なんか後半になって距離近づいてるぞwww

 

 

俺がバテたのか、向こうが飛ばしてるのか、俺がアイツで、アイツが俺で。

 

 

いやマズい。

 

このままだと追いつかれる可能性出てきたぞw

 

 

社長には約一ヶ月前の榛名湖トライアスロンにて自分が【☆絶★不★調☆】だっとはいえ(言い訳大事)、敗北をきしている。

 

 

最強ヒルクライマーとして同じ相手に二度負けるわけにはいかない

※当たり前ですが結構な人に負けています

 

 

しかも、社長、すれ違い時の顔色がめちゃくちゃ良くて、声かけの元気もいい。

 

 

こっちは死にそうな顔して

 

 

ゥス...

(超小声)

 

 

とかいう声にもならない死にそうな音出しながら走ってるのにw

 

 

事前の練習内容を見てみても充分すぎるスピードで走っており、かたや自分はこの1ヶ月満足にランの練習もできていない。

 

 

 

ここからラスト残り約15km

 

 

 

逃げ切る...

 

 

 

やれるか?

 

 

 

このヘロヘロの身体で

 

 

 

 

 

ヘロヘロ?

 

そんなタマじゃねーよな

 

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(ミッチー好き過ぎる...)

 

気合い

6:00/kmをギリギリ切るペースに戻す。

 

 

 

キツいのは俺だけじゃない。

 

 

キツいのはみんな同じだ(涙)

 

 

 

 

ただ残り2周

 

4周はなんとかこなしたが、

自分にとってこのペースでも充分過ぎるほどキツい。

 

 

 

体力ねえなぁオレは...

 

 

タバコは一度も吸わなかったんだけどなぁ...

 

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(圧倒的これが言いたかっただけ...!!!)

 

 

エイドでもダラダラするのをやめるようにし、追いつかれないようひたすら時間を稼ぐ。

 

 

そして最終周回。

 

 

陽はまだ昇っているが、かなり涼しくなっており絶好のラストスパート機会

 

しかしこれ以上ペース上がらず。

 

 

 

なぜペースが上がらん...

 

 

もう7km先にゴールがあるのに思い通りに脚が動いてくれない...

 

 

バカもん

動かんかーっ

この脚がっ!!

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ここまできたら途中の臨時エイドなんか飛ばせばいいものをつい足を止めてしまう。

 

 

俺は弱い...

 

 

それは事実だ...

 

 

ただこんな弱い自分だが

 

 

今日の勝負は俺がもらう!!!

 

 

全世界よ...

 

 

これが弱い男なりのへなちょこラストスパートだぁ!!!

 

 

 

 

こういった自分の弱い心に向き合って初めて人間は成長するのかもしれませんね

(誰だお前...)

 

 

 

ほんの少しだけペースが上がり、ラスト1kmを過ぎ、たくさんの応援が集う商店街の折り返し地点を抜け、時計を見ると17時28分の表示が。

 

 

6時スタートから数えて

現在11時間28分が経過。。。

 

 

やるしかない。

 

 

その後、細路地を駆け抜け、ゴールゲートが横目に見える状態で17時29分...

 

ここまで236.2kmのうち236kmきて、残り200mを飛ばせれば若干キリ良く11時間30分を切れる。

 

 

11時間30分を切れなければ、31分だろうが32分だろうが自分にとってあまり意味はないので、最後は足攣り覚悟でスパートをかける。

 

 

 

力のない走りでゴールゲートをくぐり、

 

 

実況のお兄さんが

 

 

ゼッケン1050番の選手

 

足取り軽く今ゴール〜

 

 

とアナウンス。

 

 

 

いや違うんですよ、兄さん。

 

 

最後足取りが軽いのはそこまでに自分の力出し切れずラクしてたってことなんですよ。。。

 

 

 

記録の方はというと3種目あわせた総合タイム

【11時間30分23秒】

 

 

結局11時間半切れんかったか...

 

 

各種目ごとのタイムが

スイム 1時間11分

バイク 6時間5分

ラン 4時間14分

※トランジットはバイクの時間によせた

 

 

【追記】

ちなみに後に出た公式リザルトだと

スイム:1時間11分29秒(種目45位)

トランジット1: 3分28秒

バイク:6時間01分30秒(種目27位)

ラ ン:4時間13分56秒(種目89位)

総合記録:11時間30分23秒

 

 

 

 

スイム、バイクはいいとして

やはりランが遅過ぎた。。。

 

 

当初の11時間切りの目標なんて浅はかだった。。。

 

 

このブログ執筆時点(9/5)でまだリザルトは公表されてないが、

速報を確認すると最初に書いた通り総合33位。

 

 

バイクで21位だったから、単純計算でランで12人にも抜かれたのか。。。

 

 

 

ゴール後は、芝生のところに仰向けで倒れ込み、もうこれ以上走らなくていい幸福感目標通りいかなかった後悔で複雑な心境だった...と言いたいところだけど、どちらかというと走らないで済む安堵感がかなり強かった(正直だなオイ)

 

 

年代別の順位の方はというと、

単純に数えると、自分は年代別で4番目のゴールだったのはすぐにわかったが、総合上位は年代別表彰から除かれるというトライアスロン特別ルールにより、自分の中では繰り上げに近い形で年代別1位が確定。

 

 

これについては、本当に正直にいって、微妙な感情を抱く。

 

 

総合上位6名の中に30-34の選手が3人もいるので、総合33位の自分が年代別1位?

 

 

なんかラッキーというよりかは

自分の中で納得がいかないんだろうな。

 

 

これが目標通り11時間を切っての年代別1位だったらもう少し胸を張っていたのかもしれない。

 

 

ただ、それは贅沢というか、練習してない自分が悪いというかw

 

 

 

自分の順位に納得できないなら、また来年出て自分の納得のいく結果を出せばいいだけの話だ。

 

 

 

 

俺はたぶん出ないけど

 

 

 

だってキツいんだもん...

 

 

 

だが翌日の表彰会場で総合上位陣の顔ぶれ名前入りの盾を見て(総合入賞者の盾って確か名前入ってたよね?)俺も名前入りの盾が欲しいと思った。

 

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(年代別1位の盾には名前無かった)

 

 

昨日あんなキツいコースを走って、ゴール後はもう二度とやらないと言っておきながら、次の日にはやっぱり総合入賞してみたいですもんな。

 

俺もそうだけど、何回もトライアスロンしてる人たちって記憶力ないんじゃないかと思うw

 

いやまあキツい以上に達成感が勝るという感情は理解できるが。

 

 

そんな感じで、トライアスロン始めた頃から憧れ続けてきた夢の舞台・佐渡トライアスロンのロングディスタンスは思いがけず?良い結果で終わりとなった。

 

 

さて、人生で一度しか味わえないロングディスタンスのトライアスロンは終わっちゃったし、全然大した事なかったな!(良く言う)

 

 

 

そして最後に

佐渡が島の方々、

運営のスタッフ、ボランティア、

共に競い合った選手の皆様、

事前の郵送資料に同封されてた応援メッセージくれた若きトライアスリート

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(↑俺なりには頑張ったつもりだぞ)

 

 

みんな本当にありがとう!!!

 

 

本当に最高のトライアスロンでした!!

 

 

それでは皆様またどこかで!!

 

 

 

さあ次は何をしようかな!

 

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(ドンデン山荘より佐渡が島を一望)

 

to be continued...

7/31(日)榛名湖リゾート・トライアスロン【最強ヒルクライマー死す】

 

 

 

やめて!

 

ほぼ地元・榛名湖で開催されるトライアスロンで、昨年総合6位を獲った最強ヒルクライマーが途中リタイヤなんてことになったら、YouTubeじゃなくてこんな古参のブログをまだ見てる時代遅れの読者の精神まで燃え尽きちゃう!

 

お願い、死なないで最強ヒルクライマー!

 

あんたが今ここで倒れたら、佐渡トライアスロンや世界選手権への出場はどうなっちゃうの?

 

制限時間はまだ残ってる。ここを耐えれば、まだ完走できる可能性は残ってるんだから!

 

 

 

次回、「最強ヒルクライマー死す」。

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デュエルスタンバイ!

 

 

 

 

はい、ネタバレお疲れ。

 

 

さっそくですが2022年、榛名湖リゾート・トライアスロンに参加してきましたのでそのレビューをやっておきたいと思います。

 

なお、内容には賛否あるかと思いますが、正直がモットー・最強ヒルクライマーとして一応全て受け入れていく所存でございます。

あ、もちろん本ブログの目的はこの言い訳メインです。

 

 

 

レース開始30分前

 

 

「さてとトランジットエリアで全ての準備を終えたな。やっぱりトライアスロンは準備するものが多くて大変だわ〜」

 

(なお、今回は無事空気入れを忘れて選手駐車場で借りた模様)

 

 

 

いや、しかし...

 

 

なんか調子が良くないな?

 

 

今朝のウ○コのキレも悪かった気がするぞ...

 

 

(ウ○コで体調を判断する男)

 

 

 

 

絶好調を100とするなら40...いや35ってとこか

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いや体調悪いなら出んなよという話だけど、朝の段階ではレースに万全に出れるくらいの体調の中で体調が良くなかったんですよ...

 

違和感といった感じでしょうか

(カッコつけんな)

 

 

そして事前の練習の方はというと、

 

スイムはプールで2回しか練習できませんでしたが、そのうち1回は3000mも泳いだので、たぶん大丈夫でしょう!

 

オレ高校時代、水球部...ブリッツボールだったから、他の人の人生70回分くらいは泳ぎ込んでるからね!

 

それなのに何故こんなにスイム遅いんだ...

高校時代のオレ、どうやって泳いでたんだ...

 

伸び代しかないやん...

 

 

まあ気を取り直して、試泳の時間。

 

 

ひぇ〜

 

つめたぁ〜

 

 

なんて思わずトライアスロン初心者ばりのリアクションをしてしまったところ

 

隣りのオッさん

「例年よりはずっとあったかいけどな!ガハハ!!!」

(たぶんガハハは言ってない)

 

って感じで砂利ボーイ扱いされた気がするので

 

 

(おいおいコッチは去年総合入賞者だぜ?)

 

 

という気持ちをグッとこらえ、

 

「ま、まあいつもより透明で泳ぎやすそうですね」

 

とこちらも2回目の参加ながらベテラン感をさりげアピール。

 

なお、前日降った雨の影響で水は例年よりは濁っていた模様。

(たしかに去年はワカサギみたいなのが見れた記憶がある)

 

 

 

そして、行数の都合であっという間にスイムスタート。(急に投げやり

 

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意を決して榛名湖に飛び込みスイムスタート。

 

今年はスイムが去年の直線⇆往復コースから三角形トライアングルコースに変わったらしい。

 

なお、昨年自分がたどったコースロープも無くなった模様。

7/18(日)榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬【赫足】 - 最強ヒルクライマーの最強ヒルクライム日記

↑前回の様子

 

あれ?

もしかして去年コースロープたどったのバレた?

(いやもちろん引っ張ったり、手繰り寄せたりはしてないぞ!!触ってないからな!!)

 

 

まさか...

 

運営このブログ見てるのか

(自意識過剰

 

 

競技開始前に

変更点"1箇所"ありますってやたらアピールして

たもんな...

わざわざロープありませんって言い切ってた感じが怪しいぞ...!!

 

これは露骨な"最強ヒルクライマー潰し"

 

たぶん金に糸目をつけないタイプのライバル的な奴がスポンサーに手回しして無理やりスイムコースを変えたのでしょう

 

 

フフフ...

 

相当警戒しているな、この俺を...

 

 

ブクブクブク(スイム中)

 

 

だが甘い。

 

必ずしもコースロープを追う必要はないのだよ。

 

 

宇宙兄弟の主人公ムッタが

 

空飛ぶ車が飛び交う未来がきたら、空は交通標識だらけになっちまう。でもな、手間をかけて空に道路や標識を設置して空に留めておく必要はなく、フロントガラスに架空の共通道路を映し出せばいいんだよ(セリフ適当)

 

と言っていたように

コースロープではなく、同じくらいの泳力の人の後ろに着き続ければ、コースを追う必要すらない。

 

 

ん?

誰だってそんなこと考える?

そんなバッチリ泳力が同じくらいの人なんていないだって?

 

 

俺は知っている

 

この男を。

 

 

なあ、社長。

 

 

最強ヒルクライマーメモ

【社長】

よくわからないけどたぶん社長。なんて呼んだらいいのか分からないので俺も雰囲気で社長と呼んでいる。なんかTwitterフォロワー数が多い。絶え間なく世論を切ってるご意見番のイメージ。

STRAVAで確認した直近のスイムペースがだいたい自分と同じ。←コレが重要

 

 

 

俺は全てものを利用する。

 

それが、自分を"最強さん"と呼び、話しかけてきてくれる人であってもだ!

 

そうだ!

この人は"最強さん"などと呼び、俺を油断させて倒そうとしてきてるに違いない!

きっとそうだ!

 

(これが脅迫性観念...)

 

 

全身黒ベースが多いウエットスーツを着ていると本来人の区別は付きづらいのだが、幸い、社長の緑のトライスーツはよく目立つ。しかも半袖のトラスーツの上にロングジョン(袖なし)のウエットスーツ

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正直濁った麦茶のような水中でもわかりやすい。

 

 

 

ありがてぇ...

 

 

これでヘッドアップする回数が最低限で済む。

 

 

しかもこのペース。

 

 

俺にとって速すぎず、遅すぎずまさに理想的ペース!

 

 

緑色のトライスーツの袖がウエットスーツからハミ出してるファッションセンスは正直どうかと思うが(←おい)、そのおかげで社長を見失わずにスイムを無事終えられそうぜ!

なお最後の方はその社長に無事置いていかれた模様。やっぱり最後は練習量ですよね。。新開さん。。。

 

 

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(と言いつつ、実際には結構蛇行した模様。↑このログはGPSめちゃくちゃで大袈裟だけどw)

 

 

スイムは27分28秒種目40位/190人くらいでフィニッシュ。

 

コースが変わったので参考たけど昨年は27分22秒で50位くらいだった。

 

記録も順位も昨年とほとんど変わらないし、やっぱりスイムの練習なんてしなくていいんや!

 

 

そして、次の種目、最強ヒルクライマーの"十八番(オハコ)"バイクへ。

 

 

 

 

ふぅなんとかウォーミングアップのスイムは無事終えられたな。

 

 

ここから一気に巻き返していくぞォ‼︎

 

 

裸足でロードバイクに飛び乗る動作に若干失敗しつつ、審判のおじさんに苦笑いされながらも

 

 

 

『本気の失敗には価値がある』

 

と自分に言い聞かせ、バイクスタート。

 

(いやこの動作1年ぶりなんだよなぁ)

 

圧倒的練習不足!!

 

 

 

ロードバイクを片足で漕ぎながらもう片方のシューズを履くというトライアスリート特有のモカッコいい動作を決め、前へと進む。

 

目の前には、その動作に苦戦してる感じ(違ったらごめん)の社長を発見。

 

 

(あれ?社長にここで追いつくということはトランジット時間かかりすぎじゃね?靴下バイクパートの前に履くタイプ?)

 

 

フフフ...

すぐに追いついてみせますよ...

 

 

この先は、榛名湖から伊香保方面へと向かう直線の登り坂となる。

 

 

 

 

悪いが、社長。

 

これでも俺は"ヒルクライマー"の端くれだ。

 

斜度6%か7%か...

 

確かにトライアスロン大会にしては登りごたえのあるコースだが富士ヒルほぼゴールドの俺の敵ではないわ!!

 

 

 

 

 

・・・!!!

 

 

 

ん?

 

 

 

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は、羽根が出ない...

 

 

 

いや人間には羽根など出ない

 

 

 

これはどちらというと

 

筋肉が終わってしまっている...

 

 

この感覚...

 

 

これは...

 

"終了筋肉(おわりにく)"だ...

 

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冬は練習しないと豪語する最強ヒルクライマーにとってシーズン始めの3月か4月にこの現象は発生する。

 

最強ヒルクライマーが乗りこなす

この愛車"ベヒーモス"(正式名称PROPEL ADVANCED SL DISC SE)

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はGIANTが誇る最上級のスプリンター向けエアロロードバイクだ。

ピュアスプリンターが結果を残してるバイクなだけあり、踏み味はガチガチに硬い。

その硬さは並の脚力を退け、逆に乗り手の力を蝕んでしまうほどだ!

知らんけど!

 

 

 

とにかく力が入らん...

 

 

150wを下回っている...

 

 

普段の半分以下...

 

 

これ、片足計測か?

 

 

 

ダンシングで誤魔化そうにもマジでこの硬いフレームに全て力が吸われちまう

 

 

なぜだ...

 

なぜ言うことを聞かない...

 

 

黒王号よ...

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(ベヒーモスどこいった...)

 

 

 

そんなこんなで社長には既にはじめの坂で置いていかれ、1周目を終えてラップを確認すると

 

 

13分半...!!

 

遅い!!

 

去年より1分以上遅い!!!

 

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そして2周目でも登り坂で力を発揮できず、パワーも100wを切る始末。

 

 

 

登りが圧倒的にキツい。

 

 

さっき飲んだポカリも吐きそうだ。

 

 

どれくらいキツいかと言うと

映画ハリーポッターでヴォルデモートが分霊箱を奪われないように仕掛けた黒い水を必死に飲み続けようとするダンブルドア校長くらいツラい

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(「ハリーよ...やめてくれぇ...なぜこんなことをするんじゃぁ...」的なことを言いつつ、ハリーポッターが校長に黒い水を飲ませ続けるシーン、正直大好きです。元ネタ分からん人ごめん!)

 

 

 

つーかなんなら平地も腰が痛くてDHポジションが3秒持たねえ

(これは単純にDHバーの事前の調整不足ですね、はい。)

 

 

 

 

 

これは"リタイヤ"あるな

 

 

 

周回ごとに1分ずつタイムを失っていき、

最終ラップは16分もかかっていた。

 

 

ハハハ...

 

去年の俺このコース12分半で5周回ってたとか速すぎだろ...

 

 

薄れゆく意識の中、普段自分自身を滅多に誉めることのないこの男が思った素直な感想であった。

 

 

てかみんなこの榛名の登り坂こんな苦しそうに登るんやな笑

 

同じペースで登って初めて気がついたわ笑

 

 

ホントゥ、ザクは大変...や...な

 

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つらそう!
いいな手嶋さんは!
これくらいでも生きてるって感じられるんでしょ!

 

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死んでる感じしかしねぇよ!!

 

 

 

 

(いや落車はしてないよ?)

 

 

ヘロヘロになりながらバイク終了。

 

バイクは1時間22分23秒種目31位

去年が1時間8分だったので15分くらい失った結果にw

 

5年前初めて参加したトライアスロンでスイム張り切っちゃった後に、ジェル吐きだしちゃうくらい辛かったバイクを思い出す勢いでした。

いやー懐かしい。

 

 

みんなも調子悪い時は無理せず勇気のリタイヤが必要だぞ!

(なお、悪いお手本)

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(弱虫ペダルは悪くないんです!!)

 

 

 

そして最後のランパート。

 

 

 

バイクでは本当に翼の折れたエンジェルのごとく、不甲斐なくてリタイヤしようかと100回くらい思ったけど、ランを始めるとなんか調子が戻ってきた。

 

 

ホッホッハッ!! 

 

 

ホッホッハッ!!

 

 

 

そうだ、苦しい時こそリズムだ

 

リズムを刻め!!

 

 

スタート直後の激坂で歩いている人を横目に

 

『そうだ、最強ヒルクライマー、お前はこういった他の人が歩いちゃうようなところで自分だけ走れてる俺カッケー的な感じでテンションを上げるタイプだったろう!?』

 

ああ!

そうだった!

(ただの性格悪いやつ)

 

 

 

バイクは絶不調だったが、終わってしまった種目は仕方がない。俺にはまだランが残っている。

 

 

しかも

そうだ。

 

"最強ヒルクライマー"なんてたいそうな活動名でやってるが、最近はウルトラマラソンだ、トレイルランだ、などランばっかじゃねーか。

 

 

 

あれ?

 

まてよ?

 

 

 

俺って、いまランでもそこそこ速いんじゃねえか?

 

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4:15/kmペースは無理だが4:30/kmならイケる。

 

 

もう俺はあの頃のバイクだけの一発屋じゃねえんだ。

 

ラン...

お前も強くなってたんだな...

 

 

キングダムに例えると、今回は絶不調だったとはいえさすがに得意のバイクは五千人将クラスだと信じたいが、ランも千人将くらいには上がってきてくれた感がある

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いやーやっぱ飛信隊には羌瘣(キョウカイ)が必要だわー

※キングダムのシーズン4アニメ放送中だぞ!

 

 

といった感じで、バイクがダメでもランベスト出せればワンチャン年代別の入賞は狙えるかもしれないとペースアップ。

 

 

 

可能性が出てきた!!

 

年代別入賞の!!!

 

 

その可能性にかけるモチベーションになれ!

 

 

苦しい時に必要なのはたった一つでいい

 

 

"達成目標"なんだ!!

 

 

ハァイ!

手嶋さん!!

 

 

と言った感じ...かわかりませんが榛名湖周回コースをゆるくジョグ。

 

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最後は調子に乗ったのか、止まっていた(脚攣ってた?)招待選手もパスし、そのままゴールイン。

 

 

去年の43分には遠く及ばないものの

ランは種目19位48分47秒でフィニッシュ。

 

 

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全体タイムは2時間38分38秒総合22位/190人

 

年代別では6位だったけど、トライアスロンは総合入賞勢はエイジ順位から除かれるため実質11位。

 

 

 

いや全然ダメやん。。。

 

 

やはりバイクが遅すぎたな。。。

 

しゃーない。

 

 

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(今回は2時間30分切りくらいが総合入賞のラインだった模様。昨年はランが思うようにいかずとも2時間18分ではこなせていたので、いくら調子が悪かったといえど正直悔しい...)

 

 

 

 

そしてトボトボと帰路につき、自宅でレンタルしたウエットスーツを洗っていると

 

ふと思う。

 

 

 

あれ?

俺、本当に『調子』悪いんじゃね?

 

 

 

体温計ピッ...

 

 

 

 

 

ピピピ...

 

 

 

 

 

嘘だろ...

 

 

39℃あるやん...

 

 

 

※いや大会前2週間と当日朝は36.5度とかでずっと平熱だったんだぞ!マジで信じてくれ!

 

 

 

いや待て。

 

 

このご時世に発熱はまじでシャレにならん。

 

 

これで不調の理由がハッキリしたのは良かった

(良かったじゃねーよ!無理せずリタイヤしろよ!)

が、もし【アレ】だとすると本気でまずい。

 

 

 

とりあえずポリメラーゼ連鎖反応検査を受けることになりそうだ...

(カッコつけずにPCR検査って言えよ...)

 

 

 

翌日

 

 

 

結果:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陰性

 

 

 

 

 

 

ヨォシ!!!

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(プラトーンのポーズ)

 

 

 

 

あぶねぇ

陽性出てたら、トライアスロンも全てなかったことにして有耶無耶にするところだった(真顔)

 

というか陰性出たからこの記事を書き始めたというのが正しいか..

 

マジで引きこもり用に楽天ネットスーパーで食料品(ほぼお菓子)とか買い込んじゃった後だったぞ...

 

 

まあただ、これって完全に正確な検査じゃないらしいし、本当のことってよくわからんよね(←おい)

 

新型コロナウイルスPCR検査の陽性率(感染している人を調べた場合、陽性と出る確率)は70%と言われております。
また、陰性率(感染していない人を調べた場合、陰性と出る確率)は99%ほどと言われております。

 

 

ただレース終了後は眠れぬ夜を過ごしたが、1日半経ってそこまで体調悪いってほどではない。ギリギリ我慢できるレベルくらいには落ち着いた。

 

 

むしろ今はお腹痛い方が強いくらいだ。

 

 

お尻から黒い水が出る...

 

 

 

もしかしてコレ...

 

榛名湖の水、飲んじゃったか?

 

 

 

といった感じで、

体調悪かったけどトライアスロン完走した俺スゲー的な記事になってしまったが、

皆さんは(俺も)、このご時世柄とは関係なく、なんかヤバいなとか思ったりしたら、レース前でもレース途中でも勇気のリタイヤが必要だと思います。結局、完走しても良い結果なんか出ないんだからね。今回恥ずかしながら経験してみて初めて分かりました。

 

 

とりあえず今回、万全の状態になるまで練習はお休みして、療養しつつ、引き続き感染対策をバチコリ取りながらなんちゃってアスリート生活を送っていこうと思います。

 

月並みな言葉だけど

健康あってのスポーツだよね。

 

 

ということなので寝ます。

 

それでは皆さんもお元気で。

 

またどこかのトライアスロン大会でお会いしましょう!!

 

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See you next time!!

 

 

 

 

 

 

ブリュリュリュリュ...

 

ケ、ケツが...

 

お亡くなりになる...

 

(いや真面目に寝ます)

 

あとこの記事はコッソリ投稿しますね。

なんとなく。

10/31(日)九十九里トライアスロン【世界最長】

 

※今回は時間の都合上(明日フルマラソンw)、いつものカラフルなテキスト形式に出来なかったのが無念だ...

あとで時間あれば飾り付けやります(やらない

 

 

 

 

インタビュアー:

最強ヒルクライマーさん!

今回はどうしてまた九十九里トライアスロンに?

九十九里(一宮町)って群馬から結構遠い(片道200km:高速で3時間)じゃないですか?

 

 

最強僕:

推し量るだけだ

近く見える

トライアスロンの頂きへの本当の距離を(キリッ

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はい、ということで

2021年九十九里トライアスロンのミドルディスタンスに【初☆参☆戦】してきました。

 

 

直近では、今年8月に埼玉県で開催された彩湖道満トライアスロンでミドル総合3位ということで完全に調子に乗っている僕ですが

 

いや〜彩湖道満トライアスロンはマイナー大会だからな〜

実際に多く人が集まるミドルの大会で自分の本当の実力を試したい、と思ったのが正直なところ。

 

彩湖道満トライアスロンさんマジめんご。

でも九十九里トライアスロンのトップページにも

『今年2021年関東地方唯一のミドルディスタンスの開催!!』とか煽り入ってましたよ!!

(告げ口していくスタイル)

 

 

九十九里トライアスロンはミドルの部でも歴史ある大会らしく、例年の参加規模は600〜1000人ほど。彩湖道満トライアスロンは100人前後だから規模が違うのだよ、規模が。

 

といった感じで田舎者が都会の人の多さにドキドキするのと同じく、自分は初めて走るミドルディスタンスに心わくわくして待っておりました。

 

セントレア

そんなのなかったんや!!

※2020年昨年のアイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン(ミドル)は途中バイク事故により、競技中断。

 

ただ申し込み時点では10月3日の開催だったのだが、未知のウイルスの影響により晩秋の10月31日に延期。

 

正直寒そうで嫌だな、と思いました(小学生並みの感想)。

 

 

 

ということで前置きはこれくらいにしておいて

早速当日へ。

 

自分の記憶が正しければ直前までの晴れ予報から、急転直下の雨予報へ。

期待させといて下げるパティーン。

 

 

 

ただ当日、会場の"朝"は晴れていた。"朝"は。

 

 

 

スタート前、

トランジットの準備をそそくさとしていると

自分のゼッケンが『19』という比較的若番なこともあり、周りにはシングルゼッケンはじめ強そうな猛者どもが次々と。

 

 

そうか...

彼らが国内ロング上位勢...

 

今年国内ロング四大大会(宮古島・五島・皆生・佐渡)が全て中止となったいま、このミドルディスタンスに図らずも集結してしまったということか。

 

 

なるほど

明らかに他の者より威圧感が数段上だ...

 

他の者もトライアスリートとして決してレベルが低いわけではなかろうが力の差を感じているのだろう

萎縮してしまっている

 

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そして

 

 

 

 

おそろしく高い機材...

オレでなきゃ見逃しちゃうね

 

 

 

 

 

 

ハイ。ということで、それからバイクの試走、トイレを済ませ、トランジットエリアから1kmは離れたスイムスタート会場へ。

 

 

ちなみに途中でウエットスーツの向きが前と後ろが逆ということに気づいた僕。←えw

 

 

いや、わざとね!わざと!

 

 

このウエットスーツ前後逆ギャグが通じないなんて上位勢も意外と余裕ないんだな!

フハハハハハ!!!!

 

 

...トランジット準備中、誰ひとり指摘してこなかったぞ。涙

 

 

 

気を取り直してスイムスタートいきたいと思います♪

 

◼️試練のスイム(1.9km)

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気温14度に対して水温は19度とのアナウンス。

 

フフ...

そんな余計な情報は不要よ。

 

昨年水温21度のセントレアの海を"袖なし"で泳いだ自分にとって、今回のウエットスーツ袖ありフルスーツを初着用したパーフェクトスイムモードはかなり余裕がある。

 

 

まあ多少は寒いかもしれんが

 

心頭滅却すれば火もまた涼し🔥

 

気合いだー!!!

 

 

スタートとともに海に飛び込む。

 

 

あっ...

 

つめた。

 

 

いや、寒ッ!!!

 

 

いや寒くない寒くない寒くない。

涼しい涼しい涼しい涼しい涼しい。

 

 

泳いで5mで感じる身体の低水温の海水への拒絶。

 

 

あーこれアレだ。

 

 

お正月とかで気合い入れるためにふんどしで海入ったりするテレビで見るあのやつだわ。

 

 

まず気合いとかいうけどさ、水が冷たくて呼吸が出来ないのよ。

 

普通クロールって最低でも2回腕を回すごとに1回顔上げて呼吸するじゃん?

いや、足りないのよ。2回に1回じゃ。

呼吸が。寒すぎて。

マジで。

 

たぶん、氷の血気術を使われるとこんな感じなんだろうな(適当

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50m泳いだところで頭をよぎる『これ無理なんじゃないか感』

 

残り1850m...ェ...

無理だろ...

 

これはDNFあるかもしれん

 

クロールだと呼吸ができないので平泳ぎでプカプカ進む。

※後ろの人は泳ぎ方邪魔くさかったろうね!

ごめん!

 

顔上げて平泳ぎで泳ぐとやけにサーフボードに乗ったライフセーバーと目が合って『コイツ大丈夫か?』って感じで見られる。

 

ライフセーバーに溺れてないですよ、まだいけますよアピの笑顔を全力で返しつつ、進まなくてはならない。

 

 

くそ...

ただでさえ遅いスイムが出遅れてしまう...

 

 

いやまだレースを諦めるには早すぎる!

俺はクロールは遅いが平泳ぎはそこそこ早かったハズだ(小学生以来

 

アテネ五輪北島康介の4WD泳法を思い出せ!

平泳ぎでも周りに着いていくんだ!!

 

 

 

 

どうですか!?

今の感想はっ!!?

 

 

 

ちょ→気持ちいい!

 

 

 

といった感じで、一向にあらわれない折り返しのブイを目指してひたすら進む。平泳ぎで。

 

背泳ぎもいいんじゃないかと途中思ったが、真っ直ぐ泳げなかったのですぐやめました、ハイ。

 

結局ブイの折り返しの時に時計を確認すると21分ほど経過しているのを確認。

 

 

3日前くらいに近くの公営の25mプールで叩き出した1500mの人生自己ベスト26分15秒(遅いとかいうな👊)からすると、1900mなら単純計算で33分15秒でスマートに終える作戦だったのに。

 

というか、まずここまでその練習してきたクロールが全く活かし切れてないワケだし。。。

 

 

折り返し以降は、多少調子出てきたのかクロールも織り交ぜつつ、平泳ぎと交互で進む。

途中、ゴーグルの左目に何回も水が浸水してきて、その度立ち泳ぎして振り払いつつ進む。

圧倒的準備不足感!!

 

 

ただ最後のゴール地点のブイが見えたときはクロールでダッシュ

 

1900mのうちほぼ平泳ぎで泳いだにもかかわらず、最後だけクロールでドヤ顔でスイムアップ。

 

スイムの記録は40分23秒で78位/600人中。

スピードは2:08/100mくらい?

 

ただ自分とすると

テキトーに泳いだ割に意外と速い。

 

 

寒さに耐えてよく頑張った!感動した!

 

 

途中平泳ぎしていたせいで給水が2回ほど。

やはりちょっとしょっぱくて海のオープンウォーターを改めて実感。

(天然ミネラル補給

 

 

●トランジット1(スイム▶︎▶︎▶︎バイク)

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寒中水泳大会を終え、『ラン』パートへ。

 

そう、この九十九里トライアスロンは通常のスイム→バイク→ランではなく、スイムとバイクの間にトランジションエリアまでの約1kmの裸足ランが入るんですね〜

 

とりあえずスイムで出遅れた分を取り戻そうと全力疾走。

 

よしよしウォーミングアップ(スイム)も終えたし、ここからや!

 

しかし、沿岸道路から路地に入るところで身体への異変が。

 

 

ズルっ...!!!

 

 

曲がり角の濡れた赤絨毯で足元が滑る。

 

 

(転倒中スロー僕)

フッ...問題ない

こんなもの最近ハマったトレランで鍛えた体幹ですぐに体勢を整えて...

 

 

ゴテッ。

 

 

そのまま前回り一回転。

 

 

女ギャラリー「キャアアアア!!」

男ギャラリー「おい、キミ大丈夫か!?」

 

 

(そうか...寒さで平衡感覚が狂ってるのか...)

 

 

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「大丈夫。問題ないッス」

 

 

後ろの人コケてごめん。

 

 

途中、砂利道の足ツボ地獄を華麗なステップでさばき切り無事トランジションへ。

 

 

ハハ...

だいぶ周りにかかってるバイクが少ないな!

 

てかこの列は俺だけだな!

 

気を取り直してレッツバイクスタート!

 

 

トランジット1は6分57秒で18位!

...ってか九十九里はトランジットも順位でるのマジか笑

 

◼️反逆のバイク(91km)

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九十九里の有料道路を貸し切り、特設コースを2周回するバイクパート。

 

エアロロードバイクwithDHバーでいざ爆走。

 

 

ちなみに4iiiiのパワーメーターの電池が切れていたことに昨晩気づいていたけど、なんか面倒かったので交換せずそのままに。

 

 

パワーが表示されてようがされまいが90kmを己の全力で漕ぐだけっしょ?

 

 

といいつつ手元の心拍計を見ながら最大心拍190のうち160くらいを目安に漕ぎ進む。

 

 

有料道路ということもあり、路面も一部の料金所近くの段差を除き、走りやすい。

風向きが途中いろいろ変わったりして忙しかったけれど。

 

 

2ヶ月前の彩湖道満トライアスロンではバイクパート2位だった気がするので、今回も行けるかと思いきや、12km過ぎの真亀JCTから左折し、福俵PAまでの内陸に向けて進む道で、戦闘機みたいに走る先頭とすれ違い、格が違うと確信。

 

 

ただヒマだったので対向車線から向かってくるバイクの数を数えてみると30台ほど。

 

 

15kmほどバイクを終え、暫定30位か。

 

ここから卍解か!

なんか燃えてきたぜ!!

 

袖なしトライスーツだった(これしか持ってない)けど、一生懸命漕いでたら意外と寒くなくて良かった。

 

 

途中、一周回を終え、45km過ぎにトランジションで背中に仕込んだウィダーゼリーをチュウチュウ吸う。

 

ただ気温が低かったのか心拍が上がってたのかめちゃくちゃ飲み込みづらい。

ゼリーといえど、飲み込むと本当に呼吸がしにくくなる。

 

本番中は

「食べ物と空気が通る穴が同じとか人間の構造は欠陥あり過ぎだろ!もっとクジラとか見習えよ!」

※クジラは頭に空気穴があるよ🐳

とか創造主の神にキレてた気がする。

 

 

60km過ぎくらいでもお楽しみにとっておいたもう一つのウィダーゼリーラムネ味(何それ美味しそう)を食し、ひたすら人を抜かしまくる。

 

 

2周回目になると、オリンピックディスタンスの人やらで道が結構混んできていた。

 

まあそれは分かっていたのでどちらかというと1周目で飛ばすようにしていたのだけれども。

1周目のラップが1時間11分くらいだった。

 

あーもっとスイムが速く泳げれば、バイクも人が混まないうちに進めて効率良いんだろうな〜と100僻み精神で2周目を終える。

 

 

バイクの記録は2時間24分21秒。

順位は9位/600人。

巡航速度はAve.37km/hくらい。

1周目のラップ(45km地点)が確か手元で1時間11分とかだったかな?

 

そんなにサボったつもりなかったけれど、意外に遅かった。

DHポジションでの練習も久しくしていなかったので、腰もなんか痛かったし。

やはりサドルとの落差つけるためにハンドルをカッコつけて2cmほど下げたのが仇になったか?

 

というかヒルクライマー僕、そもそもこの平坦コースは苦手なのかもしれないな!(知らんがな

 

 

 

 

●トランジット2(バイク▶︎▶︎▶︎ラン)

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バイク終了後、トランジションエリアを大外回りして、自分のラックへ向けてバイクを押し進む。

 

自分のラックまで走る間に横目でバイクの数(=前をいく人)を数えるとだいたい15台くらい。

 

 

バイクでちょい挽回したものの、15台は多過ぎうち、もうダメぽ。

 

10台くらいならシングルリザルトに向けて頑張るんだけれども...

さすが今年唯一の関東地方ミドルディスタンス。レベルが高いとココで確信した(遅い

 

ランはそんなに自信ないが、同時にトランジット入った人もいたので、やる気スイッチOFFだがとりあえずで走り出す。

 

一応書くけどトランジット2は2分8秒で

5位/600人と今回種目最高記録←えw

 

俺にトランジット2の才能があっただなんて正直びっくり!

 

◼️勝負のラン(21km)

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トライアスロン・バイク速い人あるある〜

 

バイクのスピード感覚でランもはじめ飛ばしちゃって後半タレる〜

 

 

ということで、自分も走り始めは4:00/kmを切る快調ペース。

 

心の中では

「俺いまトライアスロン中だけど今日ハーフのベスト出るかもしれん!!」

と超ポジティブ志向で走り出す。

 

しかしそんなことは続かず、あれよあれよというまに4:05/km、4:10/kmと落ちていく。

 

そしてランの走り始めの頃には雨も降り出していたが、バイクまで終わればあとはいくら濡れてもいいのであまり気にならなかった

(自己中精神

 

 

ランは有料道路内を3.5周で、折り返しが何度か訪れるが、始めの折り返しはUターンするコーンの10mくらい奥に補給場所があったので、

 

「補給寄るたびに10m×2=20mロスか...

コスパ悪っ!!」

 

と思い、総スルーしてました。

 

すき家で、うな豚丼の特盛食べたし、補給はまあなんとかなりそうといった感じ。

水分は雨降ってるから、口の周りぺろぺろしながら大気中から摂取すればいいっしょ←えw

 

 

同じような景色が続く道路を多くの人を抜き去りながら、走る途中で若干飽きつつも一応半分の10kmくらいまでは4:15/kmを維持。

 

アルファフライはレース本番でしか履かないんだけれども、久しぶりに履くとこのペコペコ音出るシューズはやはり良いのだと思う。

 

 

 

よし、皆このままゴールまでいけるな!?

 

 

呼吸『いけます!』

筋肉『いけます!』

内臓『いけます!』

骨『いけます!』

脳『いけます!』

 

 

 

 

 

膀胱『あ、すいません///

自分尿意いいですか?///』

 

 

 

そう、ここで激しい尿意。

やはり寒いと"近く"なっちゃいますよねー

えへへー

 

 

そしてもう一つ問題が同時発生。

足の裏の皮が靴と擦れて剥がれかけている様子。着地のたびやや痛い。

 

あれーおかしいなー

今回はちゃんと靴下履いたんだけどなー

 

どうも雨とかで濡れるとダメみたいね。

ワセリン塗りたくった方がいいらしい。

 

 

そんなこんなで同時多発的に生じた問題に対応する必要が出てきた。

 

 

尿意と靴擦れ...

 

どちらか片方だけでも厄介なのに同時発生はマズイかもしれんぞ...

 

 

 

いや...

待てよ...??

 

 

同時発生...か!!

 

 

 

聞いたことがある...

 

痛みに耐える達人は、その時生じる痛み以上の痛みをリアルに思い浮かべることでその痛みを堪えられてしまうという...

 

 

そうか...

 

靴擦れの痛みを尿意で打ち消せばいいんだ!!

 

 

集中しろ...

 

体内で尿意と痛覚をぶつけ合うイメージで...

 

 

 

やった!

できた!!

(うそ〜ん)

 

 

そんなやりとりがあったとかなかったとかで、もう残り数km。

 

ラップは4:25/kmまで落ちていたが、まあ始め飛ばしたし、しょうがないっしょ。

 

それでもそんなに人には抜かれなかった。

5人くらいか抜かれたのは(充分過ぎ

 

ただ途中、先頭の人かわからんがマジでスピードの格が違う走りを見せつけられたのは驚いたわ。

リザルト見ると種目トップは3:30/kmとかで最後ハーフ走るんやね。あな恐ろしや。

 

その人以外は、ランが速いっつーか、俺がへたれて遅くなってただけっしょ(負け惜しみ

 

 

ラスト1kmを切ってから遅ればせながらようやくショボスパートをかまし、ゴールゲート方面へ。

ゴール手前で申し訳程度に前の人を抜き返す。

まあゼッケンがミドルの人だったし、一応ね。

 

ゴールとともにトップスピードでトイレに駆け込み、人間としての尊厳をようやく取り戻す。

 

 

ランの記録はというと、

1時間28分34秒で11位/600人。

平均ペース4:16/km※ただし後半失速

 

尿意と上位入賞諦めモードのなかではそこそこ良かった感じとなった(結果論

 

 

 

トイレでスッキリした後に、手元の時計でトータルの記録をあらためて見てみると

 

4時間42分40秒くらい

※公式速報だと4時間42分23秒

 

 

あー4時間半切れんかったかー

(彩湖道満トライアスロンSWIM1.5km,BIKE82km,RUN23kmでは4時間半切り出来てた)

 

スイムをのんびりし過ぎたかー

でも寒かったししゃーないなー

 

とか思いながら、ひとり反省会を3秒ほどで終える。

今年は密対策かなんかでリザルト速報の掲示はなかったので、自分の順位もわからず若干モヤモヤしながら、本降りになってきた秋雨に打たれトボトボと帰宅。

感覚的には得意のバイク終了時点で15位以下だったことと、へたれたランを考慮すると総合20位以内くらいか?とか思っていた。

 

 

 

そして、眠れぬ夜を過ごすこと

2日後

リザルト(速報版)の掲示が!!

 

 

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総合9位キターーー!!!

 

意外と好成績ー!!

何が20位じゃー!!!

 

 

 

うんうん

俺ってばやっぱりやれば出来る子!

えらいえらい!!

 

 

と、予想外の順位に自画自賛の嵐。

 

まあ2ヶ月前の彩湖で総合3位で、

今回九十九里は、得意のバイクがそれに比べて距離長めで、足引っ張りがちのランの距離が短くなったんだから

そういう意味では本当は総合9位で喜んでいてはダメなんだろうけど。

 

 

まあ参加人数多くて猛者揃いと噂のこの九十九里トライアスロンでシングルリザルト獲れたので、またここから見える景色も変わってくるのだと思う。

 

俺スイムとか伸び代しかないし。

バイクはまあ現状維持としても、ランも最近走り方が何となく分かってきて、トライアスロンが前よりもっと楽しくなってきてる感じがする。

 

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これが天衣無縫の極みか...

 

 

とりあえず力試しのつもりで出た大会で、そこそこ満足の結果を残せてよかった。

 

来年はまたこの結果に満足しないくらい強くなってるといいや(願望

 

本当は出来れば10月の頭のもうちょっと暖かい時期でレース出来たら良かった(僕寒いの苦手)のだが、まあこれは仕方あるまい。

 

 

これで世界一長い、九十九里(99里=388.8km)トライアスロンはお終い。

 

 

 

 

とりあえずお疲れ様でした!!!

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オレ!

(お前かーい!)

 

8/14(土)彩湖道満トライアスロン【裏彩湖】

2021年8月14日土曜日

この日、日本列島には前線が停滞し、全国的な雨に見舞われていた。

 

夏には珍しい雨のトライアスロン大会。

 

ある者は、機材が雨ざらしになることを憂い、ある者は、路面状況の悪さに絶望し、

何となく気分が乗らない者が多いであろうこのコンディションの中、希望を見出す者がここに1人...

 

 

〝死なない〟

 

 

確かに雨のレースに不安要素はあるが、前回・前々回のような完走率30%を切る最高気温36℃の灼熱の中を自転車漕いだり走ったりするよりは100倍...いや1000倍良い。

 

 

〝とりあえず今日全力出しても死ぬことはなさそうだ〟

 

 

暑熱順化トレーニン(寝るとき死んでもエアコンつけないマン)が無駄になってしまったのはやや残念だが、これは好記録の予感がするぜ...

 

 

雨のせいかスタート前は尿意がヤバかったが

(ちなみに雨のトライアスロン初)

ウエットスーツ脱ぐの面倒くさいし、最悪、ぶちまければいいかと意を決し、グリーンウォーターへ飛び込んでのスタート!

 

 

 

嘘ですw

ちゃんとトイレ行きましたよw

直前に3回くらいw

 

 

 

ということで、スイム1.5km、バイク82km、ラン23.45km(なぜランだけこんなに中途半端...)、合計106.95kmの長いトライアスロンのはじまりはじまり...

 

(2年前もこんな書き始まりだった気がしてきたゾ...強烈なデジャヴが...)

 

 

⬛︎スイム(彩湖1.5km)

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※今回は(もしかして前回以前もあった?)公式が写真を撮っていたらしく、そちらをバリバリ使っていこうと思います。

 

 

彩湖道満トライアスロンはスイムがフローティングでの一斉スタート

 

 

今回は写真で見てわかる通り近年稀にみる抜群の透明度ですね!!

 

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自分なんてこんな透明な彩湖に感動して↑の写真だと一瞬泳ぎ始めるの躊躇してますからね!

 

 

 

(うわぁ...)

 

 

 

 

さあ!

この彩湖という東京都民の非常用飲料水の中を泳ぐという若干不謹慎な気がしますが、レースが始まってしまえば、あとは全力を尽くすのみ!

 

 

スタートを切ると選手は皆、底が浅いところを嫌って、(正確には湖)の中ほどの深いところ泳いで進む傾向がある。

 

 

自分はと言うと、

 

あ、もしかして浅くて泳ぎにくいけど、岸に近いところを進んだ方が速いんじゃね?

 

となんとなく思い、水深50cm・膝下までしかない超底浅を単独で突き進む。

 

 

右呼吸しながら進むと、他の選手が川の真ん中ら辺を泳いでいるのが見えて、ものすごく遠く感じる。

 

 

みんな固まって進む中、独りぼっちで泳ぐ自分...

 

 

まるでスイミーのよう...

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ひろいうみの どこかで ちいさな さかなの きょうだいたちが たのしく くらしていたー

 

 

そして、泳ぎながら感じたのだが

その集団から徐々に離されつつある気がする...

 

 

あれ?

これもしかして遅い?

 

 

泳ぎ終わった後に思ったのだが、彩湖は川下に向かって曲がっており、岸をなぞるように泳ぐより、斜めに直線で泳いだ方が圧倒的にロスが少ない。

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スイム終了後、バイクトランジットへと向かう橋の上から彩湖の形を眺め、僕はそう感じました。←遅い

 

 

結局スイムは1.5kmを27分04秒種目22位

 

今回全体の出走者が81人と例年の半分くらいだったので、何とも言えないが、スイム終わって後ろ振り返ったとき、明らかに人が少なかった感じがした。

 

前回(2019年)は水中に漂うをかき分けながら25分で泳げてたのでこれは練習不足なのでしょう。

 

 

 

⬛︎バイク(サイクリングロード82km)

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泥と草ぼうぼうのトランジットを駆け抜け、河川敷を周回する特設コース(1周10.25km×8周)に入る。

 

今回の作戦はFTPの8割&心拍160厳守で。

 

というのも

1週間前に初めてエンデューロに参加したのだが(ブログ記事無しw)、そのときに100kmほど走った際、序盤300〜400wのモアパワーでハシャいでたら最後の30分が100wくらいしか出なかったので(えw)、その教訓を活かし、今日はFTPを超えないよう一定ペースを刻むことを徹底。

 

長い直前は姿勢を小さくを意識しつつ、230wくらいを目安に踏んでいた。

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(坂はタイムの稼ぎどころだし、頑張ルンバ!)

 

このペースで1周10.25kmを17分で回れる。

もうちょっと踏めたような気がするが、他の人にも抜かれなかったので、ランに力を温存するためと割り切った

(自分はバイクはトルクをかけてスピードを出すので、飛ばすと筋肉がプルプルしてランへの影響が大きいよ☆ミ)

 

 

また途中、雨が降ったり止んだりして、180度Uターンのところなんかは滑りやすくなっていた。

 

うまくUターン出来ずに転びそうになっている人を見て、2周目くらいからUターンではクリートを外して慎重に回るようにした。

 

ただ自分はクリートキャッチが苦手で

これトライアスロンじゃなくてクリートキャッチ王選手権やん!(意味はよく分からない)

とか思いながら毎回Uターンの度に失速していた。

 

補給に関しては、40km過ぎくらいで背中に差しておいたウイダーゼリー1本飲み、50km過ぎでもう1本飲んで終わり。

 

10秒チャージ、2時間キープの精神

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調べたら1999年のCMだった...

俺もいつの間にかおっさんや...

 

 

この距離ならこれでたぶん足りる。

 

つかボトルに粉飴を溶かしてそれ飲んでたし、雨で涼しければ時間も短くなるので、今回はたぶん補給とらなくてもいいくらいだった。

朝、うな牛の大盛りピコペパン(ピーナッツコッペパン)食べたし!

あ、あとお菓子も200円まで、とか言うし!

 

 

 

そして、走ること、忘れもしない70km手前の7周回目...

 

 

バイクで大勢を抜き去り、完全に調子に乗っていた僕は

映画タイタニックのヒロインが船の先端で腕を広げているシーンを思い浮かべ、

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『私飛んでるわジャック!』

 

とか心の中で叫びながら気持ちよく進んでいたところ、

 

 

後ろから不穏な影

 

 

 

 

なんだコイツは...!!

 

 

 

トライアスロンバイク!!

 

 

 

いやしかし疾い!!

 

 

 

ゼッケンを確認すると『13』の数字が...

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嫌な感じがするぜ...

 

 

 

このスピード...

 

 

こちら時速38kmに対して向こうはゆうに時速40kmを超えている...!!!

 

 

 

 

おそらくは此奴(無礼講)がバイクトップだろう...

 

 

 

 

いいだろう...

 

 

 

ここがバイク頂上決戦...

 

 

 

どちらが最速の走り屋か決めようじゃないか。

 

 

 

 

その後は一進一退。

 

 

...というかだいたい自分が後ろから見ていた。

(いや、ドラフティング距離はとってたよw

ドラフティング警察怖い><)

坂とかはバイク重量の差で自分が前に出ることもあったけど。

 

 

そして10分くらい経った後であろうか

 

周回のスタート地点に戻り、

 

 

 

『さあ最終周回だ。

ここからはリミッターを外す!

最強の走りを見せてや.......ん?』

 

 

 

キキキィィイイイ

 

 

 

 

ディスクブレーキ音?

 

 

ん?

 

 

停車?

 

 

いや、まさか・・・

 

 

 

 

 

もう8周したというのか(愕然)

 

 

 

 

この俺様が周回遅れだと!?

 

そんなことがありえるのか!!?

 

 

いやスイムの遅い自分より6分早く上がり、バイクを1周16分で回っていたとしたら、考えられないことではない...

 

 

が!

 

 

 

うぉおおおおおおおおお

 

 

 

俺は最後15分で回るぞぉおおおおお

 

 

 

 

 

 

 

16分後、最終周回をクリアー

 

 

バイクは82kmを2時間22分44秒種目2位で終える。(平均時速が37km/hくらい)

 

しかし1位は自分より10分以上早い。。。

 

 

 

い、いやこれはランに力を温存する作戦だから...(震え)

 

 

 

草むらトランジットへとまた向かい、秒でシューズを履き替えすぐさまランスタート。

 

 

⬛︎ラン(彩湖畔23.45km)

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ランに入る前、ガーミンウォッチを誤操作してしまい、3種目終了のテッテレ〜♪の音が鳴る。

 

再びランのみで測り直し。

(そのため上記写真だと開始地点がズレてる)

 

ただ、ここまで2時間50分の表示が最後に出たので、残り23kmを4:15/kmでいければ、総合4時間30分を切れそうだな、と何となく意識。

 

 

ランの入りは無理なく入ったつもりで4:00/kmほど。

 

 

昨年のアイアンマン・セントレアにてバイクパート中断後とはいえ20kmを4:00/kmちょいで走れていた気がするので、まあ今回もいけんだろという感じでスピードランへ。

 

 

ちなみにバイクが速い人は、バイクとランでスピード感覚が狂って、ランをどうしても速めのペースで入ってしまい、調子を崩すらしい。

 

 

ランは彩湖の周りの土手を5周(1周約5km)するのだが、

自分もその例に漏れず、

1周目こそ4:00/kmを切る素晴らしいラップを刻んだが、

2周目には4:10/km、3周目は4:15/km、4周目は4:20/kmと綺麗に失速していった。

 

 

 

また、途中、

2位だよ!

とか言われたり、その後、

2位と45秒差だよ!!追いつけるよ!

とか言われたりして、順位についてはちょっと混乱していたが、

 

まあ2位だろうが3位だろうが俺が前を追うことに変わりはない(キリッ

 

ここから落ちてくるヤツを拾っていくのみ(キリリッ!!!

 

とか、若干東京オリンピック大迫傑に影響を受け、意識高い系で走っていた。

 

 

順位の把握については、自分はバイクが速いので、バイク終了時のトランジットのときにラックにかかっているバイクの数を数えて把握するようにしているのだが、今回はトランジット終了後に6台くらいあり、よく分からなかった...

 

 

というのも例年は真夏の灼熱地獄により、ラン周回する(ランまでたどり着く)人数がそもそも少ないのだが、今年はクーラーの効いたそよ風ランニング大会だったため、周回遅れの人含め、追い抜く人が多すぎてよく把握出来なかった。

 

 

そして、運命の最終周回。

 

 

今回はほぼエイドに寄らず、途中コーラを3回口に含んだ程度だったが、ラスト2.5kmの最終エイドであらためて自分の順位をきく。

 

 

 

総合2位。

 

 

 

マジか。

 

この過酷で有名な彩湖トライアスロンで総合2位...

 

 

1位はたぶんバイクで16分差で周回遅れになった伝説の殺し屋・トレイン=ハートネットの人だから追いつくのは無理として、これはかなり好成績なのでは!?

 

 

と完全に勝利(2位)を確信していた。

(ちなみに後でわかったが、そのバイク速かった人はランで途中抜かしていたらしいので、正確にはもう1人速い人がいた)

 

《油断①》

1位との圧倒的な時間差を意識し、どうせ追いつけないとラストスパートが甘めに。

 

 

 

後ろを振り返っても、追ってくる人いなかったし。

 

 

 

《油断②》

後ろに追い上げてくるヤツが見えなかった。

 

 

 

そして、3周回目から正直、足裏がめちゃくちゃ痛かったのだが、最終周回ではかなり酷くなっていた。

(7月下旬の榛名湖トライアスロンでの裸足ランによる足裏の擦れが完治していなかった)

 

 

途中からフォームをわざとヒールストライク気味に無理やり変更し、スピードを犠牲に、しかし足裏の痛みが少なくなるよう快適性を重視してしまい、4:30/kmほどのぬるいランをかましてしまった。

 

《油断③》

足裏の痛みを言い訳に最後流してしまう。

レース中にも関わらず。

 

 

トップ選手はおそらく5体満足ではなくて、どこかしらに痛みを伴ってやってる人が多いと思う。

(自分は自分のことトップ選手とは思わないし、怪我したら休めとか思うけどね。今回完治したと思っていたら、痛み出したが正しいか。)

 

ただ現状に満足してしまったのは変わりない。

 

 

また最終周回に入る前に、ゴール横のタイムクロックを見て(手元では誤操作で総合時間わからなくなっていた)、

3時間47分3*秒と表示されており、

 

あと1周を42分くらい(4:15/kmほど)で回ってこれればキリよく4時間半切りだな!

 

とか思ってしまい、自分の中のペース設定基準が4:15/kmになってしまい、それ以上頑張ろうとしなくなるのも良くなかった感じはする。

 

 

 

まあただ後ろが来ていなければそれでいいんだけどね。。。

 

 

 

 

そしてレースに戻り、残り1.5km。

 

念のため長めの直線でもう一度振り返るが誰もいない。

 

 

 

 

(これは決まったろ!!)

 

 

 

(あとはウイニングランや!!!)

 

 

 

そう、それは

全ての油断がつながった瞬間だった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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・・・!!!

 

 

 

 

 

 

 

ゴールゲート200m手前地点

 

 

 

 

 

 

 

コイツ...

 

 

どこから現れ...

 

 

 

 

 

いや、それより

 

 

 

 

はや.....

 

 

 

否...

 

 

 

強...

 

 

 

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一瞬で並ばれた!!

 

 

 

いやコイツ一気に追い抜く気かッ!!!

 

 

 

 

この106kmという長丁場のトライアスロンの最後の最後で!!

 

 

 

 

 

ヤバいと思い、抜かれた後

無意識に後ろに張り付く。

 

 

 

 

ぬおっ...!!!

 

 

 

速い...!!!!!

 

 

 

 

こ、

 

 

これは、

 

 

このスピードは、

 

 

足の裏の痛みとか関係なしに、

 

 

 

 

つ い て い く こ と が で き な い

 

 

 

 

 

 

おそらく自分はいま万全の状態で走れればフルマラソン3時間切り(サブ3)は堅いだろう。

 

 

それをゆうに超える圧倒的な走力

 

 

時計見る暇すらなかったが、おそらく最後3:30/kmほどだろうか

 

 

 

 

ここで粘らなければダメなのに

ここが1番の頑張りどころなのに

 

 

 

これ以上スピードがあがらない。

 

本当に残り少しなのに。

 

 

 

 

 

生物としての敗北感

 

 

 

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(いや、ちょっと強いってレベルじゃねーぞ...)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を追い抜いた人がゴールゲートで嬉しそうにはしゃぐのを遠目に最後は力無くゴール。

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(カメラマンさん構図バッチリやんw)

 

 

ランの記録

23.45kmを1時間39分36秒種目5位

(平均だと4:15/kmペースくらい)

 

3種目通しての総合タイムが

 

4時間29分24秒!!

総合3位!!!

 

 

 

 

そして、2位との差...9秒

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自分にとってその9秒間は敗北の屈辱を味わうのには長すぎる時間であった。。。

 

 

 

 

(すぐ後ろとも24秒差だけど、僕前しか見ないタイプなんでスルーで...)

 

 

 

 

ただその後は

 

 

まあ総合3位でもじゅうぶんいっか!

 

 

の切り替えで、記念撮影とかしていた。

 

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そして、ゴール後、最後差し込まれた2位のキプチョゲの人と話をしてみると

 

 

 

フルマラソン2時間35分で走るとのこと。

 

 

 

 

ひぇ〜

 

 

そりゃ追いつけないわけですわぁ〜

 

 

 

 

ただトライアスロンって3種目あるわけだし、途中油断せず、自分がランもラストスパート出し切っていれば結果は違ったのかもしれんな...

 

 

まあ、あとラストスパートの練習自体も普段からしていなかったように思う。

 

 

月並みな言葉だけど、

練習でできてないことが本番で出来るわけないんだよな。

 

 

ただ

負けは負けだが、

 

これで、

この悔しさで現状に満足することなく、俺はいっそうマラソンに力を入れて練習するようになるだろう(仮)

 

 

そう思えばいい。

 

サブスリー程度で満足していてはダメだ。

(ちなまだ実際にサブスリーしたことはないです///)

 

 

 

大いなる収穫を得たと思おう。

 

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俺はまだ高く飛べる。

 

 

いやまだよりもっと高く飛びたいと願う!!

 

 

 

俺は最後あのラストスパートを全力を出して競れるような選手になりたい!!!

 

 

 

 

おいおい

そこまでいったらそれこそ総合優勝しちまうぜ

 

(↑お前誰だ..)

 

 

 

トライアスロンは全くとんでもなく面白いスポーツだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年の初参加が6時間30分で完走したもののランの種目制限時間切れ、続く2019年が5時間30分で総合16位(確か)、そして2020年のコロナ中止を挟んで、2021年の今年が4時間29分で総合3位。

 

 

天候などの諸条件が違うものの、

いやはや、だいぶ強くなったもんだな。

 

 

帰りの駐車料金(時間制)が例年は1000円かかっていたのが、今年は100円お釣りが出てきて、その100円硬貨を握りしめながら俺は自分の成長を感じていた。

 

 

 

トライアスロンを楽しむ心が俺をここまで強くしてくれたんだな、うん。

 

 

 

 

 

あと、これはレース前にスタート地点に行く途中で俺が人から聞いた話で確定的なことがわからなくて申し訳ないのだが、

 

この手作り感満載(失礼)彩湖道満トライアスロンはもともと4月の宮古島トライアスロン、9月の佐渡トライアスロン(両方ともロングディスタンス)の大会前に、本番に向けて良い練習ができるようにしてくれたものなんだという。

 

(確かに4月も同じ場所・同じ運営でデュアスロンやってるからね)

 

4月のデュアスロンと今回の8月トライアスロンもちょうど宮古島佐渡の本大会の3週間前に設定されているらしい。

 

だからこの大会毎年8月の第2土曜指定なのか〜

 

あと参加費用をトライアスロン界ではかなり安めにしてくれているのも何となく納得がいった。

 

 

 

今回コロナ禍で、おそらく色んな意見がある中で、トライアスリートのためにこのような場を作っていただき、最後には良い経験wもさせていただき、自分としては本当に感謝申し上げる。

 

 

2年前は灼熱の中を走らせやがって(お前が申し込んだんやろ...)とか勝手な事を思っていたが、今回は運営の温かさ...いや"熱さ"を感じる良い大会であった。

 

今年は雨で涼しい【裏彩湖だったけど、彩湖道満トライアスロンって言ったら真夏の炎天下の中の【表彩湖だよな!!

 

 

やはり彩湖道満トライアスロン"熱く"ないと!

 

 

 

はい、

こんなに、ふざけた文章で申し訳ないが、自分は思いっきり楽しめたので、ありがとうございました。

 

 

来年はたぶん出ません。

(オイ)

 

たぶん暑過ぎでキツ過ぎるからです。

(素直)

 

 

 

 

あーしかし

このトライアスロンを終えて

俺たちの夏が終わった感がマジ半端ない。

 

 

あとは社会情勢を見据えながらシーズン残りをだらだらと過ごしていければと思います。

 

 

 

参加者の皆様、運営に携わった皆様

 

 

本当にッ

お疲れ様でした!!!

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7/18(日)榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬【赫足】

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最強さん、

トライアスロンのハードさを他に例えるなら何ですかね?

 

 

 

うーん

 

そうですね〜

 

"結婚式"ですかね

 

 

 

準備の積み重ね、当日朝の慌ただしさ、2回のお色直し、終わった直後の達成感・感動、『あ、もうやらなくていいんだ』という開放感、後片付けのダルさ・・・

 

 

 

まさに結婚式だと思います、ハイ。

 

 

 

いやでも相手いないよね?

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

ハイ、ということで

忘れ物しない王選手権ことトライアスロンに今シーズンも初挑戦してきました!

今回参加した榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬については自宅が近いということもありながらスイムが湖ということで敬遠してきましたが、自分もトライアスリートとして、躊躇なくその辺の池や川に飛び込める覚悟が備わってきたのと、大会がなくてヒマだったので、ライバル高崎市の偵察を兼ねて初☆参☆戦してきました!

 

 

練習不足もあり、結構モチベーション低かったのですが、まあ楽しんだもん勝ちという感じでポジティブスタイルでいったのでその様子とくとご覧あれ!!!

(プロローグ終わり)

 

 

 

 

AM7:15(スタート30分前)

 

 

大会アナウンス

『それでは第2ウェーブの方〜試泳の時間になります〜』

 

 

 

フッフッフッ・・・

 

 

きたか。

我の番が。

 

 

 

 

今回はアップ用の靴を忘れる(レースシューズは既にトランジット設置済)というベタな初心者あるあるかましてしまったが、まあ久しぶりのトライアスロンだ。これは致し方ないだろう。

 

 

しかし試泳があって助かった。

これで何とかウォーミングアップはできそ...

 

 

 

・・・!!!

 

 

 

試泳のため(初めて)榛名湖に入った自分に電流走るッ!!!

 

 

 

冷たっ!

(水温21度)

 

浅っ!!

(水深70cm)

 

泳ぐところ狭っ!!

(まあ試泳エリアだかんね)

 

 

 

これは...

試泳などではない...

 

 

これは...アレだ...

小学校とかでプール前に入った

腰洗い槽だ...

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※今もう無いらしいね

 

 

と言った感じで無事消毒を終え、

スタート地点へ。

 

 

お偉いさんのウェルカム高崎挨拶を頂戴し、レースは6秒間隔で2名ずつ次々飛び込むローリングスタート形式で先頭者から3分ほど時間経過したところで自分の番スタート。

 

 

 

飛び込み直前

 

 

『そういえば榛名湖2周ってあったけど、これ1回陸とか上がるんですかね(無知)』

 

 

『いや、そのまま湖の中を泳いで2周するらしいですよ』

 

 

 

隣の人サンクス!!

 

 

 

大自然の産物・カルデラへとその身を投じる!

 

 

⬛︎スイム(1.5km)

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オープンウォーターでの泳ぎ方ってやつを教えてやろうか?

 

 

目標物(折り返しブイ)を定めて、真っ直ぐ泳ぐことだ

 

 

 

はい、先生

真っ直ぐですね!

 

 

 

 

 

先生!

僕のコントローラ壊れてるみたいでなんか左に傾いちゃいます!

 

 

 

といった感じで、スイム序盤は

 

 

『真っ直ぐ進むと左に傾くから、右ななめ前に進む感覚だな!(真っ直ぐとは)』

 

 

と独自の感性で泳ぎ進める。

 

 

そして、試泳の場所と違っていきなり水深がそこそこ深いw

 

 

 

ただ湖は意外と泳ぎやすく感じられ、幸いにもこの日の榛名湖は夏の麦茶を10倍くらいに薄めた感じの視界の良さだったので、2mくらい先の前の人の位置も捕捉できる。

 

 

300mほど泳ぎ、ブイを回って180度ターンをかまし榛名富士方向へまた泳ぎ出す。

 

 

 

しかしここで校正エラー

 

 

なぜか今度は右に傾く。

 

 

 

まずい...

 

このままではただでさえ遅いスイムをジグザグに泳ぐとなるとかなりのタイムロスになってしまう...

 

 

 

な、何かいい方法はないのか!!?

 

 

 

ん?

 

 

 

なんだこの"ヒモ"は?

 

 

 

ほぅ...

 

なるほど...

 

 

 

 

ということで、ブイとブイ(及び中間ブイ)を結ぶ水中に漂うヒモ(ロープ)を発見。

 

 

これを辿れば・・・イケる!!

 

 

と、気分は完全に鬼滅の刃・那田蜘蛛山編敵の糸をたどりながら下弦の鬼の元へ向かう炭治郎の気分でした。

 

 

 

見えた!隙の糸!!

※実際に糸(ロープ)は誰でも見えます

 

 

全集中・水の呼吸!!

※これ言いたかっただけ説

 

 

壱ノ型・

水面掻き(みなもがき)!

※ただのクロール

 

 

 

といった感じで、スイムは遅いなりに割と最短距離で周回できたと思います、ハイ。

 

 

えw

あのロープって見ちゃダメなやつだったのかなw

正解がわからんw

 

 

ここまで27分22秒!

種目順位は56位!w

 

 

⬛︎バイク(40km)

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ハァハァ...

 

 

何とか苦手なスイムを終えたぞ...

 

 

ウエットスーツ脱ぎながらトランジットエリア向かって...

 

 

 

 

次はお得意のバイクや!!

 

 

 

素早くヘルメットを装着し、裸足のまま(←ここ重要)バイクを押していき、乗車ライン過ぎたらバイクに飛び乗るッ!!

 

 

 

完璧だ...

 

 

 

自分の理想の動きのイメージと寸分も違わない...

 

 

 

正直、トライアスロン・バイク飛び乗り美しさ選手権あったら自分余裕で1位ではなかろうか...

 

 

 

トランジット(裸足のまま飛び乗ってバイク乗りながら靴履くヤツ)は特に今年練習しなかったけど(←オイ)トライアスリートとしての経験値は着実に積み重なっているんだなとしみじみと実感。少し感動した(レース中だぞ、オイ

 

 

 

よし、このまま加速して

先頭集団ごぼう抜きや!!

 

 

 

後半のことなど知ったことか!

短距離(オリンピック・ディスタンス)だろ?

トルクをかけ、バイクをぶっ飛ばす!!

 

 

この感覚...!!

 

 

このスピード...!!

 

 

これは自分史上過去イチ速いのでは...!!?

 

 

 

 

おそらく

パワーも300w超が普通に出せているハズッ!!

 

 

 

 

チラッ...

 

 

 

 

サイコン

『3秒の平均パワー:---w

 

 

 

Oh...

 

 

 

パワーメーターセツゾクシワスレマシタ...

 

 

 

 

 

 

ま、まあパワメ見ながら走るなんて、

2流のやることよっ(汗

 

 

 

目の前の数字じゃなくて、己自身と向き合えよ!!

(パワメ接続忘れじゃなければカッコいい

 

 

と無理やり自己肯定。

 

 

榛名湖周回コース(ちなみに今回はバイクは5周)のうち伊香保へと続く、1番坂が急なところ(7〜8%?)を踏ん張りながら登り、固まっていた第1ウェーブの集団?を追い越す。

 

 

 

伊香保へ向かう登り坂区間の後は、コースは下へと入る。

 

 

 

この登りである程度集団の先頭まで出ておかないとくだりで詰まっちまうからな、へへっ。

 

 

自分は第2ウェーブスタートなので第1と比べるとバイク周回に入るのが遅くなってしまうため、どうしても人が多い中を走らなければならなくなる。

 

 

この、人が少ない1周目・2周目をどれだけ飛ばせるかでかなりタイムが変わってくるハズ!!

 

 

よし、じゃあくだりに入る前にまずは水分補給だ!

 

 

こっからは忙しくなるからな!!

 

 

 

ポスッ・・・

ポスッ・・・

 

 

 

 

ボトル『・・・』

 

 

 

あれれ〜?

 

 

 

水でないぞ〜??

 

 

 

 

ポスッ・・・ポスッ・・・

 

 

 

 

ん?

 

 

 

ボトル『あ///まだ自分凍ってます///』

 

 

 

 

はい出たクソゲー

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そうか、今日暑くなるとの予報(平地では35度超え)で、前日からボトルを冷凍庫でカチンコチンに凍らせたんだっけ...

 

 

 

トライアスロンだとスタート時間そこそこ早いし、榛名湖畔は朝気温低いから、バイク開始までに溶けなかったんだなぁ...

 

 

 

大丈夫!

 

 

普段ヒルクライムはボトルレスだから!

 

 

さっき榛名湖の水も浴びたし、俺なら大丈夫...なハズ!!!

 

 

 

 

 

溶けぬなら

 

溶けるまで待とう

 

ボトルレス

 

 

 

 

 

 

 

といった感じで、気合いでカバー。

あのですね、喉が渇くと思うから喉が渇くんですよ。部活中は水分補給禁止だから(昭和体質

 

 

しかし、実際にまともに飲めるようになったのは4周目からという・・・

 

しかももう最後待ちきれなくて握力で中身を無理やり潰して、シャーベット状で飲んでました。

 

 

 

キンキンに冷えててうめぇええええ!!!

 

 

 

 

まあ、そんな感じ(どんな感じ)でバイクラップを刻み、1周12分30秒前後のほぼ一定ペースで走ってました。

 

 

予想通り3周目以降は周回コース上に人が多くなってきたので、くだりやコーナーでブレーキすることが多くなってきました。

この辺はやはり後発不利だと思います(安全第一

 

 

あと今回TTポジションうまくとれたような気がしてて、安定してバイクを進めることができました。というか最近平地が速くなっている。例年比体重増だからかな?

(最強ヒルクライマーとは

 

 

ちなみに5周するんですが

同じ場所に『凄い速いよあの人!』って毎回言ってくれるおばちゃ...マダムがいて、そこだけ毎回全力で飛ばしてました。

正直疲れます

(いやお前が勝手に頑張ってるだけだろ定期

 

 

 

とまあ色々あったような気もしますが、得意のバイクパートを終え、バイクのタイムは1時間8分3秒でした!

種目順位は堂々2位と好成績!

(ただあとで調べたら種目1位が2分以上速いんだよなぁ...)

 

 

最終運命のランパートに入ります

 

 

⬛︎ラン(10km)

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バイクを終え、フィギュアスケートばりの高得点着地を決めた後、またトランジットへ。

 

裸足のままランシューズを履き、そのまますぐにランコースへ。

 

 

ちなみにいつも僕、トライアスロンはバイクもランも靴下履いてたんですけど、この日は何を思ったか初めて裸足でいこうと当日朝に決意。

たぶん前夜にトライアスロンの世界選手権を見たことがかなり影響していると思われる(ミーハー

 

 

 

何事もやってみるタイプなんよね、ボク。

 

 

 

 

靴下ないのでシューズの履き替えは意外と時間かからなかった。

 

 

 

ランコースは榛名湖の周り5km(実際5.2km笑)のアップダウンコースを2周する。

 

 

スタートしてすぐに心臓破りの坂(←言ってみたいだけ)が待ち受けており、(たぶん)10%超の急坂が参加者の苦しめる。

 

 

 

まあ普通のランナーなら失速するやろうな

 

 

普通のランナーなら...

 

 

 

僕は普段からランは日常的に赤城山コースを登り降りでロングランしとる。

 

坂道は慣れっこやで!!!

 

 

 

 

1分後...

 

 

 

 

ゼェハァ・・・

 

 

 

ゼェハァ・・・

 

 

 

しまった、今年はまだ赤城山ランしてなかった!!

 

 

ということで例に漏れず失速。

 

 

 

しかしここからや!

 

 

事前に試走してみた感じ、あの急な登り勾配での失速は正直仕方ないだろう。

 

 

大事なのはくだりに差し掛かる山の頂点でいかに再加速するかということ!

 

 

 

うぉおおおおおおおおおおお

 

 

くだりはピッチやぁあああああああ

 

 

といった感じで、全力で駆け降りる。

 

 

 

その後、上級トライアスリートの走りに恐れ多くも並走しようとしてくるガキンチョを大人の余裕で笑顔で振り切り、1周目の半分過ぎたあたりの3km地点へ。

 

 

最強ボク

『なんか足裏が痛いな、絶対小石入ったわコレ』

 

 

『あーやっぱ裸足ダメだな、小石入るとちょい痛いわ』

 

 

 

靴の中の小石が気になる...

 

 

それもどうやら両足に入ってしまった様子

 

 

 

『まあ気にしないことが1番だな』

 

 

 

 

 

『・・・』

 

 

 

 

 

『・・・』

 

 

 

 

 

 

靴の中に小石があらわれた!

 

 

 

どうしますか?

 たたかう

→逃げる

 

 

しかし、まわりこまれてしまった!

 

 

どうしますか?

 たたかう

→逃げる

 

 

しかし、まわりこまれてしまった!

 

 

どうしますか?

 たたかう

→逃げる

 

 

しかし、まわりこまれてしまった!

 

 

 

 

 

『あ゛〜しゃらくせぇ!!!』

 

 

 

立ち止まるタイムロスは痛すぎる

2周目のペースアップも含め、残り7kmを快適に走ることを優先。

 

 

 

『てめぇ小石野郎!どんなツラしてるか見せてもらおうじゃねえか!俺の邪魔しやがって!!これ以上俺様の邪魔するならケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか........ぁあん?』

 

 

 

あまりの痛みに立ち止まる。

 

 

 

靴、カポッ

(靴脱ぐ)

 

 

 

 

あれ・・・?

 

 

 

 

ブンブンッ

(靴逆さに振る)

 

 

 

小石が・・・

入ってない・・・

 

 

 

・・・だと!?

 

 

 

 

いや・・・

 

それより・・・

 

 

 

足の裏の皮が剥がれてきている・・・

 

 

 

 

●今日の豆知識●

裸足でランニングすると靴と足裏が擦れてめちゃくちゃ痛いよ!ヒドいと足の裏の皮が全部持っていかれるよ☆

 

 

 

 

まさか・・・

 

 

 

 

小石なんてのは最初から無くて・・・

 

 

 

 

あれだね。

おはぎに入ってたタバスコを裁縫針と勘違いしてしまった圭一の気持ちが今なら分かる気がするのです。にぱー☆ミ

 

 

 

 

これが雛見沢症候群・・・!!!

 

 

 

いやふざけてる場合じゃなくて、マジでヤバいぞ。

 

普通に走ってるだけなのにだんだん痛みが強くなってくる。

 

まだ残りは7km。

 

 

しかももう一度あのくだりを全力で駆け降りなければならない。

キロ3分台で急ピッチでくだるときの靴と足底の擦れを想像すると正直悶絶モンだろう。

 

 

 

しかし、

 

 

しかしだ。

 

 

 

仕方ない。

 

裸足でいくという選択肢をとり、なんかベトベトになるの嫌だなという理由でシューズ内にワセリンも塗ることもしなかった自分が悪いのだ。

 

 

自分の行動には責任を持たねば!!

 

 

 

幸い、私は痛みに耐える方法を理論上だが会得している。

 

 

 

 

痛みに耐える方法・・・

 

 

 

それは・・・

 

 

 

 

今起きている痛み以上の痛みを思い出すことで現在の痛覚を誤魔化すッ!!!

 

 

 

 

思い出せ!

 

 

小学校の頃、友達の中里くん(仮)が俺のつま先に巨大な木の塊を落としてしまい爪から出血し、その後医者に麻酔なしで親指の爪をピンセットで無理やり剥がされたあの夏をッ!!!

 

 

思い出せ!!

 

 

大学の頃の不摂生で血尿が出て、検査入院することになり、尿道カテーテルをぶちこまれたあのときをッ!!!

 

 

思い出せ!!!

 

 

初フルマラソンを練習なしで4時間で気合いで走ったら、翌日ぶっ倒れて三半規管がイカれて1ヶ月間ほぼ寝たきりになったあの日々をッ!!!

 

 

 

 

いや〜

 

正直思い出の痛みより

今のリアルの痛覚の方が痛いっす。

 

どうみても。

 

 

 

という感じで、実際にはフォームを崩し、接地ポイントを誤魔化しつつ、ややスピードを落とす形での周回ペース。

 

 

そして、2周目に入り、直後の登りをヒイコラさせながら登り切り、運命の下り坂突入。

 

 

先ほど30秒ほど立ち止まっていた際に抜かれた前の人が見える。

 

 

 

これ以上は離されない!!

 

 

 

いくぞいくぞいくぞいくぞいくぞいくぞいくぞいくぞ

 

 

痛くない痛くない痛くない痛くない痛くない痛くない痛くない

 

 

 

 

 

 

○▼※△☆▲※◎★●・・!!!

 

 

 

 

 

 

よし、乗り切ったな(涙)

 

 

 

というかこれもう出血してるな、感覚的に。

 

 

 

ただ

あとは痛みを我慢できる最大のスピードを維持して、ゴールに向かうだけだ。

 

 

 

だがしかし

 

 

正直、筋力と心肺には余裕がある。

 

 

 

 

先ほど抜かれた前を行く人にも段々ではあるが離されつつある。

 

 

 

これでいいのか?

 

 

 

この久しぶりのレース

 

 

 

『足が痛かったから』で最後流して終わっていいのか?

 

 

 

この足の痛みは、トライアスロンの神様からの"喝"なのではないか?

 

 

 

 

残り3km

 

 

 

やろうか。

 

 

 

全力走。

 

 

 

ここからでも。

 

 

 

 

 

 

いつもの脳内観客

「なんだアイツの走りはッ!!

 

アイツはさっき足裏が擦れて既にシューズ内は血だらけのハズ!!

 

あの激痛のなか、なぜそんなに速く走れるんだッ!!?」

 

 

 

 

俺:

血でも砂は固まるだろ?

※意味不明だけどなんかカッコいい...!!

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最終直前に入り、ゴールゲートがはるか遠くに見えたところで渾身のラストスパート!!

 

 

 

さぁラストだ!

歯ァ食いしばれよォ!!!

 

 

 

この最後呼吸が苦しくなって、喉が焼けつくような"痛み"トライアスロンの醍醐味だ!!!

 

 

 

足の痛みなど比べもんにならないような最高級の"痛み"だぜぇいいいい!!!!!!!

 

 

 

 

 

ラスト3:30/kmを切るッ!!!

 

 

 

 

実況:

107番の選手の方

ゴ〜ル!!

 

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記録は2時間18分56秒です!!

(もちろん実際にはアナウンスないけどw

 

 

ちなみにラン単体の記録は43分31秒

種目は11位とのこと。

 

 

 

そしてゴールした後、アドレナリン分泌終了後に襲ってくる足裏の出血の痛み...

 

 

 

スタッフ

『ゴールされた方はこちらにお願いしま〜す』

 

 

 

ゴール直後ボク

『少しだけ足が痛いのでここで泣いてていいですか(涙』

 

 

 

ゴールしてから初めて恐る恐るシューズ見てみたけど

真紅に燃える見事な【赫足】になってました!

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(俺の3万のアルファフライがぁあああああ

 

 

これで

二つ名獲得イベント完了ですな!

 

 

 

 

そして、唐突なまとめへ。笑

 

 

 

今回の

エントリー494名に対して

スタートを切ったのが271名

ということで

自分の記録をもう一度振り返らせていただくと

 

スイム 27分22秒    (56位/271人)

バイク 1時間8分3秒  (2位/267人)

ラン  43分31秒    (11位/265人)

 

総合 2時間18分56秒(6位/263人)

 

という感じでした。

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相変わらずバイクの一発屋があり、スイムが圧倒的に遅く、ランも思うようにいかなかった中で総合入賞できたのは結構ラッキーだったと思ってますw

(7位の人とは6秒差でしたからね笑。最後飛ばして良かった笑)

 

 

久しぶりのトライアスロンということもあり、練習を追い込んで望むいうよりは、レースを楽しむというスタイルで参加しましたが、いざ本番始まるとやっぱりそれなりには頑張っちゃいますねミ(練習してないアピ

 

 

それでは、こんなふざけた僕ですが、10月頭には地元凱旋レース・前橋トライアスロンもあるので、また日々精進していたいと思います。

 

 

それではまた次回どこかでお会いしましょう!

See you next time!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸.

 

 

レース後帰宅シャワー浴び僕

 

 

 

 

足が染みるぅうううううううううううううう

 

ぐわぁあああああああああああああああああ

 

 

 

これは何日かまともに練習も出来なそうだぞ...

代償は大きかったのかもしれんな...

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大会関係者の方、大会開いてくれてありがとう!

めちゃくちゃ楽しめました!!

(終)

ハルヒルと赤城ヒルクライムを闘わせてみた【ヒルクライマーの休日】

 

※前提としてハルヒル(高崎)と赤城ヒルクライム(前橋)が仲が悪いという勝手な設定であり、ここのやりとりは個人の妄想であることをご承知おきください。ハイ。

 

 

 

ハルヒル(高崎):青】

【赤城ヒルクライム(前橋):赤】

 

 

 

 

 

 

なぜ開催の判断をせぬ?

 

 

 

・・・は?

 

 

 

コロナウイルスに収束はない

 

また昨年のようにROUVY(ルービー)のARヒルクライムでオンライン開催するつもりか?

 

あれは参加者100人ちょっとで大爆死だったハズ

※参加人数間違ってたらゴメン

 

死に急ぐことはあるまい

 

 

 

やってもみねェでわかるかよ

ウチ(前橋)のこと何も知らんだろが

 

 

リアル開催の一点張りで判断すると足元すくわれるぞ?

 

 

 

・・・逆だ

 

 

社会情勢が読めぬほど凡庸な自治体運営には思えぬ

 

 

 

高崎はこの『群馬』を統べるため生を受け

当初前橋達(おぬしら)に家畜以上の感情を持ち得なかったが今は違う

(ひどいw)

 

 

わずかながらに参加させるに足りる人間がいることを知った

 

 

「緊急事態宣言地域」および「まん延防止等重点措置地域」以外からの参加者がそうだ

 

 

 

お主(前橋)にも同じものを感じる

 

 

今 矛をおさめるなら

 

 

コロナ禍での大会開催ノウハウを教えてやらんでもない

 

 

 

それは

 

地元民だけで開催を・・・って話だろ?

 

 

全国のヒルクライマーが赤城ヒルクライムを待っている・・・

 

 

そいつは立場上

 

 

聞けねぇ相談だわな

 

 

 

 

負け(中止)を覚悟の開催判断か

 

理解できぬな・・・

 

 

行政という種のせいか?

 

ならば余の行為はむしろ"先行事例"だと言っておく

 

たとえばお前達の社会には"慣例"という古いしきたりがあろう

 

 

(市の)境の右(前橋)ではオンライン開催、左(高崎)ではリアル開催

 

 

狂気の沙汰だ

 

 

 

余が壊してやる

 

そして与えよう

 

 

安全安心とはいえぬまでも理不尽な中止の無い大会を!!

 

 

開催にあたっては"三密対策"や"参加者へのマスクの着用"を徹底することを否定はしない

 

だが

あくまでそれは感染拡大防止のためと限定する

 

 

余は何のために"大会"を開くか学習した

 

 

弱く(立場的な意味で)・・・

しかしハルヒルを愛する者たちを守るためだ

 

 

感染を広げるためでは決してない

 

 

 

 

・・・こいつは厄介だな

 

 

 

 

 

奴は揺れている

 

 

 

 

 

 

 

貴様とは違う

 

 

 

 

 

 

開催と(緊急事態)宣言延長の間で!!!

 

 

 

 

 

参加辞退者全員に返金するアナウンスをしたのは

このコロナ禍で大会をなんとか開催することで、感染拡大地域以外にあるひとりでも多くのヒルクライマーに楽しんでもらうために過ぎぬ

 

 

 

そしてまだ気づいていない

 

 

 

近う寄れ(お前もリアル開催しろ)

 

 

 

その二つ(リアル開催/オンライン開催&高崎/前橋)が絶対に交わらないことに!!

 

 

 

どちらにも(中止にも)傾き得る!!!

 

 

 

・・・しかし

たとえどちらに転んでも

 

 

 

 

 

 

???:

頼んだよ

 

我々が望むのはただ一つ

オリンピックの開催だからね

 

 

すでに多くの犠牲者が出ていますが・・・

 

感染対策を万全にすればヒルクライム大会を開催してもいい・・・

ということで宜しいのですかな・・・?

 

 

そこは君ィ

地方自治体に我々がどうこう言えんよ

 

 

ともかく我々は一刻も早く

コロナウイルスが収束されることを望んでいるんだ

 

 

 

絶対にクラスターは発生させないようにして

(万が一の)批判は全て自治体(我々)がかぶれということですな

 

 

 

 

結論は変わらない

 

 

早めに開催(や)っちまった方がいい

 

 

 

 

 

 

 

高崎よォ

 

お互い大変だな

 

 

 

 

(ハルヒル運営の)

心がブレる前に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緊急事態宣言

壱度目

 

 

 

 

 

 

 

 

去年は直撃したはず...

 

 

(意志が)硬い...!!

 

 

 

 

いい政策だ

 

宣言終了時期が読めぬ。

 

 

 

 

気が澄んだか?

 

 

 

それでも開催(や)ると・・・?

 

 

 

二度は言わぬ

 

 

 

 

 

 

 

 

緊急事態宣言

参度目!!

 

 

 

 

 

 

 

・・・もう(リアル開催は)できねェのよ!!!

 

 

 

・・・

 

 

そんなに

 

 

 

やめたいか・・・!!!

 

 

 

 

 

都市部の緊急事態宣言の期間延長を受けてなお、5月7日に放たれた再度のハルヒル開催のアナウンスは

 

 

行政の規模としては決して大きくないイチ中核市の小さな声明ではあったが

 

 

赤城には開催判断時期を倍以上遅らせるに十分な

凄まじい覚悟を含んでいた

 

 

それは今年もオンライン開催でいこうかとの判断を

一笑に付されたに等しい傷を赤城に与えた

(いや本当にオンライン開催かどうかは知らんよ?w)

 

 

悟れ

 

 

其の方が余と交す(タイアップ的な意味で)ことが叶うのは

リアル開催だけだ

※赤城ヒルクライムハルヒルは「群馬3大会(まえばし赤城山ヒルクライム大会、榛名山ヒルクライムin高崎、ツール・ド・草津※近年は白根山噴火警戒により中止)」としての連携事業を行っていた実績があります※

 

 

産まれたての餓鬼が・・・ッ

※開催開始年:ハルヒル2013年(今年9回目)、赤城2011年(今年11回目)

 

 

それができれば苦労はしねェ!!!

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

待てよ

 

 

 

『タイアップ』・・・か

 

 

 

 

 

 

高崎よ

 

 

"県庁"が欲しくはないか?

 

 

 

 

・・・

 

 

なぜ貴様が県庁を持っている・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニヤリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時、生糸の輸出で財を成していた前橋の生糸商人がお金を出しあって過去に高崎にあった県庁を5万円で誘致したのよ

 

当時の5万円は現在の"5億円"だそうだ

※変換計算は割と適当だよ!!ちなみに令和3年度の前橋市の一般会計の予算規模は1億5千万だよ!!

 

 

その記録も諸説あり、前橋と高崎で県庁誘致の経緯は主張が異なることもある

※明治期に県庁を奪われたという意識の強い高崎が前橋の存在を受けいれず、仲が悪いという風潮もあるらしい

(この辺はコロナ以上にセンシティブな気がするからwiki見てくれw)

 

 

 

また「なぜ前橋と高崎が合併し、政令指定都市を目指さないのか」という話はちょいちょい浮かぶ…

 

人口は合わせれば70万人を超え、熊本、岡山、静岡などの政令指定都市と規模的には変わらない...

 

 

 

 

 

 

や(合併す)る気になったかね?

 

 

 

ワシに負けを認めさすことができれば

合併して政令指定都市になってやらんでもないぞ?

 

 

 

 

利点はスケールメリット・・・か

 

 

 

"前市"と言ったところか

 

合併後の名称は。

 

 

 

・・・まぁ

 

すぐに(合併話を)詰んでやろう!!!

 

 

※高崎は過去に合併を完全否定!!!

 

 

 

 

ということでなんか話がブレてきてキリがないんでこの辺で終わりにしたいと思います。ハイ。

 

好き勝手書きましたが、僕はハルヒルも赤城ヒルクライムも大好きです。

それが言いたいだけです!!

 

 

(好きって言えば何でも許されると思うなよ!!)